2018年06月04日

6月第2週 日米マンガ週報

昨日で終わりでしたが、無事マカロニ展、行けました。
自分は平日の昼行ってきたわけですが、まーーーー、地獄。


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混雑の理由は写真。
撮影可能な原画をみんながずっと写真撮ってる。

でた、思い出乞食。

精緻な筆致の原画なんか見る気なんかなく、ただただテメーの無駄な
写真コレクションを増やしたいだけのクソ以下の思い出乞食どもめ。
何見たって区別なんかつきゃしねーバカ脳なんだから
額装したカラーコピーで十分だろが!あっちいけ!と思いつつも
熱気そのものは、やっぱマカロニほうれん荘だなあと感慨深し。

こないだのジョー展もそうですが、深く影響を受けたマンガの
本物に触れられるのは胸が熱くなります。とにかく原稿が綺麗!緻密!
その流麗な筆致の滑らかさ、筆の動きはうっとりするほど適確で
それでいて怒涛の勢いがある。キラめくとかほとばしるとかしか
言いようがない才能と勢い、発想とセンス、そして若さが目の前に!
静かな展示場で一人で見てたら泣いてたかもしんないくらい感無量。
カラー原稿なんかもうウソでしょ?ってくらい感動的でした。
コミックスや告知用カットさえも胸を打つ始末。俺もカンゲキです。

おそらく鴨川つばめの名を聞いて胸を痛めないファンはいないでしょう。
その圧倒的な面白さと共に、マンガ地獄の波に飲まれていった
ある種伝説に等しいマンガ家。

仕事し始めて、寝られなくなってくるとカフェイン系の錠剤や
ドリンク材を多用するようになりましたが、そういう異常な状況だと
必ず仲間内で出てくる鴨川つばめの名。耳を覆うような伝説を聞くにつけ
どれほど追い込まれてどれほど身を削って駆け抜けたのかと思うと、
マジで泣けてきます。
それは原稿にも残ってて、当時の俺らの記憶にも残ってる。

そこまでして描かなきゃいけないもんなのかな、自分のペースで
やるわけにはいかないのかな?と思ったもんですが、いざ自分が
仕事始めてみると、この体どうなってもいいから間に合わす!という
状況が頻繁に訪れるわけで、まったく他人事ではなくなりました。

そんな闘いをたった一人でやった若いマンガ家が何を得て
何を失ったのか俺には想像することすらおこがましいし、
簡単に使っちゃいけない言葉で鴨川つばめを評してはいけないす。

しかしこの異常とも言える原画展の大盛況ぶりに、鴨川つばめがやった
仕事の価値がハッキリと現れてると思いました。
まるでマンガのライブ感のようにこんだけ読者の心に刻み込まれ
現役で揺さぶれるんだ!と。

いや本当に見られてよかったです。主催の皆様、想像を絶する
ご苦労でしたでしょうが、ありがとうございましたぜ。


ちなみに俺が可愛い小学生当時、その絵に感動して

必死に模写したのがこのコマ


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立体的!って思って最終的に画用紙サイズにまで
模写しまくったのを覚えてます。
記憶の中で立体としてしか残ってないくらい。




一方

デッドプール2も初日レイトショーで見てきましたぜ。

基本的にデッドプールは全然好きじゃないし、
俺ちゃんという訳も大嫌い。それで喜ぶ人間はもっと嫌い。
ロブライフェルドの絵も大嫌いだけど、前作は面白かった。

俺はマーベルキャラの中ではスパイダーマンが心底好きなので、
ライミダーマンもホームカミングもまったく受け付けません。

同じくらい好きなのがケーブル。最初はライフェルドの絵で
ひどいもんだなと思ったんですが、どんどん良くなったキャラ。

そもそもが、スコットとジーンの子供ネイサン。
悲しいかな、テクノオーガニックウィルスに感染して
現代では治療できず、未来に送り込まれてしまうわけです。


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このXファクターのウィルスポータシオの絵は本当に
感動的でございましたぜ。


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そして戦乱の未来を生き抜いたのち、父親よりもオッサンになって
現代に現れるものの、自分の臓器提供用クローンに逆恨みされ
人生ハードモードで戦い続けるケーブル。

孤独な幼少時代を過ごしたかと思ってた矢先に発表された
このミニシリーズで、実は両親の精神に見守られて育てられたと知って
ファンのハートは癒されたもんです。


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そんなケーブルが、スーパー悪ふざけ映画でご登場となっては
もうどうなることかと思ってましたが、杞憂。

最近のタイムラインまでカバーして、実に気が利いてました。最高。



かようにマンガ大好きのテキトー人生を送ってるワタクシですが
先日、CCPでの打ち合わせで、ようやくこれをゲット。


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なんつーか、素晴らしい。改めて、作れてよかった。

感動したマンガのコマをフルパワーで作れるなんて
こんな贅沢はないわけで、本当に感謝しております。

関係ないすが、これのサンプルも見てきましたが、素晴らしい。


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感動したマンガのコマをフルパワーで作れるなんて
こんな贅沢はないわけで、本当に感謝しております2。


このところCCPのサンプルというか成型時の努力は感動的ですらあり
驚かされることしばしばです。

ツイッターでもちょっと書きましたが、最初に見たサンシャインの
サンプル、いわゆるトライ1は歪んで縮んで、それでいて
狙って膨らまして造型しといたところはまったく縮んでおらず、
もうなんなの?って出来でした。
ダイナマイトも頭を抱えており、これだけ長くやっててもソフビは
読めないところがある、けど修正しますと修正案を説明してくれたんすが
それでもリカバリー出来ないんじゃないかな、と思うくらいいろんな不具合が。

それから数か月たって、見せられたのがブラックサンシャイン。


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歪みがかなり修正され、しかも黒というのは意外にディティールが見え
そのリカバリーぶりに超絶驚いたもののそれでもまだ歪みはありました。

それが最終生産時で、ほぼ改修されており驚愕。
生産管理に奔走する男一匹ダイナマイト、結果で語ってて素晴らしい!
何をどれだけやったか聞きましたが、随分手間暇かけて修正したそうで
期待に応えるサンシャインになったんじゃないかと、実物を手に取るのが
楽しみでしょーないす。


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ケビンの彩色もそうですが、ちゃんと出来てて当然の原型はともかく
その後の色や量産でのリカバリー、実に頼もしくなってる気がします。
早く商品手に取りたい!
posted by サンダーロードスタイル at 00:09| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする