2019年05月27日

5月最終週 ライダーマン週報

えーいよいよ先日、念願の!学研の!図鑑の!

これをゲット。


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お風呂で学べる学研の図鑑ライブ 危険生物バスボール

出てくる危険でカッコいいマスコットは全6種!


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以前の昆虫編では


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出てきて一番うれしい水棲昆虫ゲンゴロウをラインナップ
という天才的な快挙を成し遂げ


恐竜編では図鑑ゆえのマジメさが出たのか
魚竜をラインナップに入れないという水棲感無視の


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凡ミスを犯し


ことコレに至ってはバスボール大手が先なのか
パクったのかパクられたのかOEMだったのかよくわかんないすが


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なかなか魅力的なジャンルをやられて惜しい限りですが
ぜひキン肉マン水棲超人バスボールも出して欲しいですね。


ちなみにキイロオブトサソリかカミツキガメかホオジロザメが欲しかった
俺の風呂から出てきたのは


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コヘビ・・・


イチゴヤドクガエルが最大のハズレだと思ってたけど
2番目のハズレ、キングコブラはサイズからして完全にヒメコブラ。


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こないだ回したプニプニイモムシといい勝負じゃシャクトリムシ感しかない。


という余計な話はともかく

先週は月曜朝イチで週プレも買いましたし


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そこでのソルジャーのソルジャー感に一安心し、
さらに中井先生の仕事場写真でも一安心。


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ついでってわけでもないですが、ガンマンも届き一安心。


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(角折れの皆さま方には申し訳ない限りですが、しばしお待ちを)


新宿東急ハンズにて開催中のマッスルショップにも行き
無事顔ハメ写真もとって一安心もしましたが


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先週最大の衝撃は、やっぱしこれですね。

超人図鑑の到着。


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俺を育てた学研最強の図鑑と言えば「昆虫」でも「昆虫のくらし」でも
「昆虫の図解」でも「世界の昆虫」でもなく「大むかしの動物」


ちゃんと図鑑合わせというか足並みそろえてジャケを比べてもこの感じ。


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そして大問題となった裏表紙も



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フクロモモンガの瞳並にツブラなショルダーアーマーのウォーズマン。

ああ稲坂君よかったね。あーあー、そりゃヨカッタネ。コノヤロウ。
シヌカ?シニテエノカ?イッペン。オウ???


いやもうこんなのさ、家宝じゃん。もう。


実は表紙がこうなるってのはCCPは全然知らず、発売前のサンプルを
送っていただいたのと、俺の納品タイミングが合ったので
ダイナマイト、サイクロン、サンダー同時に見て、全員で声を上げたわけです。

通常版カバーの表紙のロビンがCCPじゃないのは聞いてました。
ボディはCCPのだけど、顔は解像度の高いメガハウス製ってとこまでは。

しかしアトランティスがCCPのでCGのレタッチ入れたヤツとは
誰もわからず、ウォーズマンに関しては完全に不意打ち。

もう1面、カバーの裏表紙にアシュラマンがあるのが竜巻地獄?と思ったら
フルCG!?サンダー、ガビョーーンです。

でもまあ男稲坂は、CCPが一番不安定な時期にダイナマイトを見捨てず
キン肉マンが作り続けられる環境を守って、現場の俺の突き上げと
社長からの心無い打ち下ろしに耐えながら、今の環境の礎を築いてきたので
御褒美として申し分なし。人生のマイルストーンとして刻むがよろしい。

俺はホメられなくても自信満々で荒野を突っ走れるが、君には時折こうした
輝くメダルが必要だろうぜ。

などと!

俺が納得すると思うなよ。俺だって俺の造型をツルッツルの厚手の図鑑の
表紙で使ってもらいたかったんだ!チョー羨ましい。コノヤロウ。
イッペンシヌカ?シニテエノカ?
お祝いで新工房にとってもねえ出前600人前注文シテヤロウカ!

くらいに羨ましがっております。
だいたい俺は君の100倍、本や図鑑が好きなんだぞ。人形と本ってなったら
たぶん本を選ぶんだが、まあ今回は仕方がない。これもまた人生。



稲坂浩臣

掲載おめでとう。今年こそ、裏切り者は殺す。

原型師を代表して。 ヨロイ元帥。

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とにかくコロス。
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2019年05月20日

5月第4週 イモムサズ週報

金曜に見た超人図鑑ショックが凄くて、もう1日早かったら図鑑の話を
書いてたと思うんですが、それはまた次の機会ってことで。

で、先週はちょっと出かけられる余裕があったので
コルビュジェ展に行ったんですが、こっちは特に書くことはねーかなー。


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何事においてもまず源流に触れるってのは大事ですが、源流は
小さな湧泉や小川であったりするので、過剰な期待は禁物。
でも理解の助けにはなり、興味深・・・かったような気がします。

一つ言えるのは、建築は最大の造形物。
そして近代建築における源流の巨匠がコルビュジェ。コルビジェ。

フィギュアと同じように設計思想、ポーズ、ディティール、彩色、量産を見る、みたいに
風景との兼ね合い、内部の使用感、ランドマークとしての意味など、
作家性のある造形物として捉えると非常に面白い作品と受け取れるようになりますので
気にしてられるとお得です。気にしないと建築ほど目に入らないもんもないすが。

あとはそのついででちょっと日本橋に行った時、これを発見。


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なかなか可愛いし夏っぽいので購入。
手ぬぐいばっか増えちゃって困るな。ガシガシ使うぜ。

あとは泣きながらポリパテの硬化剤を買いにいくついでに
千葉そごうまでジェラートを食いに片道3時間近くかけて行ってきました。

当然目当ては「レ・ディ・ローマ プラス」のジェラート。
この店の味に関しては以前の週報で取り上げた通りです。


本当はたくさん人を誘って行く予定だったんですが、
以前の催事の時にちょっと首を傾げる事があったので
偵察がてらまず本当に忙しいみんなに声をかけていいのか悪いのか
俺が急に思いついた団体「房州ジェラート会」の
長距離強行偵察サンダー隊として出動。
ロングレンジリーコンパトロールを行ってきたわけであります。


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アメリカ海兵隊武装偵察部隊フォース・リーコンのWikiに合わせて説明するならば
房州ジェラート会の特殊作戦能力保有部隊であるサンダー隊
(隊長および副隊長の総員2名)。

主任務はその部隊名の通り戦闘偵察であり、日本ジェラート会(実在しそう)では
特殊部隊と公式には認めてはいないが、数々のスイーツ確認の実績ある部隊である。
あくまでも斥候が任務であるが、偵察部隊ではあるものの戦闘能力が高く近距離戦闘、
射撃、爆破、食材の解析、市場調査等に長けており、その実力は
「旨死会」にも匹敵するとされる。

また、さらなる交戦を余儀なくされた場合、彼らには艦砲射撃や戦闘機、
爆撃機を使用した攻撃の権限まで与えられており、加えて油田、船舶への奇襲、
人質救出、敵陣地破壊、生物兵器や化学兵器の有無、産地の確認、添加剤や
中韓および電通の関与などの監視にもあたり冷凍型甘味食材の短時間過剰摂取などの
強襲攻撃型任務も可能である。
これは標準装備の腹巻と途中離脱し1回暖かいお茶を飲んで再度挑戦する
高度な自己判断能力と訓練の賜物といえる。

アフガニスタン、イラクにおいても、フォース・リーコンはグリーンベレーや
デルタフォースなどの部隊よりも先に潜入し、事前に敵地地形や人員配置、
現地の情報収集などを行ったとされ
今回千葉においてもサンダー隊による現地情報収集の後、
関係者に現地催事情報が開示された。

そして最終的に遠すぎて集まるのはクソ面倒臭いから、
各自興味のある人は自力で行けば?的な投げっぱの一斉メールを飛ばして
とりあえずウカツに声をかけすぎた義理をかろうじて果たし
サンダー隊は元々無理な企画だったし、とそっと胸をなでおろしたのである。

というわけで、21日にはもう終了ですが、お近くの方は千葉そごうまで
ちょいとアイスなめに行くってのもありですぜ。
俺は20日の新宿高島屋ハンズのマッスルショップに行くついでに
往復で3時間くらいの圧倒的寄り道してジェラート食ってから新宿に寄る予定。



とまあそんなことはどうでもよくてですね。


ここからが本題です。

冬に見かけたキャラメルコーンの白に、チョコペンで点を打って
幼虫みたいにするヤツ。


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見かけてすぐ「俺もやってみたい!」と思ってお菓子屋に走ったんですが
キャラメルコーンの白はクリスマス限定だったらしく、売り切れでなし。
最初に買ったチョコペンだけ空しく我が家でおかれたまま、

じゃあこれでもいっか・・・


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って違うの買ってはみたもののはしかみたいな芋虫になりそうだが、どうだ?

としょんぼり決めあぐねていたところで

先日ついに発見!

キャラメルコーン、ミルキー味! 白!!


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イェイ!時は来た!

そしてそのついでに発見したのは実はもっと嬉しかった
ベジグラ、スープカレー味の後継種


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シリアルが一番腹持ちが良くて限界時の作業向けだけど
甘いのばっかでウンザリしてるあなたに!これ最高。
北海道限定かと思ったけど、気軽に手に入るようになりましたコノヤロウ!


じゃーなくって

キャラメルコーンですが早速やってみました。



えー、結論から言いますと、

30分で挫折。

頭をコーヒービートを切ってつけ、牙もちゃんと作る。
チョコペンも茶と黒を分け、少し白に黒を混ぜて腹部をデコレートし、
足にはベビースターを6本刺して・・・

とウッキウキしながら材料買ってきて始めたものの

まずキャラメルコーンがそんなに好きじゃないのでよく知らなったんすが
大きさがまちまち。選ぶだけで半分食う。
作り始めると手がベタベタ汚れる、失敗したら食う。
その手をナメる。削れたカケラもお菓子なので、それも食う。
湯煎するのにいろいろ触ると手を拭かなきゃいけない・・・
もうおなか一杯でどうでもよくなるし、周囲はお菓子のカスだらけ。

イライラすればするほどお菓子を食うアホループ。

結果がこれ。


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準備万端の慣れたキッチンでやるならともかく、気軽にPC横で作ってみっか程度で
お菓子加工に踏み込むのは間違いということだけよくわかりました。

本当はこういう事にしたかったの。


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もうやんない。
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2019年05月13日

5月第3週 ヘナジル週報

アメコミ映画に関するネタバレありきで進みますので、
興味のない方、情報を遮断したい方は今回スルーで。



サンディエゴで独立記念日にインディペンデンスデイを見られた時、
シチュエーションに浮かれすぎてレモネードをたらふく飲んでしまい
映画クライマックスで敵母船を爆破する前に俺の膀胱が爆発し、
すぐ終わると思った小便がこのまま止まらないんじゃないかと思う程、
そうだな体感的には6リットルくらい爆ションした体験がありますが、
シャザムのEDクレジットが流れた瞬間、それを思い出すくらい
今年最大級で爆発的に号泣しまして(長い)。


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そこで流れた曲はラモーンズのラストアルバム「アディオスアミーゴス」の1曲目
トムウェイツのカバー曲で「大人になんかなりたくない」


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CJのカウントがなくてもイントロ聞いた途端すぐにその曲だと
わかりました。今まさにポケットの中にあるMP3プレイヤーにも入ってるし
自宅リビングのHDDレコーダーの中にもいつでも聞けるよう
PVが録画してある。だから始まった曲がアイドンワナグローアップなのは
瞬時に理解でき、その電流と同じように、ジョーイ、ジョニーはじめ
メンバーの顔が浮かび、涙が噴き出したっつーわけ。

それはまさしく心の底から
「死んだ婆ちゃんにこの旨いボタモチ食わせてやりたかったなぁ」現象。


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略してババボタモティックフェノメノン。


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叶わぬと知りつつ無駄な悔恨と痛恨のあの人にああしてやりたかった現象。

しかもラモーンズの地元NY舞台だったホームカミングのEDタイトルの
楽曲使用がボタモチ5個程度だったとすれば、今回のは
全長20m40tのアンコ量襲来並の衝撃。


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噴き泣きすぎてED冒頭はほとんどなにも見られなかったほど。



アディオスアミーゴスは95年発売のアルバムで、ラモーンズが解散する
という話がずっとあって、発売日にタワーレコードに走った憶えが。
91年にロコライブというライブアルバムが出てからラモーンズは
俺の中のトップ5に躍り出ました。ロコライブは今までの曲を全部
1分半くらいに縮めた狂乱にして衝撃の駆け足アルバムであり、
燃える曲を早くやってカッコよくするのはバーンスタインと同じじゃん!
とも思ったもんでたぶん生涯で一番聞いたライブアルバムだと思います。

それから数年後にラストアルバム、アディオスアミーゴス。

そしてその期間こそ俺がアメコミにどハマりした時期と完全に一致。
アメコミライフの鮮烈だった時期に常にラモーンズが流れてたわけです。


80年代後半からアメコミを取り巻く環境は変わり、より大人向けの
要素が強くなりました。大人向けと言ってもロバートクラムみたいな
風刺漫画じゃなく、ヒーローに悩みや世界の不条理が突きつけられ、
ドラマの精度が格段に向上したって意味。

もともと社会風刺が反映されているヒーローコミックだったけど、
80年代後半のウォッチメンやダークナイトリターンズは衝撃で、
そこから映画バットマンのヒットがあって90年代の幕が上がると
まさしく一気にコミックブームが来た!って感じでした。

ピッチピチに若かった俺は小学生の時にキン肉マンを(ジャンプを)
買いに走ったように、スパイダーマンやエックスメンの続きを買いに
下北や渋谷に走ったもんです。

当時はまずイメージコミックスの台頭により、クールなコミックとして
スポーンというかマクファーレンが幅を利かせてたし、ダークホースの
インディー路線大爆発はDCマーベル2強時代の終焉を予感させるものでした。
けど、そうなれば刺激されるようにマーベルもDCもイベント、
クロスオーバーを連発して対抗し、もう追いかけ切れないくらいの
コミックを買わねばならず部屋中にリーフを放り出しては踏んで滑って
表紙を破るという感じ。

でも俺はマクファーレンが好きではなかった。
姿勢や主張はわかる。でもアートが生理的に無理。洗練とはほど遠い
クセのあるアンダーグラウンドを気取るような描きっぷりは手元に置いて
憧れたい作風とは大きく違ってた。巧いと思ったジムリーもちょっと違った。
絵は巧い。でもいい話に恵まれないんだなこれが。

アメコミはもっと直球であって欲しかった。
激ヤバ、即ゲットなんて聞きたくもない。クソだせー。
心の底からウンザリの薄っぺらい風潮。寄るな、バカが伝染る!てなもんで。

ヒーローのカッコよさは表面にはない。なにより物語で胸を打たれたい。
不正や苦難、強大な力に屈せぬ姿に燃えたいからヒーロー物が好きなわけで
コスプレの変態を見たいわけじゃないのでございます。

そもそもアメリカにおけるヒーローとは何か?
それを考える者はどれだけいる?日本とのヒーロー観の違いは?
なにを道徳の規範とし、なにを枷として正義の線引きをする?

結論から言えば明白で、俺の中ではアメリカ文学、パルプ小説、
コミックスに連なるヒーロー像はクッキリとしている。
アメリカ文化のそれは「辺境における普遍の真実の維持」につきる。

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ロバート・B・パーカーはヒーローが孤立しながらも守らなければならないものを
「自らが正しいと信じる生き方」とし、くわえてヒーローが信奉し行動の規範とするのは
「究極の伝統的価値観」であり、それはウィリアム・フォークナーに言わせると
「昔からの普遍的な真実、すなわち、愛、名誉、憐憫、誇り、共感、犠牲」だと。

アメリカの場合、そこにフロンティアスピリットが加わる。
試される土地「辺境」において続く苦難に対し、いかに振る舞うかという男の姿勢。
これは西部小説から探偵小説に、荒野から大都市にヒーローの活躍場所が移っても
その本質は維持され多くのアメリカ人にとっての理想の原型だったわけです。
コミックヒーローはそんな理想のもっとも親しみやすい姿だったわけです。

でも90年代のコミックブームはヒネかかっていた。
真っ直ぐなものもあったけど、ヒットした映画バットマンの表面だけを真似るか、
小理屈をコネて事態を複雑に見せかけるもののプロットの軽い
似非大人向けコテサキアメコミも乱立した。日本のアニメ風のタッチも増えた。
なんだかコミック界は難しさをはき違え悪い意味でどんどんマニアックに、
日本でいえばオタク風になって安易で煽情的で狭く先鋭化していく感じだった。

たとえばバットマンは背骨を折られ、スーパーマンは殺される。
当時のアベンジャーズは完全に2流チームで虫の息。時代錯誤と酔っ払いと
アイデンティティを失った神はとてもビッグ3と呼べる状態ではなく、
リブート一直線だった。

そんな中
果敢に「良いものは良い」「コミックスの中に希望や理想がある」と
打ち出し続ける作家もいた。やがて彼らが手に入れたのが御存じアレックスロス。



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コミックとしては異常に手間がかかったハイパーリアルなアートは衝撃でした。
そしてなにより、カートビュシークと組んだ「マーベルズ」は投機対象として
コミックスをミントだニアミントだと金に換算する浮ついた層に目もくれず、
もう一度まっすぐ「コミックを読もう!」と問いかけてきてくれた。
アレックスロスはマーベルズの後、今度はDCで「キングダムカム」を発表。


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これがさらに衝撃的な内容と出来映えで、コミックスにおける良心の維持を促した
強烈な一撃の一つだったと思う。

その「キングダムカム」の中で動いているキャプテンマーベルを初めて読みました。
魔法ベースの子供向けヒーロー。戦前か戦後かゴールデンかシルバーエイジか
とにかく古き良きにして、DCとウィズとマーベルの会社間の争いにも巻き込まれ、
大人の振りに忙しい現状のコミック業界では必要度の低い不幸なヒーロー。
スーパーマンを凌ぐ人気がありながら大人の都合で消されたヒーロー。
それがキャプテンマーベル。


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そのキャプテンマーベルがキングダムカムのキーパーソンとなるわけです。

その活躍ぶりはぜひ作品を読んで味わって欲しい。
もしどれか1冊だけアメコミを薦めるのであれば、俺はキングダムカムか、
マーベルズをオススメします。アートもさることながら内容がいいです。

キングダムカムで描かれたバットマンとスーパーマンとシャザム、
いやキャプテンマーベルの物語は強烈でした。


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毎月刊行されるコミックのムーブメントを追って右往左往した俺の
アメコミライフはそのあたりで一段落。もう作品の内容で選ぶようになり、
惰性で買うことはなくなったわけです。

やがてアメコミ映画のふわっとしたブームが来ても、どれも俺はピンとこなかった。
エックスメン、ライミ版スパイダーマン、ダークナイト、どれだけヒットしようと
関係ない。本質的なコミックヒーローの理想をリアリティの中に敬意をもって
落とし込んでいるものでは決してなかった。

作り手がバカにしてるという印象が上記の作品にある。
他人の理想の本質を理解できず、ゆえに作品が持つ本来の美徳を映像に転化できない
プロフェッショナル未満な作風は耐えがたく、じゃあコミックをだしに
商売すんなよとしか思えなかった。

しかし最強のオタク、ケビンファイギが采配を振るえるようになり事態は激変。
マーベルスタジオのまさかのアイアンマンからの流れは、数々の屍の上に堂々と
コミックヒーローは素晴らしい!と作り上げ、続く作品群は発表される度に
これは奇跡だと思ったもんです。

しかしとDCきたら相変わらずまったく成長しない。
バットマン1作目の成功の意味を履き違えた駄作の2作目以降、
ウソでしょってくらいにハズシまくる。作品をナメてるとしか言いようがない。
(マーベルヒーローとDCヒーローの映像上での描き方の違いについては
それだけで一回書けそうだけど今回はパス)

ご多分にもれずシャザムも最初そんな印象。
先にブラックアダムで役者人気を押さえ、そこからのミスキャストからのクソ宣伝。
これはどうにもならんかもな、と。

でもどうしても子供が呪文を叫んで稲妻を浴びる瞬間をスクリーンで見たい。

それは凄くコミック的で、一瞬でも一生心に残る絵になると信じたわけです。
でも上映が始まってしばらくすると様々な懸念は消え去る。これは・・・違うぞ?と。
リブートされた設定ではあるけど、ずいぶんと肩の荷が下りてる感じがする。
多少ギクシャクしてるもののコミックを読む喜び、80年代の娯楽映画を見るのに似た
カタルシスがそこにはある。名前泥棒のマーベルのキャプテンマーベルは
あんなに酷かったクソ映画なのに、名前を奪われ、負けた、時代遅れの、
ジャスティスリーグにも入れない2軍扱いだったヒーローが、
スクリーンを気持ちよく飛び回ってる。
こんな心地よいコミックな感じは、最初のバットマン以来かもだなと思い、
そういやこの感じ、キャプテンアメリカの1作目にもあったな、たぶんどこか
重要などこかに手が届いたんだろうなと思いながらEDを迎えたところで、
ラモーンズ。

一瞬にしてアメコミと触れあったあの時期がフラッシュバック。
な、コミックはやっぱり面白いよな!と気取ってない誰かに肩を叩かれたような気分。

アランムーアとかグラントモリソンとか大嫌いだ、という俺のコミック観と、
ジミヘンなんか大嫌いだというラモーンズの姿勢は一緒と思う。
ラモーンズはコミックが大好きだった。

リーフを買いまくってたあの頃、同封されてた小さなCDの広告。

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このアルバムにラモーンズの歌うスパイダーマンが収録されてました。


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解散前、確かラストアルバムと同じ頃に出た子供向けTV番組主題歌のカバーアルバム。
ラモーンズもコミックも好きな俺らにとっては、スゲー贈り物。
全っ然ヒネてない。ずーっと子供。クソガキ。

アメリカ国内では最後まで扱いが悪かったラモーンズ。
それがいまやビッグバジェットのアメコミが席捲する映画界でこんなに立派になって・・・
本人達が知ったら本当に喜んだろうなあ、と思うともう涙が溢れて溢れて・・・ってあれ、
これはアメコミへの思い入れじゃなくラモーンズへの、か?

とにかくシャザムのEDはそんないろんな思惑が交錯しつつ、あの頃のからの俺の
アメコミライフが本当に一区切りついたような、そして報われなかったラモーンズへの
最大級の敬意を感じたような涙噴出の映画体験だったわけです。

翌日エンドゲームを見てさらに一区切りつきましたが
呪文と稲妻の衝撃は相当で、3時間の超大作を見た後もまだ同じくらい
胸に残ってました。


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どんな難しく厄介な問題を取り扱ってもいいけど、コミックってのは
絵が基本であり、絵にときめきたい。

ハワードホークスは撮影監督に言ったそうです。
「良いシーンを2つ撮ってくれれば、凡庸なシーン2つと悪いシーンを1つ撮ってもよい」
監督ホークスにとっての興味は良いシーンだけで、観客は悪いシーンは通過してしまい、
良いシーンに拍手を送るものなのだ、と言ってます。

アメコミ映画の良いシーンが、今後も真っ直ぐにコミック的であって欲しいもんです。

400億の予算でフルパワーで作られるアメコミ映画の世界に
日本のクリエイターたちは立ち向かう術がなさそうで、そういう意味では
心折れそうですが、バカにせずナメず、正しく燃えるハートがある限り
まだまだ日本なりのカッコ良さを全然探りだせる。
カッコいい娯楽、頑張るぞコノヤロウ!
posted by サンダーロードスタイル at 00:02| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年05月06日

5月第2週 バカン週報

さて先週

月曜
トイフェス・・・は前回書いた。

火曜
死亡。そりゃそうだって。死ぬほど頑張ったもん。


水曜
全然本調子ではないもののいろいろ予定が詰まっている。
のでまずずっと我慢してたグリーンブックを見に行く。

混雑のあまり仕方なく最前列で見たんすがスクリーンがゼッペキ。

座って見上げた段階での俺の表情が


こちら


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昔は最前列を選んで座ってた時もあるくらいだけど、俺史上最強に
スクリーンが目の前にそびえ立ち、見上げたらパースが何がなんだかわからないくらい。

というのを差し引けば非常に満足度の高い、これぞ映画という作品でした。


珍しく昼間に大泉に言ったので目の前の東映アニメーションミュージアムに寄る。
無料なんで刺激どうこうはさすがにありませんでしたが

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受付の中に山下悟空が飾ってありました。


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木曜
まだまだ肉体的なダメージが残っているものの朝イチで銀座のT&J展に向かう。

毎度毎度のデパート催事なので、食い足りない度は予想を超え
センスのなさにがっくりきましたが、ストーリーボードは凄かった。

ディズニーの場合、まず原画の鉛筆線が恐るべき美しさの時が多い。

だけどMGMというかハンナバーベラは全然原画が美しくないどころかすこぶる出来が悪い。
選んで置かれた今回のでこれってことは、相当厳しい状況だったんじゃないか。
名うてのアニメーターの原画は凄いのがあっても総じて他のスタッフのレベルが低い。
でも構わずやっちゃってる。そしてあの結果。つまりあれだけ面白い完成品になってる。

ストーリーボードでほぼ完成形のアニメーションというかキャラクターのイメージを
完全に伝えきっており途中、原画作画が多少荒れたとしても、最終的に間や
色彩バランスが絶妙にフォローしてストーリーボードと同じイメージで結実。
驚きというかプロフェッショナルというか、もう鳥肌。
完成品のクオリティを肌で感じてるからこそ、途中の粗さの意味が分かっての鳥肌。
複数の人の手を経て仕事するって、こういう事だよな。


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展示そのものはもうグチャグチャで愛情も何もなく、フレッドクインビー時代も
チャックジョーンズ時代もワーナー時代も一緒くたになっており、関わった職人達に
対するリスペクトはゼロ。扱いが低くて可哀想です。一瞥だにしないコーナーが
たくさんありましたけど、あのストーリーボードを見られただけでお釣りがきます。

で、それを見た後池袋に行き、気になってたバンブルビーを見る。
興味のポイントは人形アニメで鳴らした人の画面構成と、そうした別勢力が
加わることによって基本的にウンコのトランスフォーマーが少しは見られるレベルに
なってるのか体感したかったわけです。ある意味予想通り酷くて、ある意味予想通り
素晴らしく、劇場で見られてラッキーでした。自宅で見てたら飛ばしてる。

エブリデイマジック、日常に不思議や変化がやってきてちょっとだけ
生活が変わる物語は大好きです。藤子Fのはドラ、オバQをはじめそういうのが多いし
アイアンジャイアントもそう。でも最初に思い浮かぶのはエドワードイーガーの「魔法半分」。
半分だけ願いが叶う魔法のコインを拾った姉弟のお話ですがそういう図式に
スゲー惹かれるわけです。だからそういう意味でも期待してた作品ですが
その点ではクソバカアメリカ感が凄くて無反省。グリーンブックとは対照的でした。


金曜
さすがに疲れて来たのでDVDをごっそり借りに行き、家でおっとっとを食いながら
見損ねてたランペイジを見つつビリケンのメカゴジラを組み立てる。

ちなみにおっとっとは深海シリーズでシークレットのアノマロカリスが3匹出ました。


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で、メカゴジラ


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最高にかっこいい。

俺は原型師としてはハマハヤオさんに憧れております。
最初に買ったGKはビリケンのソフビでした。

ようやくマイソフビと比べてみると・・・


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貫禄の違いが果てしなさすぎる。
胸を貸してもらうという図式がひっくり返ることはありえなさそう。

打倒ハマ造型とはまだまだ口が裂けても言えんす。でも頑張ります。
それにしてもなんつーか・・・ハマ造型LOVE!!!



土曜
雨もパラつき、都心は即位なんたらで人が10万人は増えているので
外出は見送り。

ハロウィン(1978)を見てないツレアイにハロウィン教育を施す。

その間、俺は初めて恐竜に肉を盛ってみたりする。

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日曜
さあいよいよハロウィン(2018)を劇場で!

そしたら新宿は満席、ウソでしょ?
池袋に余裕があったので席を予約して行ってみたら、ほぼ満席!?
マジで?みんなアメコミにうつつ抜かしてホラー映画ナメてんじゃねーの?

しかも中学生みたいな男女の一団がワイワイと前の席1列を占めて
R15指定じゃねーの?いやこりゃうるっせーぞと思ったんだけど、
みんなで長いタオル持って顔を隠しながら、帽子で画面を隠しながら
バッキバキに殺しまくるマイケルの暴れっぷりに右往左往している!

ジョン!!あんたの低予算イモスラッシャーが!
まだまだ世界のティーンを熱狂させてるぜ!!


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そういう意味では本当にターゲットのティーン客がばっちり多くて
それにビタっと容赦ない殺しっぷりを植え付けてもう最高としか言いようがない!

単純に続編としても文句なし。前日に見直しといて本当によかった。
さらに訳が素晴らしかった。誰だかチェックし忘れたけど、最高の仕事でした。

疲れ切ってるんで今日はこのまま帰ってこようって予定だったけど
もう面白すぎて元気出てテンション上がっちゃったんで
このまま新宿でアジトイズムのピザまぜそば食って、ビデオマーケット行こうぜ!
と元気いっぱいで新宿へ。

大井町のアジトイズムの御主人とは、ネジケン展示の時に稲坂君と行って以来
懇意にさせていただいてますが、遠いのと混んでるのでなかなか店に行けないのが実情。
俺の忙しさとタイミングがことごとく合わず、ツレアイを連れていく約束も
果たせないままズルズルきたところで、まさかの新宿ベース開店。

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しかもビデオマーケットのビル!!


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サクッと食ってきましたぜ。そりゃもう大井町行きたいけど、全然OKです。
基本のピザまぜそば頼みましたが改めて最初に御主人に言った感想の通り、面白い!

美味い不味いは人それぞれでなんとも言えないもんで、たいてい他人の
美味い不味いは全然アテになりません。
でも面白いってのは、そこでしか食べられない個性があるってことで、
それこそがまず店に行く動機になるわけです。

ちなみに初めて食ったツレアイは途中の段階で、こりゃリピートあり、と
言いだす感じ。混ぜて食うのに抵抗ある俺らがコレなんで安心して
混ぜ食って大丈夫す。新宿行くお楽しみが1個増えました。


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そして一応ビデマも寄ってから、一応仕事の買い出しで世界堂に筆買いに。

スカルピー馴らし用のいい筆をたっぷり買い込んだので、まだまだ
バッキバキで作りまくれます。

さあいろいろ片付いたから、いよいよアメコミに戻るぞ!
posted by サンダーロードスタイル at 00:03| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする