2019年11月25日

11月最終週 スカキャプ週報

今日はたっぷりサイボーグ009について書こうと思ってたが
なんの因果かコミコンで打ち合わせとなり、2時間かけて
房州は幕張くんだりへ出向く。遠いなコノヤロウ。

ずいぶん重い原型持ってエッチラオッチラ行くまでは
腹立たしかったけど、フィギュア王×CCPブースの目の前が
ステージで生ヘムズワース、生リーヴァイ、生ラファロに加え

きゃーー!生ジュードロウよ!
もう座りションベンしてバカになっちゃう! 

時よ止まれ!ジュードロウ イズ ポーズ!


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と大変コーフンして参りました。

だってさ、この銃シャブって作ってた人だぜ?


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俺のSFガンコレクションに加えたい、ボーンガン。


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マニアックを気取るメーカーはこれを製品化しろ。


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で、それはそれとして
このところ一斉にヨレヨレになってしまった帽子、キャップを探しており
また刺繍のオリジナル発注しなきゃダメか面倒くせーな
コミコンでなんかあると思うけど、ちょっと探してみっか
と探索の旅に出て、4歩(CCPブースの真裏)で買ったのが

これ


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何度も言うようですが、キャップを後ろ向きに被るのは
社会不適格者です。

しかし俺の場合、今後正面にこの文字が来ます。


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仕事上、一番大事な文字。これがないとなんも出来ない。


というわけでこれにて俺のコミコン終了。

さあ、楽しく仕事するぞ!
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2019年11月18日

11月第3週 キンイチ週報

何度も言うようですが食べ物のことでクチャクチャ言う野郎は全然
死んだ方がいいす。普通に「食べられる」という幸福の意味を理解できない
ノー感謝人間は寂しく死んでいいと個人的には思ってます。


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なんだって食えればありがたいし、そもそも咀嚼して嚥下して栄養に変えられると
いう健康は奇跡とも言える素晴らしい日常。決して当たり前じゃない。
まったくもってありがたい限りで俺なんか飲み込むたびに感謝します。

しかし悲しいかな現実には食べ物に上下があり、とてもじゃないけど
感謝とは程遠いものもある。利益の為に悪意をもって改竄された食品群。
これは世の中が資本主義社会である限り当然発生する「ズル」。
ですがまーしょーがねーっちゃしょうがねー話でもあります。
長期保存、大量流通を前提に行った工夫を一概には責められないし
それによって受ける恩恵の巨大さたるや計り知れないものもあるわけだし。

だから食品は清濁併せ呑みつつ、出来る限りその中から
良い(高価ではなく良心的)と思われるものをチョイスして
真面目な生産者を応援しつつ、こちらの健康も守りつつ、
(時代に媚びたテンション上がるジャンクも食いつつ)
分相応の狂信的ではない健康的な食生活を考えていきたいわけです。


つーわけで今日は真面目に作ってるチーズを買いに出かけてきました。


建築を目当てに行った、ウチの近所にある学校の系列の
乳製品工場(?)の秋の収穫祭みたいのがあるってーので、そこに。



ま、そこのチーズが旨いって話はともかく、考えさせられるのは
チーズをはじめとする人類史における「発酵」文化の発達です。

いやもうこれ、すごい。

基本的に俺は食品関係は門外漢ですから間違ってるかもしれないすが

いつ人類が乳製品を摂取し始めたのかは謎です。
ヤギや牛の乳をどの段階で「飲める」と判断したのかで言えば
おそらく猿の頃からでしょう。殺して出てくる美味しい部位としての
血や乳としての認識が最初と考えて間違いありますまい。

ただそれを捕獲、飼育、乳のみ採取ということだとちょっと
後になるはずです。それでも1万年前には余裕で行われてたでしょうね。

その乳を運搬する場合、牛やヤギの胃などを袋に加工して運搬した。
その際、胃の内部にある酵素が反応して変化することに気付いたわけです。
カッテージチーズみたいなのとホエーつまり乳清に分離変化する。

ここまではわかる。

で、カッテージチーズみたいなのを固めて干す。
初期の保存チーズは燻製されたもののようだったそう。
凝固、塩蔵、乾燥、熟成。

ここまでもわかる。

問題は次のステップ。


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カビ。

菌の植え付けによる変化です。

これはわからない。理解不能。

菌の植え付けによっていわゆる発酵に踏み込むわけですが
そもそも発酵と腐敗の差は微妙。
というか現代においても定義出来てません。

人に都合の良いものが発酵であり、そうでなきゃ腐敗。
ってことは人体で試しまくったわけです。食って大丈夫かどうか。


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だからカビが生えたチーズ食ったヤツはスゲーと思います。

よく納豆最初に食ったヤツすごいとか言いますが、
いい納豆は藁の匂いがして普通に美味そうで、試しに食うのに
まったく躊躇しないレベル。でもチーズのカビは、微妙。
ハッキリ言って便所を連想しないわけがない。
普通にカビ臭い。罰ゲームか酔っぱらってたとも考えられますが、
まーよくカビたもんを食ったもんだと感心します。


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以降、チーズは選択された菌を植えつけ人為的な
発酵熟成が加速するわけです。


でもそもそも菌を植えつけるといっても、菌にもいろいろ状態があり
菌が糸状になってるのがカビ。それが子実体を備えたものがキノコ。
キノコってのは菌が胞子を撒き散らかす為に生み出した菌糸の構造体。
基本、キノコ、怖い。菌、怖い。


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というなんかやっぱり得体の知れない菌=カビを植えつけ発酵を促すのは
またそれはそれで勇気がいったはず。

しかもカビを場合によっては「麹」なんて呼ぶ。

麹と呼ばれる善玉カビはあらゆる日本食の基本です。

その最も恐ろしい使用例がこれ


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キノコキャラもいますがカツオブシの方を気にしてください。



煮て成型して干した魚肉に、カビをまぶす。


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このカビは水分を好み、カツオブシの内部に菌糸をのばし焙乾では
奪えなかった中の水分を吸い除去。乾燥の度合いを格段に上げます。

さらにその菌糸はカツオの中性脂肪を分解し脂肪含有量を低める。
結果透明の澄んだ出汁がとれる。加えてタンパク質を分解するとき、
旨味成分であるイノシン酸やビタミン類を生成する。もう奇跡。

というカビを普通のカツオブシ製作時には、5回くらいこのカビつけが繰り返され
最終的にはカビが食うものがなくなって、キンキンのカツオブシが完成する、と。

みずみずしい魚の肉を、モース硬度で3くらい(骨とか琥珀とか生物硬度の上の方)まで
押し上げるんですからカビの能力と利用する人間の悪知恵たるや恐ろしい限りです。



でもまだカツオブシは菌感が少ないからいいですよ。

チーズとなると、もろにカビのまま。

青いし。


本能の半分がこれは危ない、と告げる匂いもする。


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子供の頃、バーチャンたちと山にキノコ狩に行った時
ちょっとオシッコしてくる、とバーチャンが茂みの中に入って行き
その方向から別のバーチャンがビニール袋いっぱいのナメコを手に
満面の笑顔で現れた時、可愛い俺は戦慄しました。


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どう考えてもバーチャンがションベンかけたビチョビチョのキノコを
袋に詰めて現れたようにしか見えず、マジで怖かった覚えがあります。


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いまだにババションとナメコのイメージを切り離せない。トラウマ。

おそらく俺のようにチマチマ考えて小知恵を巡らすようなヤツと違い
そのションベンキノコをうめえうめえと食っちゃう奴がいるように

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カビが生えたチーズもうめえうめえと食っちゃう奴がいたわけです。
たぶん。


一見、デリカシーがなく協調性もなく社会性もないようなヤツでも
人類というくくりで見た場合、危険な菌やカビを攻略するのに
そういう神経の図太いヤツがものすごく便利だったという事実は
否定できない。人類の社会的構造の中に存在する鉄砲玉。
エクスペンダブルズ。生物種としてこういう手合いが生まれるのが
必要悪なんだとしたら、というか必要なんですが、とにかくすごい構造です。


チーズ旨いなあ、でもカビ臭いから危ないよなあ。
試しに食ってみてもいいんだけど、前にブツブツ出たんだよなあ


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食ったら死なないって保障もねえしなあ


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でもまあ


みんなで食っちゃえば大丈夫かあ


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とか思いながら、あまたの犠牲の上に成立した発酵文化。

今日も安全に美味いチーズを食わせてもらって大感謝っつー話。
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2019年11月11日

11月第3週 ノーマネジメント週報


この時からずっとどころかまだ毎日毎日俺をイライラさせる
椅子問題。



穏やかな俺も静かに激り続けてます。


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を、先日まさかの解決。

低反発クッションではなく低反発枕を敷いたら死んだ座面を救ってくれました。
たった500円で解決。初めてお値段以上の結果を出したぜニトリ。


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それまでクッションを2重にしたり、3重、4重も試しました。
組み合わせも変え位置も変え、それでもずっといい具合がなかったのに
別の目的で買ったそれをたまたま敷いてみたらピッタリ。

一応冷静に状況を考えたつもりでいろいろ試したりはしてましたが
その実物を手にするまで、あれ?使えるんじゃね?と思うまで
まったく予想してなかった展開と解決。



簡単に思ついてもよさそうなのに、なぜ思いつかなかったのか?
もっと言えば、解決できなかった根本的な理由は何か。

結論からですが

おそらく



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「怒ってた」んだと思います。

ゆえに判断が鈍ってた。

これはこういうクソ椅子だ、だから俺はイライラさせられる、で
心情的にはほぼ完結してたんではないか、と。
クリアすべき問題として意識する前に怒りを置いていた。


いわゆるこの状態。


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「認知的不協和」。

なに?いいんだよこの画像で。検索かけたら出てきたんだもん。

認知的不協和とは複数の矛盾を抱え、それを処理できず混乱するってアレですね。
タケー銭払って今までで一番いい椅子買ったのに、道具箱の上に
座布団敷いて座るよりもイライラさせられるっつーこの感情を
冷静に分析することができなかった。って状態。

だって強力な仲間になると思って買ったバカ高い椅子が
まさか俺の敵に回り毎日イライラさせられ集中を妨げる存在になるなんて
思ってもみないもん。
ある種、想定外の「脅威」を部屋に招き入れた状態と考えられます。


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生物は脅威に対して「闘争」か「逃亡」しか選択しません。
本能的、つまり無意識にその場で闘うのか逃げるのかを判断する。

そして脅威が強くなるほどその反応は強まる。
その強さは、瞬間的な脅威もあるし、持続的な脅威もある。
今回では毎日接してるから、かなり持続的脅威に接してたと考えていい。

俺の本能は縄張りに侵入した脅威に対し、闘争を決意します。

すなわち、この腐れ椅子を俺の小さな屁みたいな無に等しい
労力で乗りこなしてやる!という決意です。

しかしこの決意が問題。
偉そうに言ってもそれは単なる「エゴ」。

予想外の脅威に対する反応から、認知的不協和の状態に陥り
その結果怒りに任せて勝利を得たい。
この縄張りの支配権が俺にはあると主張し、椅子の開発者より全然賢いと
思いたいだけ。バーカバーカ!と言いたいだけ。

そうなると
俺がやっつけてやった!と思わない限りクソ椅子に対するイライラは
解消されず、そのエゴを満たすことこそが目的、問題解決の目標とになってしまう。
受け入れ難い座面製作の判断を軽く上回ってやったという達成感が欲しいだけで
論理的な解決とは程遠い状態を欲してるだけ。

この状態を平たく言うと「怒りで目が曇る」であり
エゴに支配されてるわけです。まさしく「自縄自縛」。
ガキです。



冷静な問題解決には、常に開かれたグローバルな視点が必要です。
自己や常識なんぞにとらわれてはいけない。

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怒りのコントロールは本当に難しい。

大人の男に必要なのは常に「問題を解決できる能力」であって
その為には常に冷静に自己分析出来てないといけない。

正しいセルフスキャンをかけ、エンジンに負担をかけていい時か
メンテナンスタイムに入るべきか、的確に自己判断した上で問題に
対処し、かつ解決できないといけない。エゴなんかどうでもいい。
宇宙開発の技術者たちに憧れるのは、彼らが一直線に目標を見上げ
その為のたゆまぬ努力を惜しまぬからです。

宇宙はエゴなんか通用しない。というか物理にエゴなんか通じるわけなく
すなわちそれは世界に通用しないという事です。
通用すんのは神様のいる精神世界だけ。そこにはユニコーンだっている。
でもそこは俺の戦場ではない。だったらエゴなんかどうでもいい。



現実の問題ってのは準備してても意味なくこじれたりするもんですが


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冷静に自己分析し、冷静に対応すれば解決法が得られる。かもしれない。


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そういうわけで椅子の座面に厚めの枕をクッションとして置いた時
結構考えさせられたっつー話。

普段俺は枕を使用しないので枕購入という発想がなかったり
頭を置くものを尻の下には敷けないという因習に近い思考に
とらわれてたりしてたゆえに発想が貧困だったと考慮しても

今回は俺のエゴによる無駄な闘争反応が問題解決の
邪魔だったんだなと思い至れたってのは収穫でした。

まあ本当はその闘争に勝ちゃいいってだけなんですけどね。

今回は俺がお値段以下でございました。
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2019年11月04日

11月第2週 ブレイクスルスル週報

本日『キン肉マントイフェスティバル2019 OSAKA 』ですよ。
俺が宣伝すべき抽選商品はこちら。


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他に彩色原型の展示や予約、限定品に蔵出し品などいろいろと。


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関西勢はクーポン使える今年最後のチャンスだと思うので
ぜひ足を運んでその目で御確認下さい。もちろんクジもやってます。






さて、仕事関係の宣伝はここまでとしてここから個人話。

先日この画像を見かけて鼻で笑ったので人類史の話。


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面白おかしく作った画像相手にマジ突っ込みが野暮なのは承知だけど
空白って、目の前に御馳走あるのに料理来てない!って騒ぐキチガイか。


任侠道、正義の味方とはなんなのかと考えると、主義主張ではなく善意に行きつく。
しかし生物の行動における善意となると社会性や協調性では片付かないものが出てくる。
となると、猿レベルですら優しさと善意があり、それがどうなって
本能と区別され、社会性のある善意、つまり道徳や美徳まで成長したのかを
探らないといけない。猿の本能みたいな正義で俺の心は打たれるのか?
それを考えると、どんどん人類史をさかのぼってしまうわけで。

特に俺が重要視する美徳、和風の美徳の本質は何かと考えると先週取り上げた
天皇制云々の古事記や日本書紀程度の時代の話はもはや近代であり
そんなものは渡来由来のどーでもいい捏造話であり、そこに日本人の本質、
つまりアニミズムに代表される共感性や互助精神はない。
ルーツを探るならどうしてもそれ以前、と考えてしまうわけです。
というわけでその空白は俺の興味の的。


で、あてはめてみると、こう。


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まず
簡単に言うと猿状態の人類の祖先は400万年前に登場。ウキー、レベル。
で、250万年前に原人が登場。これはウホ、くらい。
60万年前くらいには旧人と新人が出始めウホからウホホ?くらいに。

石を道具として使い始めた証拠は260万年前だそう。
35万年前くらいから石器は高度化を始め、火の日常的な使用痕が見つかったのが
12万年くらい前。でもそれ以前に使ってたであろうとは推測されている。
ちなみに自然火かどうか不明だけど加熱調理の痕は100万年前のものも確認されている。

てことは、最低でも12万年前で自在に火を起こして調理し、火を囲んで
生活出来たと考えるのが自然。

雷や山火事などももらい火じゃない自力で起こせる火の存在ってのは
革命的どころじゃなかったでしょう。調理だけでなく、道具の加工や
集団としての在り方も変えるパワーがあったはず。まさにブレイクスルー。


で、さっきの図ですが、日本でも12万年前の石器が出雲で発見されている。
今でこそ旧石器時代が日本にあるのは自然ですが、以前は大陸様が文明を
持ち込むまで日本には人間すらいなかったレベルの認識でした。
まあ天孫降臨が現実として教えられてたんだからしょーないすが。

でも3.5万年前の群馬岩宿遺跡で世界最古の磨製石器が発見され
あれ?これはおかしいな、と。

実は4万年前の長野ではナウマン象を狩りまくってその骨を加工したものが
山ほど出てきてます。

さあ、象を捕まえて食うとしたらどれくらい組織的な狩が必要か。
まずウホホレベルでは無理。かなりの意志の疎通どころか
作戦が立てられないと追い込むことさえできないはず。
ライオンなどの本能の追い込み型狩猟とはちょっと違う。
だって決め手となる牙や爪がないわけですから。

日本は土壌や湿気などでモノが残りがたい土地柄ですが
その段階で槍や斧だけでなく、音を出す鳴り物や武器そして罠、毒に
高度な戦略による狩猟がすでにあったと考えるのが自然でしょう。

6万年前のヨーロッパの洞窟での壁画が発見されてるのは
有名ですが、その抽象的なスケッチから2万年後の4万年前で
同じくヨーロッパの洞窟に一定の記号が発見され、文字の
原型ではないかと言われてます。


実は7万年前、
人類の脳は飛躍的に進化したという話があります。

7万年以降から文化的創造性が発見されているという事実で
その時に「想像力」を得たのでは?という話。
記憶の中の事象を関連づけてイメージする能力で
「前頭前野統合」と呼ばれ上下、前後関係を把握できる。
つまり目の前に起きてる事だけではなく、関連づけていろいろ
考える「想像力」を手に入れた、これによりホモサピエンスは
真の意味で現代の人の祖先へと進化したという説。

会話や安定した生活、火や武器による安全のおかげで
比較的落ち着いた子育てや、食料の進化もそれを後押ししたんでしょう。
想像力の獲得への進化は素晴らしいブレイクスルーでしょ。

ちょっと戻りますが
おそらく言語による意思疎通が完成していた後での文字の発明。
模様だけひっかいたりしたものならさらに数万年前のが発見されてますが
意図した意味を伝えようと工夫した結果ってのには、胸躍りますな。

すでにこの段階で想像力を得ていたのであれば、いろんな道具の意味が
変わってきます。もはや猿が振り回す便利なこん棒ではない。
優秀な誰かが使った憧れの立派な道具が生まれたりするわけです。

そして文字から少し後には楽器。ドイツでは笛が発見されてますが
仲間の呼びかけや自分の位置報告などでただ音を出すものから
それなりに音階で変化をつける楽器が登場となると、ここでも
文化というか人間関係の進化が伺えます。感情の表現も生まれたでしょう。
誰かを思い出して泣いたり、元気を出したりもあったかもしれない。


そして2万年前では土器が。
1.2万年前では漆器加工が発見されてると。
(ウルシ加工に関する面白い話は今回カット)

実は狩猟民族は農耕よりも先に保存用として土器を作成
使用していたというのは今では当たり前の解釈。
2万年前くらいまでは大きく考えて遊動生活だったと。


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でもそれが終わってから、定住が始まり農耕も栽培も
さらに選択栽培も行われ品種改良まで始まる。

定住することにより文明はより地域性を強め
宗教や習慣がどんどん生まれる。

というきっかけとピタリリンクするこの青いラインは氷河期です。
これが終わって数百年で一気に日本、とくに本州は暖かくなった。
植生に大きな変化が生まれ、収穫に影響を及ぼしたわけです。
なので前述した変化が生まれたわけです。

それまではサバイバルに必死な環境だったと言えますが
それでも文字や音楽、道具といった技術革新を繰り返してきました。

面白いのは赤いラインで、これは今の人類、つまりホモサピエンス以外の
旧人や原人が共存してた時代です。5万年前くらいまで実は複数の人類が
生きてた。そして争いも進化し、武器も進化した。
巨大人類もいたし、ミニ人類もいた。
仲良く共存してた痕も残ってますが、激しい殺し合いの痕も残ってます。

なので4万年前の投槍器の発見ってのは個人的にすごくロマンを感じます。
いわゆる「アトラトル」ですが、これは100m以上の敵に当てられ
現代の大会でも130mが平均値だそうです。


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弓に頼る場合、基本的に材料工学が発展しないと無理じゃないすか。
剛性を維持するような組み合わせや方法を探しても
盗まれれば、落とせば終わり。おそらく狩に出る場合
個人の資質をかなり重要視したと考えられます。

肉を焼いて食えるようになって、咀嚼時間が短縮され
結果摂取する栄養素は増え、考える時間も増え
槍や武器を通常で使用するだけでなく工夫し、パワーアップさせてた。

ドシュっと見えないところから飛んできた槍。振り返れば丘の上に
あのシルエット!まさかあいつが投げたのか!?みたいな。
最初のアトラトルでの長距離攻撃は、もうグレートマジンガー登場並みの
燃える展開だったに違いねーっつーの。

というわけで・・・と言いたいとこですが、ウソかマコトか
28万年前の槍先がエチオピアのガデモッタ遺跡で発見されました。


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もう人類がアフリカ出たと言われてた時代を上回っちゃうわけですが
歴史の認識なんてそんなもんで、証拠が出てないだけで出ればどんどん
変わってしまう。28万年分、また考え直しかっつー。
7万年より前の創造的痕跡が出て来たらどーすんだっつー。

別に他人がどう思おうと俺には関係ないし興味もないすが
他人が軽く言うその「空白」も俺には面白い事ミッチリ詰まってる
宝の山にしか見えないって話。
整理がてら考えてみて、やっぱし面白かった。さあオリジナルやるぞ!
posted by サンダーロードスタイル at 00:04| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする