2016年10月17日

10月第4週 ハーダーホースカム週報

先週は、この忙しいのに実家の群馬に帰省。
無駄に出かける時は仕事をやり貯めなくちゃいけないので
移動時間が貴重な睡眠になるものの、ここに来て読まなきゃ
いけない本がありすぎるので、気合入れて目を振り絞って読みながら移動。

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とはいうものの、やはり眠いと読書はキツイ。



実際はほぼこんな状態で移動。

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頭に入ったのか全然自信なし。
眠気が消える方法はないもんか。ポンか。ポンしかねーのか。



それはともかく、当然ながら遠出した場合、可能性さえあれば
ご当地博物館にはぜひとも足を運びたい。

というわけで夏にリニューアルしたっつー
群馬県立歴史博物館に行ってきたわけですが

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博物館は大別して、冷静に歴史を俯瞰出来ている所と
ハッキリ言って売国的展示に終始してるところとがあり
さてグンマはどっちかいな、と思ってたんですが
完全に後者でガックシ。ある程度は覚悟してたものの
そこまでバカとはお笑い草。その状況からのチクリという返しもない。
宝の持ち腐れもいいとこです。



大体、高崎に降りてすぐ駅前を大規模開発してたんですが
まずそこで見たのが

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この素晴らしいネーミングセンス。
千葉は流山の会社だそうですが、なんでこれが出来ねーんだグンマ。

八州とは相模、武蔵、安房、上総、下総、常陸、下野、上野の
8カ国からなる関東八州を指し、八州廻りというのは関東取締出役の通称。
房州や武州よりも上州は八州廻り取り締まりの影響を濃く受けてます。

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というのも当時の文献にハッキリ残ってるそうですが、すぐ勝負に打って出て
人生を博打としてマジメに百姓をやらない上州気質。
質素倹約を奨励して民衆管理をすべく広域警察として機能していた
八州様のいうことを、全然聞かないのがクソ上州。
基本的に癒着や賄賂で腐敗の温床であった八州廻りに対して、
いろいろと関わり深い状況になっちゃってたわけです。つまり八州は敵。
で、それに真っ向から抵抗してた勢力が侠客達でありその代表が
仮面ライダーの起源のひとつチュージクニサダなわけです。

幕末から明治の動乱の中、薩軍に抵抗し、明治政府にも抵抗した世直し運動の
上州の博徒達は概算で200集団、実に10万人いたそうで、関東の中でも
極めて異質で御し難いという報告があったそうで。
そしてこれに手を焼いた政府は新たに据えた県知事にフィリピンの大統領並みに
強硬策をとらせ、親分衆の首をハネまくり河原に並べたそうです。
証言をそのまま載せれば「チョキンチョキン」と首切って並べられたんだそうで。

なもんで、宿場町街道沿いとして最先端文化流入があるけど
マジメに働きたくない連中が多い土地としてのグンマは数々の
時代劇、任侠映画の舞台とされて、英雄的にしろチンピラ的にしろ
とにかく言う事聞かないヤツの宝庫とされてきたわけですが、
そうした反抗的な気質が…全然出てねーんだよ歴史博物館。犬かよ。

玄関トコで電子音鳴らしてプロジェクションマッピングじゃねーよコノヤロウ。
発想が博徒じゃなくて水呑み百姓だっつの、矜持がねーのか矜持が。
大前田栄五郎と相澤先生に土下座しろバカ。そっち方面に尻尾振るなら学問名乗んな。

という意味をすべて含めた上で、駅前の開発と称して弱った土地に入りこむ
イオンが出来上がるという現場に八州名前の土建屋がガンガンに働いているという図式。

歴史は繰り返す、というか、簡単にナゲーものに巻かれやがって
骨のあるヤツはマンナンライフしかいねーのかグンマという面白さがありましたぜ。
ゆえに燃えるんすけどね。



しかし


良い展示もあり。

なんと上毛かるたの原画展示!

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10年以上前、鯉口シャツを自作プリントした際もまず
これだと思った柄が、上毛かるたの「ら」

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その原画ですよコノヤロウ。
アメコミの原画見られるのかっつーテンションの上がり具合です。

初めて見た!!!

かつて米軍の統治により、思想統制に近い状況でGHQから日本の歴史や
地理を教えぬようと制限されてた時に生み出されたのが上毛かるた。
郷土の偉人や地名を組み込んで、日本人、上州人としての意地と誇りを
失わないよう、情操教育が途切れぬよう、メリケン指示に対しこれまた
極めて反抗的に普及されたもんです。
そして第1回のかるた大会は、なんと敗戦の3年後。
よくまあその混乱期に退かず挫けずやったもんだと心の底から敬服します。

まさしく侠客の時代から連綿と受け継がれる、骨のあるヤツがいた証拠であり、
そうとは知らず俺の性根を育ててくれたもの。

で、飾ってあったのがこれ

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他県の方には完全にナンジャソリャですが、群馬県人にはこの原画
たぶんモナリザ以上にポピュラー。
もう感動しちゃった。小さかったのね。原画。

旧版も初めて見た。

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帰りに絵葉書買っちゃったもんね。

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ちなみに「よ」は小学生が触れられる数少ないヌードとして
とても「俺」に大切にされ、勝敗に興味はないが試合において「よ」は渡さず
「よ」さえ取れば、俺の中では「よ勝ち」であって、あとはもう
バカみたいにカルタしてろや、的な思考しかしておらず、みんなが
必死で覚えた配置を邪魔する為にカルタの上を転げまわるとかしか
してませんでしたが、30年経ってもまだ温泉のネーチャンを
作ろうとしてるんだから、当時から正しい判断だったわけですな。
(同数勝負の場合「つ」を取るものが「つ勝ち」となるのが本当ルール)


ちなみにその後ろにあるゴッホの夜のカフェテラスのはレンチキラーで
なんかすごく出来がよかったもの。
奥行きのあるこの絵は抗いがたい魅力がありますな。


で、ついでに海洋堂のご当地ガチャを見つけたので回してみたら

群馬じゃなくて長野は松本城が出る。

欲しかったのは、これなんだけどなー。

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イカスぜ温泉猿。斬新。俺も作ってみたい。


しょうがないので、出た松本城は我が家の千年雨蛙に襲わせてます。

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というわけでまた来週。
posted by サンダーロードスタイル at 00:03| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする