2019年11月04日

11月第2週 ブレイクスルスル週報

本日『キン肉マントイフェスティバル2019 OSAKA 』ですよ。
俺が宣伝すべき抽選商品はこちら。


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他に彩色原型の展示や予約、限定品に蔵出し品などいろいろと。


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関西勢はクーポン使える今年最後のチャンスだと思うので
ぜひ足を運んでその目で御確認下さい。もちろんクジもやってます。






さて、仕事関係の宣伝はここまでとしてここから個人話。

先日この画像を見かけて鼻で笑ったので人類史の話。


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面白おかしく作った画像相手にマジ突っ込みが野暮なのは承知だけど
空白って、目の前に御馳走あるのに料理来てない!って騒ぐキチガイか。


任侠道、正義の味方とはなんなのかと考えると、主義主張ではなく善意に行きつく。
しかし生物の行動における善意となると社会性や協調性では片付かないものが出てくる。
となると、猿レベルですら優しさと善意があり、それがどうなって
本能と区別され、社会性のある善意、つまり道徳や美徳まで成長したのかを
探らないといけない。猿の本能みたいな正義で俺の心は打たれるのか?
それを考えると、どんどん人類史をさかのぼってしまうわけで。

特に俺が重要視する美徳、和風の美徳の本質は何かと考えると先週取り上げた
天皇制云々の古事記や日本書紀程度の時代の話はもはや近代であり
そんなものは渡来由来のどーでもいい捏造話であり、そこに日本人の本質、
つまりアニミズムに代表される共感性や互助精神はない。
ルーツを探るならどうしてもそれ以前、と考えてしまうわけです。
というわけでその空白は俺の興味の的。


で、あてはめてみると、こう。


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まず
簡単に言うと猿状態の人類の祖先は400万年前に登場。ウキー、レベル。
で、250万年前に原人が登場。これはウホ、くらい。
60万年前くらいには旧人と新人が出始めウホからウホホ?くらいに。

石を道具として使い始めた証拠は260万年前だそう。
35万年前くらいから石器は高度化を始め、火の日常的な使用痕が見つかったのが
12万年くらい前。でもそれ以前に使ってたであろうとは推測されている。
ちなみに自然火かどうか不明だけど加熱調理の痕は100万年前のものも確認されている。

てことは、最低でも12万年前で自在に火を起こして調理し、火を囲んで
生活出来たと考えるのが自然。

雷や山火事などももらい火じゃない自力で起こせる火の存在ってのは
革命的どころじゃなかったでしょう。調理だけでなく、道具の加工や
集団としての在り方も変えるパワーがあったはず。まさにブレイクスルー。


で、さっきの図ですが、日本でも12万年前の石器が出雲で発見されている。
今でこそ旧石器時代が日本にあるのは自然ですが、以前は大陸様が文明を
持ち込むまで日本には人間すらいなかったレベルの認識でした。
まあ天孫降臨が現実として教えられてたんだからしょーないすが。

でも3.5万年前の群馬岩宿遺跡で世界最古の磨製石器が発見され
あれ?これはおかしいな、と。

実は4万年前の長野ではナウマン象を狩りまくってその骨を加工したものが
山ほど出てきてます。

さあ、象を捕まえて食うとしたらどれくらい組織的な狩が必要か。
まずウホホレベルでは無理。かなりの意志の疎通どころか
作戦が立てられないと追い込むことさえできないはず。
ライオンなどの本能の追い込み型狩猟とはちょっと違う。
だって決め手となる牙や爪がないわけですから。

日本は土壌や湿気などでモノが残りがたい土地柄ですが
その段階で槍や斧だけでなく、音を出す鳴り物や武器そして罠、毒に
高度な戦略による狩猟がすでにあったと考えるのが自然でしょう。

6万年前のヨーロッパの洞窟での壁画が発見されてるのは
有名ですが、その抽象的なスケッチから2万年後の4万年前で
同じくヨーロッパの洞窟に一定の記号が発見され、文字の
原型ではないかと言われてます。


実は7万年前、
人類の脳は飛躍的に進化したという話があります。

7万年以降から文化的創造性が発見されているという事実で
その時に「想像力」を得たのでは?という話。
記憶の中の事象を関連づけてイメージする能力で
「前頭前野統合」と呼ばれ上下、前後関係を把握できる。
つまり目の前に起きてる事だけではなく、関連づけていろいろ
考える「想像力」を手に入れた、これによりホモサピエンスは
真の意味で現代の人の祖先へと進化したという説。

会話や安定した生活、火や武器による安全のおかげで
比較的落ち着いた子育てや、食料の進化もそれを後押ししたんでしょう。
想像力の獲得への進化は素晴らしいブレイクスルーでしょ。

ちょっと戻りますが
おそらく言語による意思疎通が完成していた後での文字の発明。
模様だけひっかいたりしたものならさらに数万年前のが発見されてますが
意図した意味を伝えようと工夫した結果ってのには、胸躍りますな。

すでにこの段階で想像力を得ていたのであれば、いろんな道具の意味が
変わってきます。もはや猿が振り回す便利なこん棒ではない。
優秀な誰かが使った憧れの立派な道具が生まれたりするわけです。

そして文字から少し後には楽器。ドイツでは笛が発見されてますが
仲間の呼びかけや自分の位置報告などでただ音を出すものから
それなりに音階で変化をつける楽器が登場となると、ここでも
文化というか人間関係の進化が伺えます。感情の表現も生まれたでしょう。
誰かを思い出して泣いたり、元気を出したりもあったかもしれない。


そして2万年前では土器が。
1.2万年前では漆器加工が発見されてると。
(ウルシ加工に関する面白い話は今回カット)

実は狩猟民族は農耕よりも先に保存用として土器を作成
使用していたというのは今では当たり前の解釈。
2万年前くらいまでは大きく考えて遊動生活だったと。


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でもそれが終わってから、定住が始まり農耕も栽培も
さらに選択栽培も行われ品種改良まで始まる。

定住することにより文明はより地域性を強め
宗教や習慣がどんどん生まれる。

というきっかけとピタリリンクするこの青いラインは氷河期です。
これが終わって数百年で一気に日本、とくに本州は暖かくなった。
植生に大きな変化が生まれ、収穫に影響を及ぼしたわけです。
なので前述した変化が生まれたわけです。

それまではサバイバルに必死な環境だったと言えますが
それでも文字や音楽、道具といった技術革新を繰り返してきました。

面白いのは赤いラインで、これは今の人類、つまりホモサピエンス以外の
旧人や原人が共存してた時代です。5万年前くらいまで実は複数の人類が
生きてた。そして争いも進化し、武器も進化した。
巨大人類もいたし、ミニ人類もいた。
仲良く共存してた痕も残ってますが、激しい殺し合いの痕も残ってます。

なので4万年前の投槍器の発見ってのは個人的にすごくロマンを感じます。
いわゆる「アトラトル」ですが、これは100m以上の敵に当てられ
現代の大会でも130mが平均値だそうです。


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弓に頼る場合、基本的に材料工学が発展しないと無理じゃないすか。
剛性を維持するような組み合わせや方法を探しても
盗まれれば、落とせば終わり。おそらく狩に出る場合
個人の資質をかなり重要視したと考えられます。

肉を焼いて食えるようになって、咀嚼時間が短縮され
結果摂取する栄養素は増え、考える時間も増え
槍や武器を通常で使用するだけでなく工夫し、パワーアップさせてた。

ドシュっと見えないところから飛んできた槍。振り返れば丘の上に
あのシルエット!まさかあいつが投げたのか!?みたいな。
最初のアトラトルでの長距離攻撃は、もうグレートマジンガー登場並みの
燃える展開だったに違いねーっつーの。

というわけで・・・と言いたいとこですが、ウソかマコトか
28万年前の槍先がエチオピアのガデモッタ遺跡で発見されました。


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もう人類がアフリカ出たと言われてた時代を上回っちゃうわけですが
歴史の認識なんてそんなもんで、証拠が出てないだけで出ればどんどん
変わってしまう。28万年分、また考え直しかっつー。
7万年より前の創造的痕跡が出て来たらどーすんだっつー。

別に他人がどう思おうと俺には関係ないし興味もないすが
他人が軽く言うその「空白」も俺には面白い事ミッチリ詰まってる
宝の山にしか見えないって話。
整理がてら考えてみて、やっぱし面白かった。さあオリジナルやるぞ!
posted by サンダーロードスタイル at 00:04| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする