2017年07月17日

7月第4週 ペイロード週報

いつも会期終了前に慌てて駆け込んで混雑で悶絶する、展覧会。
忙しいからなんてクソみたいな言い訳で、計画性が欠けてるとしか
いいようがないサンダーテメーバカコノヤロウ、とツネヅネ思っている
ワタクシですが、先日、今年の頭から楽しみにしてて、
チケットもすでに買ってあったコレに行ってきました。

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もうちょい先までやってるけど、夏休みで子供が増える前に行くしかない。
よし、じゃもう行こう、今週行こう!と決めてから
週末からお台場でイベントが始まると知る。アッブネー。


というわけでアブアイワークスの原画はじめ、

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初期の原画がけっこう来ると
聞いてたのでチョー楽しみにしてたんですが、

ハッキシ言って全然少ない。

屁みたいな感度の動画自動展示とかどーでもいいから、原画もって来い!
日産200枚書き散らかしたっつーアブ原画、もっとあるだろ!
彼の仕事は量で見せなきゃ間違いだろ、眠らすな。飾ってくれ。

今度のコミコンじゃ、カービーの原画1300枚も飾るんだぞ!

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すげーな、アブク吹くぜ。世界巡回開催して、頼む。



とはいえ1枚1枚のパワーは線画やスケッチなのに圧倒的。


魔法。

魔法としかいいようがない。

フランクトーマスやマークデイビスの割と見る機会の多い
原画以外にたとえば、ケネスミューズのプルートの原画なんかもある。

ケネスミューズはこの後、トムとジェリーを手掛ける腕利きで
プルートの動物やわらか描写にはその片鱗が十分見てとれる。

あとはジャックキングの原画とか。
ドナルドダックの面取りの的確さと大胆さ。そして美しさ。
もう見惚れる。こんなきれいな線が描けるもんか。
鉛筆が生み出す魔法。人類の努力の結晶。

だけでなく!

背景、コンセプトアーティストの原画がもう圧倒的。
ちょっとしかないんすが、そのちょっとが圧倒的。

ただの石畳がこれほどまでに美しく魅力的になるのか、人の指から
これほど的確に表現ができるものなのか、と近くで見て卒倒寸前。

そして中でも、グスタフ・テングレンのコンセプト画!
初めて見た気が。前のディズニーアート展では使用背景ばっかで
なかったような気が。とにかく初めて見たので感動。

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もう美しい!それに尽きる!うっとり。
繊細で優雅な筆致、緻密な色使いと大胆なディフォルメ。
天才感爆発で、個人的にはミュシャより感動。
知性と工夫とセンスが爆発してましたが、生の絵見て画集探そうと
決意するくらい。もっともっと評価されてしかるべきの立派な仕事でした。

ちなみにグスタフテングレンの絵本はこんなの

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天才。

というわけで、白雪、ファンタジア、ピノキオ、バンビ、ダンボと
文句なしのエリアで鉛筆最高、鉛筆最高と呪文のように騒ぎ立てる
俺の右脳はお祭り騒ぎ。

しかし楽しかったのは実はそこまで。

その次のエリアのなんでそこまで押すかのメアリーブレア押しの
あたりからどうもおかしくなる。

まず、ピーターパンコーナーがない。ナインオールドメンが全員参加した
ある種究極的な到達点ともいえる、ピーターパンがなぜ、ない?

そこからはディズニーとして魅力的だった絵柄がどんどん
削れて薄まっていく様子がありありと。
根本的な贅沢さや表現力が失われ、全盛期の残りカスみたいな状態に
なっていくのが手にとるように。ツライ。

そんな中頑張るアニメーターの努力も十分すぎるほど見えるんですが
もはやペルシア絨毯とゴザくらいの違いになってしまう。

それでもアランメンケンとハワードアシュマンの写真があった時、
俺のハートには当時のときめきが瞬間的によみがえりましたさ。

最近、タングルドを見てひどい音楽だな、まったく愛情もなければ
シーンの意図にも沿ってないやっつけ仕事で、誰だと思って見たら
アランメンケン。あんな素晴らしい能力を誇ったあのアランメンケンが
これを?というくらいチョー悲しかったわけです。
しかしここにはまだ輝きを失ってない頃の笑顔が。うう、泣ける。

で、そこからの、全然そうでもねーだろってグレンキーン押しから先は
ほぼ流し見で通過。ケントメルトンのムファサのマケットとか
少しひっかかりつつ基本、足を止めるパワーが全然ない。まーひどい。
マジでひどいったらない。

形だけいくら丁寧に整えても、ダメなんすよ。
昔の原画は、見てるこっちが描かれた感情と同じ顔になるパワーがある。
笑顔の絵ではこちらも笑顔になり、寂しそうな顔ではこちらも
寂しそうな顔になってる。いやほんと。

後半の仕事の絵を見てる自分がどんな顔して見るか感じられれば
絵のパワーの差は歴然です。
それだけ初期の原画の表面は魅力にあふれ、その表現技術は
素晴らしさに満ちており、愛と尊敬を感じずにはいられんわけです。

最近のは商売としては成功してるんでしょうし、いいんでしょうけど
俺にはまったく美しくも魅力的にも見えなかった作品群に、
なんというか、ものすごく悲しい気持ちになって終了。

この差は時代じゃねんだよなあ。
志や愛情や興味や好奇心や責任感の差だと思うんだけどなあ。

1800円の価値は・・・どうかな。よほど初期のを好きで
わずかでも見られるなら、と思える人以外にはあまりオススメできないす。
図録やグッズもショック含め、まったく食指動かず。

そのまま帰ろうと思ったんすが、やっぱり日本科学未来館の
常設も見ることに。

ここは予想通り、割とどころかかなりどうでもいい
知性のカケラもない癒着展示の数々でガックシだったんですが
H-IIAロケットのLE-7Aエンジンを間近で見られるのはやはり迫力。

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H-IIロケットの失敗からのこの姿。改めて近くで見て感無量です。
こんなのが爆散して落下したのを見つけて組み立てて問題探して
ここまで育ったんだな、と思うと、感無量ですそりゃ。
そしてIIB、イプシロンと続くその先、H-V。
ちょこちょこサインのある歴代宇宙飛行士顔展示も含め、感無量ですって。

そしてあんまり実物を見る機会がない

霧箱があった。

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キリバコっつーとだせーすが、クラウドチェンバーと呼べばカッコいい。

放射線など荷電粒子の飛跡を見られる箱ですが、東京周辺だとここか
国立博物館くらいしかないヤツ。

自分で組み立てるキットなんかもあるんですが、要はこの小さな箱を通すだけで
世界がまったく違って見える代物で、俺はチョー身近な科学で好き。

というわけで、帰りにミュージアムショップでこれを発見、回す。

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2012年に打ち上げられたH-IIBロケット3号機のフェアリングの一部が
入っており、JAXA公認のシリアルナンバー入り証明書も同梱。


川崎重工が製造したこのフェアリングは新開発の5S-H型。前5S型に比べ
大型化したためフェアリングと第2段を接合するボルト部分が、
打ち上げ時に想定される荷重の1.25倍の負荷をかける荷重試験に耐えられなくなり
破断が相次いだ。H-IIBは安価な開発を目標としていたため、特注品のボルトと
接合部分の大幅な設計変更は不可能であり、軽量かつ強固なフェアリングを
実現するのに苦労し、フェアリングが完成したのは打ち上げの1週間前だった…。

だって!カッコいい!それを海上で回収して、持ち帰って刻んで売る!
この商売人!コドモダマシ!

というわけで手に入れてちょっとご満悦であります。はい。

ちなみに日本科学未来館のソフトクリームは

地球もなかソフトクリーム。

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味は・・・

特に、そうでもない。
posted by サンダーロードスタイル at 00:01| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする