2015年10月26日

10月最終週 アリンス週報

先週、運悪くケチャップが出る場合に発せられる屁のような断続的破裂音を
的確に指し示す言葉「ケチャッペ」が我が家で開発されたのはどうでもいいとして、
それ以外はまたしてもマジメに彫り殺す1週間。

しかし1回だけレイトショーに出かけて


蟻男を見てくる。

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日本にもアリはたくさんいて、まさかのタマゴ生まれでメス扱いのコレや

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冒頭のタワゴトからも推察できるオッサン駄洒落悪ふざけの産物のコレ

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(ま、アリガバリもアリキメデスも全部駄洒落か…)


みんな大好き、お尻フリフリが可愛いオレンジのやら

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亀以来のバズーカ系の雄やら

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アリモチーフは楽しそうでいいす。



個人的に思い入れアリなアリは、進化したアリのこれとか

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ヒーローだったらまずコレが浮かびます。

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そしてアリ人間と言えば、なんつっても




これ。

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しかしいくら宇宙の犯罪者だっつっても日本に到着しなくてよかったな。
日本のご家庭に着陸したら、お前ら程度のアリなんかキンチョール一発で
目潰し食らわせて、「十能」バチンで全殺し。

取り回しの良さと適度な重量、ヘッドのバランス。そして十徳ナイフの遥か前から
十種の能力を有すると高らかに謳われた和道具である、十能の殺しやすさに
自称犯罪者の宇宙アリごとき、8匹を5秒で始末してやる。

1510269.jpg「十能」

屋外の這いずり系に対して神の鉄槌並みの威力を発揮し、しかも
潰した死体をすくって捨てられる便利さ。
志ん生のナメクジ艦隊に対抗したのも十能だった。
ちなみにコジュウノウというのもあり、掘りごたつには不可欠。
炭のコタツについて語りだすと俺はうるさいぜ。

じゃあなくって、映画のアントマンの話ですが

その前に殺せないほど可愛い怪力アントの貴重なキャラシートを

見せとくか。

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魅力。
アリ最高。つーかハンナバーベラが最高。

じゃなくって、映画のアントマンの話なわけですが
劇中の「アリジニ」に対しての、まさかの心のダメージのでかさ。

映画見終えた後、最初に出た言葉は「アリ死にショック…」
映画の最中だって、マジで声が出たぜ、アントニー。

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家帰ってからこのオモチャを発見したものの、売り切れ。痛恨の買いそびれ。

つーわけで、ウルトロンを見た時はもうMCU関係のアメコミ映画は
期待しなくていいなと諦めてましたが、単品はやっぱりクオリティが
高かったので、他のもまだ期待。

それにしても異常に扱いがよろしいこの機関車野郎。

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マーベルでこの扱いの良さならば、DCでもこの扱い。

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どんだけコミック系に愛されてんだ。

ちなみに俺のトーマス仕事はこれ。

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えへ。

ただ、俺はこの身勝手で短慮極まりなく、出てくる言葉といえば
ネタミとソネミとヤッカミとジマンとゴーマンのクソ機関車どもが大嫌い。

全員、犬以下じゃねえか。もっと厳しく教育しろトップハムハットさんよう。
つべこべ抜かすヤツは転輪はずしちまえばいいんだよ、甘やかす神経がわかんねーぜ。


なので、俺が最高に愛するのは

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孤高の無限軌道、テレンス。


完全にクルパー揃いの機関車どもと違い、まともな道徳観と行動力を有する
貴重かつ模範的な存在であり、人類の友であります。

富士急ハイランドのトーマスランドでは、周回ライドのついでに
発見される程度の扱いですが

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本場英国ドレイトンのトーマスランドでは

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おお

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おおー

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まるで死んだテレンスが天使となって飛び回っているか(死んでません)
間違って繁殖してしまったかのような光景。まさにパラダイス。
一応名目はテレンスのドライビングスクール。
大人も乗らして欲しいぜ。大雪の日に。

まあこんだけコスっといて、こういう擬人化した乗り物の中で
俺が一番好きなのはコレかコレなんですけどね。

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じゃ全然ガンメンついてねーほうがいいんじゃねーか、と
意外な自分発見週報になったな。毎度不毛ですいません。
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2015年10月19日

10月第4週 ターベージニ週報

なんか毎週古い漫画の話をしてるような気がしますが

これ見てきました。

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CGに傾倒するようになってからちょっと興味が薄れたものの
リチャードコーベンやヘビーメタルなんかの優れたイラストと
日本の漫画を直線でつなぐ偉業を成し遂げた寺沢武一。

センスオブワンダーとしか言いようがない初期仕事を生で見られるのであれば、
ナニがなんでもこの目で確かめてみるしかないわけです。

会場には地獄の十字軍編の冒頭原画がありますが、もうビシビシと
才能が伝わってきました。いやーやっぱしすげえ。
俺はこれを読んで育った、教育されたんだって感じ。

自分で何かを作り出すようになり、自分の体験の原点を探りなおす事が増えました。
これは懐古趣味というより、原点を探ることによってナニに感動したのか
調べなおす意味が多いんですが、総じて過去の作品から学び取れるのは
純粋さ、ですかね。
ブイチ寺沢の洋モノへの憧れと、その習熟ぶりは見事としか言いようがない。
今となっては絵柄は古臭いという事になったとしても、発想と着眼点は
まったく色褪せることなし。原画からはそうした工夫やこだわりが伝わってきて
なかなかの幸福感でした。

ちなみに会場では物販もありましたが、マイ仕事はなし。くー残念。

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でもこのコブラ作れて良かったです。描き直し版のイラスト合わせだったんですが
まだ挑戦したいと思わせるキャラだなーコブラ。


で、場所が銀座だったので帰りに博品館に寄ってみると

なんとこの商品が!


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日本で欲しがってるヤツは俺だけだと思ったけど、出会えるもんだなー。


もう今週はこのユニコーン動画で週報ネタは稼げるなと思い
期待して開封。

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しかし、だ。


実際指にはめてみれば

パッケの可愛い子供の指と違い、





オッサンの指、全然可愛くなし

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ポーズつけても空しいだけ

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加えて、走らせようと指を動かしてみるものの
ただひきつるだけで、まったく躍動感出ず。

というわけで、静かに箱に戻しましたとさ。


しょうがないんで、他人のフンドシでユニコーン動画でもご覧ください。

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2015年10月12日

10月第3週 ゴウモンジニ週報

先週は、珍しく歯医者へ。

俺は作業中眠くなると堅いガムを噛むんですが、以前噛み過ぎて
アゴの筋肉が発達し、顔の輪郭がこんなになったことがあるほどに

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力強く噛む。

しかし親知らずが恩知らずにもこの期に及んでなお伸び、
チョーシこいてかまわずグイグイ噛んでたら歯茎ごと痛めました。

いくら野生を気取ったところで

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実際の俺の野生具合は、

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噛み過ぎたら痛む、子犬程度だった。ガーン。


で、2ヶ月前に一度削ったんすが、すぐ対応するバカっ歯でまた痛くなり
結局今回の検診でアウトに。
いや虫歯ならまだしも、いまどきこんなんでアタマ使いたくない。
ただ現在、負担がかかった分、知覚過敏が凄くて染みる。だー鬱陶しい。

こんな歯、いらねーんだったらもう抜いちゃってくださいと言うと
歯はあるにこしたことはないそうで、抜くと弊害もあってあまりオススメできないと。

そしたら知覚過敏には歯を抜かずに神経を抜くという方法もあるなんつー話に。

神経を抜く?

抜けんの?いや抜けねーだろ。普通。


絵的にはこんなのしか知らないですかんね


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けど現代医学では見事に抜けるそうで。

しかも数十分で片付く、と。じゃあちょっと凄そうなんでそれで、とお願い。

そうかー神経かー、くらいの気持ちで待ってたら看護婦さんが話しかけてくる。

「大人の男性でも泣く人いるんですよ」

「え?・・・でも麻酔」

「麻酔が効く人ばかりじゃないんですよね。たぶん一番痛い治療だと思います」

「い、痛いんすか?」

「拷問ですね、ゴウモン」

「それ看護婦さんが言っていいワードじゃないんじゃ?・・・先生!
 チョーコエーんですけど、痛いんすか?マジで?」

「痛かったら呻いてもらえれば手は止めますんで」

「くそー、でも目の前のアンパンマンのヌイグルミが見えてる限り、俺、頑張れる気が」

「へー、アンパンマンお好きなんですか、では隠れまーす」(目にタオル)

いやー!






数十分後


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フェイタリティ、デンチスト、ウィン。

その後、麻酔でマトモに喋れなくなりスクービードゥ化。られろれ状態。
ふんらりけっらりれす。



でもせっかくの外出なので、その足で念願のこちらへ。

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フンドシに感動し

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先生チャームを買ったぞなもし。

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ダイザエモーン!

デビュー時から拳銃大好きな川崎のぼるだけど、80年代に至っても
拳銃を上手く描けないのが微笑ましい。
決して輝く才能のあるマンガ家ではないという印象でしたが、圧倒的な努力が素晴らしく
手間を惜しまない「自分がやれる表現を徹底してこなす」姿勢は力強く頼もしい。
そしていい作品と出会った時、ポテンシャルは開花するんだなー、とも。
なんかいろいろと考えさせられました。
展示そのものはかなりしっかりしてて、谷岡ヤスジ展に続き大変満足しましたぜ。

しかしこないだ生ダイザエモン声は聞いただすし、前に生ニャンコ先生声も聞いたぞなもし。
俺は幸福だな。

でもこの人の生声も聞いてみたい。

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直で指令を受けたら、一生かけてこなす。

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けど、言いつけを破ってバードミサイルを撃ってこそ一人前か。
指令されてーなー。
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2015年10月05日

10月第2週 コモリジニ週報

日曜の夕方にメールで、本日中に参加費を入金しろと
海外マンガフェスタから連絡が来たんですが、タイムリミットは6時間。

ネット環境から離れたところで必死こいて仕事してる人間もいるっつーの。

当然メールに気付いた時にはその締め切りに間に合わーず。
結果、このグズの入金遅れ、失格!ということになったら、もうどうしょもねーです。

ま、日時指定を間違えてるだけだと思いますが、そういうわけで
次回参加イベントがWFになったら笑ってやっておくんなさい。


さて

粘土コネ狂ってまったく出かけず篭った今週、一度だけコンビニに出かける。
コンビニに足を運ぶ割合は、たぶん2ヶ月に1回くらいすが
たまに行くもんだからお菓子から雑誌までかなり刺激的。
すげーなコンビニ。毎日行きたいくらい。

そこで発見したのが、これ。

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この中に、赤塚不二夫本人の手によるトキワ荘物語が収録されてまして。
COMに掲載されたものの赤塚パートなんですが、70年の作。

実はこれ赤塚不二夫本人の性格を、一番端的かつ衒いなく物語っているんではないか
という名短編。今改めて読んで味わい深さが違う。

この短編で突出しているのは周囲への感謝。
トキワ荘という題材ゆえではなく、やっぱり人生の多感な時期にでかい存在と出会った
影響を素直に綴ったら、自然と感謝が出てきたんだと思う。
こういうところがフジオちゃんのステキなところです。根本的に朴訥で素直。
いくら破壊や非常識を装おうとも根底に流れるものが暖かすぎる。だから好き。



漫画が好きで好きで、夢をもって上京したものの、なかなか光が見えない。
生活に振り回されながら、なかなか夢に近づけない。パワーはあっても的確にそれを
使いこなす力量はまだない。突破口が掴めないまま、焦燥感だけが積み重なっていく。

わかる。

というか、本当に誰もが通る青春の門だと思う。

ちょい前、原型師同士でちょっと話す機会があり、勝ち負けの話になりました。
造形王みたいなトーナメント戦での勝ち負けを気にするかっつー話。

商業的、イベント的な結果はともかく、こういう勝負事の場合
本人としては最初に見せあった段階で、口に出さずとも心の中で勝負は決するわけです。
どんだけ仕掛けたか、どんだけ努力したか。他人の力量も自分の力量も本人が一番よくわかる。

おそらく誰もがまず自分の納得、自分の見える山の頂を目指して必死に登った結果を携えて
その場に挑むわけです。

しかし、だ。自分の美徳や努力が、他人に通じるとは限らないわけで
どんだけテメーがいいと思っても、それが商業的に正しいとは限らない。
しまった、登るべき山を間違えた、という事も少なくない。

でも基本、山はどうあれ登るしかない。頑張るしかない。
保証や未来が見えなくても頑張って作るしかない。
作ったモノでしか未来は切り開けない。
マンガ家目指すなら、マンガでしか答えは出せない。
自分が未熟と知りつつ、自分にとって正しい山ではないと知りつつ登らねばならない時もある。

だからトキワ荘に来てから2年も芽が出ないフジオちゃんの気苦労を思うにつけ
我が事のようにビシビシ響いてくる。


自分もマンガ原作修行の時、アイデア出せ出せ言われ、最初は出します。
10も20も。でも30となると、すでに前に出したネタとかぶってくる。
ボツになった20のアイデアの骨がダメなら、付随する肉も皮もボツ。
新人としては次はそれらも振り切ったアイデアを提示しようと足掻きますが
前のアイデアを消化しきれてないから、そこから派生したであろう未来ごと
ボツにされているので、20ボツのダメージは実質、倍以上のボツ。
になってるので、ますます次に挑める世界が狭まる。

その結果、ついに持ち弾を失い、そんなに思いいれのないアイデアを出すものの
当然より激しいボツが来る。そりゃそうでしょうよ。思いいれないんだもん。

どうやったってOKが出ないんじゃないかという、狂気のサイクルの中
新人は苦しむわけです。次第に信じてたものすら信じられなくなってくる。
面白いと思ってた事がまったく面白く思えなくなってくる。

キツイ、実にキツイ。

でもたぶん、真剣にモノ作ってる人は必ず通る道だと思うわけです。
越えねばならない社会の壁と言ってもいい。

全身全霊かけて、精魂込めて、心血注いで作ったものがポイってやられる。
それが世の中。それでも本当に作りたいなら諦めちゃいけない。やるしかない。



そんな時、ナニが救いとなるのかを、このささやかな短編には描かれてます。
サラっと、なにげに、でもとても大事な人生の1ページとして。


だからトキワ荘関係は、気になるんだよなー。

とかさんざかキイタフウな事を言いながら、俺、まんが道読んだ事なし。

Aの絵。 未だに踏み込めず。

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俺にトキワ荘語る資格なし。
posted by サンダーロードスタイル at 03:37| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする