2018年06月18日

6月第4週 ナナマンポ週報


一日に場合によっては400歩しか動かないナメクジみたいな足腰の俺が
1日1万4000歩も歩きまくった5日間。なかなかの札幌旅でした。

途中、ツレアイが38度の熱を出し、病院まで連れてったりしつつを
全部を時系列で記すとキリがないので、テーマごとに。

しかし、クソ長いコラム的な文章を好まず、スマホでスイスイのお気軽
ビジュアルしか期待してない脳タリンどもの為に、しょーがねーな
まずはより抜きサッポロフォトアルバムを先に。




千歳空港で、

シュタイフのぬいぐるみと遊ぼうコーナーの行くと


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巨大オランウータン。死亡中。

薄暗い中、子供がこの状態のまま足を引っ張って向こうに放り投げてました。





六花亭札幌本店の前にいた犬、チンタ。


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入ろうとすると姿がドアに映って、俺の足を引き留めようとする名犬。


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まさか創業者との悲しいエピソードが?と思ったら、店の人いわく
ただの犬像を買ってきただけだって。よかったぜ。




北海道博物館のリアルなレプリカ。
努力の産物。楽しそうな仕事だなー。


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と、それ必要?という比較参考物展示。


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サッポロのカラス。

動じない清掃員の人が凄い。


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北大植物園、食虫植物エリアの


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枯れたハエトリソウ。初めて見た。




赤レンガテラスの便所の表示。


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少年よ、大便は左へ行け、みたいな事なんだろうか。
こんなボイーズビーあるか!偉人への敬意どうした!
ただ非常に従い易いのも事実です。



薄いすが、帰りの飛行機から見えた円状の虹。


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よく見えるらしいすが、俺は初めて。
最近飛行機乗って寝ないので、窓外が楽しくてしょうがないす。



と、一般向けフォトアルバムはここまで。

ここからテーマ別に北海道旅行記です。



スイーツ

千歳空港のロイズチョコレートワールドのベーカリーが素晴らしく


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歴史の展示内容も素晴らしかったですし、工場の見え具合も素晴らしかった。
デモールディングという脱型の言い方を初めて知って、
俺も使おう!と思った時のバカ原型師


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チョコ好きは寄って損なく、俺らは帰りもそこでパンを買いました。
ちなみに向かいにあるスタバは、スタバ経験中もっとも優しかったっす。
到着早々、中国人観光客がギャーギャーうるさくうんざりしている中
差し出したスタバカードの種類を見て喜んでくれた店員さんの書いてくれた絵。


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またしても無駄に上がる俺の女子力。


ソフトクリーム関係は随分食いまくりましたが個人的に最強だったのは
北大学食の手前にあるパン屋コップパンのソフトクリーム。
まさしくこれだ!という飾らず騒がず、ど直球のソフトクリーム。2回食いました。

市内で一番だったのは赤レンガテラスのパン屋コロンの山中牛乳ソフト。


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この出来は圧倒的で、今回の旅行ではNo1レベル。口にネットリ残る
クレミア系のマズソフトが1点なら、これは10点。空気含有の食感ばっちり
甘さくっきり、風味しっかり、後味スッキリでまさに理想的。
空港でのNo1が牛乳カステラの店の北海道牛乳ソフトでしたが、惜しいかな
脂肪分か乳化安定剤か少しだけレシチンっぽさが舌に残る。それがなかった
コロンは驚きでしたぜ。いやお見事。パンも攻めてるし、美味かったなー。


六花亭

で、実は滞在中足を運ぶこと5回。普段は通販で済ませているこの御菓子屋さんに、
俺は絶大な信頼を寄せております。理由はただ一つ。マジメに商品開発をしている。
これに尽きます。看板商品のマルセイバターサンドは全然好みじゃないんですが、
他の御菓子のヒット率は相当なもん。そして喫茶や料理が味わえる道内の店舗に行くのを
非常に楽しみにしてましたが、これも想像以上。特に郊外店舗と札幌本店は全然違ってて

ツレアイがこんな状態でひとりホテルで熱で倒れている時でも


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それをほったらかして俺一人で寄ってパフェ食う始末。




読書も当たり中だし、もう至福。


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店長さんやホール、キッチンの人とも話をさせていただきましたが
非常に気持ちのいい職場環境が、ちゃんと味につながってる印象でした。
好きで工夫している感のある料理が味わえるのは、やっぱ楽しいもんで
都内でこの状態に出会える確率の低さたるや、もう酷いもんです。

今回札幌で食ったバーガーやスープカレーは正直、大学生のお遊びレベルで
まったく土俵に乗れてない感じでしたが、お菓子に関してはここ
六花亭を筆頭にかなりそれぞれレベルが高く、中でも大量生産を担いつつ
姿勢が崩れてない、トップランナーの矜持みたいなのを感じられました。
そだねー名称買収問題もちゃんとホメておきました。他県の泥棒どもから
イメージを即守った姿勢、行動力。男だぜ。って、店員女性ばっかでしたが。



北大キャンパス


俺、大学構内ってのはほぼ入ったことありません。芸大くらいかな。展示目当てで。
北大は中に博物館と称して大学内の研究や歴史の展示があるんですがまあなんつーか


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まぶしい。眩しいとしか言いようがない。若い頃に他人の金で研究できて、
教えてくれる先人が近くにいて、資料が豊富にあって、切磋琢磨して
刺激しあえる仲間がいて、と考えるだけでクラクラするくらい眩しい世界がここに。
この幸福感を俺はどう理解すればいいんだ、としばらく混乱するくらい。

もしもう一度人生があって、若い時にこんな大学に行って勉強・・・とキャンパスに
身をおいて真剣に想像した時、いや、やっぱりこれはねーな、とハッキリ悟りました。

最強に体力使えて多感で吸収できる人生のもっとも眩しい時間帯を、実社会で腕一本で
経験することと、籠もって勉強することを天秤にかけたら、やっぱり次も実家を飛び出し、
根拠も保証もなく映画の世界に飛び込むと思うし、飛び込んで本当によかったんだと
実感できました。ずっと隣の芝生は緑に見えてたけど、やっぱ俺はこんな素敵で贅沢な
キャンパス生活は無理な野良が本性。どうも俺には過ぎた世界でした。

でも研究、ほんと楽しそう。


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北大植物園

実は滞在中2回も行ったんですが、非常に居心地のいい場所でしたね。広さや管理もそうですが、エゾリスや謎の小鳥たち、スズメバチからカモにカラスとにぎやかこのうえない。
特にアイヌ関係の植物たちは一気に見られて本当に素晴らしい。原始林もわずかながら
雰囲気を味わえて素晴らしい。帰ってきてから中に博物館本館があったのを知りましたが
2回も行って、そんな建物は見かけてさえいない!本当にあったのか!?
それはともかく問題は北方民族資料館、ここにアイヌ民具の展示や映像展示があるんですが・・・


アイヌ関係


今回はアイヌ関係の資料に触れたいという目的もありました。まあ一般的なアイヌ関係というと、いわゆる迫害を受けた少数民族という図式でインディアンと同じく悲劇的な歴史を持つ人々って感じなわけです。まあそれはそれとして、そういう事情を利用して金儲けをたくらむクソ野郎も多いのが世の常なわけで、ある種の助成金や寄付や権利を手に入れる為なら、学術的な裏付けがなくてもわめき散らそうというヤカラが多くたかってるわけです。
実際、いわゆるアイヌ民族が受けた仕打ちは不当かつヒドいもんで、常に新政府、松前藩を憎む俺なんか一緒になって蜂起したいとこですが、きちんと理解調査もせずに
ファンタジー人種で神とトモダチ的な箱に押し込むのも間違ってるわけです。

俺にとって重要な年代は擦文どころかオホーツク文化が流入する以前。まだイヨマンテで熊を捧げる前で、道内にいなかったイノシシを捧げてた本州と交流しつも稲作を拒否した時代での文化形成。そこにこそアイヌの本質があると睨んでます。

市内で一応専門家の指導を受けたアイヌ料理膳も食ったりしたんですが、オハウ、つまり椀ものが出汁もなく調味も塩だけだったのに対し、いただくものすべてが神だから手を加えることがなかった、と言ってたことが印象的。そういう曲がった発想というかファンタジーがますます考古学を遠くするんですが、ファンタジー込みで現代を生き抜き継承されるいびつな現実にも納得。しかし人類はネアンデルタール以前から調味してますし、加工技術の発展など考えても美味しく食う工夫はずっとやってましたが、まずは宗教と同じく信じやすいパッケージングありきなのはいつの世も同じか、と。

歴史は清濁どうあれ正しく理解される必要があるのにアイヌにたかる蠅どもは事実をネジ曲げ都合のいいように仕上げている。ようにしか思えない部分が調べるとたくさんでてくる。

そんな疑問が氷解する映像が北大植物園の小さな北方民族資料館にありました。
だよな、おかしいと思ったぜ。というこちらの疑問への裏付けと思える映像が
確認できたのは貴重でした。いつか詳しい人とじっくり腰を据えて意見交換してみたいす。




お化け屋敷


まず驚いたのはお化け屋敷が向かい合って2カ所あったこと。俺が期待してたのは・・・
呼び込みから判断するにこちらだなと思ったお化け屋敷に入る。


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基本的によほどの場合でない限り、仕掛けで驚かせが成立することはないわけで、
怖がらせるには演者のタイミングとセンスによるところが大きい。あんまグイグイ
くるとお化けじゃなく人としてカチンと来ちゃうし。という点ではここ、実に巧かったと
思います。出過ぎずしかしきっちり脅かしてもらい、最後出口も案内してくれました。

素晴らしいのは何度かルート的に暗幕エリアの外に出ることとなり入り口横を
通らねばならないんですが、その時入り口のモギリのおばさんの後ろに座ってる人が
タイミングをみて紐を操るんですね。そうすると外に出て気を抜きかけた人めがけて
オバケがビローンと襲ってくる。すぐ紐で吊ってたとわかるんで誰だ!と
紐をたどって見ると3m向こうに知らんぷりしてトボけた顔のおばさんが


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紐の端を掴んでいるのが見えるわけです。このやられた!という微笑ましさと、
トボケっぷりのプロフェッショナル感が素晴らしかったです。
ここは東京の人達の出店だそうで関東でも見られるみたいですね。


見せ物小屋

ゴキブリコンビナートという団体らしいんすが地獄からの使者スパイダーマンの敵の名を冠する資格など全然なく、大学生の悪ふざけレベル。演目は樺太原人、茨城のレディース総長、気の狂ったOL、ヤモリ女を順繰りに見せますが基本構造は全部原始人ネタ。いつでも入っていつでも出られるスタイル。因果や不幸な味付けはなく、完全にただのあらびき団。乾いた失笑くらいはできます。
驚いたのは最後にモギリに座ってた老人が安田里美そっくりだったこと。
縁のある人だったんだろうかそれが一番気になりました。


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オートバイサーカス


昭和のサーカスでは球状のケージの中で2〜3台のバイクが縦横に走り回るというのが定番。
これはグローブオブデスと呼ばれる演目。


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しかしこの札幌中心に興行して、由緒あるキグレサーカスの流れを汲み、日本唯一の
ワールドオートバイサーカスが行うのは円筒状、つまり蓋のない巨大な樽の中の壁を
バイクが走るというもの。

名称はウォールオブデス


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しかも1台で。  俺はこれ見たことがなかったです。


入場料を払って樽の上に登って
その中を見下ろす限り、正直、成立するのかなというのが印象でしたが、
いやもうこれが一番声が出た。

ただ走り回るだけでなく、おヒネり、つまり樽の上のフチにいる客の差し出した紙幣を
走りながら受け取る。そうは言っても客目線からすると、差し出した手の目の前に
バリバリふかして勢いついた単車が迫るわけですから怖いったらない。


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で、2人目がびびって落としてヒラヒラと舞う紙幣を、ライダーはそのまま
次の回転で見事拾ったもんだからもうみんな「うおー!」ってなりまして。
ライダーもやったぜ!って満面の笑顔で。いやもうスゲー盛り上がって。

もうそこからは樽周辺は一体化。次々と差し出すおヒネりを受け取り、目隠ししたり、
湘爆ばりにシートにあぐらをかいて、横座りしたりするけど、ほぼ直角のまま回転し続るライダー。フチぎりぎりまで迫るバイクのタイヤは迫力満点。


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宮大工が作ったというヒバ製の樽は単車の重量を受けて観客側に膨らむ感じで
その重量感もまた迫力。もし俺が多感な時期にこのショーを見たら、この仕事に
つきたい!と思うくらいカッコいいオヤジのライディングぶり。個人的には
ライダーであるフジタさんがちょっと狂い咲きサンダーロードの仁さんに
似てんのが、またグっと。ヤマハの単車を駆り、途中日の丸をバーっと出して来た時はもうウワーっと。すげー日本の祭りここにあり、って感じでした。

終わった後、樽の中の壁を若手がチェックしているんですが、先輩のショーを
どんな気持ちで見てたんだろうなと。消えゆくこうした祭りの出し物の中、
なんか少し希望の光が見えた気がして、これまたグっときました。
札幌で育ったツレアイは昔見たことあると言ってましたが、今回、特に
期待してなかったけど見られてよかったNo1で本当に胸に響くいい時間でした。


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屋台

屋台というかテキヤみたいな浮き草稼業は若い頃、家にいたくないような半グレのニーチャンネーチャンにはちょうどいいわけです。顔見るとみんなそんな感じでしょ。
でもそんなノリだけで地方回りする過酷な稼業はだんだんと若さや勢いだけじゃやっていけなくなる。商売としてそこそこ本気でやらないと生活も当然厳しい。それはこの業界だけのことじゃないですが、勢いだけだった仲間は年を経るに従い、次々と淘汰されて本気のヤツしか残らなくなってくる。テキヤでそこそこ年いってるのは足抜け
タイミングを失った死んだ目のヤツか、テキヤ大好き!という生きた目のヤツのどっちかだと思います。そんな中で生きた目をしてる人の面構えの良さったらない。
しぶといというか、手強さというか、年月を生き抜いた風貌が実に魅力的。
例えば原型師という職業で、俺は年を重ねてあんな風に味わい深い面構えになれるんだろうか、とか考えさせられながら、飴屋のおじさんに写真撮っていいか聞いて、撮ったのがこれ。


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買ったのがこれ。


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型から俺が全部作ってるんだ、って自慢してました。





まとめ

他にいろいろ行った場所もあったんすが、まあ概ねこんな感じでしたかね。
ツレアイのご両親と一緒の機会も多く、接待場所としてとにかく展望台で
大倉山、藻岩山、テレビ塔と、なんでこんなに登るんだっつーくらい
展望台に登って遠くを眺めるわけですが、その度にこの親子は
「あれが100年記念塔だ!」といちいち俺に教えてくるわけです。
いやもうわかった。そんな塔知らないし、興味もない、と最初は
思ったわけですが、あんまり言い続けるのでとうとう最後に近くまで行って
見てきました。


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間近で見るとそれなりに迫力。デザインはたしかにカッコいい。


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旅行日程中3日間雨で、1日木枯らしの吹き荒れる曇り。
ようやく最終日帰る寸前晴れた空にそびえ立つ100年記念塔は
えー・・・雄々しかった。ような気がします。



さあもう今月は一歩も出歩かず、仕事するぞ!!
posted by サンダーロードスタイル at 00:00| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする