2016年05月30日

5月最終週 デスパウダー週報

うちのブロブを、リメイクのラスト通りに小瓶に移しました。

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(金星)


そしたら瞬く間に、呼吸を始め、中が曇る!?

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こ、怖い! でもちょっといい!

と思ったけど、冷静に考えると密閉甘くて水分が蒸発してんじゃねーか!
と、慌てて元のカプセルに戻しました。

もうちょい密閉度の高い瓶買ってきて死体人形と一緒にきちんと保存しよう。

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なんつータワゴトはさておき、告知です。

現在発売中のフィギュア王最新号にて、


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「地獄のゾンビ黙示録」の1P記事および、読者プレゼントあり。

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このゾンビなら、ブロブとも相性いいかもよ。

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さて、やっとこCCPのバッファローマン2.0が到着。

なるほど。色は濃い目ですな。

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しかしこれもイメージっちゃイメージなので、なんとも言えないすが

黒バックで、同じ設定で撮影してみると

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デジカメの自動クソ補正もまた問題っちゃ問題だな。

俺は怒張して暴走を始める前の肉体のつもりで作ってたんで
そんな気にならないすが、社長説明で気になったのはベビーパウダー。

まー、CCPはベビーパウダーが好き。怪獣にも振る。振り彦。
マヨラーみたいなパウラー。いやパウダー。

写真を、見ると確かに悪くない。

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一番右がパウダー。


そんなに言うなら、俺も一回やってみるか、と

マブス。

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えー、加減がまったくわかりません。

でもよくなるに違いない。

と思ったら、ベビーパウダーってよく滑るわけで

実はここで1回落っことして角を折りました・・・開封して数分で・・・

すぐ直せる俺でよかった・・・角よか粉が大惨事だったけど。


で、余分な粉を落としたのがこれ。
左が粉なし、右が粉付き。

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白バック

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なんか肉眼でのツヤ感は、少し汗ばんでるようなテカリが出て
それっぽくなって面白いかもですが、んー、サジ加減を今度ちゃんと聞いて来ます。


今週は、サンダー造形第3弾のアシュラマン2.0が予約開始になると思いますが
こちらは次週にでもご案内します。

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さて、それはそれとして、WF用の造形を今度こそ早めに進めようと
しておりますが、またしても今回思いついてしまったのが

これ

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ゾるま落とし。

飾ってよし、実際に遊ぶもよし。

なんかゾンビ系のすぐ買えるものでも用意しとこうと思い
ダルマ落としの頭を加工しようと思いついて、作業の合間に
チビチビ進めてました。
ショッキンググリーンみたいので抜く予定。

と当然これは悪ふざけ。最初にこれから始めてますが、こんなのが本気のわけがない。
余ったエポパテの再利用のついでみたいなもんなわけで
当然メインウェポンは別にあるわけです。

今回のメインは温泉タマゴくじ。
壮大なラインナップを計画的に進行しているわけですが
そのバブルスターウォーターライン計画のはずれ賞として

まずこれをこしらえる。

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集めると爺さんや芸者と露天風呂に入れる可愛いスケールモデルになります。
デスクトップでも可愛いはずだぜ。

しかしはずれからとか足の裏からとか、遠いとこから始めるのは癖なのか。
でも、こっから毎週1体仕上げるぜ。
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2016年05月23日

5月第4週 高速星週報

またしてもチビッコに混じって、こんなのに参加。

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プラネタリウム開催なので天井にある天文図の事をやるのかと思ったら
まさかの盗掘穴から潜り込んでの漆喰壁保護奮戦記。

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言ってみれば高松塚古墳リベンジ戦で、イモ判断で
カビカビになった悲しみの高松塚からわずかの位置にあるこの古墳で
びちょびちょの1300年前の漆喰をどう保護するか話に終始。

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その話、わざわざプラネタリウムでやる必要あんのか、と思われましょうが
全開あったんだな、これが。
もう面白い。関係者に感謝。プラネタリウム最高。

はっきし言ってアイマックスの4倍すごかったぜ。
あのクソマックスときたら、2700円も取りやがったくせに
屁でもなかったけど、こちらは500円の入場料で、奈良上空から
古墳に近づく時なんか、ゲロ吐くかと思う驚異の臨場感。ほぼ落下ですよ。
解説の人が、苦手な方は目を瞑ってください、というのもわかる。
全天劇場で空中戦やったら、失神できるかも。
映画の劇場は進化する方向間違えてんじゃねーのかな。

というわけで、実地で発掘に立ち会った研究員の方が
苦労話含めて、写真解説してくれるんすが、まー面白い。
本物の発掘関係者なんで、ちょっとした言い回しがリアルというか
まさに体験した人間の身の丈の表現で、素晴らしい。

1時間の講演が一瞬で終了。
近所だったんでなんとなく応募してたらしいすが、行ってよかった。
素晴らしいぜ、多摩六都科学館。



という以外の先週の出来事はというと、頭がおかしいのかと自問しつつも
夏用のTシャツを12枚買う。ぷよぷよの肉体、1個しかないのに。
あと運動靴を買う。10年ぶりくらいで。

基本的に服だ靴だに頓着しないので、購入する基本条件は
その後、なんも考えなくてもいい、のが最優先。その次の条件が、丈夫。

色の組み合わせを迷う時間がイヤなのでTシャツなら黒ばっかでいいし(オタク)
靴に関してはもはや俺の場合TPOなんか存在しないので(社会不適格者)
同じスニーカーを6足買う(ズボラ)みたいな。
Tシャツもいちいち探すの面倒なので、買うとなったら一気に在庫刷新。

ただ靴の場合6足も買うと、最後のを履く頃は、買ってから何年か後になるわけで
そうすると、履いてもいないのに劣化しかけてたのをこないだ発見し
もうまとめて買うのは3足までと心に決めました。

最近ようやく散歩できるくらいの生活になったもののそうなると、ってわけで
散歩用の靴も買ったわけですが、靴事情からすっかり離れていた俺に最新運動靴は
刺激的。ウラシマショック。


そもそも、こんなんで靴として成立するわけがない、なんでこんなこと考えるの?
と思って理解できなかったので購入したのがその靴。
男子たるもの、予測できないものが生み出す興味には、抗いがたし。

足首を紐で開閉して調整して締めるという形式ではなく、紐はあっても
基本的に足首の「径」は固定されてて、頑張って履かなきゃいけない。
この不便さ、ありえない。

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でも履くと、まさしく足に、足首にぴったりフィット。紐の意味もちゃんとある。

衝撃。

まさかの圧倒的に正しい履き心地。たしかに、これはフィットするわ。
考えたヤツ、バカかと思ってごめんなさい。これは考えられてる。


思わず愛用してたこれを思い出したぜ。

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実はデカ造形時代の一時期はずっとこの地下足袋で作業してたんですが
まー、履きやすいわけですジカタビってのは。フィットするったらない。
コハゼも慣れれば全然平気。

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ボタンフライのジーンズと同じで、あれは一見面倒に見えますがむしろ
プンプンプン(ボタンを外す)ポロリ(出す)コンニチワ(マイサン)
と、インは面倒でもアウト時は明らかにジッパーよりも早く、便利。

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だいたいガキの頃からこのボタンフライなら


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人生最大級のこの悲劇と痛みにおびえずに済んだわけですから、
本来安全管理の面から言えばジャングルジムよかよっぽどこっちを推奨です。


ところが地下足袋には欠点がひとつ。

つま先が保護されてないので、重いものが落ちてくると一撃で指粉砕。ユビジーヌ。
あの頃は大きな石膏の塊をゴロンゴロンやってたので、いい加減怖くなって止めました。

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しかし以来使用する靴下は足袋軍足から五本指に進化し、今や絶対に五本指靴下しか履けない。

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皆さんどうせパー一直線で脳シワゼロの立派な言いなり消費者でしょうから、
やれスマホだワイファイだなんだと進化したテクノロジー使ってる気取りでいますけど、
俺に言わせりゃ汗ばむ足指が何時間も密着する普通の靴下履いてる段階で
完全にまだ原始人だかんな。

特に最近流行の短い靴下を外でいっつも直している、道具をうまく使いこなす事ができない
モンキー以下の未学習ぶりを見るにつけ、涙を禁じえません。
構造的にそうなるってわかってるのに、バカすぎるだろ。バナナ食いな、と。

清潔かつ足指の能力を発揮するなら五本指だぜ。

というわけで、地下足袋と同等のフィット力を発揮してくれた
その靴は素晴らしく、散歩の足心地が気持ちよくてしょーないんですが
もうちょっと進化しないもんかと、探してみたら。


まさかの


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おおー、と思ったけど、さすがにこれだと

この危険が。

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足の小指が外側に曲がるのを、誰が守るんだ。
フリーダムとデンジャーは背中合わせだな。

という以前に、こんな靴脱ぎ散らかしてたら


完全にこれ。

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そうだたまにはファッションの話でもするか!と思った着地点が
結局この始末です。
成長しない悲しみのトッチャンボーヤの夏が始まる。
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2016年05月16日

5月第3週 H2O週報


「雨に濡れるのが嫌になったら、ニューヨークで探偵は続けられない」

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とつぶやくヤツが新聞のゾンビ記事なんか読むか!と思ったあなた。

スルデーな。

こんな洒落た雰囲気で、家畜を襲う謎の獣の記事なんか読むのは
アタマがおかしいか、間違ってゾンビプラモを買ってしまって
取り扱い説明書を開いているかのどっちかです。

つーわけで、地獄のゾンビ黙示録の組立説明図、もしくは取説の写真が来ました。

御覧の通りタブロイド新聞風に仕上げてあるわけですが、
当然これは世界観と密接に関わっており、ここからもまたちょっと
楽しめる仕掛けが隠されております。


今回このゾンビプラモの企画に関して、原型師の範疇をかなり逸脱して
いろいろ関わらせていただいてますが、この取説もそのひとつ。

アイデア出しから、記事の作成から、フォントにケチまでつけ
出来上がったのがこの写真の通り。いやもう素晴らしい。
関係者の皆さん、俺の予想の何割か上をビシっと決めてくる。
組立説明書が大っ嫌いな俺もこれなら大満足。これなら最高。

そうは言っても本場の新聞とするのであれば、ど日本人の短足サンダーの
イモ感覚ではカバーしきれない記事内容、現場感覚とかもあります。
ところがそこはきちんと、そのスジの通の方にネイティブチェックをしていただき、
きっちり本場感を残しつつ、出来上がってる。

面白いのは、チェックを依頼した方もノリノリで、俺の書いた
元記事をガンガン改竄して量を増やす始末。
やっぱし、立場は違えど好きなんですよね。こういう事をやるのが。
そういう暴走なら嬉しい、しかないでしょ。

仕事する場合、同じ言語を有するというのが非常に難しい。
ここで言う言語とは文字通りの言葉ではなく、同じ理解力と思考の基盤ってこと。

今回のゾンビプラモでは、まったく会ったこともない人がそうした
同じ言語を有しつつ、こういうのどう?これなら?と、かなり的確な
ツボを押さえた意見の提示がガンガンと飛び交っていて、すごく快感です。
思考にブレーキをかけなくていい。

それどころか、逆にギアを上げないとナメられちゃう!という焦燥感がある。
このフルパワーで走れる快感ってのは、なかなか味わえないです。

この取説写真だって、何も言わずこの雰囲気でサラっと提示してくれる。
このへんの安心感は、商品そのものにかなり反映されているんで
ほんと、皆さんの反応が楽しみです。


しかしこんなフルパワーで立ち向かえる幸福なお仕事に、
そうそう出会えるもんではないわけです。


このところ、1日30分と区切って、我が家の書庫の掃除をしているんですが

昔の仕事がずいぶん出てきました。

人生、そう簡単に楽しい仕事なんかできるわけじゃないんだぜ。
こういっちゃなんだが、俺も苦労の連続だったぜ。


驚いたのが


こちら


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ゲーム会社で企画を担当していた時のやつ。

当時はギャルゲーじゃないと売れないとかで、当然やったことないどころか
トキメキメモリアルを、え?トレイシイローズ?と聞き返すような俺。
そんな野郎が出来るわきゃーない。

しかし。

俺も男のハシクレである限り、女の子とイチャイチャしたい気持ちは
わからないでもない。タバコ吸うくらいなら女の乳を吸え、という
やっさんの教えを忠実に守る俺なら、たぶん出来なくもない、
というかやらないと関係者が路頭に、ということで作った企画。
画面からのイモ臭、すごし。

ネコに扮して女の子の家に潜り込むという設定なんすが、そのノベライズ本が
整理中に発見されて思い出したわけです。

開いてみたら、女の子の名前が来留間京子となってたけど、
これは迷わず魔獣戦線の来留間慎一オマージュだったな、とか思い出し
ツラかった記憶が一気に噴出してきました。



ま、そういうわけで書庫掃除でいろいろマイヒストリーが発掘されたんすが


これが雑誌初掲載。

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高校時代の投稿だったんすが

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記憶と違ってボロクソ書かれてました。

おっかしいなあ。ホメられたとばっかし思ってたんだけど。



で、プロになって初掲載だったのがこれ

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香港ロケ行ったんですよねー。

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帰ってから下痢が2週間止まんなかったな。
最後はなんか謎の透明がトローってんで。


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最初はコントローラーとか作らせてもらってたんですが

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試しに作らせてもらった初造形が、この怪物の傷口部分。
もう感動しかなかったですね。作ったもんが映画に映る!って。

いやー、楽しかった。


あと面白いのを発見したのが

これ

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ゲームの仮面ライダーのムック。

中に、プレゼント用のサイクロン号のメイキング記事があるんですが

これがなかなかの奮戦記で、泣けます。

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とにかくペーペーの俺は、九州まで行ったり、高速道路でスピンしたり、
ゴネる人々を説得したり、とひたすら苦労して完成にこぎつけたわけですが

完成の朝、万感の思いで工房に行ったら、まだ俺が見てなかった完成サイクロンに、

先に来てた中澤さん(天下一の)がニッコニコでまたがっており、後ろに倒れました。

もれなく俺の思い出のサイクロンには中澤人形が乗ってるという悪夢。



でも、このレプリカはここまで成し遂げてくれ、満足です。

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と、サクっと書庫に眠ってた本を見ただけですが、あれ、全然苦労が連続してねーな。
楽しそうだぞ、ずいぶん。

ま、とにかく

いつか、同じキモチを抱く人々に出会う時、俺には何が出来るのか?
とブルーハーツの歌を聴いて思った事もありましたが、
その時、期待に応えられる男になるには、いろいろ出来るようになるには、
なんにでも挑戦して経験して、血肉にしてしまう事ですぜ。

長年溜まったマグマはまだまったく出せてないので、
俺、ますます頑張ります。
とりいそぎ、フルパワーで筋肉造形を飛ばしつつ、温泉たまごくじとなるはずの
作戦コード:バブルスター計画を鋭意進行中。
熟成したスーパーくだらない造形を待て。
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2016年05月09日

5月第2週 2代目ドリーミング週報

さて、先日、見本誌を送っていただきました

コレ

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アメイジングフィギュアモデラー最新号

中には

この記事

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いやー、感無量。

いまさら雑誌に載ったくらいでなんだ、と思うでしょ。
いや、こればっかりは違うんだって。

アメイジングフィギュアモデラー、AFMは、仕事関係ナシに買ってる雑誌。
世界でもっとも刺激を与えてくれる雑誌のひとつ。俺にとっては憧れの的。
自分が手掛けたものをこれに載せてもらうのは俺の夢の一つ。
美少女よりパイオツ、ミリタリーより怪物。まず何よりモンスターとクリーチャーが
大好きという世界屈指のバカが集まるぬらぬら模型洞窟、それがAFM。


そもそも俺は特殊メイク、特殊造形出身でハリウッドSFX直撃人種で
洋物造形、それもモンスター、クリーチャーへの憧れが非常に強いわけです。
それだけで出来上がってると言っても過言じゃない。


探してみたらこんな写真がありましたぜ。

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高校の時に独学で作ったマスク。
鼻の穴の中を何色で塗っていいかわからず、黒で塗って死ぬほど後悔したもの。

当時は特殊メイクの作り方とか本が出始めたものの、造形用素材は田舎じゃ
なかなか手に入らなかった。

バイトして貯めた金で月1回、グンマから東京に行き材料を買うという可愛い高校生。

それでも手に入らない歯科樹脂とかは、近所の歯医者さんを回って、サンプルを分けてもらい
この吸血鬼の歯を作った記憶が。舌はオイルゼリーでやった。
耳は型抜くのが難しそうだったんで、この後、別で作って足しました。

で、雑誌に出ている造形工房の住所なんかに作品を送って、見て下さい!というの
頼み込むわけですが、見せに行くと
「これ作るのにどれくらいかかった?」
「2週間くらいでしょうか」
「ダメだね、それじゃプロになれない」とか。
部屋じゅう石膏だらけにして頑張って作ったのに
「部屋、すごく汚れるでしょ、プロは汚さないで作れるんだよ」とか言われたり。
でもふざけんなコノヤローとか全然思わず、へー!さすがプロ、俺もそうなりたい!
とか素直にニコニコしてました、たぶん。いや、ふざけんなって思ったかな。

で、アメリカ行くんだ、特殊メイクのプロになるんだ!と思って上京して
いろいろあって数年。一緒に働いてた知人がアメリカ行きなんかして、俺も真剣に金貯めて
アメリカ渡る準備したもんです。

そんな時、黒澤明の映画に関われる機会があって、いろいろ考え方がガラリと変わりまして。

日本でさえ満足に仕事できないヤツが、世界世界と言ったところで出来るようになるわけない、
みたいな文章を読んだんすよね。黒澤の言葉だと思います。
で、まったくその通りだな、と。俺は何をやってるんだ、と。まず日本でやれなきゃ、と。
そして渡米計画は放棄、この国で頑張ってやろうと腹をくくりました。

とは、いうものの。

憧れが消えるわけもなし、アメリカで働いてる知人の工房を見せてもらえば
もう目が回るくらいの夢の世界だったりして、複雑だったわけです。
いいなー、あっちは。モンスターいっぱいいるし、特殊メイクいっぱいあるし。
毎日毎日怪物で遊んで一生暮らしてーなー、と。

そんな頃から幾星霜。

まーいろいろあって、こんな感じになってきたわけですが
AFMはそういう頃からの俺の思いを代弁してくれる存在だったわけです。




さて、今回、ゾンビプラモでGeccoさんと関わる事になった時、
割と早い段階で、俺、AFMに載るのが夢なんですよねー、なんて話をしました。
その時点では、いつも言ってる事を言っただけだったんですが、普通に
載りましょう!って話になったのを覚えてます。

でも、正直Gecco仕事は恐怖なわけです。
現行の商品レベルは国内でも頭2つ抜けている。
俺のレベルではまったく見合わないとしか思えない。
しかしこの企画が動けば、海外でも売られて、AFMに載る可能性もある。
ゾンビに関しては、Gecco発、日本発の看板を俺が背負うわけです。



映画「真昼の決闘」は、凶悪な兄弟が町の保安官に復讐しようと正午を目指して集まり
悪党を待つ保安官が、住民に協力を仰いだりする2時間をリアルタイムで描いた西部劇。

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それをを見た監督ハワードホークスは、よい保安官というのは
顎を上げて助けを求めて走り回るような事をしない、と言ってます。

じゃ、ホークスの理想像はどうか。一人で迎え撃って勝つ、です。
もし、助力を申し出てくれる者がいた場合、こう問う、と。
「お前は相手の一番の腕利きを倒せるか?倒せるなら使ってやってもいい」

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俺の中では「Geccoがゾンビ市場で、喧嘩売ろうとしているが
選ばれたお前はゾンビ業界一番の腕利きを倒せるか?倒せないまでもせめて互角に
渡り合うくらいの自信はあるんだよな?だから引き受けたんだよな?」
ってな状況なわけで、尻から血が出るほどのプレッシャー。

ゾンビの本場が相手だ?

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とコブラばりにニヤリと笑って、任せとけと言ってやりたいとこですが
現実では赤尾さんやタナベさんが納品したての俺の原型を見たと聞けば
ナンデミルノー!と少女のパンチラ並みに恥ずかしがるノーコブラ状態。
どうしたんだ俺のコブラ。しっかりしろ。

そういうわけで俺なりに結構なプレッシャーの中
任されたパートで満足な働きが出来たか?
本場のど真ん中に置かれて、十分戦えているか?という自問自答の中
ついにAFMに掲載されたわけです。

とだいぶ長くなりましたが、俺の思い入れのほどがわかりましょう。

くそー、高校出たての俺に見せてやりたいぜ。
お前のゾンビ、本国で晒されるんだぞ、と。バカの仲間入り出来るぞ、と。


さあ次はWonderFestだ!

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俺もモデルブートキャンプ行きたい!

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ちなみにGeccoさんにはもう一つの夢を伝えてあります。

アンパンマンに、キャラクターとして出演したい。
にんきょうマンとか、火消し坊やとか、クリーチャーおじさんとか。
子供頃に近所にいたいつも真っ昼間に自転車乗ってウロウロしている気の短い
バッキャローおじさんってのがいたんですが、現在の俺がまさかのほぼそれになりつつあるので、
バッキャローさんでもいい。こむすびまんかおしんこちゃんと絡みてーす。
劇中で俺がおしんこちゃんのおしんこ食えたら、死んでもいい。くらい嬉しい。と思う。
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2016年05月02日

5月第1週 セイシュウ週報

先週はこれをゲット

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国芳国貞展の限定ガチャ、奇譚クラブ製。

つーわけで渋谷に打ち合わせに行きがてら見てきたわけですが、

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さすがボストン美術館所蔵。この保存野郎。
もう、状態が良いったらない。

何度も見た絵も、これこんなに発色よかったんだ!?と驚き。
量も質も上等すぎる。見る価値あり。

そして

現代に生きる武者絵師としては最高位に位置する
平田弘史が放つまさかの新刊もゲット。

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いやー、濃い。本にすね毛が生えてんじゃねーかっつーくらい濃い。
最近、時代劇なんつーとなんかイケメン武将がみたいなのが多いじゃないすか。

特に気にしないようにしてますが、ひさびさに平田絵に触れると
背筋が伸びますな。

たとえばイケメン武将

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平田武将

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イケメン騎馬

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平田騎馬

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イケメン鍔迫り合い

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平田鍔迫り合い(結果)

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イケメン喧嘩

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平田喧嘩(結果)

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イケメン雄叫び

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平田雄叫び

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イケメン世界での最期

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平田世界での最後

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亜土たんのガラス絵

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平田弘史のガラス絵

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と、まことかように平田絵に触れると
背筋が伸びるというか居住まいを正さずにはいられません。

入門者には結構いい本と思うので、ぜひご確認あれ。



さて


実は本日、これに行ってきました。

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当然我らがKAZZ(79歳)もご健在

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この元気!

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よいこたちにグワシを教える生声を聴けて感無量。

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そしていよいよシャッターチャンス!横だけどいいの撮るぞ!

せーの

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いきなり飛び出すファングワシ。さすがのタイミング。素晴らしい。

いちおう資料としてこんな画像も。

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よれよれに疲れた幼稚園服だけど、こんなスタイリッシュな
スジが通った衣装もあるまい。という感動をいただきました。

時折、ミーハーな自分を抑えきれねんだよなー。
posted by サンダーロードスタイル at 02:12| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする