2018年05月21日

5月第4週 ボーガス週報


今度、新宿で小津4Kという上映があるそうで。

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昔はデジタル上映?と多少の警戒心があったんですが、今は
フィルム以上の場合も多く、まったく気になりません。
4Kデジタル修復ってのは、ちょっとよくわからんすが、
凄いに違いない。

先日読んだ原田治の「ぼくの美術ノート」には小津映画で
使用される「東哉」の器の話が出てました。

器はまったくの門外漢なので知らなかったんすが、東哉とは
京都清水焼の陶磁器製造販売で有名なお店だそうです。
だいぶ有名みたいで、小津安二郎が好んで使用したというのも
有名な話みたいです。


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画面に映るものってのは、想像以上にコントロールされてるもんで
小津美学が小道具まで染みわたっているのは当然っちゃ当然なのに
映画で使用されている器まで気にしたことはなかったすね。

いや、SFとかだと気にしてるか、結局。


いずれにしてもその話を読んで、キレイな小津映画を見てみたいなと
思ってた矢先なので渡りに船。なんとか行きたい。



俺はもともとホームドラマが大好きで、クリーチャーや
宇宙人やサイボーグが出てなきゃ映画じゃねえや、と思う反面
何気ない家族の日常を描いているものにも非常に心惹かれます。


思うにそれは間違いなく「時間ですよ」の影響で、あの世界観は
今でも憧れの的。演出家の久世光彦が構築して破壊した
お茶の間撮影みたいな感じが大好き。

しかしそれも元を辿れば小津映画のカメラありきと思います。


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時間ですよも最初は、手前にまだ人(一郎)がいたんですね。


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そのうちカメラ側には人を配さなくなり、スタイルが決まったものの
変化し続ける演出はバタバタと茶の間で暴れ始め、歌って踊り
久世演出のドラマは崩壊してバラエティと化してしまうわけです。

ま、それはそれで面白い部分もあるんでしょうが、

俺が好きなホームドラマの部分は、そこじゃない。


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フミさんがおカミさんを気にして、おカミさんがフミさんを
気にして、ってのを見てたい。心の機微に触れたいわけです。


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そういう意味では向田邦子の脚本回は大外れだしそれがメインの
寺内貫太郎は大嫌い。



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やっぱ時間ですよ、が好き。


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そんな俺が今週検索かけた画像、ビルとテッドの地獄旅行の
2こイチ天才宇宙人、ステーションのスーツ。

俺にとっての東哉って、こういうことなんだな。


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2018年05月14日

5月第3週 ゲンガ週報

先週は、しゅりけんとうちゃん原画展と原田治イラストレーション展へ。

どちらも小規模ながら、なかなか胸に来る展示でした。

まず、しゅりけんとうちゃんは2002年に忌野清志郎が絵を描いた絵本。
キンダーブックに掲載されて以来、書籍化されてなかったものだそうです。

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(現在発売中)

2002年頃の清志郎はというと、ラフィータフィーが終わって
ラブジェッツにさしかかる、個人的にはまさしく迷走の暗黒期と思える頃で
全然音楽に集中出来てない悲しい時期。その分こうやって絵本やTVやら
いろいろやってたんですが、いいアルバムは出してない時期。

時々こういう時期があった人なんでそんな陰も少しあるのかな
とか思ってたんですが、原画は元気いっぱいそんなことは微塵も感じさせず
リビングで闊達にわいわい描いたんであろうな、という感じが伝わってきて
非常に微笑ましいものでした。
マニキュアのラメなんかも使い、印刷はともかくいかにもな感じがまた
人となりを感じさせて非常に興味深かったです。


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それでもキンダーブック掲載時には、乳母車の娘が持っている鎖鎌の
先がとがってて危ないということで少し検閲が入ったそうですが
本当の配慮ゆえの検閲なのか、それとも頭ごなしの検閲なのかわからんす。
ただまあ、一見して浅慮と思われる判断にはイラっときますね。
頭デッカチの阿呆が口出すんじゃねーよ、とは思います。それをダメに
するならそもそも手裏剣投げる父ちゃんがダメだろ、って。
それを忘れといて、小さな女の子が鎖鎌というギャップの微笑ましさを、
これ尖ってて危ない!という野暮。そんな凝り固まった浅い考え方こそが
危険の予測や想像を膨らませる事に鈍感なイモを育てるんだろうし
モモちゃんにクサリガマ持たせたい親心、汲んだれよっつー話です。


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しかし当の本人はそんな些末な外野を意に介することなく、楽しそうに
描き散らしてるんで、絵に曇りは全然なし。見られてよかったです。

そして、築地に行き原田治イラストレーション展に行く前に
本願寺に寄ってみる。グッズショップがあって、そこで線香立てを買う。


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ピューターのウサギなんですが、一見して、これは線香を立てるんじゃなく
小さいマイクスタンドを作って黄色とオレンジに塗ってコタツにミカンを用意して
ささやかなMy柴山俊之置物、かわいいウサキクちゃん人形にしようと思いまして。


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という無駄な買い物をした後、築地場外市場の真ん中にある
パレットクラブ初訪問。


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細かい出自はよくわからないんですが、原田治が発足させたイラストスクールらしく
素晴らしく洒落ていて、今でも現役で教室やってるそうです。

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展示されてたのは初期の雑誌悪ふざけ時代の原画から実にバラエティに
富んだ作品の数々で、微笑ましいと同時に感心することしきり。

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似顔絵はそれだけで食っていけるほど上手いし、その後の可愛い系の
まとめ方の成長も見られる。抽象的なデザインもセンスあるし、優しい
風景イラストも味がある。つくづくあらゆる方面にアンテナ立ててて
あらゆる方面でセンスを発揮してるなあと再感心。

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特に細かい印刷指示の入った色指定イラストと、出来上がったページとの
驚くほどの差異に、改めて原田治のプロフェッショナルを感じました。

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もう現代においてはこういう指示は無用に近い作業です。

原稿用紙に手書きの原稿が、今はもう当たり前のようにワープロから
パソコンに移行し、データ入稿。
オモチャの原型も粘土をコネたり木を削ったりから、データ入稿に
移行しつつあり、いずれそれも特殊な事例以外、完全に移行するでしょう。

原田治が懸命に修得して操った丁寧な技術は、すでに過去のモノであり
カセットテープやフロッピーと同様、忘れ去られるものとなってます。

それでも、その当時、その技術を駆使して新たな表現に挑んだ姿勢は
どれだけ時代が移ろうとも作品にキッチリ宿ってるわけです。
技術ではなく、姿勢が作品として残ってる。

その時の旬のものを上手に使って最上のモノを仕上げたいという姿勢が。

ペーター佐藤含め、同時代を試行錯誤しながらも共に駆け抜けられた人々を
少しうらやましく思いました。いい具合に刺激しあったんだろうな、と。


自分はこういうカルチャースクール的な事ですら経験したことがなく
特殊造型を始めた時も自力で材料をかき集め、自力で作って
プロに持ち込んで見てもらったわけで、共に学んだ人がいない。

系統立てて学んだことも、机を並べて学んだこともないので
学校行って美術の勉強した、なんて話を聞くとまるでお菓子の城に
招待されたみたいなイメージで聞くことがあります。

まあ俺は自力でエサを探して来て育った野良犬的な自負の方が
うれしいんで、別に後悔はしてないんですがそれでもなんだか
学校通って、いろいろ教わりたかったな、って憧れがあります。
勉強だけで過ごせる空間。心の底からうらやましい。

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パレットクラブで購入した「ぼくの美術ノート」を読む限り
イラストもそうですが、原田治の話も生徒として聞いてみたかったなあと。

少し先を走る人の、ピリっとした意見は本当にいい刺激。
物事に対し、一家言ある人物の話は面白い。
同じモノを見ても、そんな切り口で見るのかという
「構え」だけ見ても流派の違いが勉強になるし、刺激にもなる。

イラスト展はまだ1週間やってるんで、興味のある方はぜひ。
70年代から80年代を彩った雑誌文化、江戸っ子の粋を残した
和風な遊び心と、屈託ない西洋への憧れと対抗心。そして
若い人に学んでもらえる場を作ろうとした男の理想の結果。
くーーー!と感じられると思います。


で、入り口には野良猫のクロちゃんがいるので、驚かせぬよう。
だいぶベテランの風格と貫禄がある「わかってる」猫がまた
原田治が作った場所に似合ってて、味わい深いす。
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2018年05月07日

5月第2週 ダバシ週報

先週はなんつってもようやく夢にまでみたブリバリーズの主役衣装争奪戦


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と、完全に内容が同じと思ってる、土星ゴリラとの手袋争奪戦を



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見られたわけで、いろいろ感無量でチョー語りたいんですが
それはネタバレ話にしかならないので置いておくとして、

先日、行こうか行くまいか迷ってた

あしたのジョー展に行ってきました。


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子供の日のスカイツリーというほぼ初詣レベルの人出の中、頑張って見てきました。

俺の中の梶原一騎配列は

愛と誠 > あしたのジョー > 空手バカ一代 > 男の星座

なので、なんとなく50周年でタカってきた愛情のない回顧展みたいなものだったら、
別にまあいいかくらいのスルー感で、ギリギリどうかなと思ってたところ、
ツイッターで背中を押されまして行くことを決意したという次第。

我が家からだと簡単に片道2時間かかるので、そこそこの決意が必要でしたが
行ってみれば本展示が始まる前の、フェイク試合ポスターを見ただけで
こみ上げてくるものがあり、なんというか、感情マックスで突入してきたわけです。


結構な原画の中でも印象深かった1枚は

林屋の紀ちゃんとのデートのコマ。

ここで、応援してはいるものの、心情的にジョーについていけない紀ちゃんは
ハッキリとこう言い放ちます。

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それに対し、ジョーは話下手にも関わらず、こう説明します。

「ちょっと言葉が足らなかったかも知れないな・・・。
オレ、負い目や義理だけで拳闘やってるわけじゃないぜ。
拳闘を好きだからやってきたんだ。
紀ちゃんの言う青春を謳歌するってこととちょっと違うかも知れないが、
燃えているような充実感は今まで何度も味わってきたよ。
血だらけのリング上でな。」

さらにこう続ける。

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そして


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ラストシーンに悩むちばてつや先生に編集者が見せたこのシーンが
あの真っ白に燃え尽きたシーンにつながったのは有名は話です。

今回梶原一騎のコメントでも書かれてましたが、青春の罠に
一直線にはまっていくジョーという表現がありました(たしか)。

青春の罠・・・



俺らは、常に、打算と向きあって生きてます。

常識的に考えて・・・世間的に考えて・・・いろんな条件を持ち出して
自分の心の赴くままに行動しようとすることを制限してます。
それが他者への思いやりであったり、気づかいであったりする場合もある。
でも出来るならば本当は打算なしに、心に素直に生きてみたい。


ジョーの物語の美しさは、そうした打算に挑んだ若者の生きざまでしょう。
それを原作者である梶原一騎は青春の罠と評した。

心の赴くままに己を酷使すれば、その代償はあまりに大きい。
だから我々はそれが出来ない。ブレーキをかけてしまう。

しかし、ジョーはそれをやってしまう。

複雑に変遷するモチベーションの向こうにあるものを
そこまで命を削って突き進む理由を我々が知りかねてるところ
林屋の紀ちゃんが、ぐっと切り込んでくれたわけです。

俺にはこのコマが相当ショッキングでガキの頃から刷り込まれてました。


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負い目や義理(という古風な言い方も胸にきますが)だけで
やってるんじゃなく

「すきなんだ」というひらがなの羅列。

死にものぐるいで
かみあいっこする充実感が

わりと おれ
すきなんだ

という告白。

可能な限り紀ちゃんに歩み寄ったジョーの台詞でしょう。

心配かけまいと、すこしだけ「わりと おれ」と軽めに
言う台詞のサジ加減が強烈に印象に残ってます。

あれだけの死闘を繰り返す理由が、居場所を探すのでも
自分を確かめるのでもなく、

わりと すき

という衝撃。


でもこれ、凄くよく理解できる。
ナナメに構えているわけでも、しょってるわけでもなく
別に軽さを装ってウソをついているわけでもない。

自分が感じる「いい」という感覚に身を委ねる本質的な正しさ。
自分への肯定感、道を間違えてない感が凄く共感できるわけです。

打算や駆け引きよりもなによりも、自分だけが感じる
いいんじゃないか、という感性に従える感覚こそ
自らをよしとする、つまり自由である本質なんじゃないですかね。

俺はこのコマの本物を見た時、自分はいつも、屁理屈はさておき
物事をとにかく素直に「好きであろう」と心がけてた事を思い出し、
このコマの影響だったんだな、と気づきました。

わりと すき はそれくらいカッコよく俺には見えてた。

わりとすきな事は、実は命を賭けるに足る事でもある。
打算や後押しなんかなくても、自分の感覚には本当はそれだけの
価値があるはず。ジョーは気負わず、鎧わず、軽やかにそう言ってのける。
わりとすきな事にすべてを賭けられる潔さと美しさ。男はこうあるべきだ。

梶原美学が提示した理想を、ちば画力が表現しきった原稿。

ちょっとした台詞の、ちょっとした配置や改行。
口語で想像した時の、響きの美しさや、余韻の心地よさ。

これが梶原一騎とちばてつやがギリギリまでせめぎあって
生み出したただのマンガだったのかと思うと、
会場で危うく涙が噴き出すところでしたが、我慢しました。

でも確信しました。俺の中にもジョーがいて、気づかずずっと
その背中を見てきてたのか、と。

こういうギリギリの問いに答えを出してくれる拳闘が
大好きだったんですが、今はもうなかなか見られないすね。
いろいろ胸が痛すぎて。
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2018年04月30日

4月最終週 サタクロ週報

本日はトイフェス。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
トークショーも多くの人に残っていただき、一瞬眠気も吹き飛びました。

体調的には過去最悪レベルの疲労困憊状態だったんですが、無事乗りきれて
なによりでございます俺。




トークショーではメインとなるはずだったサタクロ日記を
こちらで掲載します。

の前に、重大発表の要点をまとめますが

■キン肉マンクジ第2弾始動。
ステッカーだけでなく、ミニフィギュアなど混ぜ込んだクジの
第2弾がスタートします。大人買い特典は、前回のキン肉バスターに
勝るとも劣らないどころか、バスターを凌駕する(予定の)
新たな「技フィギュア」が!

ミニフィギュアは新たなスタンダードを目指す新形態。

■王位編コンプリート始動。
まずはビッグボディチームを年内走らせ、Studio24も並走しつつ
各チームコンプを目指します。今のところ、ペンチマン、レオパルドン、
ゴーレムマン、キャノンボーラーすべて俺が担当する予定です。

■東映まんが祭りも始動・・・としたものの、会場の反応に
若干迷いが生じているはず。

とかなんとかの話でした。




で、今回トークショーの軸にするべく、話のネタとして俺がせっせと
書いていたサタンクロス製作日記。
機材トラブルでまったく見られませんでしたが、完全版としてここに掲載。



赤裸々につづるOLの日常を覗く気分でどうぞ。



3月19日(1日目)
作業スタート。の前に、フィギュア王編集部にて打ち合わせ。
集中力を割かれるような楽しそうな話をされるが、
それに気をとられるとマジで完成どころではなくなると思うので、
サタンクロス終わるまで忘れることにする。

キャプチャー、スキャンした画像を整理し、資料を作成。
そこからパーツの割り振りを考えただけで終了。
やっぱりどう考えてもディフェンドスーツは無理。絶対。と判断。


20日(2日目)
パーツの割り振りをだいたい決めつつ、サイズの算出。
絵を描いて寸法バランスを割り出す。

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ポーズ用ミクロマンをいじくりつつ、ポーズについても決める。
3点接地にこだわるダイナマイトの希望が難しい。
しかしどうにか落としどころ発見。注文は厳しい方がいい。
マンモスオメガプリズマンと並べる事を考え調整。


21日(3日目)
寸法に合わせたパーツの芯などを作りつつ、嵌合部分の
部品作りも。いちおう試作として、注文されてない登場時の盾や羽根など
図面を書いて、ファンドで準備してみる。まずは盾。
最初なんでいろいろ遅々として進まず。

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22日(4日目)
集塵機を掃除してちょっとパーツをいじっただけ。ほぼなんもせず。
つーか削る作業が増えるので、準備しないとまずいんですが
フィルター外して掃除とか月イチの面倒臭さ。なので満足度高く作業は見送り。
代わりに別の作業をマジメにやる。設定的な。
大変頭を使ったので賢くなった気がする。

23日(5日目)
1日遊び惚けてなにもせず。デザイン用の文房具など買う。あとオモチャも買う。


24日(6日目)
実作業開始。
初期羽根の準備と、胴体加工。いろいろ差し替えも含め基本となる形状なので
先読み要素が多く、悩む。複製やもろもろの進行含めとにかくこれが最優先。

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25日(7日目)
基本ボディの加工。厄介。

26日(8日目)
基本ボディの加工。面倒。

27日(9日目)
今度こそ最後とばかりに1日遊び惚ける。KIN29ショップで
CCPマグを購入。うれしい。帰ってきて少し作業。難航。

28日(10日目)
ボディの加工+調整。手早くと思ってスカルピーで芯を作ってたけど
ボキボキ砕けて使えないのでマジスカで芯を作り直す。

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29日(11日目)
マジスカ芯でポーズを決定する。までもう、迷う。
先行していた原型のポーズは、気持ちはわかるが作るとなると
いろいろ整合性が合わず、参考にならず。

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まず、オメガ、プリズマン、そしてフェニックスを中心とすれば
マンモス、サタンクロスで挟んで並べるであろうから、上手(カミテ)に来るのと
登場シーンがその角度なのとで、メイン(オーバーボディ)のポーズ方向を決めていたが
改めて前後と左右を成立させるのが難しい。

ダイナマイトのリクエストも含め、厄介。

30日(12日目)
ポーズ芯出来て、ひたすら調整。なんも見えず。


4月1日(14日目)
手足をつけて調整。
方向性だいたい決まる。でもまだ光見えず。悩ましい。

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2日(15日目)
腕輪。コノヤロウ。でもこれがあれば、少しポーズをいじって
楽しめるんで、絶対入れたい。気分転換に顔作る。

3日(16日目)
腕輪調整後。仮の筋肉を盛るが
なんとあれだけ苦労した胴体を縮小しないといかん感じ。
なので縮小。いろいろ当初とイメージが変わり、困る。
大き目の鎧感より、密着した鎧感。でも胸板欲しいんだよなー。

正面からだと腰は絞らなきゃいけないし、寄生虫は胸骨のあたりで
そこに組み込まれるので、幅が合わないのでございます。

4日(17日目)
全体バランス再調整。基本的に全体像は見えたのでちょっと安心。
ただ組み合わせが厄介すぎて腕だけはまだ悩む。
オーバーボディ、登場で成立させればサムソンが死ぬ。
足を生かせば限定されるし、どうにもいいバランスが見えない。
右からも左からも、そして正面から成立しつつ、後ろの足とバランスとりつつ
原作のイメージを保ちつつ、立体物として成立する組み合わせを探すのは
チョー厄介。

5日(18日目)
打ち合わせでCCPへ。
監修スケジュールの存在を知り(当然すが)締め切りが早まり
シッコをちょっと漏らす。

6日(19日目)
登場版の羽根と楯などいじりつつ現実逃避。
首と頭部周辺の作業。これも嵌合ありきで作業。面倒。


7日(20日目)
腕を調整しつつ全体をいじる。まだポーズに確信なし。
ただ一瞬、光見えた。気がする。後ろ姿からの寄生虫感。

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8日(21日目)
ヘルメットなど全体調整。顔はだいたい決まりな気もするが
口開けた方が絵になるかなー。悩む。
でもこれはどうとでもなる心配無用。としておこう。


9日(22日目)
CCPで打ち合わせ。変更多数。読みが当たってる部分もあったけど
ダメな部分もあり上半身と嵌合以外ほぼ全部作り直し。
泣きながら帰り道、少し広めの台座木材を買ってくる。
作り直すぜ。

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10日(23日目)
上半身は後で直すとして、下半身、寄生虫を嵌合部以外全部破壊。
台座をギコギコ切って、準備完了。
で、リスタート。

ダイナマイトの要望はさらに寄生虫の横の動きが
欲しいとのこと。組み込んで見るが、そうなるといろいろ微調整が
発生してくる。とポーズや組み合わせも変わってくる。
というわけで、ほぼ1週間後ろに戻った感じ。
でも作り直したおかげで、光が確信に変わる。そういうもんですな。


11日(24日目)
スカルピーを盛り始める。確信というか完成図が見えたら
もうあんまり悩まないで盛れる。やっとこ筋肉などを気にしながら
初期彫刻開始。ようやく楽しく無責任なパートに入ったので幸福。



12日(25日目)
だいたい盛り終わる、楽しい。

13日(26日目)
下半身の筋肉彫刻。彫るのはいいけど、分割や嵌合を含め
先読みと組み合わせが厄介。とにかくいろいろ干渉が多くて困る。


14日(27日目)
寄生虫上半身から下半身の彫刻。
まー、位置が果てしなくズレる。難しい。


15日(28日目)
寄生虫下半身の彫刻。いいんじゃない?

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ただ遅れが激しくなってきたので、巻き返すぞ。
と心で誓う。

16日(29日目)
腕の構成、その他、パーツの準備進める。
ボディの嵌合部を直す。ほぼ1日かかる。
でも5体作るんで、ここはカッチリしてないといかん。
のでしっかりやる。

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17日(30日目)
肘から先の対応。寄生虫腕はその後の事を考え、手首を円にしたい。
ので8本準備する。

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18日(31日目)
ダイナマイトからメールで、動きの説明が急に。
ここに来てまさかのポーズのリクエスト。いやいやいや、27日監修で
最大5体複製してそれぞれ加工なきゃいけないんだからと
ゾっとしたけど、基本はこないだの打ち合わせで話した事の確認であり
すでに反映しているので一安心。でも一瞬ゾっとする。

前垂れや他の準備、とにかく彫刻すればいい、ってものは
全部準備を進める。

19日(32日目)
前垂れの準備、嵌合部の作成とガイド作り。
使いまわせると思ったら無理なので、2種ベースを作成。
同時に登場時の剣と楯を進める。



20日(33日目)
ようやく全体が自力で接地。というのもガイドなしで立たせられるよう、足首から先部分を作成。
肘先やブーツなど、細部彫刻開始。
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21日(34日目)
やっぱり足の調整は時間がかかる・・・
展示前提の強度を考えると、普通の原型ではダメなので
掴んでズレない加工と強度前提で、という条件が異常にめんどくさい。
ただ無責任に彫刻するだけならどんだけラクチンか。


22日(35日目)
肘から先、手先を作る。拳を9種。


23日(36日目)
肩から肘までの腕を作る。5本。
仕上げ開始でようやくシリコン手前までいけるかどうか。
未解決問題は前垂れ。厄介。

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24日(37日目)
血管入れて、磨いて仕上げて、調整してとやってたら
翌朝6時になってもシリコン流せず。
発狂寸前ながら、平静を装う。まだ薬は使わず。

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25日(38日目)
シリコンを流す。予想の最悪のスケジュールより4日遅れでの作業で
そんなこともあろうかと用意しておいた倍速硬化シリコンを使用。
いつもの透明シリコンだと完全脱型に24時間以上かかるが、これなら数時間。

しかし、結果は最悪。危険を感じて2種に分けておいたが、硬化早すぎて気泡抜けず。
とりあえず仮にこれで進めるとして、複製を作ってみるが、やはり泡跡がひどい。
でも直す時間なし。このまま泣きながら進める。早く抜けた分、早く進めるしかない。

この段階で5体は無理と判断。いやー、無理だった。
もはや食欲も消え、顔が引きつったまま。腹はギューギュー鳴るが食欲なし。

26日(39日目)
複製しつつ、他の作業を進める。とりあえず監修を乗り切るために
成立させるのが最優先。とにかくパーツを抜く。
もうコーヒーを飲まなくても眠くない。追い込まれすぎて
焦燥感の便意から、恐怖感に変わり、それを乗り越えついに解脱。
涅槃に入る。
ダイナマイトと相談の結果、なんとしても展示3体に持ち込むということに。

27日(40日目)
とにかく今日は監修なので、組めるよう進める。しかし1体が限界。
プレッシャーでついに尻から血が出る。もう久々。

やっぱし、単純に考えて腕4本胴体2個足4本は、サフさえも
ガンガンに食うわけで、場所も食うし、軸打ちの穴開けるにしても
倍時間がかかる。いまさらだけど、ナメてました・・・

でもどうにかオーバーボディ版が出来上がり、監修に向かう。

で、ダイナマイト約束の時間に現れず。1時間。
俺をほったらかして忘れたそうで、ここしばらくどれだけ俺が時計と
向き合って時間のプレッシャーと戦ってきてるのか、理解してない男を怒る。

でもまあ、今日の監修で見せてきた成型品の山をみると、いやこれ
スゲーいいじゃないですか!原型師天才!もっと大事にしてやってくれ、と
多少ご機嫌が戻る。

バスでちょっとだけ寝て元気が出たんで(5時間失いましたが)
さあ、最後の疾走開始。待ってる間に出したToDoリストはどう考えても
物理的に日曜までは無理だけど、明るくやってやる。


28日(41日目)
とにかくToDoリストを赤で消していくことに集中。時間がかかるものを先に。
後で追えるものは後回し。ひたすら時計を確認、確認、確認でカウントダウン。

レジンの切断にツレアイを投入。ミニノコ3本を渡し、切りまくってもらう。
朝8時に3体が出来上がる。

29日(当日)
結局監修の時からほぼ寝てないまま、会場に。





まあ、結論で言っちゃいますが、今回はイベントに盛り上がる予約用新作として
複数並べてという条件だったんですが、その為に「展示用ディスプレイ」を
ひたすら作ることになり、煮詰めるよりも量産優先の作業となりました。

ので、正直、商品原型を作った気がしてません。
予約をとるための雛型を作ったって感じ。

現場でも何度か言いましたが、基本はこの枠組み内ですが完全に
全部作り直す予定です。

安心してくれ。ここからやっとこ俺のターンだ。
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2018年04月23日

4月第5週 お告知週報

カッコいいスケジュールはやはり空虚な妄想に過ぎず、
名所江戸百景、前期諦める。
この日までにシリコン流せていれば、という素敵な計画雲散霧消。

つーわけで絶賛追い込まれ中で、余裕全然ナッシング。


なので改めて告知のみですが、今週29日のトイフェス

正式には

『キン肉マントイフェスティバル2018』

2018年4月29日(日)11:00〜17:00
チャリティ入札時間 11:00〜13:30
入場料:1000円(先着1,000名のみお土産付き)
場所 :秋葉原UDXギャラリータイプL

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CCPブースでは恒例のくじ(巨大化スグルあり)の他に
当日数量限定商品が(在庫数5〜90個前後)いろいろありだそうで。

で、会場で1万円買うと、狂気の5000円クーポンがつくそうで
(当日限定なので制限はそれなりにあるそうですが)
限定品買って予約に使えば結構お得と思います。
(くじも4回まとめてやるとクーポンあり)
詳しくは自力で調べてくださいまし。


そして当日予約はケビンマスクと(出来ていればの)新作がありますが、
ケビンはデコマスの展示をしてますのでよくよくご確認してやってください。

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すでに注文した人は安心の為。迷ってる人は決断の為。

途中原型を見せた段階で「マジョーラ!」と騒いでたダイナマイトに
俺はピンと来てませんでしたが、出来上がった実物はお見事。
彫刻が終了してない時点で、商品がイメージ出来てたんですか?と
確認したら、見えてた、んだそうで。なのでプラスアルファな
ダイナマイトのアテ感をご確認ください。
ちなみにガンマンの時は全然見えてなかったそうで、そん時
俺は見えてました。彩色の可能性の幅への反応なのかな。


で、俺が直接的に関係ある企画は、前回と同じく、
ダイナマイト延藤×ビッグバン稲坂×サンダー笠井による
1時間のトークショー。って企画。たぶん4時ごろからじゃないすかね。

ちなみに去年の様子。

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今年は紙を掲示して説明という原始人集団ではなく、ちゃんと
見やすい科学技術導入予定と進化してるはずなので、ご安心を。

3人それぞれいろいろサプライズや重大発表などご用意してますんで
ご興味のある方はぜひ。たぶん、面白いと思います。わかんないけど。
当日発表の新作原型についての詳細や、秘密、発表だけでなく
CCPやスタジオ24としての今後など重大かどうかわからんすが
おお!という発表は結構あると思います。

ただ

問題は、だ


すべて「俺が今やってる新規原型が出来上がってて、しかも期待に応えて
カッコよく上手く行ってる前提」で進んでるわけです。
取りこぼさなくて当然という恐ろしい前提。
しかもそれはあくまでカッコいいスケジュール上での話。

やってるご本人は現段階で全然出来てねーもんだから、
マジかよ、しくじったらどうすんのよくらいの感じです。
毎度そうですがプレッシャーはんぱなし。

しかしまあ、なんだかんだでその日は訪れるわけですから、
せいぜいそれまでひたすら頑張るしかねーのでございます。

当日は、俺はトークショー以外、販売などでは完全な役立たずなので
お気軽に声をかけてください。たぶん疲れ切ってるような気がしますが

ちなみに以前ご挨拶をした方でも、ヒャクパー忘れていると思うので
皆さん初めましてでよろしくどうぞ。

理屈コネて考えてるフリしてるけど基本は猿だから海馬が弱いんだな可哀相に、
と鼻で笑ってからお声がけを。

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じゃあ、トイフェスで。
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2018年04月16日

4月第4週 ヒコスケ週報

衝撃の事実が発覚


なんと、太田記念美術館でやってる名所江戸百景の前期が
26日まで!

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いやー、困ったな。うかうかしてた・・・

意外にきちんと俯瞰して展示されることがない名所江戸百景。
バラバラでは全部見たことあるんすが、どうしてもまとめて見たいわけです。

もともと自分が一番最初に浮世絵に興味をもったきっかけがこの
名所江戸百景でした。マンガや挿絵以外で絵画というか絵における
ショックを感じた初めてのものかもしれません。

マンガや小説の挿絵は、感動して当然。物語をはらんだものであり
情動を伴うことを前提としているわけで、入れ込んで当たり前。

でも子供にとってただの風景画とかは、製作意図が読めない、
ちょっとなんなのかわからない、ある意味1ランク上の知性が
要求されるものだった気がします。


少年野球をやってたのでずっとサンケイ新聞だったけど
名所江戸百景がオマケで集められるという企画を知って
読売新聞に乗り換えて欲しいと親に頼み込んで、切り替えてもらい
複製画集を手に入れたのが熱狂したキッカケだと思います。

が、その前になんで知ったのかな?永谷園のカードかなんかかな?

とにかくそんでようやく手に入れたのが

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でもこれは借り物写真で、俺のは書庫の奥、今どこにあるか謎。

すぐ出せない資料に資料の意味なし。ごもっとも。すいません。


にしても、SFやモンスター絵にしか興味がなかった少年のハートを、
百年以上も前の浮世絵がつかんだ理由は何か。



構図です。



たしかに構図という概念は脳にはあったと思いますが、こういうものか!
とハートで感じたのは名所江戸百景が初めてだと思います。

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それ以前で強烈に思い出されるのは、天野喜孝が描いた小説の表紙に
衝撃を受けました。きれいだなーって。
それまでは図解的なゴチャゴチャ絵に惹かれてたので、北欧神話舞台の
この話でこの表紙はとても印象的でした。

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ただ、後年
サンチャゴエルグランデを知ったら感動はそっちにシフト。

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晩年のダリ、攻めてますね。いつか本物を見てみたい。
でもやっぱりこれらは「対象物」がハッキリした絵。

対象物もぼんやりしたただの景色に、いったい何の価値があるのかが
自分には理解できない時、悪ふざけのように構図で遊んだ
粋な絵に出会ったわけです。これで遊ばなきゃどうするよって。

専門で分析している人が多いと思うので、構図に関してなんか広重の
理屈や背景があるのかもしれませんが、俺はよく知りません。

ただ、サービス精神旺盛な描きっぷりに、絵の魅力、創作のサービスって
面白く作るってこういう事だなと、認識を改めさせられたわけです。

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軽く10枚ほど引っ張り出してもこれですかんね。

魅力的なキャラクターや煽情的な要素がなくても、ただの風景の
切り取りでも、切り取り方によってここまで面白く出来る。
大衆娯楽とはかくあるべきで、気持ちよい嘘はとても心地いい。
広重のアプローチはまさしくカルチャーショックでした。

この認識を得たおかげで、普通にファインアートの風景画見ても
クッキーの缶にありそうな柄だな、って感想や自分とは無関係の
遠いどこかの何かではなく、作者が見せたい表現として
受け止めることができるようになった気がします。



そんな名所江戸百景、つまみ食い展示が多く、まとめて俯瞰して
味わう機会がありそうでない。しかし、いよいよ信頼すべき
太田記念美術館での展示決定で小躍りしてたんすがすっかり失念。

気づいたら前期が26日までに対し、俺の締め切りが27日。

なかなかこれは過酷というか、もう完全に無理って状況なんですが
(すでに遅れも激しいし)映画は見逃してもまだすぐソフトになるけど
浮世絵はなー、実物見逃すとなー(本と複製、持ってるだろ!)

つーわけで死ぬ気で時間作って行くしかないす。
サっと行ってサっと帰る。移動時間を睡眠時間にあてる。
早く固まるシリコンを注文したんで、戻ってきたら硬化完了で作業に戻る。
これで行ける。(カッコいい計画)

よし、退くな。俺!
って、わかってたんなら早めに行っとけバカコノヤロウって話です。
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2018年04月09日

4月第3週 120%週報

すっかり忘れてましたが、思い出して腹立つったらないのが
キックアスのサントラのスコア盤の未発売。

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アマゾンUKでダウンロードだけで、アイチューンだかのカード買って
うんたらでと普通には買えない方法か、そうじゃなきゃ不法のCDを
探すかしないと手に入らないって代物なのにNHKのダーウィンが来たとかで
平気でガンガンBGMで使ってるからさらに腹立つ。
BBCとズブズブだからな、NHK。くそが。

で、先日TVでキックアスが流れてたので、最後の方だけ見てたんすが
やっぱりジェットパックシーンで流れる曲「フライングホーム」が
素晴らしい。まさにカタルシス。誇らしくヒロイック。
入り方も、タメも非常に上手い。




しょうがなくユーチューブで聞いて我慢するしかないんすが
こんな映像を見つけました。


(1:56から)

なんとも微笑ましい。このチョイス。この編成。
そして間違えまいと頑張るたどたどしさの愛らしさ。
アレンジ入れた人がおそらくマジメな先生だろうから、ツボの
ハズシっぷりが容赦なくとも、それも含めて非常に優しい世界。
子供に30人くらい惨殺された直後のシーンの曲とは思えない。

演奏してた彼らがこの後、音楽の道に進むのかどうかはわかりません。
この場限りの体験かもしれないし、一生心に残る体験をしているのかも。

こういうプロフェッショナルじゃないオーケストラを見るたびに
思い出すのはレナードバーンスタインの最後のリハーサル。
札幌の若手育成楽団PMFで教える姿。



この映像では少しカットされてますが、さらなる要求を続ける
バーンスタインの指導にどうにか応えようとみんな必死で演奏する。

技術が悪いのか?間が悪いのか?どうしたらこの老いた偉大な演奏者に
自分たちの音が届くのか、納得してもらえるのか。

度重なるダメ出しに、楽団の若手は必死に答えを探して足掻く。
届け、とばかりに音をひねり出す。でもダメ。だったらこれは?こうなら?
と、懸命に人に届く音楽を手探りする若者の姿に納得したバーンスタインは、
それが音楽です、と言う。
伝えようとする気持ちを持ちなさい、と。

で、意訳ですが
「あなたが良い音楽家を目指すのであれば、心からそんな音楽家になりたいと
願いなさい。なぜならそれはとても難しいことだし、そう思うことから
始めなければいけない。並みの演奏家になるのはたやすいことだし、
うまく乗っかって演奏するだけなら誰だってできる。
しかし、良い音楽家と並みの演奏家には昼と夜ほど違いがある。
今やった5分間にそのことのすべてが含まれてます」

そう言ってリハーサルを締めくくります。

音楽も造型も本質は同じでしょう。
その本質とは身勝手な自己表現ではなく、何を伝えたいかであり、
なにをもって共感を呼びたいかの手段、に尽きます。

条件を満たし、間違いのないモノは割と誰でも作れるわけです。
ただ間違ってないけど、面白くもないというものも多い。
楽譜通り、デザイン通りになぞっても間違いじゃない。
それどころか、それは正しい事です。でも面白くない。なぜ?

結局、何を伝えたいかが「ない」表現ってのは薄っぺらい。

伝えたい何かは、別に大上段に振りかざした主義主張でなくともいい。
ちょっとした美意識でいいし少しだけの工夫や気持ちで
十分なんだと思います。
ほら、ここ。こうでしょ?どうよ!ね?ってので。

創作物には、表現には、そんな
「共感への努力」が不可欠なんだと思うわけです。
商品にはなくても成立するんでしょうけど。

先日買った、マジンガーZ大百科図録。

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暗黒大将軍の絵コンテが全部収録されていると教えてもらい
他に資料を山ほど買わなきゃいけないのにそれらをすべて差し置いて
買ったわけですが、全然安い買い物でした。

日本で一番燃えるまんが映画が、マジンガーZ対暗黒大将軍。
本当に何度見ても燃える。

物語的にはマジンガーZ対デビルマンの方が好みですが
アニメーションとして見て感心するのは暗黒大将軍。

これの何が凄いかってのを語らせたら1晩語れるくらいですが
その傑作の絵コンテ、つまりその映像の設計図が見られるなら
5000円は全然安い。

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もちろん昔のアニメなんで古臭いのは当然で、
原風景として体験したアドバンテージもあります。
ただそれを差し引いたとしても、ここには巨大ロボットを
操って戦うカッコよさを徹底して引き出そうとした
職人たちの創意工夫と矜持と喜び、共感への努力が見てとれるわけです。

基本は、成功したコンテンツ(マジンガー)のテコ入れ作業であり
原作者永井豪の思いとは裏腹に、商業主義の悪影響がスタート。

TV本編の抜粋をブローアップしてお茶を濁すのではなく、まさかの
クロスオーバーで成功した対デビルマンのフォーマットに従い
劇的な交代劇を劇場でやろうというもの。

しかし、それが丁寧。実に丁寧。

脚本はもちろん、画面作りや演出は憎いほど手が込んでいる。

別にやっつけでもよかったんだと思います。


ただね


わかってるんですよ、スタッフが。

ちびっこが何に喜び、男の子が何をカッコいいと思うかを。

マジンガーを苦しめた武器を、突き出した片手でグレートが
簡単に弾き返すシーン。
その跳ね返しっぷりに、新素材の圧倒的頑丈感が出てるわけです。
絵コンテはサラっと描いてますが、質感、画面でのサイズ、
飛び散り具合など、本番でその意図が数倍カッコよく見えている。
脚本、絵コンテ、本編とホップステップジャンプが素晴らしい。

また、代名詞ロケットパンチを超えるアトミックパンチの発射。
ゆっくりと回転しながら敵に迫るパンチをカメラは追う。
そのゆっくり具合、スローの割合がまた絶妙。
何コマスローかで印象ってのは大きく変わります。ゆっくり回る
その重い巨塊発射感と回転モーメントとのスタート感が素晴らしい。

ギュルギュルギュルってやってもいいのに、それはグレートブーメランが
担当しますから、メリハリとして圧倒的なトルクを見せた方がカッコいい。

そしていままで応援してた主役ロボが嘘みたいに蹂躙される。
子供たちはみんなマジンガーの武器を熟知してますし、その使用を期待する。
しかしいつもの使い方では勝てない。TVサイズじゃ倒せない敵です。
それでも主人公は的確な判断で地味な武器を使用して相手の裏をかき
危機を脱する。そうだその手があったのか!という喝采。
共感と同時に、主人公が機体を熟知しているという信頼感。
これもまたカタルシス。

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見たこともない新兵器を急に使って戦うのは、作劇的に
極めて低級でしかなく、カタルシスとは程遠い。脚本家の愛情を感じます。
仕方ない交代劇をやりつつも、決してタダでは屈しない主役の存在感を描く。
ある意味、この傷ついたマジンガーがなければその後の評価の歴史も
少し変わってたと思います。それくらいインパクトがあり美しくも悲しく
そして雄々しい姿が子供たちの目に映ったわけです。
くそ、ボロボロになってもマジンガーかっこいいな!って。



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俺が暗黒大将軍が大好きなのはスタッフがこうしたカタルシスの追及を
随所に盛り込んで、飽くなき闘争心(サービス精神)で挑んでるところ。

作劇的に成立しているのが100%の状態だとしたら
面白い!という状態は120%を超えないと無理。

ああそうだよね、だと思った、という一般の予想を
大きく上回ってこそ、面白いという感想になるわけで。

じゃ、その120%に到達するには何が必要なのか?





たぶん、バーンスタインの言ってたような
ただの乗っかるクリエイターではなく、良くあろうとする
その先を求めるクリエイターじゃないとダメなんだと思います。
それが共感への努力を生み出すパワーなんじゃないか、と。

届けるべき何かをきちんと持つ人になろうという理想や憧憬の有無が
責任感や克己心が「男を分ける」と思うわけです。

そんな事を思い出させてくれたキックアスからの暗黒大将軍の流れだった、って話。

必死に出すぜ、俺は。

年末、今年を振り返って、どうよ!って言ってやる。

知恵と作品と商品を、絞り出す!


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2018年04月02日

4月第2週 フェルン週報

またどーしょもないオッサンの日常話で恐縮すが

もうこれからどこも出かけず作業に専念するぞと思った矢先
お隣のお姉ちゃんが大学を卒業し就職するというので
お祝いにケーキを買う為、やっぱし出かけることに。

目当てのケーキ屋が池袋なので、だったらついでにKIN29ショップで
マグ買いたいし。

でもどうせなら少し早く出て、その外出で今年の花見も済ませちゃおう。
池袋からなら桜の季節に行ったことのない飛鳥山でいいじゃねえか。

だったらついでにちんちん電車に乗って、愉快な都電めぐりが
いいんじゃねえか?と計画はどんどん大規模になってしまい
またしても1日遊び惚けてくることに。


まず都電と言えば

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コロ助の心臓部。のスプリングが都電のベルのを再利用したという情報は
あんま関係ないすが、俺の中ではそれもあって一度は都電を始発から
乗ってみたいとは思ってたのでこの際腹くくって一番端っこの

三ノ輪まで行って、そこからスタート

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ワンデーパスを買って、思いついたとこでチョコチョコ降りる式


昭和臭バッチリの喫茶でボテボテのナポリタン食ってテーブル占いやったり

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こんなちっさいカプセル知らなかった。



都電もなか買ったり

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他に都電グッズ充実の謎の和菓子屋。
もなか普通に美味い。のは生地と餡の関係が均一に続くからと判明。

混み過ぎて鬼のような行楽ラッシュで地獄運行の都電でしたが
ようやくジジババパラダイス、王子の涅槃こと

飛鳥山に到着。

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まー、当然人が多すぎて風情も何もあったもんじゃなく
花見にかこつけて酒を飲みたがる粋とは程遠い邪魔っけな連中が
みんな死ねばすげースッキリするのにな、とか思いながら一駅分歩き抜ける。


あ、ここいいな、写真撮っとこ、と思ったらそれは便所の屋根。

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なんかイヌグソ臭いと思ってたんだ。



その後、気になってた庚申塚のいっぷく亭(都電のホームにある)で

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いろいろいただいたんすが・・・う


美味い!(言うな)

アンコ話をしたくなるくらい腰が入った本気アンコで、実に見事。
派手さはないけど、誠実さと真剣さが感じられる最高ぶりで
驚き、混乱、感心、感動と真面目な良い物を食う時のコンボ炸裂。
ゆであずき、つぶあん、こしあんの触感を自在に操る凄腕ぶり。
月イチで通いたいくらい。季節の桜餡のおはぎも絶妙。素晴らしいす。


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その心意気やよし。また必ず行く。それも近いうち。
なんか毎週甘いモノ話書いてる気もしますが、自宅にいる時は頻繁に
甘いモノなんか食いたくない!と言ってる不思議。



その後、雑司ヶ谷のこちらへ。

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東京に住んだヘルンこと小泉八雲は、瘤寺というお寺が大好きだったそうで。
大きな杉がたくさんある荒れた寂しい静かなお寺で、朝と夕方散歩に行き、
パパさんが見えなければ居場所は「瘤寺」というほどたいそうお気に入り。
「ママさん私この寺すわる。むつかしいでしょうか?」
「あなた坊さんでないですからむつかしいですね」
「私坊さんなんぼ仕合せですね。坊さんになるさえもよきです」
「あなた坊さんになる、面白い坊さんでしょう」

家族で坊さんになってかわいくお経を唱えて仕合せだろう、
来世では坊さんになりましょう、と夫婦で話ながら散策した寺。

その寺で大きい杉の樹が切り倒され始めた時は大層な失望だったそうで
現場を目撃してショックで、帰ってきてから書斎でしょんぼり。
樹が可哀相だ、心が痛い、今日はもう面白くない、切り倒すのをやめろと
頼んで欲しい、などと言ってたそうで。
そこから和尚が代替わりして樹がどしどし切られ、ヘルンの好きな
静かな世界はとうとう壊れてしまったんだそうで。

「私が死んだらば、三銭或は四銭位のちいさいかめを買って来て
それに入れて淋しい片いなかの小寺に埋めて下さい」
と言ってたヘルン。
墓は小さく外からは見えぬようにして、と願っておりました。
急逝された際には、生前気に入らなくはなっていたものの、
お世話になってた和尚に頼んで、その瘤寺にて葬儀を執り行ったそうで。

今から100と14年前のことであります。

しかしお寺に埋葬すると移転の心配があり、そうした不安のない共同墓地へ
葬ることにしたものの、青山ではにぎやかすぎてパパさん好まなかろう、と。

なので寂しくもあり形勝の地でもあった、パパさんお気に入りの場所にして
若ければここに住みたいと言っていたほどの雑司ヶ谷にしたんだそうで。

常に気が利く奥様、ママさんこと小泉セツ。
ヘルンが日本に住んだわずかな期間、作家としても人生としても濃密に過ごせたのは
小泉セツの存在あってこそ。日本の文化を教え、話を教え、多感な作家性を
優しく見守り、時には共に涙を流しながら創作に協力したそうで。

そんなママさんが可能な限りご主人の意向を汲んで少しでも安らかに、
と選んだ場所がこの雑司ヶ谷霊園なわけです。胸にくるじゃないすか。

パパさんの没年1904年から28年後の1932年。ママさんも。
そして自ら選んだお墓に夫婦仲良く眠っておられるわけです。
(隣の小さいのがママさんのお墓)

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都電めぐりを決意したのは、このお墓参りが出来ると知ったから。

こんな一方的な思慕の情だけで墓を参るのは高校生の時の坂本龍馬以来。
だいたい墓なんてどうでもいいと思っており、儀式も暦も興味なし。
ただ知った限り、素通りは出来ないすよね。手の一つも合わせたい。

しかしここがまたなんというか、激変する大都市東京の宿命か
微笑ましい墓の並びを容赦なく見据えるビルのコントラストが
実にまた味わい深く、なんだかヘルンのボヤキと奥様のいなしが
聞こえてくるような佇まいの場所。おそらく訪れるファンの脳裏には
いきいきとヘルン言葉が飛び交っているに違いない。そういう意味でも
ヘルン先生が永劫と息づく不思議な場所と思います。

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それにしてもなかなかに面白い時間でありました。



で、田舎から東京出てきたけどあんまみかけないな、ってちょうど言ってた
ツクシを発見したのはなんと、都電線路の軌道バラストの中。

いやいや、おかしいだろ?
数分おきにスゲー走りまくってる現役の軌道内で植物枯れないの?
こんな絵、廃線でしか見たことない気がするけど、こういうもんなの?

と思って写真撮って家に帰って調べてみたら
実は都電は東京都交通局が検証実験をしている、軌道緑化事業に挑戦しているそうで。

なんでも基板の上に砂を敷き、そのうえに保水セラミック基板を載せたうえで土を被せ、
そこに植物を植えているそうで、適度な水分を保ちつつも、大雨が降ったときには
その多くの水を流すようにできているようです。
植物も厳選され、建物の屋上緑化などで使用しているセダム種4種混合というもので
多肉植物、つまりサボテンとか水が少ない状況でも対応できるのを選んでいるそうです。

都電荒川線では、これまでにも同様な実験をして過去2回にわたって失敗していて、
今回は3度目の挑戦となるそうです。軌道内なので水遣りが難しいとか、
レールに塗る油が散ったりしてうまくいかなかったとのことです。

というのが2年前の話だから、順調なのかもしれんですね。

なるほどなー緑化、頑張ってんのかー、と自分で撮った写真見たら・・・

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これ、ムダ毛処理し損ねたみたいに並バラストにぼうぼうに生えた
ただの野生のスギナじゃねーか!何が緑化事業だ!ネイチャーイズワイルド!


緑化事業の写真は・・・

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全然違うぞなんだコノヤロウ。感心して損した。


伊達に難防除雑草の名前や、根深さゆえに「地獄草」の名前
貰ってるわけじゃないスギナっつーか、シダ類の胞子ナメんなよ。
人類が滅びたら、まずシダ類の天下だからな。


というわけで、都電めぐりは雑司ヶ谷周辺で終了。

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そのまま早稲田には行かず、池袋で降りてKIN29ショップでマグを購入。
宿願を果たす。

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これ、もっと柄増えて欲しいす。
カーテン、巨大化、バスターはもちろん6騎士やタッグも行けると思うんですよね。
もちょっとフォントにこだわりあってもいい気がしますが、今後の展開に期待してます。



かくしてもうしばらくお出かけはしない。
4末のイベント合わせの作業に浪人生並みに没頭するのであります!

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2018年03月26日

3月最終週 収縮週報

今週あたりで予約開始だそうです。CCP ケビンマスク。

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さて
確定申告が終わったので先週はちょっと出かけてきたんですが

銅板でパンケーキではなくホットケーキを焼く店、梅が丘フルフルへ。

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確実に座れるのがコース予約しかないというので、コースを
頼んであったんすがこれがもうなんつーか、贅沢地獄。

そもそも男は!だ

何が美味いだ不味いだを言ってはなりません。
テメーのさもしい口に合う合わないだはあっても、合わないだけで
美味くないなんて断じる野郎はガキか文化未修得のサル以下。
口に合わないとしても感謝して食え!ってのが日本男児のあるべき姿です



味はともかく料理には上手い下手がある。つまり調理のテク。
どんな素材でもバカみたいに火を入れちゃえばガビガビになるけど
絶妙のタイミングを見計らえば、最高の状態を引き出せる。
素材の吟味と組み合わせ、調理は科学そのものであって、
正しい研究と的確な技の研鑽が、よい状態を探る条件です。
科学である限り、探求すべきもので、真理を探るしかない。
より真理に近づき、普遍の法則性を見出したものが上位。

そういう意味で、料理に美味い不味いはなくとも上手下手はある。

自称パンケーキが自慢の店に行っても、なんだ鉄板の温度
確かめてねーのかよ、とか、全然時計見てねーのか、とか
生地寝かせすぎるとどうなるか試したことねーのか、という
論外の店は多いわけですが、ここはバッチリ違いました。

甘味をつけた生地を的確に焼いた状態は、底面の少し強めの
焼きも含め、絶妙。バターだけで最高。まさしく夢見たホットケーキ。
他なんもいらない。
ガメラの宇宙人が出してくるであろう味が間違いなくこれ。

しかし問題はほかのフルーツ攻め。盛り合わせやパフェなどが
次々攻めてくるわけですが、これが完全に背徳の行為。

美味しいとこだけを切り取って乗せてあるわけです。

スイカで言えば、真ん中近い部分だけ切り取ったものを食すに近く
はっきり言ってこういう事はやってはいかん!こんな贅沢をするのは
王様だけだ!と罪の意識にさいなまれながら、食う。
ぬおー美味い!(言うな)
まー、フルーツの事で商売しているだけあってチョイスが絶妙なんすよね。
銀座や新宿の大手フルーツ店とは行き届き方が違う。GK的。
ロブションのとこみたいに材料をコネクリ回して殺してるのもアレですが
こうやって食いごたえのある部分だけ生き肝みたいにくり抜いて
食わされるのもまた心苦しい(どんな表現だ)。

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いずれにしてもフルーツ食いは俺には過ぎた贅沢だと痛感しました。
みかんはフクロやスジごと猿みたいに食います。それでいいです。

ちなみに全然関係ないすが、バイプレイヤーズは俺の中では相当
評価が高かったドラマで、曲までDLして聞いてたくらいでして。

なのでショックもでかかったんですが、1,2シーズンにゲストに
出た俳優さんで、劇中仕事干されて「俺、4人も子供いるんすよ・・・」
と泣きながら言ってた俳優さんが、奥さんと4人の子供と一緒に
ワイワイパフェ食ってる場に遭遇。なんかドラマの続きの
幸せになったその後を見られたみたいでちょっと泣けてきました。
登場人物のその後が気になるのがいいドラマってのは昔から
よく言われてますが、なんにしたってみんな幸せになって欲しいもんです。


さて、その後、気になってた浅草近くにある特殊文房具屋
カキモリに向かう。ここではカスタムノートの製作が出来るそうで。

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ここにきてまた俺の周辺はいろいろ動き始めており、俺も
ほぼ1年半近くオリジナルに関しては心が死んでましたが今はもう全開。
掘って掘って掘りまくってやりたいほどですわいという園丁気分。

なので拍車がかかるようなオリジナルノートにデザイン描きまくっちゃお
なーんて事をもくろんでたわけですが、実際に店内でサンプル見ると
???これでは俺の要求には応えられん。
華奢、種類少ない、無駄な装飾は多いで、完全に女子向け。
確かに女性が群がってる。

のでオリジナルノート製作はやめましたが、いろんな鉛筆があったので
買ってきました(鉛筆大好き)。

その後本当は、ヒドゥンフィギュアがまだ劇場でやってたので
見たかったんですが、会期終了のこっち優先で、杉並へ。

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なんとこれが置かれている。

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いやー、小さい。

他にも田中ケイコリスペクトのグッズ収集に感動。最高。

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クレヨン欲しい。

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さすがに一緒に映る度胸なし。

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もう俺の女子爆発。キンタマの径が4ミリくらいまで縮む。かわいい最高。
かわいいのだけ追いかけて死んでいく事に決定。


で、荻窪まで来たので、このところマイラーメンブームの高円寺で
刀削麺を食いにちょっと足を延ばす。そこは豆魚雷に教えてもらった
近所で美味しい定食的店。なのでついで豆魚雷に寄って、今一番欲しい
ネカのアッシュを買うことに。そんで行ったら、なんとセール。
安くてラッキー!というより、品物があってラッキー!でアッシュ買う。
テンション上がってキンタマの大きさ、一瞬で元に戻る。


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なにがかわいいだコノヤロー!全部切り株にしてやる!


それにしても箱が無駄にレンチキラーだったんすが、これは
モノがくるまで特に押してアナウンスされてなかったらしくショップで
受け取って知って驚いたんだそうですが、どこまで客にサービスするんだ
俺たちのバカことネカ。おかげで箱捨てられないっつーの。

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しかしこうなると若アッシュも欲しくなってくるっつーまずい連鎖が・・・
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2018年03月19日

3月第4週 ケビン週報

さて、今回は先日発表になったケビンマスクについて。
いつにもましてキン肉マンに興味のない方にはどうでもよすぎる
話ですが、もはや半分がキン肉話と化してるこの肉地獄週報。
そっと閉じてもらうか潔く諦めて読んでもらうしかねーですな。
今週こそスーパーどうでもいい一人語りにして、もはや論文。
画像混ぜる気も遊ぶ気もなし。よほど興味のある人だけどうぞ。

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で、CCP初のキン肉マンU世のキャラクター。

いままでキン肉マンにおいて、このU世の存在というか
リンク(継続性)をどう判断するかというのは大きな問題でした。

どんなキャラクターで、ファンは何をそこに見ているのかを
探りたい場合、作る側としては明確にしておく必要が出てきます。
たとえば主人公のスグル一つとっても、U世の構造を取り入れると
キャラクターの理解や、構築の仕方が全然変わってきます。


普通に考えれば、U世はキン肉マン36巻までの話からの
正式な続編かと思われますが、実はそうとも言い切れない。

現在進行しているキン肉マンは、ジャンプ連載時から
直接続いている時系列で、36巻で終了した王位編から
完璧・無量大数軍編、始祖編とつながり、いまもまたオメガの民と続いている
「スグル時系列」と言え、現在62巻まで刊行。
1979年から1987年まで8年間に加え、中断を経て
2012年から現在までの6年の、計14年の連載で
先日62巻が発売されたばかり。

一方のU世と言えば、王位編から28年後が舞台となっており
そこから始まるキン肉マンの息子、万太郎の物語。
「U世時系列」としますが、これは2部構成+月刊など
合計すると実に61巻分刊行されております。

1997年から2011年まで、こちらも14年連載してまして
世代によっては、U世こそがキン肉マンに触れたきっかけで
原風景となっている人も少なくないわけです。

いろいろ数字が多くて面倒ですが、ボリュームで比べるなら
両時系列とも現在ではほぼ同等の刊行量。互角。
アニメ化もされている。U世はスグルと肩を並べるだけの
「量」を備えているわけです。


ただ最初に書いたリンク問題。「U世時系列」の28年の空白が
直接「スグル時系列」につながるかというとそうでもなく
U世はキン肉マンからの正式な続編とは言い切れない。

ご存じの方も多いかと思いますが1部で続編スタートしつつ、2部では
まるっきり別の時間軸が途中で発生して別の歴史を構築している。
正しく言えば最低2回の時間分岐点が存在し・・・と
そのへんを検証し始めるとキリがないんですが、とにかく一筋縄じゃいかない。

だから自分が造型を担当する場合、U世時系列は除外して作ってました。
特にレジェンド超人と言われるメインキャラの場合、絵柄も意味も
解釈が大きく変わってくる。実は作り手にとって非常に厄介な存在だったわけです。



そもそもキン肉マン世界において真剣に時系列を問うのであれば

一番最初のキン肉マンはウルトラ兄弟だったという「ウルトラ時系列」や、
ミートが同級生だった「学校篇時系列」
ラーメンマンに関してはむかしむかしが舞台の「美来斗利偉時系列」も存在する。

メインの「スグル時系列」はタッグ編で「U世時系列」に介入され分岐しますし、
その「U世時系列」は「スグル時系列」との接触で「間隙の救世主不在時系列」が発生。

もはやいわゆる単一歴史のシングルユニバースで考えるのは不可能な状態ですが
実は先生がはっきり、キン肉マンのラーメンマンと闘将!拉麺男の
ラーメンマンはパラレルワールドということをコミックで説明しております。


つまり、ゆでワールドにパラレル概念あり。


ま、スクラップ三太夫や、こち亀にもキン肉マンキャラ出てるわけで
キン肉マンレディーだってあるし、ジェロニモなんか劇中ですら
パラレル登場で自分に驚くわけですから、全然なんでもあり。

ゆで理論というマッスルパラダイムが存在する限り、整合性など
マジメに考える方がどうかしてるわけです。
面白さと勢いの前には物理法則など屁のつっぱりにもならん。

となるとU世が現行の歴史の先にある物語なのかどうかを
検証する事は、実はほぼ無意味。そこはどうでもいいという結論に。


では

続編でなければ、U世とはなんだったのか?


U世の解釈を先に進めるのであればU世の存在の意味、
U世の本質に関しては

「いつの物語か?」ではなく

「なんの物語か?」を探るのが正しいんじゃないかと考えます。


内容としてのU世は、続編としてスグル時系列ありきでのアレンジを
どう入れるかの工夫に始まり、非常に手探りで実験的な部分が多く見られます。
過去からキャラやイベントを継承したり、青年誌ゆえの
独特のアプローチや、時代に則した工夫も様々見受けられます。


その中で特に印象深いのが、「黒」の投入です。
nWoによるヒールムーブメントを、dMpとして取り入れ
同時代性を演出していたわけですが、その代表こそがケビンマスク。
主役の万太郎ではなく、彼にそれを背負わせた。
エリート家系を飛び出し、黒コートに黒Tシャツで善と悪のはざまを
さまよう謎多き存在。謎すなわち可能性です。
旧世代を超えられるかもしれない可能性の象徴。それが黒。

そもそもが悪行超人の「侵略」に対して正義超人が備えるという図式もあり
悪があるが故の戦いの中、ケビンは異質な存在として特別な
アプローチがとられてます。それが、悪ではなく、黒なんですね。
登場から立ち位置までまったく異質の導入をとられてます。

悪にも通じつつ、しかし己の矜持を守って戦うキャラクターという
意味では、実はアタルに近い位置づけと考えられます。


そしてなんとケビンは主人公に勝つ。

常勝不敗であるべきキン肉王族の主人公を破りロビン一族、
すなわち、ロビンダイナスティとして雪辱を果たすという
まさかの快挙を果たすわけです。

ここに込められた意味は、いかなるものか。

おそらく、万太郎への成長の願いが最も大きなものであり
師匠ではなく友の力によって敗北を味わわせるというのが
大きかったんじゃないでしょうか。
タテではなくヨコ。横糸の太さ、強さを新世代を込め、
新世代として旧世代以上に育ってほしいという願いの要、
切磋琢磨の最強ライバルとしての役どころ、象徴がケビンだったわけです。
そして何より、先生ご自身も旧世代からの呪縛ともいえる影響を
なんとしても打ち破りたかったんだと思います。

正直、2世代にわたるキャラの多くが未消化のままという印象は否めません。
先生も凄く迷ってやってるんだな、と紙面から伝わってきます。
こうでなくちゃ!ではなく、これならどうだ?が伝わってくる。
しかし、今改めて読み直すと、U世の物語や試行錯誤には
実に多くの挑戦が見てとれるんですね。
自ら生み出してしまった巨大な壁に対して、あらゆるパンチを打ってみる。
打破し、前に進もうと足掻く。成長そのものを俺らは見てたんだと思います。

新章に入って、マンガ作品として驚くべき成長を遂げたと
感じるキン肉マンですが、それは間違いなくこのU世での
試行錯誤があったからこそ。

ただの続編懐古マンガではなく、現行で戦い続けて
普通に面白いマンガとして驚異の現役ぶりを発揮できているのは
U世での様々な、それもなりふり構わぬ果敢な試みありき、と
思うファンは少なくないでしょう。実際、冷静に見て俺もそう思います。
新章の凄さは、U世での試行錯誤ありきだぜ、と。

多くのドラマの処理、試合運び、キメ台詞や、伏線の回収など、
U世の物語の中に多くの萌芽を確認することができます。

そんな、のちに花開く可能性の芽の中でも、おそらく先生がもっとも
気にしていた育てていた芽のひとつが、ケビン、すなわち
ロビンダイナスティだったんじゃないでしょうか。

万太郎もキッドもそこまで明確にドラマを背負わされてなかったのに
まさかの、父親ロビンマスクの青春譚。第1部終了後の特別短編
「倫敦の若大将!」まで描かれるという事実。しかも結構なシリーズ。


やはりケビンの存在、そしてロビンダイナスティこそ
U世を理解する上でのキーであると踏んだわけです。
U世の価値の象徴が、ケビンなんじゃないかな、と。

まあ文章にするとこんなに長くはなりますが、んむーと考えて
何十分かでこういう確信に至りました。

人気があるからそのキャラ商品化で、というのはもはや俺にはできない相談で
そこそこ考えて納得しないと、正しいベクトルで愛情を注げない。
愛情の注げてない仕事上の図式に従って作業すると、必ずそれが
造型に出る。だから俺の中だけの問題だとしても、きちんとした
納得と確信があってから挑みたいと思っているわけです。

納期に急かされる別仕事と違い、今、CCPでのキン肉マン仕事は
それが許される状態なので、俺としては出来るだけ、ファンが納得
喜んでもらえる、ディープでスタイリッシュな切り口を探る、と。

U世をやるならとことん考えた果てにやろう。
そんな感じでケビンマスクを作りました。

ケビン単体でももちろんですが、出来ればロビンと背中合わせで
並べてもらえると絵になるはずです。お互いが影になる、みたいな。
この親子もまた、パラレルであろうとなかろうと、キン肉マンの歴史
そのものであり、欠かせぬパーツであるわけです。

というわけで、U世のキーマンとしての存在。
そしてフィギュアとして興味を持ってもらうアプローチ。
先行する商品群とは違う価値観の提示、という意味で
CCPというか、俺が出した結論がこのケビンマスク。

静かに一人、黒を背負って立ち、どこか父を感じさせつつ
新世代そのものである存在感。

「静」の魅力を出すことが、CMCロビンマスクとも並べつつ
新たにケビンマスクを中心に切り取るU世世界を構築する
条件になると考えたわけです。新世代は静かに立たせたいかな、と。

だから、次は万太郎じゃなくスカーや、ロビングランデを
並べたいなーと考えてるくらい。まだ未定ですが。

もちろん「万太郎からだろ!」という意見もわかりますし
スグルでは出せない万太郎の魅力もまたあると思います。

しかし、今回は未知数のU世世界に切り込むにあたり
そうした考察ありきで挑んだということであります。

で、いつか誰か、俺以外の人がコートVerを作っても成立するよう
それも含めたポージングではあるので、いずれCCPでも
コートバージョンのケビンが欲しいとこですね。
なに?なんで俺がコートを作らない?面倒だからだ。布、嫌い。

実は現段階での原型は、延藤社長すら初めて見たくらいの完成その1で
まだ相談前の生産用微調整余地ありきのものでもあります。
たとえば成型上の俺の読みが間違ってたりした場合
少しここを太く、細くという変化が多少あるかもしれません。
ま、そんなに変わることはないかもしれませんが、より良い商品に
なるために多少直しはあるかもしれないと、予測しておきます。

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というわけで、おそらく次のビッグウェーブは4月のトイフェス。
これに合わせてまたしても腕も足も多い新規原型にとりかかってるわけですが
これぞまさしくキン肉マンキャラという感じで、もうなにやっても
どこかが引っかかる。実に手強い。でも頑張ります。
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2018年03月12日

3月第3週 7ド8ブ週報

ケビンの話を書いてあったんですが、まだ公開が先なので
それも先送り。

風邪ひいて滅茶苦茶なので、全然関係ない話。

自分は中学の時、スリラーや狼男アメリカンを見て
特殊メイクがやりたいと思って始めました。

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その時に思いついた特殊メイキャップアーチスト最高の状態
究極的な到達点がアカデミー賞のメイク賞受賞。

当時日本において先駆者はわずか。みんながみんな手探り状態。

アメリカ行くぞ!と思ったものの、やり方はなし。
雑誌を読んで勉強し、自分で材料集めて作って、その写真を
プロに見てもらう。お金を貯めてアメリカ行きの資金を作る。

実際に東京に出て、映画の造型の仕事についたものの当時の周囲は
みんなそんな人達ばっかりで、なんとしてもその仕事に就きたいから
いろいろ作ってプロのハシクレになったという感じでした。

そんな中でも俺が特殊メイクでやってくのはダメだなと
思い知ったのは前にも書いたと思いますが、ついにその時の
諦めるきっかけとなった人物がついにオスカーを受賞しまして。

賞そのものはまあいろいろあるでしょうからともかくとして
喜ばしいのは、ディックスミス、リックベイカーと並んで
同じくくりに認めてもらったという事。というか名実ともに
ディックスミスと肩を並べる立ち位置につけたこと。

雑誌でプロの住所を調べて、作品を送ったという人は
多いでしょうけど、当時最重鎮だったディックスミスに送ったと
聞いた時は驚いたもんです。
ちなみに俺が送ったのは帝都物語でクリーチャー作ってた若手集団・・・。

俺らがディックスミスと他人事で呼ぶけど、彼はディックさんと呼ぶ。

ディックスミス本人に会いに行った時、時差ボケでどうしても
眠くなっちゃって、気を抜くと目がクルっと白目になっちゃうのを
悟られまいと頑張ったとか、向こうではインスタントラーメンを
粗悪な食品と思ってなくて、ヘルシーだと勧められたんだけど
ただの袋麺。でもディックさんが勧めるラーメンだから・・・とか、
実に微笑ましい話を聞いた覚えがあります。

アメリカで会った時はリックベイカーの工房でしたから
これ以上はあり得ない幸福かつ最高レベルの特殊メイクの
仕事をしてたんだなーと思いましたが、それでも思うとこあって
辞めちゃうんだから難しいもんです。


師を得られる人は非常に幸福です。
俺には師が出来なかったなあと思いますが、それはやっぱり
運や縁がなかったというより、俺自身が一芸に秀でた師が認めるような
人物足りえなかったと今では思ってます。謙虚さや向学心が足りなかった。

極めれば道とは言いますが、こんだけ好きになったってのは
やっぱり凄い事だと思います。

執着とは別に単純に、誰がなんと言おうと好き、という部分
まっすぐ物事を好きになることが、人生を切り開く。気がする。

好きすぎて若干異常に見えたとしても、やっぱそれはまっすぐ。

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こんな愛情の伝え方あんのか、と思ったけど、ある。見事。
ただ、メールでこの写真が送られてきた時、何こしらえてんだと爆笑して後ろに倒れた。
アカデミー賞受賞!というニュースで犯罪者みたいに卒業アルバムから写真を
引っ張ってこられたのは見た時も、笑い過ぎて後ろに倒れた。

男はまっすぐであれ。

そんで早く風邪、なおれ。
あと仕事、終われ。
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2018年03月05日

3月第2週 オムズカリ週報

焼いたりソフト買って保存はしてあるけどいつでも見たいがために
HDレコーダーに残したままの映像ってのが、皆さまにもございましょう。

絶対CDが見つからない座頭市のED曲のローナーにはじまり
ソフト化されてない清志郎関連のライブやドキュメンタリー、
デビッドボウイの初期のPVやウェポンオブチョイスのPV。
ゴッドタンの原ちゃんのヘビの回。
腐ったアニメを見させられるたびに、目を洗う為の浄化映像
マジンガーZ対デビルマンや暗黒大将軍。
すべて何かあるたびに流す、俺にとっては非常に重要な映像群です。

そんな感じの映画でまるまる1本、保存してるのがこれ

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先週の納品前にも流し、まだ感動してホロリときますから本物です。
ブルーレイも持ってるけど、一番見るのはこの録画版。40回は見た。


去年ちょっとそのことについても書きましたが

最後に、持ち込んだ会社に断られたと書いてあるでしょ。
そのうちの一つの会社が、後年恥ずかしげもなく作ったのが

これ

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さすがにどうなってんの?とネットで調べると「Rip-off」という言葉が並びます。
リップオフとは、だまし取るとか剽窃の意味すね。今風の言葉だとパクり。

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オマージュとパクりの定義は曖昧です。
真似した側に罪の意識があるかどうか、なんて言われますが
実際には有名になったり、ヒットさえすればその情報で上書きされますから
やったもん勝ちというのが現状です。

こんだけ恥知らずにもパクったおデズ兄は
「死者の日」という言葉を自分らの物だと商標登録しようとして
メキシコ人に猛抗議にあって取り下げたというシュセンドーだったそうで
罪の意識や恥なんて概念はハナっからないのかもしれません。


作った側に「矜持」つまり意地や誇り、責任感があるかないかは
買う方には問題ない事っちゃ問題ない事です。
娯楽ですから、そんな大問題ではないという意見も理解できる。

しかし企業の姿勢として例えばそれを食品や料理に置き換えた場合、
どうでしょう。
誇りや責任感のない人が関わった食い物を、口に入れられるか。
子供に食わせられるのか?って話になります。

基本、会社や作り手の姿勢ってのはそういう事です、常に。

俺はそこを大事にしてますし、男としても断固守るべき生き方です。

ちなみにブックオブライフは2が企画されるそうです。

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愛の先にある話を描きたいんだとか。なんつーか、凄いぜ。




さあここから!

またしてもみんながなんとなく避けて通る場所を
ずけずけと容赦なく踏み込む男、サンダーゴングショー開幕。
俺の怒りがどこにつながるか、読んでいただこうじゃないですか。



もともと、ガンマンの製作にあたって一番意識したのは
保坂マンモスマンでした。まさしく成功例。

高額レジン商品でありながら異例のヒットを記録したのは
キャラ人気ではなく、間違いなく保坂造型のおかげでしょう。
これがイモ造型だったら目も当てられなかったでしょうが
ほとんど美術品かってレベルの立体物となったのは、保坂力ありきで
異存のある人はいないと思います。

その脅威の造型加減は今見てもまったく輝きを失うことのない本物で
ディティールや判断力の踏み込み方は、素晴らしいの一語に尽きます。

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実はこの保坂マンモスとの関係も含めて、ガンマン製作記は書きたかったんですが
とにかくお前の文章はナゲーから短くしろと言うダイナマイトの要請に従い、
泣く泣く全カット。保坂造形に触れることはなかったわけです。

しかしCCPのキン肉マン造形において、保坂造形が圧倒的金字塔であるのは
間違いなく周知の事実。俺にも稲坂君にも越えるべき壁として存在してる。

ネプチューンマンを2.0で出そうかという話があった時でも、
保坂造形に対して失礼だ、これは「到達点」まで行った造型だから
安易に2.0なんてやっちゃいけない。俺やんない、と3バカ会議でも
明言しましたし、ちゃんと理解もされました。もっともだ、と。

それほどに、保坂造型が持ち込んだ「方法論」は圧倒的。

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その方法論とは、ただキャラクターに詳細なディティールを加えるだけでなく
保坂カノンともいえる(カノンは人体比率)人体の理想像をきれいに落とし込み、
彫刻でいうところのコントラポスト(ちょっとヒネった重心表現)を
絶妙に成立させているもの。
平たく言うと、ただただ一番カッコよく見える形に辿り着いてる点だと思います。
キャラに造型を寄せるというよりは、造形の理想にキャラを引っ張ってくる。
キャラ像と理想像の美しき融合。これに尽きる。

俺がやったら絶対にこの美しさは出ない。
まずウン万年の荒々しさを追う方を選ぶでしょうからね。

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ちょっとまた話はズレますが、リアルフィギュア製作において、間違いなく
日本でNo1の原型師が林浩己氏と思ってます。
ご本人にも言いましたが、現在でも進化を続ける造形力はもちろんですが、
一番凄いのはフィギュアの「解像度を上げたこと」と思うわけです。
それまでとはまったく違う精度と表現をもって、スケールフィギュアを
製作したことにより、ブレイクスルーが起こったわけです。
あ、フィギュアってここまで出来るんだ!という衝撃を引き起こした。
スケール小さいから妥協するのが当然だった業界に、まったく
妥協しないとこんなに凄いのが出来るんだぞ!という「認識」を与えた。
追従する他の原型師達は、まずは安心してそこまで進めばいい。
指標であり目標が出来る。

これを最初にやる人は凄いんです。パイオニアってのは。

誰もいない、頂上も見えない山に一人の判断で登りはじめ、登り切る。

実に勇敢であり、雄々しい。サイズ、業種関係なくパイオニアは
評価されるべきです。

俺には保坂マンモスがそう見えてます。
もちろんいろいろな制限があったのか、そうでもねえな、ちょっとこれは俺に
作り直させてくださいよ、という原型もあります。フェニックスとか。
でもそれは俺の造型にもあるんで、ダイナマイトの試行錯誤に付き合わされた
悲劇はいつか酒でも飲みながら話してみたいと思ってますが
マンモスマンとネプチューンマンは、そういう次元を超えたところにある。

それまでおそらく頂点だったうらべかつみ氏のキン肉マン造形を
別の角度で超えきった保坂マンモス。

そもそもが、キン肉マンをリアルに表現しようとして真っ向から
筋肉重視で落とし込もうとしたダイナマイト延藤の判断があってこそ。
実はここも評価すべきパイオニアではあるんですが、それはいずれ。

とにかく、ダイナマイト筋肉表現LOVEの状態に、
保坂カノンが極めて高度な形で重なって出来上がった作品は、
数年経ってもまったく色あせてない。作り切れてる。


ガンマンはレジンでマンモスマンと比べられることがわかってたので
俺はまず、マンモスの足の毛表現が上手くまとまってたのを
思いだし、それを見ないようにして、しかし保坂造形のレベルを
背中に感じつつ、CCPの進化に責任を感じつつ作ってたわけです。

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2018年02月26日

2月最終週 ブリバリ週報

基本的に、時事ネタは扱わないようにしているこの腐れ週報。
でも今週は考えてることと流行のネタが被ってたのでそれを。


プロ野球とかオリンピックとか、バカみたいな映像作品でないものが
モニターから流れてるとスゲー損してる気になる性分なので、

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TVでスポーツ観戦することはほぼありません。
もう格闘技も全然見なくなったし。

なのでオリンピック期間は非常に憂鬱で、何年後かの東京オリンピックも
いまから鬱陶しくてしょうがない。中止で全然いい。

でもスポーツで頑張る人が嫌いなわけではなく、
マジメに道を追うアスリートはちゃんと尊敬してます。

なので解説や周辺含めてガチャガチャした鬱陶しさと、選手に自己を
投影するファン層の理解できなさの前に、Chを合わすことはなかった
わけですが、意外に見たのが女子カーリング。

ルールも知らなきゃ、興味もない。なんとなく可愛らしい子の顔の
アップばかり映す下種なカメラワークと、透けるいろんな思惑。
オリンピック周辺は醜すぎて反吐が出るぜと思ってたんですが、
なんかひっかかる。違和感がある。



まず思いだしたのがフランクロイドライトが設計した
池袋は自由学園明日館の玄関部分。

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加工が容易な大谷石(軽石凝灰岩の一種)を使用してたんですが
校舎を愛する女生徒たちが毎日一生懸命ゴシゴシ掃除するんだそうです。
ある意味容赦なく。
しかし、そんなにコスっちゃ軽石は削れてしまう。
のでコスるのを禁止したそうで。そんな彼女らがこちら。

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たしかにやめろっつーのにゴシゴシやってる感あるカーリング。でもそれが
違和感の原因ではない。競技だし。もっと別の人的要因にある気がする。
なんだろな、と思って見てたらすぐ判明。

キーキーした大会ではあるまじきエヘヘ感がその正体でした。
選手が楽しそうにやってる。

大柄な発育した外国、特に東欧選手と比べて寸が短く
ほぼコドモ。
おっかない大人に混じってコロっとしたのがケラケラ笑って
玉転がしてるというコントラスト。


なるほど、これはまさしくこの世界。

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(またか!とお思いでしょうが現在はマイ読書は日本の面影Uに突入)

イギリス人である小泉八雲が驚いた日本の娘たちの
妖精のような可愛さは、仕草や着物だけでなく笑顔にあったそうで。
男女問わず小さくニコニコ笑う、礼儀正しい不思議な人々。

しかもこの笑顔というのは彼ら外人にとってかなり謎だったそうで。
媚びるでも、言い訳するのでもなく、普通に沸いてでる笑顔の意味が
理解しがたいものだったそうで。考察しちゃうほど。

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問題は、メダルだなんだと結果的に本当に公平かどうかわかんない
どうとでもなる「賞」という後付けの名誉に対して、人々は
とてもヒステリックでしかない、という現実です。

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試合内容を見るよりも勝ち負けやメダルの色でしか騒がない。
言ってみれば造型の出来より、製品化の技術より
「この商品どんだけ売れてんの?じゃあ買うか」という層と同じく
「メダルないの?じゃあダメじゃん」というパッケージ重視の
脳タリンがメイン客という過酷な現実。

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尊敬するスポーツライター佐瀬稔は言ってましたが
勝ち負けだけ見たいならジャンケンでも見ておけ、と。
その選手がどんな思いでその拳を放ったのか理解できなければ
拳闘を見る意味がない、的な。


仕事で忙しい、締め切りが間近い、責任を問われるなど
ヒステリックに追い込まれる状況というのは社会人であれば
みんなが経験する事です。
人は平気で他人を追い込むし、追い込まれやすい人も多い。
だから人生にはそういうキーキーした状況が必ずついてまわる。


それにどう対処するか、は大きな問題です。

以前、創作のすべてがいやになって渋谷のロイヤルホストの厨房で
夜中にバイトしてた時、異常な繁忙時間がありました。

もう壁一面にオーダーシートが並ぶ。なのに外には新たな客が
並んでいるのが見える。
まさに絶望。登場人物全員が100%目が吊り上る状況。

やってもやっても終わらず、徐々に遅延は広がってきて12分提供なんて
夢のまた夢。フロントは怒りだし、準備した食材は底をついて
オーダーごとにフル対応しなきゃいけない。絶対にもう巻き返せない。

そんな時、社員の一人が笑いながら「間に合わない!楽しくなってきた!」と
忙しい状況を喜んだわけです。
当然バイトの俺よか責任の重い社員の方が、現状での遅延提供に
プレッシャーを感じてるはずなのに、まさかの楽しい発言。
あげくに「このステーキよく出来た、食えるお客さんは幸せだー!」
と、まさかの楽しさトップギア。ウソでしょ?この状況で?

目からウロコの瞬間でした。とたんに現場がラクになり、楽しくなる。
自分が気持ちを変えるだけで、こうも世界は変わるのか、と。

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オリンピックに出るくらいの競技人生を過ごしている競技者が
キーキーの洗礼の中、悔しく辛い思いをしてないわけがない。
現に他の国の選手は、余裕もギリギリでちょっと怖いくらい。

そんな中、鎧うでもなく、強がるでもなく、それが効率的かつ
自分たちをベストパフォーマンスに至らせる最良の方法として、
ああいう雰囲気作りを努力して意図してコントロールして作り上げたのは明白。

そしてそうやって身に着けたものは、きちんと身になるんですね。
バカのふりしてる奴は結果バカになるし、きちんとしようと
努力している人は結果きちんとした人になる。ポーズではなくなる。
結果、楽しそうに振る舞うことが、楽しさそのものにも変わる。

笑顔。

ヘラヘラ右ならえで他人に迎合するんじゃなく、狭いご近所で
気持ちよく共存するために感じの良い人であろうという努力こそ
他者を思いやった結果、日本の庶民が生み出した処世術であり
到達した社会性の美徳、と俺は思ってます。


「歌声が止み、踊りの輪が崩れ、うれしそうな笑い声や、おしゃべりの声が聞こえて
くるようになった。花の名前と同じ少女たちの名前を、やさしく母音のひびきを
響かせながら呼ぶ声や、「さようなら」という別れの挨拶が飛び交っている。
踊り子たちも見物人も、下駄をコロコロと大きく打ち鳴らしながら家路につく。」


盆踊りを見た小泉八雲の感想。

小泉八雲もこんな気持ちで、日本の小娘達を見てたんだろうか。


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(おじさん地獄の中で浮かない八雲の図)


WF流れで突っ込んだ造型の話を書こうと思ってたんだけど
結局、カーリング見て思ったっつーどうでもいい話を書いてしまいました。

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2018年02月19日

2月第4週 WF週報

さて、本日WF無事終了。
ご予約、お買い上げの皆様、ありがとうございました。
CCP製品&プロビデンスともども、好評で一安心でした。

で、展示はこんな感じ。

と見せる前に、ダイナマイト延藤の魂のブログの今朝の話がこれ。


ど天然。

なら今回ばかりは触れねばなるまい、目の前のスパイスシード。

ダイナマイトがちょーすげーな!!!と言うスパイス展示。
いや、こうなるのはわかってたぜ。什器に力入れてるのは
トイフェスの時でも見た。アクリル台、発光、映像パネルと
そりゃもうずいぶんなもんです。

そしてダイナマイトが、ウチはマッタイラですもんね、
と爆笑しながら手を真横にスビーっと振るのもわかってた。

「 また布だ 机に直置き シーシーピー 」

ってのが毎回すぎて季語を入れづらいのもわかってた。

だからガンマンだけは俺が(ヒストリアの時もそうだったけど)
俺がやるから、場所だけ空けといてくれ、と言っておいたわけで
原型師が原型をつくる手を止めて、シコシコと板を買い出し
文字を切り抜いて作った涙の夏休み工作展示台が


こちら


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おかげさまで評判はよかったようですぜ。
ってタリメーだコノヤロウ。
俺だぜ。ガンマンをどう魅せるか、わかってる。


というわけで、毎度のドタバタのイベント展示でしたが
今回は冒頭で書いたスパイスシードで原型を担当している
九州の雄、圭ちゃん(近しい人はそう呼ぶ)こと岩倉圭二氏と
ちょっと話をするのを楽しみにしておりまして。

そもそもCCPとスパイスシード云々はともかく、もともと
造形王で岩倉さんとは知り合ったので、かれこれ3年くらいですが
ゴリゴリのスカルピー使いです。

言っていいのかわかんないんですが、最近別件での凄い仕事が
岩倉造形で、サイズも含めてその苦労とレベルを同じスカルピャーとして
非常によく理解できたので、大きいの作る時、どうしてます?話を
したかったわけです。

で、ガンマン見ながら岩倉さんとスカルピーを何度で焼く、どう工夫して
なんて話をしてたら、そこにドラゴンボールで有名な中澤さん登場。
中澤さんこそ、俺にスカルピーを教えてくれたマスタースカルピャーなので
どうしてます?何度?なんて話になったんですが、

なんと3人の温度差150度! 同じ素材を焼いてるのに!

100度あり、170度あり、250度あり。

時間も20秒から3時間までもう全っ然違う。

いやもうここをこうしますぜ、こうならこう、と久しぶりに楽しい
スカルピートーク。全員、完全に結果出せてる上での技術話なので
楽しいったらない。デジタルなんかどこ吹く風で、実に頼もしい
やる気溢れる話でした。

そんで、そのまま岩倉さんと向かいにあるスパイスシードのブースで
展示されてる原型見ながら造型話。
途中鈴木社長も交えて、けっこう突っ込んだ話を。

基本的に、戦略的にCCPの企画の中で他社を意識して
ラインナップを判断することはありません。ダイナマイトの暴走を
制御するのにそれどころじゃなく、そもそも俺からして
ヨソの仕事なんか知らねーす、テメーの事をちゃんとやりましょう、と
そういう話をうるさがる方なので、名前が出ても俺が話題を変えちゃう。

今回のガンマンも、以前説明した経緯やバッファ2,0と並べられるという
コンセプトありきで、サイズも仕掛けも全然違うわけです。

ただ同じキン肉マンのキャラクターから拾う限り、シリーズが
かぶることもあるし、キャラかぶりもある。

素材も日本である限り、レジンかPVC(ソフビ)しかないわけで
必然的にかぶってくるのは仕方がない。

商品形態はサイズ違いも含め、まあ住み分けできてると思います。
レジン中心のスパイスシードはソフビもちょっと出すし
ソフビ中心のCCPもレジンをちょっと出す。いいんじゃねーすか。

問題は

俺が気になる問題はただ一つ。

原型師の腕、だ。

今回のスパイスシードの布陣は、松浦さん、岩倉さん、高松君と
造型天下一、造形王の常連で、さらに書いていいのかわかんないけど
もう一人トップクラスの凄腕原型師が参戦している。

対するCCPは、コラー!とダイナマイトを追いかけまわす
怒りのミニ原型師サンダーと、パープリンクラゲ稲坂。

これでは・・・マジで勝てません。力量でも物理的にみても







俺が言うわけねーだろ。


全員まとめてかかってこいだぜ。しかも気合入れて、だ。

こんな手応えある敵はなかなかねーですから嬉しくなっております。

一人ずつ受けて立つ。

まずはケビン。そしてサイコマンをサンダー造型で。

ガンマンは後程岩倉さんがやるかもしれず、気合入れてくるはず。

お互い、切磋琢磨してより凄いキン肉マン造形が出る環境に
なってきているのであれば、俺は非常にうれしいです。

マジで造型超人オリンピックも夢じゃないかもしれない。

つーか、いまんとこみんなフィギュアコロシアムの参加者ばっかで
それなりの腕自慢ばっかりなので、何作ってもイイものが出来るはず。


ダイナマイトと話すのはやっぱり、キン肉マンを連載を
きっちり盛り上げたいですね、という事です。せっかく大事な
キャラクターを預かって作らせてもらってるのであれば、
コミックに、連載に、ファンに、なによりも先生に喜んでもらえるような
カッコいいフィギュアいっぱい出て、売れて、キン肉マンすげーね!!って
なってもらえれば理想です。
新しいファンが増えて、昔の良さや、今の面白さを知ってくれれば
そんないい事はないわけです。

その為にも、ドラゴンボールやワンピースのフィギュアが進化したように
キン肉マンも、原型師からの切磋琢磨で進化するなら最高です。

その為にはスパイスシードとCCPはバチバチやりあわねばならない。

造形力、塗装力、企画力、商品力含め、容赦なく選んでもらうのが
弱肉強食自然淘汰、まさに力のぶつかり合い。いやもう、楽しい。
やっぱ、そうでなくちゃ。

腕利き原型師をそろえて、いつになく自信に溢れてたスパイスシード
鈴木社長。そりゃそうだろうぜ。BFC優勝者揃いで最強チーム。
潤沢な資金力、そしてこの行動力。たいしたもんだと思います。


だが、対するダイナマイトは俺も制御出来ない爆発ファイター。
誠実極まりないパープリンクラゲと、作ってもないのに勝った!という
脳内花畑原型師サンダーの布陣は、マジで手強いと知れ。

いやー、敵が強くなってくるとドラマってのは盛り上がるんすよね。

まずは次に4月29の日のトイフェスで、それぞれの生き様を
見てやって欲しいす。キン肉マン造形は盛り上がりますぜ。



と、言ってる俺が今日のWFで朝イチで走っていってまで
買ったのは



これだ


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蓄光マンドラゴラきんどーさん。

電気消すのが楽しみだ。
posted by サンダーロードスタイル at 00:37| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年02月12日

2月第3週 リザべぬ週報

もう来週はWF。もう今年2か月たっちゃうのかよ。
まだ1体しか作ってないのに。

基本的に俺は「フィギュア王&CCPブース」1−03にいると思いますが
以前告知しました、プロビデンス、少量持っていきます。

182121.JPG

並べて売るわけじゃないんで、ご希望の方はクソ面倒ですが
俺に直接言ってください。
型が壊れたんで、これでたぶん最終です。3000円。

182122.jpg





さて、だ。



えー、ガンマン予約始まりました。

こちら。

182123.jpg



最初に書いておきますが、
15日までの申し込みの場合、税抜き価格17000円だそうで
代引き22000円設定からすると、5000円の割引だそうなんですが


ここには少し理由があるわけです。



というわけで予約、始まったのはいいんすが・・・
まーなんつーか、マジで説教すよね。

こんな予約開始の仕方があるかっつー。

ヤベーのは造型じゃなくてそれやっちゃう感覚だっつー。

実はこないだの打ち合わせで、同席してたパープリンクラゲ稲坂
じゃなかったビッグバン稲坂も思わず顔が強張るくらいの鬼説教を
したばっかですが、もう一撃食らわせるのは確実です。まったく。



まあこっからは一連の経緯説明なので、CCPに興味のない方は
スルーで。

182124.jpg

そもそもが、ここしばらくの予約ラッシュがお客さんに負担すぎないか、
という話が元々進んでました。
原型的には月イチで新作出来ちゃうわけです。
でも、1万から場合によっては3万になる商品をそう気軽にポコポコ
出されちゃ、ファンの財布がもたないのは明らかです。

しかもCCP名物、モノが遅い。入金してもモノに触れるのはずっと先。
それでもまだ少し最近は発送ペースも、改善はされてきたらしいすが
もともとからして大マイナスなのが小マイナスになったくらいで
マイナスなのには変わりなく、金払って待ってるファンからすれば、
ふざけんなっつー話です。

手紙を待ってる人に、書く時間がないなんて言わないで、とは
女の中の男、史上もっともカッコいい女優の一人
マレーネディートリッヒの言葉でありますが、そういう事。

ウチでよく言う「カッコいいスケジュール」的に、毎月商品を
発送してファンを喜ばせたい、と豪語しているダイナマイトですが
ウチでよく怒られる「それカッコいいスケジュールってだけだろ!」
なわけで現実は、いろんなトラブルがあってスケジュール通りには
進まない可能性も多く、なかなか難しい。
我が家ではカッコいいスケジュール宣言はすでに禁止となっており、
2週間もありゃ完成させるぜ、とかの俺のタワゴトに信頼感はございません。

それでもダイナマイトだから、CCPだから、と許容してくれる寛容な
ファンもいます。でもそれに甘えてはいけないわけです。絶対。


で、予約ラッシュを回避しても会社としては商品を販売しないわけには
いかないので、じゃあ別アイテムや特撮などで、という話にもなるわけですが
妙なキャラをやるくらいなら、キン肉マンの中ではある種の線引きして
考えられてる、新シリーズや2世をやるべきなんじゃないのか、というのは
かなり前から検討されてました。

そもそもはタッグ編コンプや王位編コンプを追うべきですが、新規ユーザーの
獲得もしなきゃいけない。どこかで新たなファンの入口を作るために
なんか手を打つ必要がある。
2.0だったりヒストリアだったり定番商品の安定した供給だったり。


そうこうしているうちにレジン製作チームが出来たからまずレジン用に
原型を製作して、それを1軸として新規シリーズを作業すれば、
のちにソフビ用に原型を回してストックにもなるという話に。
レジン発売の間にソフビ版も仕様を検討し、ゆっくり告知できるし
発売ペースもコントロールできる。
というような背景があったうえで、始祖編挑戦に相成ったわけです。



が!



んがー!

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結果、この調子ですよ。
興奮したら一直線。もう他の事なん全部忘れる。

しかも監修前に、販売ページを用意しておいて、監修OKと同時に
GOサイン出したらしいすが、トップページでの告知でもなんでもなく
販売ページだけアップしたところで、わかるわきゃーない。
お知らせがあって、買う気になって見に行くわけですから。
というほぼ急いだ意味がないGOサインで、ヒッソリ予約開始。

キン肉バスターに続き、またしてもこれか!
じっくり告知打つって言ったじゃん!

製作記を早めに欲しいっつーから急いで書いたのに、
製作記よりも早くコッソリ予約開始の無意味感。
じゃあ、地獄週報でアップしてもよかったじゃんか!

しかし本人は全然悪気なく「一刻も早く」と考えてたわけです。

気持ちはわからんでもないけど、それは違うでしょ、と。

いつもウチではこういう状態を「ティンク」と呼んでおります。
それはティンカーベルが、感情を一つしか持てない事の意味で
彼女は小さいから、怒る時は怒るだけ、楽しい時は楽しいだけで
一つの感情でいっぱいいっぱいになってしまう。

まー可愛いわねティンク
って、元ファイターのオッサンがそれじゃ困る。ヤベーのはそこだ。

さらに、ソフビ用も一緒に注文とり始めると言う。

いやいやいや
まだ腕出来てないですよ?というか後からだって話だったでしょ?
ってのに、レジンしか出さないで、後出しでソフビ出したらまた
文句言われちゃうから、だったら最初からと同時にします、と。
(たぶん、オメガマンで怒られたばっかなのでもう怒られたくない)

いや、それもわからんでもないけど、そこはちゃんと告知すれば
回避できる事なんでは?まず告知と説明でしょ!

でも、それがちゃんと出来ないのがダイナマイト延藤なんですねー。
野生の勘が優先で、物事をそんな深く考えない。
イベントで盛り上げて丁寧に、とかそういうのをまったく考えない。
まず出しちゃおう!全部交換しちゃおう!とか、ドンブリ勘定にも
ほどがある豪快さで攻めてくることがある。

悪魔のように細心に、天使のように大胆に、という言葉がありますが
天使のように大胆にフルチンでリングに飛び込む男、ダイナマイト。

感覚的な部分が、経営や企画を支えるのはよく理解できます。
実際、期待しているのはこのアテ感のような感覚的な部分で
バスターを作らせたのもガンマン選択もダイナマイト判断で
俺も実力を発揮できるのばっかで非常にありがたいんですが


商売でオモチャ売ってる人は、ここで我に返って欲しい。


ユーザー目線としたらどうだ。
ちゃんと告知しろ、検討させろ、期待させろ!って話です。

準備が整って、きちんと判断出来て、気分が乗ってこそ
オモチャは買って面白い。

買うワクワク感を味わってこそ、オモチャの購入です。
ある意味、予約で買うオモチャって「買う気持ちごと商品」って言ってもいい。
注文したら完全にスッキリして、届いたらどうでもいいなんてのも
あるわけです。なんつっても気持ちよく買いたいんだっつーの。

他人が大事にしているブリスターを強引に開けて中のオモチャで
遊び倒すことを信条としているオモチャ解放戦線、
ブリスターパックファッカーズの俺を、いや
オモチャ購入の気持ちをなめんなよ。

ネジケンが今回、きちんと結果につながったのは
実に献身的かつ涙ぐましいサンダーフォローも輝いてましたが
誠心誠意、告知や情報開示を惜しまなかった実直稲坂への
期待や評価、共感できたがゆえの購買決定が事実でしょう。

俺だったら絶対、ユーザーと相談して製品化検討なんかしない。
ツベコベうるっせーな敵かテメーは!黙ってみとけコノヤロウ。くらいのもん。

しかし彼は参加型(これぞキン肉マン世界の理想でもありますが)で
きちんと門戸を開いて耳を傾けて検討し、最大公約数を探る。
こういうマジメさが稲坂オペレーションの魅力でもあり、そうした
姿勢込みで誠実なスタジオ24への期待度の高さが、購入しよう、
賭けてみようという結果につながったんだと思います。

気持ちよく注文できる。これが重要です。


破天荒な感覚ファイター、ダイナマイト延藤の良さもまたあります。
着眼点や発想は、実に多彩。はずれも多いが当ててる結果は言わずもがな。
経験ゼロから一人でCCPやって、キン肉マンフィギュアで
100体以上出してんだから、文句なしです。
予想を超えた発想で生み出したフィギュアは、まさかの
キン肉マン本編にも影響を与えるくらいのインパクトがあった。
これはたぶん稲坂路線では絶対にたどり着けない方向です。
しかし延藤路線だと信頼や期待を抱きづらいのも事実。
両方混在して、実に頼もしくなってきたじゃん、って俺なんか
のんきに考えてるわけですが

告知や情報開示をちゃんとしろってのは別問題。
これは手順踏んで、ちゃんとやらなきゃいけない事。

少しでも安いなら、確実に売買契約が結べるならという事で
盛り上がりをおろそかにするのは、間違ってると思うわけです。

良かれと思ってやったオメガマンのサービスがまさかの悪い方向に転がり
余計なトラブルを呼ぶ仕様の可能性があるなら、オペーレーションナシの
価格割引の方が安全なんじゃないか、という事は、俺からも言った事なんで
守りに入ったのも事実です。トラブルが連続するのは良くない。

でも今回の告知は急いでたにしても、性急すぎて予約開始当日、
打ち合わせで会った時「もう予約開始したんすか?」と俺が驚くくらい。



おおむね、すでにダイナマイト本人には上記の事は伝えてあります。
ちゃんと話は聞いてくれるし、改善の方向にも行ってるんですが
俺らの知らない真後ろに巨大な穴を掘ってるのがダイナマイトなので
そういうのを踏まえた上で、CCPにご理解のある方は
まだ腕が出来てないけどガンマンの予約をどうぞ。
見切り発車でも信じてもらえるのであれば、実際かーなーりー安いす。
それが前述した、17000円、実に5000円引きという価格。
ずっと安いわけじゃないんで、15日までという条件付きらしいすが。


で、腕が出来るまでアテになるか!という方はもうちょっと慎重にどうぞ。

本来俺の担当は説明係ではなく、バッキバキにカッコいい原型を
作ることなので出来てないけど腕は任せとけ、と言っておきます。

ほんと、どうよ!という原型出来ても、想像しえぬ方向から
コジらせてくるのがダイナマイトなんで、以前も書きましたが
それを楽しめる人だけ、お付き合いください。
マトモにいろいろ求めると、ストレスたまるだけです。

もちろん改善には努めてますが、いまんとこ枯れ井戸に石を投げこんでるより
ちょっとマシな感じくらいなんで、長い目で見てやってください。っつー話。

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モノは文句ナシだと思うんだけどなあ。毎度しっくりいかねえんだよなあ。
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2018年02月05日

2月第2週 G75のテーマ週報

えーまず、やっとこ発表されました、完璧・漆式ガンマン原型。

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俺の年末年始の結果がこれだ。
たぶん、WFでは色付きで飾れてるんじゃないかと思います。


WFで思いだしましたが、以前発売した「プロビデンス」。

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仕事のついでに数個複製が出来たので、全身のみですが販売します。

欲しい人はお手数ですけども、
おそらくフィギュア王×CCPブースに常駐していると思うので
俺を見つけて直接声をかけてください。

あとは挨拶まわりの時も持ち歩くようにしますんで見かけたら
聞いてもらえれば。アイボリーのレジンキットで、1個3000円。

どうしてもという人は事前に連絡しといてください。
メールとかツイッターかFBとかで。当日はネット遮断すからね。
ま、近くなったらまた告知します。


さて先週はおでかけウィーク。

出かけた先でゲットしたポストカードは

これだ。

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真ん中のペコちゃんは最新のヤツらしいすが、攻めてますね。
表情付けをここまでやるかっつー。

左は生頼展で一番良かったミッキースピレインの表紙。
絵のまとまりだけでなくまさしくスピレインの女、って感じ。

右は墓場の画廊スペクトルマン展での変身願います。
原画置いてありました。展示替えされたらまた行っちゃう気が。


めった外出しないと、何が楽しみかというと移動時間での読書。

自宅で読む本は大きく重い持ち歩けないものがメイン。
加えて、基本的に読みたい本よりは、読まねばならない本が優先であり
それが一段落して無条件で読みたい気軽な文庫本にたどり着ける時は
非常にうれしい。


ジュールヴェルヌの80日間世界一周に触発され、実際に旅した一人、
エリザベス・ビスランドが日本を訪れた際に残した文章はとても美しく
その素晴らしい表現は、俺の胸を打ったわけですが、実は日本を訪れる前の
ラフカディオハーンの胸も打ったそうで。

ハーンと言えば怪談が有名ですが、他にも有名な日本の見聞録である
「日本の面影」という本も残している。こういう本は、仕事や創作には
関係ないので、買ったままずいぶん後回しになってるんですが
ついに順番が来た。

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つーわけで読み始めたんですが、本によっては1頁読んだだけで
これは一生心に残るな、と思わされるものがあるわけです。

内容ではなく、筆致の段階で親和性があるというか、その言葉運びの
美しさや視点、気の合い具合がまずなによりご馳走という本が。

筆致と簡単に言ってもそこには作者の持つ観察眼、審美眼、美徳や
責任感が溢れており、内容はともかくとしてその文字列を生み出す
感性に触れるだけで幸福、という出会いがあるわけですが、
日本の面影はまさにそんな本。

たとえば人力車に乗って日本見物していたハーンは、その俥屋の事をこう記す。

「間違いなく彼は、忍耐、辛抱、そしてうまく客につけこむ力を備えた
典型的な車夫であろう。その証拠に、私はすでに彼に法が定めた
料金以上を支払わされてしまった。
忠告はされていたものの、余計な心づけを渡さずにはいられなかった。

かじ棒の間で速足で駆けていく、自分の前で疲れも見せずに何時間も
上下に揺れる馬代わりとなった人間を初めて目の当たりにすれば、
哀れみを寄せずにはいられなくなるだろう。
しかも人並みに希望や思い出もあり、情けも物もわかるこの俥屋が、
たまたま優しい笑顔を見せ、こちらの些細な好意にも限りない感謝を
大っぴらに見せてくれようものなら、哀れみは同情へと変わり、
思わず自分の事はさておきたくなるものだ。

おびただしい汗を流す姿も、それと無関係とはいえないだろう。
動機や筋肉のつれはもちろんのこと、悪寒、充血、胸膜炎も大丈夫かと
思わず気遣ってしまうからである。彼の衣装はびしょぬれである。
小さな空色の手ぬぎいで顔の汗を拭っている。彼は竹の小枝とそこに
とまった雀の絵が白く染め抜かれた手ぬぐいを手首に巻いて走ってゆく。」

俥屋一人だけでこの描きっぷり。もうご馳走としか言いようがない。

さらに言葉が通じないので面白くなってくるんだけど、その通じない事も
ハーンには鮮烈な体験なようで、様々な事柄が実に事細かく記され
そのすべてにいちいち感動。読んでるこっちも嬉しくなるほど。

目的地へ行きたいハーンは言う。旅館のオヤジに教わった魔法の呪文

「テラ へ ユケ!」

普段浅草とかで人力車鬱陶しいなコノヤロウと思ってる俺ですが、
これを知ったらとりあえず俺も人力車乗って、同じ呪文を唱えてみたい。
浅草寺は目の前だけども。


先日出版された谷口ジローの「いざなうもの」でもハーンを題材に
短編が描かれてますが、内容はこの日本の面影のもの。

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俺は、作品を見る時、やっぱりどうしても人を見ます。

技術や到達力に能力を全振りして、生理的に受け付けない人物の
作ったものでも、唸らざるを得ない作品ってのもないことはないすが
たいていは、作品イコール人格に見えます。
だから作り手の感性というのが非常に興味深い。

何を感じて、どう思ってどうしたかったのか。
何に笑い、何に怒りを感じ、何に涙したのか、何を信念として
取り組んだのかが、作品には出てると感じるからです。

貧しい感性の人の作品は、やっぱり貧しい。
どんだけ金かけても、どんだけ手間をかけても根本的につまらない
まったく心がざわめかない。

心を動かせないには、はっきりと理由がある。
貧困な発想。挑戦や開拓精神などの欠落による覇気のなさ。
安易な模倣とバレても小銭を稼ぎたいというさもしい根性や
思考を放棄したがゆえの一貫性のなさと底の浅さは、まー、すぐ露呈する。

産業的に成立すれば十分良い作品かもしれないけど、
それは商品であって、作品とは思えねーでしょ。
誰が作っても同じじゃん。じゃあ、テメーいらねーじゃん。ってな。

商品は生活に必要だから手に入れるもの。
でも作品は生きるのに絶対必要なもんではない。だから自分にとって
決して無駄ではない深く強く意味があるものとして
手に入れたいのかもしれないしその心底を探りたいのかもしれないす。

ハーンの感性は、100年経ってなお俺を幸せにしてくれて
こういう作品を残したい、ではなくこういう人間でありたいなと
思わせてくれる。

日々、ニュースや世界に怒りやストレスを感じたりもしますが
やっぱり世界は広く、人間は素晴らしい。

怒りや悲しみの数倍、良いことを探して、喜んで感動して
忙しくってたまらんぜ、という男になりたいもんです。
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2018年01月29日

1月最終週 ネバーベリー週報

東方憲助いわく

「クマちゃんと戦闘ロボどちらが好きか?」

ヤンキーはカワイイぬいぐるみとかムートンの敷物とか
タオル生地のジャージとかフワフワしたものが好きで
硬質なヒーローは好まない、と。


実際問題、そう問われたならば俺だったらまずなにより、
クマちゃんと戦闘ロボの「出来」を見て判断する。

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ニセもののディフォルメ(既存のラインをパクっただけのありがちで
つまんない可愛さの)のクマだったらデザインからしてアウトだし、
デザイン良くても、質感やバランスがイマイチなぬいぐるみは論外。
立体縫製なめんなよ、と思ってますかんね毎日。

戦闘ロボに関してはもう本気で見てしまうから、発想、デザイン、
成型から可動や手心地まで見たうえでよほどじゃないと納得しない。
羽根の生えたガンダムみたいのだったら頼まれたっていらねーよ、
マジでロボットっつーか巨大重機なめんな、と思ってますかんね毎日。

なんとなくどっちがいいか?なんかねーぜ。
俺に問うならちょっとそれをよく見せてみろ。
話はそれからだノリスケコノヤロウ。です。



モノをきちんと見て、自分で判断するというのは実に重要。

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モノは実はモノだけでなくモノ周辺情報もはらんでいる。
森に踏み込んで枝を1本拾っても、それはただの枝1本ではなく
どの木のどの部分がなにゆえにここに落ちているのか、という
視点で見ると、その枝が持つ背景が見えてくる。

動物が乗って折れたのか、人が手折ったのか、それとも樹木の
特徴がそうさせたのか、別の自然現象があったのか。
興味を持たない人にはただの棒っ切れでしかないが、事実、
ドラマチックな背景ごと存在した結果が、その落ちているただの枝。
その瞬間に見えてないからって価値や意味が存在してないわけじゃない。

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前述の心理テストで言えばそもそも、そういうテストをしてくる人物の
推し量りたい部分はなに?というこちらの査定が最初に発生する。
その問いの本質は何なのか?

自分の思いついたモノサシで、相手を判断してみたいのか。
話題に困って適度な会話のきっかけを探しているのか。
安易なマメ知識や能動的な態度でその場を掌握したいのか。
屁みてーなツマンネーテストを仕掛けてきて、俺をナメてんのか
脳がバカなのか、それとも死にてーのか、おうどうなんだ?と。


しかし劇中においてこの問いの使用状況は、いかにもそう言いそうな人物が
仕掛けてくる姿と切り口からして実に荒木飛呂彦らしいな、と嬉しくなる。


この「らしいな」というのも非常に重要。
らしくある、というのは期待に添っているという事でもある。
期待に添えているというのは、共感を伴っているという事。

創作物において、この共感を伴うという状況はとても重要。

見たこともない衝撃の物は本来理解すらできないもので
たいてい普通はどんなに刺激的で新鮮なものであったとしても
共感を含む何かがそこにあるから、理解する糸口になるもんです。

そして共感の度合いが高ければ高いほど、感動や感銘は高まる。
表層的なものか、潜在的なものかは場合によるとしても
感じ入る共通項があってこそ、その対象、創作物に想いを寄せられるわけです。

と、前置きがスーパー長くなりましたが

念願のいちご新聞600号記念号を手に入れまして。

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非常に素晴らしい。

可愛いデザインという無限の荒野に果敢に挑み、時代に翻弄された
職業デザイナー達の苦悩と栄光と挫折が見てとれて、
実に複雑な感情が沸いてくる労作。

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俺はサンリオが好きなんじゃなく、こういうデザインって可愛いでしょ!
と必死にこちらの胸をまさぐってくる人種が好きなんだと思います。
追及する人たちが。

で、このいちご新聞のマスコットキャラというかイメージキャラが
いちごの王様。

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ファンシーの塊みたいなデザイン、素晴らしい。
失われた初期サンリオの素敵な魅力が炸裂している。

そして王様に絞り込んだこんな本もあると知りまして

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すぐ注文したね。

で、届いて中見て驚いたね。

そもそも、いちごの王様に期待するものってなんだ?

くるりん村9ばんちや

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こえだちゃんのこりんごちゃんみたいな事だろ、どう考えても。

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しかも7人のエンジェルを従えていれば、

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もうドラマが見えてくる。メンバーのやりとりを
どんな切り口で王様がおさめるのか。王だから
威厳だけでなくお坊ちゃま的おっとりぶりや、苦労知らずの
浮世離れ感ありで、7人分の問題を処理しなくちゃいけない。
これは盛り上がる。可愛くならないわけがない。



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本が届くまでは。

なんといちごの王様は、この姿のまま普通に

「王様が大学生の時に広島と長崎に原爆が落ちて・・・」みたいな話をする。

「あれから何十年たっても世界に平和は・・・」とか。

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完全にサンリオの社長の代弁者なのであります。
というか姿かたちとは関係なく、社長本人なのであります。


いやいやいや、じゃそれなら社長の言葉でよくねーか?

可愛い社長キャラ作ればいいじゃんよ!
あるだろ、いろいろと。

こんなのとかで十分いけるだろ。

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そこをあえて可愛いイチゴの皮かぶる必要ある?

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話と容姿にあまりにギャップがありすぎて、
余計に内容が入ってきづらくなってるのがこのいちごの王様。

届いた本の中でも、中国の故事いわく、みたいな話が多い。
他民族が仲良くしたかったら、ただただ我慢しろ、みたいな。

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いちご関係なく、正気じゃねーな。道徳どうした。
2000年前のタワゴトをいまどき通用させるには、だいぶ豪腕が必要だぜ。

あげく
「王様はアメリカのCNNから取材を受けた時、キティちゃんが
この世からいなくなる時はありますかと質問され・・・」とか。
そしたら王様はまさかの
「キティちゃんの力が必要なくなるくらい世界中の人々が
仲良くなったらいなくなる」と答える。

いやいやいやいやいや!!

そういうもんなの?あの猫?リンゴ5個分の?

別に主義主張は構わないし、自分の会社だからいろいろやるのはもちろん自由。
どんなパッケージを使おうと、自分が信じる主張を伝えねば、という使命感が
あるのであれば、全然それはいい


・・・んですけど、いちごの王様の容姿見て期待してたのは
バナナ王子とメロン姫がドリアン軍のなぞなぞ兵士に追われて困ってるところを
機転でやっつける王様と7人の心配顔、みたいなものだったわけです。

しかし口から出るのはまさかの孟子や菜根譚。

いちご話だと思って金払ったのに、聞かされたこっちは


こんな顔になるっつーの。

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プロだったら、可愛いで売るなら可愛いで押し切らなきゃいけないと思う。
可愛いを追うんだったら、らしさを求め、徹するのが正しい。
キング牧師も言ってた。目的と手段は一致してないとダメだって。


ある実験で、檻の中の動物がボタンを押すと食べ物が出るようにしてあった。
しかし実際は、ボタンを押しても食べ物とは連動しておらず
モニターを見ている側が、それに合わせて食べ物出すシステムを起動させてた。
動物は、ボタン押す、食べ物出る、を関連づけて、そうした行動をとることで
食べ物を得ようとするが、本当は関連性はないのに、そこに勘違いの
パターンを見出してしまう。

難しい言い方はともかく、裏で糸引いてるのに気づかず、検証せずに
何かを信じさせられるっての気に食わないすね。意図や本質、意味が知りたい。
バットマンも言ってた。私は謎が嫌いだって。


わざわざ可愛い皮かぶっても「本気で」可愛いに徹したくはない。
可愛さの提示に責任など感じない。
可愛いを平気で踏みつけられるのであれば、可愛さがその人の中には
まったく存在してないという証拠。
創作物が背負うべき「らしさ」への期待を裏切れるヤツは、
感覚がおかしいか、根性が曲がってるかいずれにしても誠意の欠落した状態。

モノを見て、それを取り巻く周辺から推察し、その作り手の
本質はどこにあるのかと確認するのはとても重要だっつー話。
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2018年01月22日

1月第4週 アーロン週報

追い込まれているうえに、ほんと1週間、置石のように
過ごしていたので、なんもなし。

作業によっては、まったく映像を流せなくなるんすが
今週がそんな感じ。
ずっとディティールを追っているので粘土しか見てない。

なのでひたすら音楽を。


少し前に話題になったと思いますが、ある音楽配信サービスの
リスナーデータをもとに調査した内容によれば

10代の大半は、メインストリームのポピュラーミュージックを
いろいろと聴いているが20代になると、その頻度はゆっくりと落ちはじめ
30歳ぐらいになると、メインストリームのポップミュージックは
ますますその割合が減っていきます。平均して33歳までには
新たな音楽を探すのを止めるようになり、音楽的嗜好が固まる傾向がある。

だそうで。
終わるんじゃなく、固まるってのがキモですな。


確かに自分で考えると30歳くらいでメロコアに手を出したのが
新たな開拓の最後で、今はもうそれすら流さない。
でもそれだって、それまでずっと聞いてたパンクの延長でしかなく、
新レーベル追っただけでそんなに開拓ってほどでもないわけで。

流行のポップソングは昔からそんなに興味がなかったのでともかくとして
音楽的嗜好のみならず、いろんな嗜好は30歳くらいまでの経験を
基準に固着するのはさすがに当然かもしれません。つか当然です。

統計以前に生物学的に考えてもさすがにそうなる年齢だろニブチンが
って気もしますが、かつて先輩に40になったら小説を
読まなくなるよと言われ、まさか、と笑ってたけど、確かに
読まなくなった。読書はしてるけど、1つの話をじっくり追うには
あまりに時間がかかりすぎて、もはや読書は娯楽ではなく
情報取得と思考整理の手段、が目的になっている。

20代で狂うように貪った読書経験や映画経験があって
本当によかった。あの吸収が今を支えている気がします。

じゃあ現在音楽はというと、
昔に比べて真剣に聞くようにはなりました。濃く固まった。

ただそれは歌の向こうにミュージシャンの人生を見るようになったから。
好きなミュージシャンがどんどんいなくなってしまい、
思い出の彼方に想いを馳せるというような聞き方になってるのもある。
その時に発表した歌、その背景、関係性の中これを歌った気持ちは
いかばかりであったろうか、と無駄にたっぷり考えてしまう。


俺は昔のロックンロールが好きで、中学の頃からずっと聞いてました。
でも、CDに切り替わったくらいであんまりオールディーズを熱心には
聞かなくなった。大事にはしてるけど、心のターンテーブルには
あまり乗らなくなった。

それでも今でも貴重な映像が流れれば、真っ先にチェックします。
ロックンロールこそが俺の人生の基本であり、これからもずっと基本。

で、昔の映像を見てると、エルビスの腰ふり姿に失神する
ティーンネイジャーの小娘姿がよく映ってるけど、歌手見て興奮しすぎて
感極まって気絶するって、どれくらいよ?キャーー!バタっ!って
実体験でそこまで興奮するってある?
いくらなんでも感情の目盛り設定がおかしいだろ、と思ってました。

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ホルモンバランスなのか、箸が転がるだけでおかしい世代なのか
叫び声上げて喜び過ぎて失神ってもう犬のうれションレベル。
人間だったら、はいお薬処方、お大事に、な状態。


で、最近久々にエルビスを聞き直すようになったんですが
きっかけの曲はライブ映像の、サスピシャスマインド。


どんな曲かというと



サビの歌詞が

疑う気持ちを抱きながら、一緒にやってはいけない
疑いの心の上に、夢など築けはしないんだ

ってヤツなんですが、これを耳栓(ヘッドホン)状態で聞くと・・・


実はここ重要なんすが、ヘッドホンで逃げ場なく聞く音楽と
環境音込みで聞く音楽があるじゃないですか。

ロックンロールはどこかから流れてくるものであって、一人で
シコシコ聞くようなもんじゃない、という思い込みで生きてきました。

閉じていいものと、決して閉じちゃいけないものがある。
ポケットにしまい込めるものと、そうしちゃならないものがある。
俺にとってのロックンロールは決してポケットや胸の小箱に
押し込んじゃいけないもので、いつも人々が生きる町の中でこそ
聞こえてくるべきもの、大衆と共にあるものという思い込みが。


というわけで、逃げ場ない状態でエルビスと向かい合うのは初めて。

だいたいエルビスに関しても俺は少しウルセーわけです。
やっぱり確かに出征前のエルビスが素晴らしく、フリンジ衣装で
ベガスで取り巻きに囲まれてるエルビスは見たくない。くらいな。
でもサスピシャスマインドはベガスのライブでして。


で、改めてライブではなく
レコーディングしたのを聞いてみたわけですが



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おお!?




低音に伸びるエルビスの歌声が響いてきて染み込むどころか、
俺を揺さぶるったらない。ああ!素敵!
こんな歌が上手かったんだ!泣ける!
やっぱキングだ。エルビスすげえ!
俺はもうエルビスの年齢を超えてしまったというのに
何度も耳にしたはずの曲なのに
いまさら、この期に及んでなお



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これほどまでに歌声だけで俺の胸を打つのか、エルビス!!!

って、すっかりもうティーンネイジャーの小娘気分で

キャーーーー!エルビスーーーーー!(バタッ!)って

作業場で一人、失神寸前で喜んでるっつーどうでもいい話。


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2018年01月15日

1月第3週 デケーセワ週報

さて、先週末からツレアイが帰省し、現在怒涛の一人暮らし中。

この1週間、宅急便のお兄さんに
「ごくろうさまです、ありがとうございます」と声をかけ、
粉石鹸が見つからず代わりに見つかった液体洗剤の
「洗濯科学のアリエール!」と叫んだ以外は、眠気覚ましのゲームで
まさかのゾンビ百姓に追いかけられて崖から落ち、たっぷり貯めこんだ
アムリタをすっかり失って思わず「うそーん!」って大声出した以外、
なんも言葉を発せず。引き籠って黙る、ヒキダマリ。

その間変わったことと言えば、ついにあまりの寒さに根負けし、
WF前の強制乾燥以外入れてなかった作業場の暖房のスイッチを入れてしまう。

気持ち的にはもうこんな感じだったかんね。

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これほど寒いのは老いか。はたまた今が異常に寒いのか。
金属ツールを手に取って、気持ちが萎えるくらいツメテーんだもん。


去年はどうだったんだっけな、とその時の週報を見たら

テブロを開発して喜んでました。原始人。



その前の年は?と思ったらインフルが爆発した後

また2週間黙ってますね。

実は今回も、一人暮らし開始と同時にまた風邪を発病。
寒気だけでなく1週間、鼻ガビガビの咳彦でした。
ただ今回はインフルじゃなくバカみたいにうっかりソファで寝て
体を冷やし切った風邪だったみたいでダメージは全然少なく、
今はもう普通に作業出来てます。

もう今は暖房を武器にこんな感じ。

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しかし1人暮らしってのはなかなか本当に喋らないもんで
(知らずにTVに話しかけてるのは抜きにして)
自分は若い時分から同棲してしまったので、そうでなければ
ずーっとこういう生活の人生もあったのかな、と思ったり。

というのも、先日若手原型師と話した時、向こうはまだ32。
笠井さん、32の時なにしてたんですか?と言われ
んんー?と考えてしまい、ざっくり思いだしたばかり。

その時にいた原型師達はみんな美大とか専門的に学んで
この職業についたそうで。

バカ、大学なんか才能のねえヤツの行くところだろ、と
ヘラヘラ笑ってハナほじってる俺は、高卒で美術の勉強ゼロ。

高校に入った時点で、映画の造形をやりたいのは決めてたけど
大学行くって選択肢は全然なかったな。なんでだろ?
勉強する気なかったのかな?根からしてバカだったのかな?、
と流してたんすが思いだしました。
アメリカ行くつもりでバイトして金貯めてたんだ。

でも同じ造形の道でケタ違いに凄い人と会って、
自分のアメリカ行きたい欲がただのポーズだけと思い知らされ、
行くのやめたんだ。

なんで思いだしたかというと、その凄い人が
ちょうど数日前、フェイスブックで現在の仕事の写真のっけてたから。

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一緒に仕事した時期は、それこそ先週の人面犬の頃から
真・仮面ライダーの頃。まだまだ青春だった頃。

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当時からまったくブレない人で、真面目一徹。
「銀玉の芯にはインコのエサが入ってるんですよ」
「バーナーで炙ると爆発します」と爆発させたりしてました。

向こうもアメリカに行く話を進めてましたが、俺の夢物語と違って
妄想ではなく、順番に実行していく本物の計画でしかなく
自分がえらくガキじゃねーかと思いしった覚えがあります。
しっかりとした計画性、仕事への繊細さの格が違い過ぎる。
この世界で、これから活躍しようという若手がこのレベルじゃ
俺にはまったく通用する余地がねーな、と。

特に彫刻や独創性や腕前とかではなく、対人的にアウト。
例えば、誰かの顔の型を取る時に顔に印象材を塗ると

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時々パニックを起こす人がいる。もしくは過剰に恐怖を
アピールすることで落ち着こうとする人が。

その際俺は、頭をパカっと叩いて「動くな!」と普通に
やっちゃいますが、そんなメイクさんはいないすからね。
でも、死にゃあしねえのにグダグダうっせーな!
キンタマついてんだろ!という感情しか沸いてこないんだから、
メイクさんに向いてないとしか言いようがない。

というわけで、他にもその後いろいろありましたが
それしか俺の人生にはない!!と社会に出るまで信じてた映画や造形が
もういいや、と180度変わるとは自分でも予想外でした。

映画の造形目指して上京して、どうにか映画の仕事は経験出来て
凄い人と日本最高の凄い現場を見て、話作りが出来るようにならなきゃ
と造形やめて、マンガの原作目指して、ゲームやったことないのに
ゲームの企画シナリオをやって、映像会社で人事から弁当の手配まで
使いっぱしりをやって、すっかり業界に興味がなくなって、バイト仕事で
映画ばっか見て過ごし、原型の仕事に誘われ、今に至りますが
その間、もうだめ、こりゃ死ぬな、ってのも何回か。
ここでやっと32歳。

結果、今はこうした経験すべてを込められ、他人との接触を
最低限に抑えつつ、腕一本で勝負できる原型師に落ち着いて十数年。
なるべくしてなった流れかー、なるほどなーとか思います。

会う人に恵まれ、すげー救ってもらって幸運だったのが8割と思いますが、
クソばっかと出会ってホント損したなと思うのが9割なので、
あれ、計算があわねーな。
まあ、よい出会い8割が勝つんで、ほんとラッキーでした。


ちょうど成人式もあって、これから新社会人やら学生やら
新たな挑戦へと踏み出す人も多いかと思いますが
希望に満ちた日々ってのは、素晴らしいすね。
たぶんこれから予想以上にいろいろあって、こりゃマジで死ぬな
ってこともあるかもですがそんなときは視点を変えること。

これが映画なら、ここで気の利いた音楽が流れるとこだぜ、と
と考えるくらいの余裕を持ってから問題に向き合えばよろしい。
問題そのものは変わらないんだから、自分の気持ちを変えた方が勝率が上がる。

決して他人の判断に身をゆだねず、自分で考えて自分で判断して
テメーのケツはテメーで拭いて生きて行けば、たとえそれが
計画通りではなかったとしても、納得度と面白度は高い人生になります。

今、若い時の自分に何か声をかけるとするなら


意地張ってないで早めに暖房入れろバカ、か。

そしたらたぶん、いや間違いなくクチゴタエしてくるだろうから、
ハナ垂らして何言ってんだ、と頭をパカっと叩いて教育すが
もう毛が残ってねーじゃねーか!手応えがペチンって悲しいな!
と追い打ちをかけてやります。はい。
posted by サンダーロードスタイル at 01:39| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月08日

1月第2週 ジジッチュ週報

先日、夜に原型師同士の新年会があり、せっかく出かけるならと
その前に2000年以来行ってなかったいわさきちひろ美術館に寄る。

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リニューアルされる前に行き、新しくなったらまた行こうと
思ってたのに、調べたらリニューアルはなんと16年前!
軽く時間を置いたつもりで、そんなに行ってなかったのか…。
リアルウラシマエフェクト。

いわさきちひろは思想と作風を分けて見ている画家。
しかし、そうは言ってもやはり人生と作風は分けられないすね。
なるほど今回見て憂いを拭えぬ理由が改めてよくわかりました。
繊細で美しく可愛らしく描かれた子供達から、屈託のない笑顔や
笑い声が聞こえてこないのは何故か?観察から可愛さを引き出して
いるなら、何故ここまで頑なに屈託ない笑顔を描かないのか?
仮に作風だとしても希望と未来溢れる生命の塊たる子供を描いて、
どうしてここまで明るい喜びを拒否するのか?
と思ってたんですが、納得。

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ちなみに俺が子供絵関係で手本にしている心の1枚はこれ。

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とてもいろいろ示唆されてるうえに、わかりやすくウソでホント。
いっつも頭をよぎるくらい、インパクトのある絵。
タッチの差とかではなく、モチーフへの姿勢という点でまったく真逆。


で、一緒にやってた絵本展は「日本の絵本100年の歩み」

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まさかの超有名どころが目白押しで、小規模ながらマジで!?
マジで!?を連発する展示で、見ごたえ十分でした。

で、肝心のいわさきちひろですがこれほど原画でないと
確認できない表現を備えた画家というのは少ないと思います。
筆致を確認できるなどというレベルではなく、原画にはあるけど
印刷したら間違いなく消えるという水彩のボカシの極致と
言っていいくらいで、商売で絵を描いてて(印刷物として
掲載されるのを前提で)よくこんなコトが出来るな?
と責任感を疑うほどの投げっぱなしで再現不能な繊細さなわけです。

しかし仕事人としてではなく、作家としてみればまさしく
このタッチこそ唯一無二。他人に成しえない価値がある。
しかも技術的には水彩ぼかしである限り、水墨画的一発勝負なところもあり
どれほど研ぎ澄ましてこの高みまで登り得たのかを察するに、
身震いするくらい。当然印刷に出ないとわかったうえでここまで
やってるわけですから、やっぱ身震い。エッジ効き過ぎだろ、と。

正直「これを基準とせよ!」という自分への戒めとして
原画を1枚欲しいと本気で思うくらいパワーがある。

ゆえに原画をわざわざ見に行く価値もあるわけですが


16年の間に凄い複製技術が出来てました。

その名は、ピエゾグラフ(PiezoGraph)

これはエプソンのデジタル複製技術の名称で
画像を色相、彩度、明度の要素をもった粒子に分解再構築。
様々用紙にも対応して出力可能なインクジェットプリントだそうです。
6色または7色のインクによって画像を構成し、本物と同じ紙や素材に
プリントするんだけど、担当者が責任もって確認しつつ複製するそうで
その複製レベルは、肉眼では判別できないくらいハイレベル。

モノクロ7諧調のピエゾグラフィーという写真技術もあるそうで
いまやファインプリントどころの騒ぎじゃないのかもしれません。

とはいえ、これも10数年前の技術らしいんですが、それで複製されている
展示室があったんですが、いやもう全然ぼかしを拾えてるじゃん。凄いじゃん!
印刷を超えたなピエゾグラフ!テクノロジーなめんな!やったぜエプソン!

と思って、原画コーナーに戻ってきたら、
なんだやっぱ印刷は印刷だった・・・。

根本的な原画の印象がまったく違う。原画は、言葉にしづらいオーラみたいな
というと聞こえはいいすが、要は制作時の苦労や汚れ、ヨレみたいなものから
直観的に推察させる特殊な手作り感が出てました。
ピエゾグラフ用の高解析は間違いじゃないけどあくまで色分解までで、
その先のチョイスは人生ごと理解しないと写し取れないもんなんだなあと。

たぶんピエゾグラフで精細に印刷したものを、腕利き汚しモデラーの手を
一回通して微妙な作業ウェザリングとか施したらその手作り感は出るのかも。

というわけで非常に好奇心を刺激され、面白く見られた美術館の帰り
古びた駄菓子屋を発見。吊るし玩具がいっぱいあったので見てたら
主人のおじさんが、これはねえ、ここでしか買えないよ、今、と言う。


「この年末、東京でこれを扱ってるのはウチと伊勢丹くらいなもんで…」
と駄菓子屋なのに始まるまさかの啖呵売。

当然、ほんとっすか!と乗る俺。ホントなわきゃないすが。

おじさんもノリノリで、このケースはここでしか手に入らないけど
この袋2つ分入るんだ、と。こうやって食ったら、2袋入るんだ、と。
そんで手に取った商品のケースをしきりに自分の口に当て、丁寧に
食い方を教えてくれる。フリスク並みにカッコいいぜ、おじさん!


その商品とは

これ。

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すげーじゃん。初めて見たじゃん。
ケース1個80円ってさすが駄菓子屋じゃん。

クッピーラムネは定番の味だったと喜ぶツレアイ。
じゃ、これから会う原型師衆にもお土産で買って行ってやろう。

先に買ってた子供が、くーだーさい、と言って買ってたので
こっちも負けじと、くーださーいーなっと言って買うと
レジ前でもまたスイッチが入って同じ説明を始めるおじさん。
販売を繰り返す販売マシーンだな。いや啖呵売マシーン。
その説明はもう聞いたぜ。いい加減うるせーなコノヤロウ。
切るスイッチはどこだ?ねーのか?ねーんじゃ仕方ねえ。



で、正直、俺はクッピーラムネに思い入れはゼロ。

俺にとってのラムネってのはこっち。

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口の中ですぐ溶けちゃうようなコストパフォーマンスの
悪いお菓子をクソガキは食わないすからね。
せめてガリっとこねーとな。
これとか銀玉鉄砲に入れて口に撃った憶え、みんなあるだろ。


というわけで、俺の分はヌンチャクを買う。

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で、無事新年会を終えて帰ってきたんですが
ちゃんとみんなに配ったぜ、と報告するとツレアイが、
駄菓子屋のおじさんが商品手にもって、フリスクみたいに
食べる説明してたでしょ、と。

おう、なんかしきりに食うフリしてたな。カッコよく。

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その時、口にペタペタつけた商品を、また箱に戻してたんだけど
そのおじさん味がついた手前の含め、ごっそりカゴに入れて
買ってたって、気づいてた?

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気づいてない(←考えナシに手前6個をカゴに入れた憶えはあり)

てことは、ウチ用に買ったこれか、みんなに配ったどれか一つが
おじさんの「こうやって食うと便利なんだデモ接吻」を浴びまくった
ジジキスクッピーケースって事か。

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メデテーな!
だけど、もはや確かめるスベはねーな。
あるかもしれないが確かめようのない恐怖に怯える鏡の荒野だな。



でもいいや、中身はキレイだし、だいたい駄菓子なんて
そんなもんだろ。そもそもそんなラムネ俺、食わないし。

というわけで、配られたみなさんは、こうやって食うのかな?
とパッケージのまんまチュウチュウしないように。



年輪を重ねたニガしょっぱいキスの味がするかもよ。

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posted by サンダーロードスタイル at 02:02| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする