2016年12月05日

12月第2週 シワスビガン週報

まず告知その1。
大阪府大阪市平野区にあるコーヒーと紅茶と手作りスイーツが自慢のカフェ
「ラルーンドエスト」さんにて
地獄のゾンビ黙示録コンペが開催されます。
詳細はこちら。

近隣の方は素敵な紅茶と血まみれ人形をロシアンティーのように
清濁併せのむのはいかがでしょう。
ウチの近所にあれば通ってるとこなんですが、今度大阪行ったら
必ず立ち寄ります。
俺の見事なシフォンケーキの好きっぷりを見ていただくしかない。
作った甲斐を感じちゃうほど美味そうにスイーツ食いますぜ俺。


そして告知その2
さらにラルーンドエストさんのゾンビコンペとも連動する形として
同じく大阪の「気軽に模型製作を楽しめる工房 craft spot One-Step」さん主催による
『〜 ゾンビなアナタ、作らせて貰います!〜 
  地獄のゾンビ黙示録コンペ
   「コンペ・オブ・ザ・デッド」開催決定!』です。
もはやOne-Stepさん名物になるかもしれない
『原型師さんにオリジナルヘッドを作って貰える権利』付きフィギュアコンペとなります。
その原型師ってのは、俺だ。

詳細は追って発表となると思いますが、こちらは全国から参加可能なので
大阪以外の方も是非ご参加ください、だぜ。


そして告知その3
こんなのが出るそうです。

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なんと売り上げ順に登場月が変わるという、どーしょもないのか
どーしょもなくないのか、受け取る側としても、人形作った側としても
よくわからないけど、デスクトップできれいな写真はかなり嬉しい
複雑アイテムとなっております。ぬー。

ご予約はこちららしいですぜ。



先週はちょっと作業的にも長丁場だった過去最大ボリュームキャラ、

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オメガマンの納品に、そのCCPまで。
今回は稲坂君がスーパー忙しいので、バリエーションを俺が
作り倒したわけですが、まー、なかなかの作業でした。

で、今後含め、3人でキッチリ打ち合わせをしてきましたが、当然ながら
特撮禁止とさらなるキン肉造形への集中はアピールしてきましたぜ。

ただ特撮はもともと俺もそっち側の人間なので、リアルアレンジOKで
ライオン丸とかタイガーセブンやってもいいですよ、なんつー
落とし穴を仕掛けられたら、まんまと落ちて行くのが目に浮かぶ。
仮にウルトラ限定だとしてもレオを内山空手アレンジとか、ネクサスを
決死の武者アレンジOKとかの罠を仕掛けられたら、抵抗する自信がありません。

ので

断じてそういうわき目を振らない為にも、まず現行連載キャラや、
ミドルよりは2世とキン肉ファン向けに話を進めておきました。
俺が手を休めて別作品キャラやるなら、素立ちのコレクション用キャラ
やった方がいいんじゃないの?ということ。
まあこのへんは稲坂君も延藤社長も異存ないようで、かなりな確率で
実現出来るんではないか、と。来年は散財覚悟しろ!くらいの勢いで
作れればと思いつつ、量産気合いれてね、とも思いつつ・・・
何と年内の納品アイテム終了!

なんと今年はもう納品しなくてよい!

まあ、締め切りの位置が違うだけで地獄状態はそのままなんですが
気持ちはいくぶんラクな気がします。とはいえ当初の予定の3倍量の
作業が確定しており、たぶん一生モンの地獄を見る予定。


とはいえ、まだまだ削る分の命はたっぷり残ってるはずなわけで
仕事で進行中のアイテム以外の造形予定は、

まず干支造形である大型の鳥年向けクリーチャーを作り散らかしますが、
こちらは翼のある蛇、ケツアルコアトルを目標とします。

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珍しい我がスクリーミングヒロインと絡ませる予定。待ってろメキシコ!
出来れば売るぜ、WFで。



で、ダニー茶屋とか温泉くじとか、もうWFでそういう悪ふざけは絶対にしない!
と心に誓って部屋を片付けてたら、ミニ回転寿司セットが出てきちゃったんだよなー。

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なので

海ショゴ、脳ショゴ、メクラペンギン追加による

「ショゴ寿司」の準備もしなければなりませんぜ。

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(イメージです)

と、

ここまではある種、GKで売ったりと多少の打算がないわけでもないすが

徹底してファン活動を嫌う俺も
完全打算抜きでファン活動をしたくてしょうがない時があります。


知り合いの原型師がアイドルが好きで好きでその造形しているのを見て
アタマおかしいんじゃねーかと笑ってましたが、完全に同じ構造で
俺は凄腕の老人が好きで好きでその造形をしようかしまいか悩み中。
もうその人を笑えない。冷静に見てアタマおかしいす。

でも崇敬する作家が展覧会をやるというのであれば、一度くらい
何か作って贈り物をすることはできないだろうか、なんて考えるわけです。

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前述のスケジュールだけでなく水面下の仕事案件が2件、オリジナルの予定が
もう1体。なにがどうなっても、これ以上物理的に出来るわけがないと
わかっておりますが!

もうそれ以上無理、と思う!

そこから先こそが!

狂気の領域であり!

男であるならば!

断じて踏み込まねばならぬ修羅の道にして

蹴破らねばならぬ常識の壁!

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というわけで、展覧会記念の平田弘史先生像をこしらえて、
感謝の気持ちを込めて贈りたいと無駄に熱望しておる次第であります。

いやもちろんそうは言っても無理と頭ではわかっちゃいます。
わかっちゃいるけど・・・作りてえんだよなー。
一生でそう素直に思える機会、あんまりないかもだしなー。

己が情熱を前に、一歩たりとも退きたくねえんだよなー。

ま、会期中目指してやるか、そっちは。

まずは干支造形。
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2016年11月28日

11月最終週 工芸愛週報 

今週はこれから外出地獄ですが、先週はどこにも出かけず平和な日々。
大泉学園にある牧野記念庭園に行こうと思ってたけど雪降ったしな。

というわけで、近所に散歩して茶飲みながら読書するという
優雅な時間もあったわけですが、当然今読んでるのはクトゥルフ関係。

中学高校の頃、早川と創元推理文庫の虜だった俺は暇さえあれば近所で
一番大きい本屋の文庫コーナーに通ったもんで、財産はすべてそこに
つぎ込んだもんで。
1日1冊どころか最高5冊読んだこともありますが、読むのはすべて
SFかファンタジー。探偵小説も歴史小説も一切読まず。
もう宇宙人とドラゴンと光線銃とタイムマシンと殺し合いしか読まない。
ホラーはまだジャンルとしてそんなに確立してなかったすね。
ハヤカワだとNVの中の怪奇と幻想というジャンル?

で、買うほどでもないシリーズとかは友達に借りても(幻魔大戦とか)
とにかく貪る時期ですからどうしたって読み足りない。
図書館には読みたい本ないし、買うしかないんすがまだバイトもしてないので、
お小遣いには限りがあり、たちまち買えなくなる。買いたい。けど買えない。
次何を買おうか、文庫の背表紙とあとがきをひたすら立ち読みで確かめるしかない。

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そこで新星堂の文庫コーナーの前に居座り、特殊なウンコの我慢の仕方も編み出して

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近づいてくる同級生を見かけると、これもんで

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おう金貸して、30円でいいから、ちゃんと返すって、とチビチビとお金を集め
210円たまったから一番薄いのが買える的な、知的なSFファンとは程遠い
不良カツアゲチンピラ読書ボーイだったようなそうじゃなかったような。

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そんな時期に経験した作家がラヴクラフト。

ただ当時は読みづらい、という印象が最も強く、ホジスンやブラックウッドに比べ
熱狂度は低かった記憶があります。

思えばそれ以降、読み直した事はないわけで。

読み直した事がないといえば、コナンもゾンガーもファファード&グレイマウザーも
ハロルドシェイやコルムにエレコーゼ、エルリックに戦士ブラクからリチャードブレイドまで
(全部筋肉ダンビラ振り回し系ですが)もまた、全然読み直さず。

なかなか小説なんて何度も読み直すことはないわけで、最初の出会いの印象が
一生続くといっても過言ではないわけです。

そんな中、最初の印象を変える作家もいる。

絵画で言えば俺の中ではゴッホなんか特にそうです。
昔も今も好きな作風では決して、ない。昔は特に嫌いだった。
でも今は、理解できる。何をやろうとして何が出来なくて何にこだわって
何に負けたのか、おぼろげに理解できるようになり、印象は激変しました。
今はもう泣けちゃうくらい感情移入しちゃう部分がある。

ラヴクラフトは今回読み直して珍しく印象を新たにした作家でした。
なんか拒否感があったのは、昔読んだ印象とは違う「作られた神話」感が
過剰にあるなってイメージが強くなってたから。

俺が読んで知ってるラヴクラフトは、堅く険しい日常がキリキリと異変に
すり潰されるような印象。太古の神々も、人知を超えた別系統の生物が
関わってきた自然科学の延長上にあり、理解できないもののそれはそれで
なんらかの法則にのっとった生物的闘争のようなイメージがあった。

でも最近のまとめ本とか読むと、なんか太古の神々が善と悪で、とかだいぶ違う。
あれおかしいなと思って、原典を読んでみれば、そうそう、これがラヴクラフト。
周辺の追従する連中が、いろいろいじくってんすな。この辺詳しい人に
ちょっと話を聞いてみたい。


そうした周辺の事情とか全然知らなかったんすが、生前はかなり不遇だったそうで。
にも関わらず、誰も読んだことないものを書こうと理想に燃えてたとか
非常になんというか、理解できる部分が多い。

クトゥルフの呼び声の中の一節
「内部の暗闇は質量的なもので、黒い物質が充満しているとしか思えなかった」
とかの書きっぷりは、ゾクゾク来ます。

センスオブワンダーってのはこういう部分に宿ると思う。
そう思わせたいという心意気。そう感じさせたいという意志。
溢れ出すイマジネーションをどう伝えようかというたゆまぬ努力。
これぞ娯楽や創作にあるべきものであり、作者の価値でもある。

自分で言うのもなんですが、俺が野良ショゴスの説明を書く時
「ちぎれた塊が、本体に合流できないまま、葉の上の水滴みたいに転がって、
仕方なく小さいまま頑張って生きる」というイメージのもとに作りましたが
そういう事なんですよね。ディティールではなく、そこ感じてよという
本質的な部分がモノづくりには不可欠だと思うわけです。

忠実にアリモノをなぞる。

のひとつ向こうに、創作ってのはある気がします。

トレスには決して魂は宿らない。小手先にも宿らない。

凡庸な表現にも宿らないし、奇をてらうだけの表現にも宿らない。

自然の法則と見まごうほどに確かな想像力を、骨も折れよと振り回して
どうにか届けと幾重にも工夫を重ねて、初めて生まれる物な気がします。

ラヴクラフトにはそういう矜持が感じられます。
その表現は噛み砕くに厄介で、理想は追い難い悪夢に似たものがありますが
味わったことのないものを味わわせたいという欲求には共感できる。

だから結果的にその後に出来上がった様々なものの元になったであろう
イメージが横溢している。いやあ男だねえ、と思うわけです。

そういう意味ではちょっと惚れ直す部分があったかな、っつー話。

創作物ってのは、俺どうよ!じゃなくて、これどうよ!じゃないと
魅力がねーってことですかね。俺どうよ!な作品見ると
テメーなんか知るかバーカ!ペッペ!としか思えないけど
これどうよ、と来られると、ムムムとなるもんな。

俺も私心を封じて、これどうよ!で頑張るぞ。
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2016年11月21日

11月第4週 エケリリ週報 

まず
先日、出光美術館の仙鴻Jレンダーを頂戴しました。

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ありがとうございます!御礼は賀状にて必ず!!



さて、

先日は初参加のAKガーデンへ。
お買い上げ&ご来卓いただいた皆様、ありがとうございました。


ブースはこんな感じ。

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ゾンビの作例塗装をお願いしている緒方光太郎さんに
ご協力いただきお店を開いてきたわけですが
当日見せてもらった新しい緒方塗りが


これだ。

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色数を落とした自称ファミコン風の影バージョン。

的確な色配置と減らし具合に唸らせられます。

ゾンビプラモは本気でリアルを追及するのも一興ですが
こうしてある意味ポスター風に、自由に楽しんでいただけるのも
プラモの気軽さ。こういう作例もガンガン作ってみてください。




さて、

今回はもう一つ、ここしばらく騒いでおりました
クトゥルフ造形踏み込み第1弾としての、ショゴスを展示してきました。

前日、どうにか7体を塗り終え、

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会場ではこんな感じ。

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もともとが、ゾるま落としのテッペン用の粘土の塊があったのが
発端で、それなら今すぐ作り始められるし、ダルマ落としも数個
残りがあったので、それでも売ってみるか、と思いついたのが最初。

でも脳天穴開けバージョンだけだとちょっとな、と思ったので
一応穴がふさがった野良ショゴスもこしらえた、と。

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造形的に言うと、今回は当然ながらこれから挑む大クトゥルフ造形の
前哨戦という意味合いで、自分の特質をつかむ為にやった面があります。

正直なところ、自分にはかなり商業原型師としてのリミッターがかかっており
自由闊達に作れないきらいがあります。それは非常に強く自覚している。

まず近々ではコモダクトゥルフがありますから、これを前にリミッターで
ガチガチの俺は一体どう出るのか、と理解する必要がある。

で、まずはヘラを走らせることとしました。
そもそも1日で完成させるつもりだったので、物理的に作りながら
考えるしかなかったんですが、ダルマ落としという条件の中
俺が出した答えは、ドールアイの使用と新ツールの作成。
どちらも結果的に不可欠な要素になったと思います。

しかし、彫刻に専念してディティールで勝負する気がないという
点も浮き彫りになった感じが。


なにかにつけて問題ってのは「自己認識の甘さ」からくるもんです。

自分の能力を過信する、周囲への状況判断を甘く見るなど
基本的には読みの甘さからトラブルはこちらに導かれてくるわけで
トラブルが存在したとしても、認識がきちっとしていれば
事前にそのトラブルを回避する手を打つことが出来る。

なんたらバイアスをかけずに、まず己の力量を知ることが重要。
それで掛け値のない自己認識が出来れば、それを最適に活用する
方法と準備を生み出せるわけです。備えあれば憂いなし!

という意味でのショゴ作りだったわけですが、なるほど見えたぜ。
俺の長所と短所が。

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本来ショゴスは、地下鉄1車両みたいなドーンという肉塊が
ブニュブニュと器官を形成したり消したりしながら追いかけてくる
存在で、今回のバージョンはその時ちぎれた塊が、本体に合流できないまま
葉の上の水滴みたいに転がってって、仕方なく小さいまま頑張って生きる、
てな感じの造形。

結果的にディフォルメになりましたが、これもまた俺か、と。
塗りに関してはぎりぎりキモち悪くならないよう、一口ケーキのようなというか
寒天で一層コーティングした舟和のあんこ玉を意識しました。

全部終わってから、コモダ造形と比べて見ると、なるほど何が足りなくて
何が勝てる可能性があるのか、よく見えてきた気がします。
勝てる可能性のある部分を伸ばして勝負する。


で、販売した結果、テケリ落としは売り切れず、野良ショゴは早めに完売。
つまり悪ふざけもたいがいにしろって事ですが、バカヤロウ!
諧謔なくして江戸っ子が務まるかい!(←完全北関東群馬土人)

冬WFもこの路線は継続する予定。
posted by サンダーロードスタイル at 12:39| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年11月14日

11月第3週 ダンフォース週報

えー、まず告知ですが

きたる今度の日曜日

開催日時:2016年11月20日(日) 11:00〜16:00
会場:東京都立産業貿易センター台東館(浅草)5F.6F全室
AKガーデンに参加します。

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卓番号は「え35・36」

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ディーラーリストとかチラっと見たんですが割と
場違いも甚だしい感じで、ほんと様子見でチラっと参加してみます。

メインアイテムとしてはゾンビプラモ「地獄のゾンビ黙示録」の展示販売。
今度こそ会場購入ならではのオマケをおつけします。
前回、さんざか作ってバカが家に忘れたサンダーロードスタイル製
ポストカードですね。もう俺は成長した。忘れないで持っていくぞ。

それと一応、初イベントの参加ということなので新作原型も作りました。

クトゥルフ造形第1弾。
「狂気の山脈にて」の可愛い肉奴隷ショゴス。

からの「野良ショゴス」

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一応イベントの性格を考え、ドールアイも入れ替え可能。

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さらに、1/12スケールのゴミ箱にもピッタリ。

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そしてそもそもの思い付きのきっかけである


ゾるま落としに続く新作ダルマ落としこと

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「手蹴落とし」


一応キットとしては差異をつけてありますが、基本的に同じです。
単体で飾れるか、ダルマ落としで飾るかの差、くらい。

目は6mmのドールアイですが、
各社によって印象が違うのは写真の通り。
赤目がオビツので瞳が小さめですね。
緑目はつるやウルトラホビー製。


サイズ感としてはこんな感じ。

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試しなので、アイボリーの手流しで抜けるだけ抜いてみますが
仕事の進行具合次第。基本、通販などは考えてません。


という感じで、次回日曜の見る限りは完全アウェイどころか
ウチなんか出ちゃ行けないんじゃないかっつーAKガーデンで
笑顔でお待ちしてる予定。

複製出来たら改めて告知します。





さて、先週はこちらへ。

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前回の東洋文庫で、自称賢いふりで本質的なバカ団体には
もうウンザリしてたんですが、展示内容そのものに
とても興味があったので行ってきました。

そもそも、浮世絵の凄い印刷が出来るということはその
周辺には相当なシステムが構築されてるわけです。

俺があまり一品物の芸術品にそれほど関心を抱かないのは
文化的背景がなくても成立し得るからです。
一人の天才がポっと出来る可能性がある。

でも大量生産品は違う。作ったらそれを増やす努力
伝える努力、売る努力、場合によっては廃棄する努力も含め
まさしく文化といえるくらい「絡む要素」が増え、派生する可能性には
学ぶべき点や興味深い点がヤマホド生まれる。

浮世絵の版木を作る技術で言えば、エッジ効かせて彫るだけでなく
重度の使用に耐えうる素材探し、それに通用する道具作りから考えなきゃ
いけないし、木製活版印刷ならば、ズレの生じない極めて精緻なベースに
面ビッタシの彫刻を施すという、制限ありありの技術。

燃える。

好き勝手じゃない状況で困難を乗り越えようという気概。燃える。

そういう意味で、昔の筆写ではない印刷書物は興味があったんですが
まあ、前回の? だいぶ金とってカラーコピーのパネルおいてた
ご立派な施設で? さもさもな知性を装う本質的には貧しい感覚の
バカな場所でヘキエキしてたので、まったく期待せず入ったら


ビバ!印刷博物館!素晴らしい!

まず展示物の凄さ。いやもうションベン漏らすかと思った。
浮世絵も状態のいいのが多く素晴らしかったんですがとにかく
所蔵している書物のレベルが凄い!

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そして解説も的確、開いたページもわかってる!!スゲー!
ここアタマのいい人が運営している!モノの価値がわかってる!!

その後用事があったんで早々に帰らねばならなかったんですが
もう一度行く。そんでワークショップも体験する。絶対。

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日本の歴史に興味があり、その国民性と技量の推移を俯瞰、理解したい人には
オススメです。

図録の印刷、超レベル高いし、絵葉書も最高。

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ちょっと駅から遠いけど、その価値ありですぜ。
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2016年11月07日

11月第2週 とりあえず週報 

もう11月とかアタマおかしいす。
あまりの時間の流れの速さに、去年の今ごろは一体なにを
やってたのなと調べたら、海外マンガフェスタ参加報告や
パウリー発売の感想を爆発させてましたが、それが1年前か・・・
全然成長してない気がするが、困ったもんだな。

さて、他の原型師の方がどういう仕事の仕方をしているのか
わかりませんが、俺は映像を流してないと仕事できないクチです。
仕事場の半分は、ソフト置き場で、常に無線ヘッドホン着用で作業。

音楽だけだとよほどの事がない限り、悪い考えが脳の中で勝ってしまい
まーーー、悪い事ばっか考えちゃう。


だから、適度に聞きながら意識をそちらに引っ張ってくれて
適度に目を上げると刺激になる映像を流してるのが一番いい。

さすがに計算が必要な原型立ち上げ時は無音でやりますが
芯を盛る時は一番いい映像を流せる時間で、贅沢に映画を流します。

そこから煮詰める時は連続性の高そうな海外ドラマすね。
あまり入れ替えず、6時間とか流しっぱなしでよさそうなのを。

本気彫刻の時はドキュメンタリーの宇宙物や歴史物や時代劇とか。
これは顔を上げなくても、内容がバンバン入ってくる。

少し調整したり、粘土だけではない作業が入ってくる時は
特撮やアニメを流します。バタバタするので多少見逃しても
ダメージの少なそうなのを。

複製作業の時は、戦隊。

というわけで、ウチの作業場の映像タレ流し度は相当なもんな
わけですが、先日、レジェンドオブトゥモローとデアデビルを
ごっそり借りてきて楽しく流しまして。

レジェンドオブトゥモローは問題なく非常に楽しく見られました。
このことについて本当はスゲー書きたいけどやめます。

しかしデアデビル。これがいかん。

薄暗い中で無言で戦い、立ち去られたらもう勝ち負けすらわからず
さらに、ラストで2人殺されてたけど、そいつ誰!?出てた??

というわけで、俺のレーダーセンスもむなしく
これは「面倒だけどちゃんと見る箱」行き。

そんな感じでバタバタしておりますので、今週はこれだけ。

文句はオメガマンに言ってくれ。予想以上に厄介なんだぞ。
posted by サンダーロードスタイル at 04:27| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月31日

10月最終週 コズミックホリブル週報 

まず告知。


アークライトモデルズさんが仕掛ける大型企画

「Creators × Cthulhu Mythos “クリエイターズ×クトゥルフ神話”シリーズ」

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に、参加させていただくことになりました。

大畑晃一監督のデザインを立体化させていただくことになります。

大畑監督と言えば、有名なロボデザインや特撮怪物デザインなど
されておりますが、自分にとっては映画の兄貴であり、古い映画から
最新作まで、唯一映画の話をリミッター解除でできる超映画好き大先輩。

以前、お仕事でも何度かご一緒させていただきましたが
今回お声がけいただき、超嬉しいす。なんつーか、今なら
大畑デザインを見事に形に出来るくらい俺も仕上がってる気がする。

こちらでデザインも発表されてますが

クトゥルフ世界を理解した上でのこの大胆アプローチを
キッチリ形にできればと思ってます。
原作ファン納得の、それでいてまだ見たことない、それでいて
これを見たかった!今日本が発表するならこれ!ってのを
やらせていただく所存ですぜ。

日本最強クラスのビッグネーム達相手の俺の死に・・・いや
戦い様見とけ!



そして、地獄のゾンビ黙示録、第2弾パッケサンプルが到着!

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さすがのミヤジーワークス。もう素晴らしいったらない。

顔圧ニコケイナイトもチラシばっかりはけて、チケットが苦戦という
デザイン人気先行の無暗やたらな宣伝効果を生み出す男
ミヤジー・スコリモフモフスキ氏の本領発揮のパッケージとなっております。

憎いところは随所にあり、たとえば、

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紙箱ってビデオを引き抜いたら、潰されやすく、背表紙に縦折れが入るんですよ。
ダメージとして。レンタルでプラカバーが出来たんはだいぶ後ですかんね。
その傷が今回少し長めになってたんで、第2弾は回転率がよかったって
ことかなと想像してたんですが、ウェイトレスの7泊8日部分が破れてるのは
ちょっと理由が一瞬わからなかった。アクセントにしては今回の目玉である
女の子の顔を消すというのもちょっと置き所が違うのかなとぼんやり考えてたら
「この女の子の顔を確認するために、よくお客さんに手に取られるから
そこから破れたんじゃないの?実は人気の証拠」と言われ、なるほどそれか!と。
1作目のヒロインでそれやったらやりすぎだけど、2作目だからこそできる
攻め!いやー、憎いぜ。そんでレベルが高いぜミヤジーワークス。
いつかデザイン秘話もきっちり聞きたいですね。

にしてもなんかもう、いい仕事ばっか関わらせてもらって俺、幸福。

そしてさらに幸福なことに、現在発売中のアメイジングフィギュアモデラーでも

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また取り上げていただいております。

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俺の説明も書かれてるんですが、やっぱクレイジーだそうです。

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おうおうクレバーの間違いじゃねーのか、と思いますが、
完全にクレイジーサンダーロード。



で、クレイジーサンダーロードと言えば

これが届きましたぜ。本物の

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クラウドファンディングでデジタルリマスタリングしたブルーレイ。

だが、ブルーレイのディスクは何枚も買っているが
俺んチにはまだブルーレイプレイヤーが・・・

ない!(コラ)

だって壊れたDVDデッキが溜まってて4台処理しなくちゃいけないし、
現行でVHSはまだ2台現役だし、エッチデーデーも入れると
映像機器が8台稼働しており、新機種の入る場所なんかねーの。
というわけで、しばらくはまだDVDで見るんでございます。
(狂い咲きDVDはTシャツ同梱のスペシャル版持ってるし)



さて、ここからは告知ではないんですが、
造形天下一武道会7に稲坂君が出場するそうです。

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これは一般応募枠で、己の判断で出場を決意し、
枠を勝ち取ったそうで、俺はすべてが決まった後に
報告を受けて驚いたっつー感じ。

先輩として俺はちゃんと言ったぜ?

なぜ、自分から死にに行く!?と。

でも本人が行くっつーんだからしょうがない。
男子たるもの遊びでも死ににいくもんだし
腕試しを避けて通るようでは男子たりえず。

頑張るだろうから頑張れとは言わず
死ぬだろうから、骨は拾ってやるとは言いました。

とは言うものの、どこにも所属しない野良・・・いや一匹狼の
原型師である俺にとって造形王出場経験は、結果的に原型師人生を変える
出来事でありました。その経験はオススメできる。

重要なのは、自分ベースの発信ではなく他人のペースで
情報発信される中に組み込まれる事だと思います。
ある意味、自分発信だとどうしてもうまく補正がかかる。
ところが他者の手にかかると、自分補正が容赦なく取り払われて
思いもよらなかった自分をさらけ出される事と向き合うハメになる。

そんな立場に追い込まれた時、人間性がよく出ます。
企画を理解するもの、しないもの、自由な立場がとれるもの、とれないもの
商品で語る人もいれば、原型で語る人もいるし、プロセスを重視する人も
いない人もいる。それらをすべてひっくるめて、こういうコンペってのは
出場者の立場と性根がよく出るもんです。それが面白い。発見がある。

そしてそこを通過することで、新たな立ち位置や視点が獲得できる。
間違ってなかったと思えることや、認識が甘かったと思い知ることなど。

野狐禅になりがちな俺にとっては、いい冷や水となり、今後の
自分の立ち位置を確認するいい機会となりました。

なので、大会はどんな形であれ盛り上がって欲しいし、継続して
欲しい。やる気のある人にそんなチャンスがたくさんあれば
いいなと思ってます。

応援してやってくださいなんつーのは、超キモチわりーので
絶対しなくて大丈夫。

参加者や、男稲坂の挑みっぷりをとくとご覧じろ。
造形物は、言葉以上にその人物を物語りますぜ。楽しみに見るぜ。
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2016年10月24日

10月第5週 モアジタキョウエイ週報 

先週、太田記念美術館の国芳展の後期に行ってきたんですが、素晴らしい。
後期の方が展示内容が好みだったかな。今回図録も素晴らしいし
状態のいいのも多く、かなり満足度の高い展覧会。ビバ、太田記念美術館。

最近は、混むのが嫌で開館と同時に入るようにしているので
午前中には見終えてしまい、特に他の展覧会も映画もないので
なかなか行く機会がない美味いピザ屋、王子のラッコズまで出張る。

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基本的に食い物のことはツベコベ言いたかないんですが
ここはねえ、美味いんですよね。派手じゃなくシンプルながら
ジャンクじゃなくきちんと美味い。ちゃんと小麦粉の味がする。
粘土会の時にこのピザをみんなに食わせてやりてーなと思うんですが、
面倒だからいつも見送り。

というわけで滅多に来られないので、たらふく食ってしまい
腹ごなしに散歩でもすべく、駒込で見かけた六義園に行ってみることに。

どういう場所か知らないけど、街ブラよかマシだろ程度のつもりで
行ってみたら、入口にこんなポスターが!

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なに!?

こないだ東海道五十三次をやっと通しで見て納得行ったけど
名所江戸百景の方が好き。高校の時読売新聞の全図オマケ欲しさに
泣いて頼んでサンケイから乗り換えてもらった覚えあり。

というわけですぐ近くにあるらしい謎の東洋文庫に行ってみたんですが、

なんかその名前に聞き覚えはあり。
昔、本をだいぶ買った記憶がある。そこの親玉か?


で、到着してみれば

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おおー、スゲー建物!なにこれ、全然知らなかった。

で、中に入ったら900円。ということは、だ!

結構な展示数あるぜ!状態がいい名所江戸百景をやっと見られる!

今まで黙ってたけど俺は浮世絵にはチトうるせーんだぜ。

よーし、とテンション上がりまくって入ったら





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冗談抜きで、名所江戸百景、展示これだけ。

いやほんとに。


あとは文化祭みたいなカラーコピーのパネルと、
デジタルでペラペラめくれるどーでもいいディスプレイのみ。
いや、マジで。他にもあるにはあったけど目当てに関しては
この1冊だけ。


って、ウソでしょ?

クソみたいなトリックアートみたいなクソ展示や、
クソみたいにヘタクソ漫画の説明映像流して実物はなし、とか、
クソに次ぐクソ。全体数もミミクソレベルで激少ない。
おかしいな、確か普通に金取ってたよな?
俺まだエントランスの無料エリアで迷ってるわけじゃねーよな?
ここマジメな施設だよな?
現存最高峰の美しさを誇る江戸百景のがあるんじゃねーのかよ!
なのに飾るのはカラーコピーのパネルって、これ完全に

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六尺のオオイタチじゃねーか!

インチキ!このインチキ!


こんな金かけて、材料揃ってんのにバカマルダシな施設に
ウソ看板で俺は誘いこまれたってーのか!!

そんな道理が




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ベトナムで通用すると思うか、胸に聞いてみろ!
東洋文庫コノヤロウ!



つーかここ、なんの息がかかってんの?展示もロクスッポねえのに
自由に読んでいいと置いてあるのが、よくわかる儒教?ナメてんのか。
テメーの東洋は特定東洋かよ?バカ!

調べたら俺が買って世話になってた記憶の東洋文庫は、

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平凡社のシリーズ名。

じゃ、全然関係ねーじゃねーか。


で、施設の沿革を読んで納得がいきました。

どうもここは岩崎(三菱)財閥のもの。

俺は、岩崎弥太郎からの三菱の性根が


大ッッ


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ッッッ


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ッッッ嫌い。

宇宙開発における三菱重工の努力は好きですよ。
でもそれは三菱の性根とまったく違うもので、宇宙開発に挑む
技術者特有の努力が眩しいだけで、基本、三菱は敵。

もうそのさもしい根性が気にくわん。任侠道の真逆。
金にいやしく社会に無責任。
テメーん家さえ潤えば他はどうなっても構わず、政府や戦争を
利用できるだけ利用する。アクセサリー程度のミニ金玉だって
ブラ下がってねーんじゃねーのかっつー男度ゼロの堂々たるクソ系譜。
だから俺は渋沢のエーちゃんを支持してんだ。


なるほど、この施設経営における知性や感性の欠落ぶりは
そういう事か、とすっかり幻滅しましたが、外に出てもまだ腹はパンパン。
そりゃそうだ、カロリー消費するような展示じゃなかったもん。

しょうがねえ、六義園散歩して帰るか、と行ってみたら
ここも徳川将軍の庭を岩崎弥太郎が買った場所だっつーじゃねーか!
テメーこのやろう。

散歩はしたいけど、もうクソ方面にビタ一文払いたくねえ。

と、

くるっとソッポを向いたら、そこに


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ふ、フレーベル館!

日本のマーベルがここに?六義園の真正面!?

しかも


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バカヤロウ!それを早く言え!

とにかくここのチェックが最優先事項だ!と一直線。



で、買ったぜ、ダイキャストもぐりん!

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さすがプラ製とは塗装が違う。
完全鋳造粉体塗装版出して欲しい。

あと、これも買った。

紙芝居。

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最後のオチ画像は、額縁に入れそのまま飾っておける。

ありがとうアンパンマン。

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ありがとう、やなせたかし。

こないだ復刊ドットコムで出た、月刊いちごえほん版の
アンパンマンは、店頭にはなかったです、買っといてよかった。

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ありがとう、復刊ドットコム。

ちなみに、中はこんな感じ。

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ファンならマストバイだ。



そしてやっぱり、ブタみたいに食ったから動かねばならないし
すっかりご機嫌にもなったので、しょうがねえ六義園に入る。

で、荷物預けようとロッカーの近くの
チラシ置き場を見たら、このチラシが

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おおー!JIGOROU−SENSEI全身!
講道館での嘉納治五郎生誕祭のもの。

最高格闘ジジイ資料!この立ち姿、作りたい!





あんまり嬉しいからもう



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額に入れちゃう。

俺もう、すぐ額入れちゃう。

ついでに線香も上げて話かけちゃう。

打撃も含めた方向に柔道を進化させられなくて
残念でしたけど、最近、ロシアで銅像立ちましたよ。

先生、いや師範から黒帯を授与される姿をイメージしたそうで
愛情タップリの見事な像でしたよ。

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スポーツとしても総合格闘技としても柔の道は
まさしく縦横無尽に世界に行き届いておりますよ、と。

「柔道とは、心身の力を、最も有効に使用する道である。
その修行は、攻撃防御の練習により、精神身体を鍛錬し、
その道の真髄を、体得する事である。そして、是によって、
己を完成し、世を補益するのが、柔道修行究極の目的である。」

世を補益するのが目的!お見事!そうでなくっちゃ。

おかげで道端のイヌグソ文庫の事は忘れられるぜ。
あんたらにはそれが足りねーんだよ、岩崎!
あと毛も三本足りてねーよ。まったく。マジメにやれバカ。
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2016年10月17日

10月第4週 ハーダーホースカム週報

先週は、この忙しいのに実家の群馬に帰省。
無駄に出かける時は仕事をやり貯めなくちゃいけないので
移動時間が貴重な睡眠になるものの、ここに来て読まなきゃ
いけない本がありすぎるので、気合入れて目を振り絞って読みながら移動。

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とはいうものの、やはり眠いと読書はキツイ。



実際はほぼこんな状態で移動。

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頭に入ったのか全然自信なし。
眠気が消える方法はないもんか。ポンか。ポンしかねーのか。



それはともかく、当然ながら遠出した場合、可能性さえあれば
ご当地博物館にはぜひとも足を運びたい。

というわけで夏にリニューアルしたっつー
群馬県立歴史博物館に行ってきたわけですが

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博物館は大別して、冷静に歴史を俯瞰出来ている所と
ハッキリ言って売国的展示に終始してるところとがあり
さてグンマはどっちかいな、と思ってたんですが
完全に後者でガックシ。ある程度は覚悟してたものの
そこまでバカとはお笑い草。その状況からのチクリという返しもない。
宝の持ち腐れもいいとこです。



大体、高崎に降りてすぐ駅前を大規模開発してたんですが
まずそこで見たのが

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この素晴らしいネーミングセンス。
千葉は流山の会社だそうですが、なんでこれが出来ねーんだグンマ。

八州とは相模、武蔵、安房、上総、下総、常陸、下野、上野の
8カ国からなる関東八州を指し、八州廻りというのは関東取締出役の通称。
房州や武州よりも上州は八州廻り取り締まりの影響を濃く受けてます。

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というのも当時の文献にハッキリ残ってるそうですが、すぐ勝負に打って出て
人生を博打としてマジメに百姓をやらない上州気質。
質素倹約を奨励して民衆管理をすべく広域警察として機能していた
八州様のいうことを、全然聞かないのがクソ上州。
基本的に癒着や賄賂で腐敗の温床であった八州廻りに対して、
いろいろと関わり深い状況になっちゃってたわけです。つまり八州は敵。
で、それに真っ向から抵抗してた勢力が侠客達でありその代表が
仮面ライダーの起源のひとつチュージクニサダなわけです。

幕末から明治の動乱の中、薩軍に抵抗し、明治政府にも抵抗した世直し運動の
上州の博徒達は概算で200集団、実に10万人いたそうで、関東の中でも
極めて異質で御し難いという報告があったそうで。
そしてこれに手を焼いた政府は新たに据えた県知事にフィリピンの大統領並みに
強硬策をとらせ、親分衆の首をハネまくり河原に並べたそうです。
証言をそのまま載せれば「チョキンチョキン」と首切って並べられたんだそうで。

なもんで、宿場町街道沿いとして最先端文化流入があるけど
マジメに働きたくない連中が多い土地としてのグンマは数々の
時代劇、任侠映画の舞台とされて、英雄的にしろチンピラ的にしろ
とにかく言う事聞かないヤツの宝庫とされてきたわけですが、
そうした反抗的な気質が…全然出てねーんだよ歴史博物館。犬かよ。

玄関トコで電子音鳴らしてプロジェクションマッピングじゃねーよコノヤロウ。
発想が博徒じゃなくて水呑み百姓だっつの、矜持がねーのか矜持が。
大前田栄五郎と相澤先生に土下座しろバカ。そっち方面に尻尾振るなら学問名乗んな。

という意味をすべて含めた上で、駅前の開発と称して弱った土地に入りこむ
イオンが出来上がるという現場に八州名前の土建屋がガンガンに働いているという図式。

歴史は繰り返す、というか、簡単にナゲーものに巻かれやがって
骨のあるヤツはマンナンライフしかいねーのかグンマという面白さがありましたぜ。
ゆえに燃えるんすけどね。



しかし


良い展示もあり。

なんと上毛かるたの原画展示!

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10年以上前、鯉口シャツを自作プリントした際もまず
これだと思った柄が、上毛かるたの「ら」

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その原画ですよコノヤロウ。
アメコミの原画見られるのかっつーテンションの上がり具合です。

初めて見た!!!

かつて米軍の統治により、思想統制に近い状況でGHQから日本の歴史や
地理を教えぬようと制限されてた時に生み出されたのが上毛かるた。
郷土の偉人や地名を組み込んで、日本人、上州人としての意地と誇りを
失わないよう、情操教育が途切れぬよう、メリケン指示に対しこれまた
極めて反抗的に普及されたもんです。
そして第1回のかるた大会は、なんと敗戦の3年後。
よくまあその混乱期に退かず挫けずやったもんだと心の底から敬服します。

まさしく侠客の時代から連綿と受け継がれる、骨のあるヤツがいた証拠であり、
そうとは知らず俺の性根を育ててくれたもの。

で、飾ってあったのがこれ

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他県の方には完全にナンジャソリャですが、群馬県人にはこの原画
たぶんモナリザ以上にポピュラー。
もう感動しちゃった。小さかったのね。原画。

旧版も初めて見た。

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帰りに絵葉書買っちゃったもんね。

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ちなみに「よ」は小学生が触れられる数少ないヌードとして
とても「俺」に大切にされ、勝敗に興味はないが試合において「よ」は渡さず
「よ」さえ取れば、俺の中では「よ勝ち」であって、あとはもう
バカみたいにカルタしてろや、的な思考しかしておらず、みんなが
必死で覚えた配置を邪魔する為にカルタの上を転げまわるとかしか
してませんでしたが、30年経ってもまだ温泉のネーチャンを
作ろうとしてるんだから、当時から正しい判断だったわけですな。
(同数勝負の場合「つ」を取るものが「つ勝ち」となるのが本当ルール)


ちなみにその後ろにあるゴッホの夜のカフェテラスのはレンチキラーで
なんかすごく出来がよかったもの。
奥行きのあるこの絵は抗いがたい魅力がありますな。


で、ついでに海洋堂のご当地ガチャを見つけたので回してみたら

群馬じゃなくて長野は松本城が出る。

欲しかったのは、これなんだけどなー。

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イカスぜ温泉猿。斬新。俺も作ってみたい。


しょうがないので、出た松本城は我が家の千年雨蛙に襲わせてます。

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というわけでまた来週。
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2016年10月10日

10月第3週 ジンノエ週報 

まずNYCCにて、Geccoブースでは
ゾンビプラモ第1弾〜第3弾まで展示されましたぜ。

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第1弾と第2弾にはジオラマ風台座が!

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原型の進行は知ってましたが、完成品は俺も今回初見でちょっと驚き。
俺が関わったのは…ウェイトレスの台座のポスターのデザインだけ!

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やはりモノがモノなだけに情景となると、グっとドラマが感じられますな。
どういう形で販売するのか不明ですが、GKでという話もあるので
決まりましたらこちらでもお知らせします。楽しみ。


で、第3弾も無事展示。

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実は一番悩んだのがこの弾で、たぶん一番時間かかった気が。
いろいろな細かい設定や判断をお知らせするのが楽しみ。


他にもGeccoブースでは、赤尾さんタナベさん山岡さんの
俺が正規軍と呼ぶ恐怖の凄腕達の鬼原型が展示。

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そこにポールコモダもプラス。サンディエゴではエリックソーサだったし
もうマジで勘弁して欲しいす…

詳細なレポートはこちらの 豆ブログ にてご確認を。



そんなNYCC真っ最中の時、遠く日本の空の下
ゾンビプラモのイモ原型師は、危機感もどこ吹く風で




花粉ガチャを回して喜んでました。

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こんなスーパーくだらねー商品を出されて、回さないわけがない。

ちなみにブタクサ花粉が出ましたが、電飾入れてもそんなに
面白くならず、まだ遊び方保留。

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ボイジャーに出てきた巨大ウィルス的に遊びたい。


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という無知性話はともかく、先週はこれらを見てきました。

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明治工芸展は、金工にほんのり期待で行ったものの
陶芸の輝きの前にはまったく見せ場なし。焼き物凄い。

中でもまさしく息が止まるほど吸い込まれたのがこれ。
ちょっと理解の範疇を超えてました。

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調べたらこれを作った太田甚之栄(おおたじんのえ)は
明治13年に赤透(あかすけ)の釉薬の開発に成功した人。 
金を混ぜ溶かしたガラス質の原料をさらにもう一度低温で焼く事で
透明な赤が出せる事を発見したんだそうですが、写真ではまったく
伝わらない、一種異様なレベルの美しさにクラクラきましたぜ。



仙高ヘもっと作品多くていいんじゃないのと思うくらい
あっという間で見応えあり。人間がマジメでありきたりの
発想から自らを由とする思考を入手して化ける過程を
まざまざと見せつけられました。
なんつーか、やっぱ作品は技巧ではなく、人なんだな、と。
一番衝撃的だったのがこれ。

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小共(こども)

ここまでディフォルメを進めておきながらチンチンは残すという英断。

70過ぎたジジイの仕事としては、エッジが効きすぎ。


そういう意味では明治の技巧も、人柄を感じる技巧は
心技体一致というか、知行合一というか、きちんと伝わるもんに
なってるけど、意味なく表現と乖離した技術は、やっぱ見てて退屈。
しかし越えるべき壁を前にした技術は、やっぱどう見ても勇猛果敢。
作ったもんはよく語るなあと再確認。


そして、これにも行く。

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楽しみにしてたグッズを買い

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世界でひとつの、らん丸Tシャツも作る。

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なに、らん丸を知らない?

10年前の俺の日報を見ろ。
まったく成長しない人間もいるっつってるだろ。



そして敬愛する猫目小僧大好き大先輩の為に

プレゼント用のTシャツも作る。

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トモダチ!ボクタチ、トモダチ!

こりゃ喜ぶに違いない。要らないって言われても渡す。



そして自分用には当然、これをゲット。


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んー、あんま反射しない・・・自分で反射塗料塗っちゃおうかな。




真悟展でなぜか係員の人が話かけてきたんですが
よりにもよって、この俺に、警戒色を出しているつもりで
ノーフレンドリー感爆発のとっちゃん坊やのはずなのに

「みなさん、わたしは真悟は傑作と言いますが、自分には
その面白さが理解出来ないのですが…」という話をし始める。


知らねーよコノヤロウ。なんだ、殺されてーのか。それとも死にてーのか。

たぶん、恰好や振る舞いから察するにあくまで仕事で
そのイベントの担当を任されただけで、それほど人気があるような
作品なら読んでみるか、と読んではみたもののまったく理解できず
気の弱そうなKAZZファンを見つけてはヒマつぶしに
半分バカにしつつ質問している感じがしましたが、俺は善人なので
ちゃんと相手しましたぜ。意外と殺さねーんだ、俺。

俺、イノチ、ダイジニ、スル。

デモ、ツギハ、コロス。
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2016年10月04日

10月第2週 紐育漫画祭週報 

まず告知ですが

ゾンビプラモ第2弾
「地獄のゾンビ黙示録 - Day 1, 午後1時27分 ダイナー 」
の予約がまず、GeccoDirectより開始です。

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今回のパッケージも素晴らしい。

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安心のミヤジーワークス。

混乱のフリーウェイから脱出した彼女が、助けを求めて向かった先は
フリーウェイ沿いのダイナー。しかし当然そこで待っていたのも・・・
という第2弾ですが、発売は12月予定。
長いぜ。もうサンタさんに届けてもらうしかねーな。


ちなみにサンタの原型となったクランプスはこんな感じで

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これほど届けてもらうにピッタリの人材もいまいという
そんなクランプスが活躍する去年公開されてクリーチャー山盛りの
映画クランプスもやっとこ本日発売だそうで。



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遅いっつーの。もうバカ。ずっと待ってたんだぞ。


続きまして

ゾンビプラモ第3弾、
「地獄のゾンビ黙示録 - Day 1, 午後4時42分 ショッピングモール」

その原型をニューヨークコミコン2016(10月6〜9日)
ゲッコウブース#1768にて展示予定です。

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詳しくはこちら。Facebook

第3弾ではパンデミックを甘く見たストリートギャングが自業自得のゾンビ化、
住民を避難誘導しようとしたマジメな警察官もゾンビ化。
阿鼻叫喚の地獄と化したモールにたどり着いたヒロイン。
生存者と接触し、事態が展開しますぜ。


第2弾がようやく予約開始で、それも出てないのに
もう第3弾かい、と思われましょうが、出来ておるのでありますし、
飾ってしまうのであります。

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いやーそうなると都合9体の可愛いマイミニゾンビ達がNYCCご出席。
なんだかんだでいろいろ感慨深いです。
去年の今頃はなにやってんだろーなー、とか思ってましたが
いろいろまさかな状態になってるもんで、来年がどうなってるのか楽しみ。

というわけでまずはNYCCのレポートを楽しみに漁るとしましょう。




さて、
先週と打って変わって今週は一切外に出ず。

というわけでインプット不足の週でしたがその分

フラッシュにどっぷり。

ここから先は毎度不評のアメコミ話なので

・・・とフラッシュ論をだいぶ書いたんですが、カット。
いやいいんだ別に。

最近、こういう事を言ったり書いたりすることが
自分の整理のためには有効でも、他人に聞かす意味はあんまねーなと
思うようになってしまいまして。

俺が泣いたり怒ったり真剣に接する温度と、他人が大事にする
温度の差がありすぎて、なんかもうどうでもいいやと思っちゃうように
なってきております。
アルティメットルミナスとかもそうだけど、ダメなもんを
ベタボメするドテカボチャどもを見ると、こいつらうんこでも
宣伝してたら食うんじゃん、とか思っちゃうというか。

つまり個人の解釈を日記的な意味で他人に伝えるのはなー、と。
俺らは作品が言語ですかんね。そっちに重きを置きたい。

ただそれは俺の温度が冷めたのではなく、他人に説明するパワーを
こちらの作るパワーにしといた方がナンボか意味あるな、って
温存話でもなく(実際、ヒかれるくらい書き散らしましたし)
距離感ってことですかね。なんか変わりつつあるのかもしれないすが
まだよくわからんす。

というわけで、股来襲。
posted by サンダーロードスタイル at 17:11| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月03日

後回し

そんな書くこともないので、ささやかな告知も含め、明日週報更新。
posted by サンダーロードスタイル at 17:45| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月26日

9月最終週 出たり見たり買ったり週報 

まず、One-Stepさんより、シガーマンの受付が始まりました。


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改めてご説明ですが、シガーマンはGeccoさんより発売されております
ゾンビプラモ「地獄のゾンビ黙示録」の第1弾3体と連動している、
組み合わせ可能な台座にして胸像のガレージキットです。

で、今回量産と販売をOne-Stepさんにお願いしております。

価格はWF販売時と同じ5000円。ご購入に関してはこちらへ




そもそも完全に好き放題やらせていただいてるゾンビプラモでありますが
こちらはGeccoさんのブラックラベルというカテゴリーで販売されているもの。

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今後、ブラックラベルはGeccoプラモレーベルとして発展する予定ですが
元来ゾンビなんてもんは、集めてなんぼ、数あってナンボの世界なので
プラモもGKも垣根を越えて、この世界観でいろいろ出来るといいですね
なんてー話が持ち上がってました。

そこで、同じ世界観のガレージキットをわかりやすくする為に
提案したのが、これ、ブラッドラベル

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ブラックラベルの路線と組み合わせて遊べる、兄弟レーベルみたいなもんです。

たとえば、1/16スケール、もしくは同じ世界観のオリジナルゾンビや台座や
ストラクチャーなどを、皆さんもやってみませんか、という参加マーク程度の
意味合いで考えてます。

その第1弾ということで、ゾンビプラモ原型師である俺が提示したのは
素組プラモのままでも飾れるコンパクトな台座となるこの連動バスト
シガーマンだったというわけです。

今後、サンダーロードスタイルとしてもブラッドラベルとして
バストシリーズや同スケールのキャラをオリジナルGKとして出していきますが、
俺もやってみたいなんつー方がいましたらこのレーベルを使用していただいて
連動してもらったりすると面白いかも、という試みすね。

別にそんなマークなんてなくてもいいっちゃいいのかもですけど
あったら今後まとめやすいかもしれないので、一応設定してみましたという話。



さて、続きましてですが、

それらを売ったりする主戦場のひとつたる
WF2017Wへの参加も確定しました。

いろいろありましたが、全部リセット。元気に参加するぜ。

しかも今回は2カ所用意します。

ゾンビオンリーとなるであろうサンダーロードルイタス


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ではなくサンダーロードスタイル卓(2卓)




ゾンビ以外のオリジナルをやる場所としての、新たなる2卓

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での参加となります。

ついでに言うと、リアルフィギュア応援団にも参加するんで
テメーまた3卓掛け持ちで、ウロチョロすんのか!ということに
なってしまいそうですが、前回は不測の事態がいろいろあったが
今回は万全で仕掛けますんでダイジョウビ。


そしてランラーローロ卓は、
オリジナルクリーチャー系サークル『Sculborns』さんと共同出展となります。
後々ご説明はしますが、知る人ぞ知る腕利き造型集団。

奇しくも今回は、自分ももともとクリーチャーを1体作る予定だったので
若い衆に負けずにカッコいいの作るぜ。

ちなみになんでランラーローロかというと
こいつだったらそう呼ぶだろな、と思っただけで他意はなし。

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アメリカ名物にして地獄日報名物の、狂気の舞台化画像はこちら

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タイツが生々しい。



さて、

というわけでやっと先週の話。

このところ、仕事のスキみて展覧会に足を運んでますが
今週はこの4件。

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中でもアンビリーバボだったのが、ウサギ展。

俺のナショナルトラストへの信頼と、湖水地方への憧憬と
ポターのセンスに対する崇敬は、筆舌に尽くしがたい。

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レイクディストリクト。ああ、アコガリの湖水地方。


俺のイギリスったら、愛憎渦巻き過ぎてよくわからんすが
女王陛下のユリシーズ号と衝角駆逐艦サンダーチャイルド
あとは切り裂きジャックとヘリオット先生でほぼ全部。

そこにドクターフーとのねずみチュウチュウ奥さんが入る。

本質的に英国人に根差す感謝のなさと横暴さにはうんざりですが
ヒルトップ農場からウィンダミア湖まで、美味いチーズと紅茶持って
のんびりピクニックなんかにトラヨン流しながら行けて
人生の今後とか一切考えずに鳥の声聴きながら、3日4日
ゆっくり読書できたりしたら、俺、全然英国に文句ないね。

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行くの無理ならジオラマ作ったろかい。



そんな俺のあこがれを一気に引き受ける象徴がアニマルギジンカー、
ポター。天才おばさん。

原画もそうすが、ラフの絵とか悲鳴が出るくらいに感動的でしたぜ。
特に、自分が好きな動物への優しい目線は、素晴らしい。
観察ってのは愛情そのもので、たぶんこれ、造形も同じだと思う。
ウサギや池の生物に対する愛情と比べ、猫への興味なさも凄い。

いろいろグッズがある中、散財してきましたが立体物としては

これ購入。

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2人いるのがいいすね。ボーイミーツガールの基本話です。



だいたい、本国にあるポター記念館のピグリン展示はこれで

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お土産品がこの始末

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ポター以外、可愛いっつー感覚が全員欠落してんのかエゲレス。



つくづく全部そろえといてよかったぜ、ダカラのピグリン。

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オサムグッズは、特に思い入れはないんですが、そうは言いつつ
毎日使ってるミニマグはオサム柄。気にすることなく血肉に
なってるんでしょうね。この人の面白いのは、さほどデザインに
愛情が感じられない点。全部が全部借り物臭く、ニセ臭いけど
絶妙なところでファンシーグッズの王道で、オリジナル。
一人でコントロールしている分、根っこがなくても一本スジが
通っているって感じ。その可愛さの本質は、収斂進化の結果なのに
爆発的にツボを直撃してくることがあるんだよなー。不思議。
というわけで、そんな思い入れないとはいえ、たぶんオサム論を
かなりハイレベルで語れるくらいですが、全然、思い入れないぜ。

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国芳ヒーローズは前期と後期でほぼ全点入れ替えってことなので
まず前期。水滸伝にもまったく興味がないので、純粋に浮世絵として
のみ楽しんできてますが、武者絵ほどスイッチは入ってないです。
仕事感がけっこうあって、まあしょうがねえのかな、と。
久々の太田記念美術館図録は、大変頑張ってますので水滸好きもしくは
国芳好きにはオススメです。


六大絵師の競演は、保栄堂版の初刷りを揃いで、しかも題字も含め
東海道五十三次を一気に正しく俯瞰できるチャンスであり・・・
ましたが、状態悪すぎ。というか、こないだのボストン美術館所蔵を
見てしまったらもう後に戻れない。あれが正しい発色かと思うと
もう、素直に絵を見るより古物としか見えないのが悲しいところ。
でもこないだの六本木の広重展よりは、よかったかな。
おかげで気が済むまで見られたような気がします。
本当は名所江戸百景を通しで見たいんだけどなあ。


そして、これを書いている日曜

10年ぶりくらいでスーフェスに行ってくる。
仕事がてらも含めつつ、実は駅数個しか離れてないと知った
緒方さんと一緒に行ってきたわけですが、こんなのを貰ってしまいました。

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サンダー造形に興味を持っていただき、前回のゾンビプラモの塗りを
お願いさせていただいたんですが、まさかの塗りで返してきた
本業イラストレーターの方なんですが、またしても見事なこの塗り。

ビビッドな色の配置の妙が実に面白いんですが、正直この塗りを楽しむには
キャンバスが小さい。というわけでいろいろ相談した結果、次回WFでは
緒方塗りでもう少し大き目のものが見られると思います。


スーフェス会場では、スゲー気になってたけどなかなかお話する機会が
なかったアクロさんやスパイスシードさんと話してきましたぜ。
入ってすぐ、同じく前回ゾンビプラモの塗りをお願いした土門さんと
バッタリ会ったり、アクロさんブースではゾンビプラモパッケ塗りの
アンドウさんとバッタリ。知り合いにばったばったとまー、せわしなかったです。

CCPブースでもバッファやアシュラ、スグルやイワオ、キン骨マンなど展示してあり、
次回は腹くくってこのブースの中にいた方がいいんじゃねーかと
ダイナマイト延藤社長とも相談してきましたので、次回も顔出すかも。

で、戦利品はこちら。

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アクロさんの高木ドラゴンとサンガッツさんのブヨブヨ。

今月は椅子だなんだと出費が重なって無駄遣いを一切できなかったので
もし普通の状態だったら5万くらい平気で散財できるっくらいに
欲しいものがあった。あれ、スーフェス、こんなに面白そうだったかな?
とにかく俺にソフビの可能性を見せないで欲しい。
どんどんそっちに惹かれて行くのが怖い。
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2016年09月19日

9月第4週 カーテン週報 

まず、先週大騒ぎした、椅子問題。
若干改善されましたが、その功労者は無印良品の低反発シート。

以前近所にニトリがあって、低反発ってどんななの?と思って選んだものの
さすがお値段以下ニトリ。悪気はなく安かろう悪かろうでまったく無意味。
・・・だったので低反発?無駄だろと思ってたんですが、無印のを教えてもらって
買いに行ったら、全然触り心地が違う。値段も違う。
これならいけるかもと使ってみたら・・・いける!
2晩使ったけど全然いける。

問題はサイズが小さいのでいちいち位置調整が必要ですが
能力はまったく他の低反発とは違いますね。というかこれが
普通の低反発なのかな。よくわからんすがまずはこれで
しばらく作業してみようと思ってます。
尻、気にならないで作業できるってのは改めてすごく重要。


そして次にワンステップさんより、シガーマンのテストショットが
上がってきましてパッケのシールやら取説やらをやっております。
俺が販売したのより、若干豪華になるかもです。箱入りになるんで。
こちらは後程改めて告知します。


さて、ここから

肉のカーテン製作記。

えー、今回は書かなくていいかなと思ったんですが、先日漫勉を見て
やっぱり創作現場を覗けるのは俺にとってすごく面白いから、
情報出せる立場にいるならちょっと出しておくか、と心変わりしましたので
軽く書きます。途中経過写真はほとんどないので、文字ばっかですが。



今回の肉のカーテン。造形的には今までと一番違うのは
キャラではなく「技」を表現するという事になりますね。
これ同じようで全然違います。ポーズの立体化ではなく、技の立体化。

技となると「決め絵」だけでなく、技が始まる前や、技が決まる瞬間、
決まった後まで含めて技のイメージはできてます。
それを表現できなかったら、ただのポーズ人形になっちゃうわけです。

ある意味「動き」を立体化するってことなのかもですが
動きってのがいわゆる「躍動感」かっつーと、それまたちょっと違う。
ジャンプしてピョーン、派手ー!ってんじゃ、なんつーか、ねえ。
そういう意味での「技」は前後の流れを感じさせるもので
ポーズというよりはシーンの立体化に近いかもしれません。


肉のカーテンはあまりに有名な、それでいてシンプル極まりなく、
誰でも作れそうなポーズでもあります。どころか、たぶん誰でも出来る。

設定上でも、修練が必要な高度な技ではなく、真弓がこうだと見せたものを、
一目見てこうか!と(血族的本能のサポートがあったとしても)
真似できた単純なもの。小学生も真似できるものなわけです。

しかし、

例えば素人がファイティングポーズとったところで、一目見て
これはダメだとすぐわかるのと同じように、同じ格好だとしても
小学生のポーズじゃダメなわけです。
本物の超人のポーズ(技)と小学生のポーズ(真似)の違いを
一見して感じさせられるようなのが、理想。

と頭ではわかってますけどね、動かせるパートはわずかしかない。
曲げた前腕ガードと背筋、立ち方・・・くらい?

簡単だけど、簡単ゆえに説得力を持たすのは難しい。

しかしそれゆえに挑み甲斐もある。
ということで、シンプル技相手のゴングはなったわけです。


まず第1のハードルは初期ゆで絵の落とし込みです。
これが出来てないと、技もくそもない。
しかし毎度のことながら難しいわけです。

例えば肩。原画では丸く印象的。ですけど、リアルを追及すると
その形状にはならない。

リアルに寄せるのは簡単です。
正しい人体にそのポーズをとらせればいいし、人体をトレスすればいい。

でもそれではキン肉マンにはならないんすね。ただの人体が出来上がる。
なので正しい人体を作ることはハッキリ言えば不正解です。短絡的。
俺がCCPの造形に興味が出なかった理由の一つがそこにあります。
美しいしカッコいいけど、キン肉マンじゃねえだろ、マンガの立体化じゃねえだろっつー。

でもリアルさを真っ向からキン肉フィギュアに落とし込んだのも
CCPの英断であり、そうして蓄積したものは、まさしく功績であり
敬意を払うに足る要素でもあります。
こうだ!という解釈を真正面からたたきつけるという方法は
本来商品に不可欠な要素であり、本当なら形はできて当たり前なので
「その独自の解釈、姿勢にこそ金を払う価値がある」ってもんです。

だから買った人が今回の肉のカーテン買っても「ほらCCPすげーだろ」と
人に自慢できるような仕上がりじゃなきゃ、これまた失敗。


というわけで、頭部のバランスや表情の情報。
CCPが積み上げたものの上に乗せつつ、積み上げたものを破壊する。

そうしてフォルムが完成したら、いざポーズをつけて技に昇華させます。

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169192.JPG


169193.JPG

というわけで、だいたいのポーズをつけたところから
悩む時間が始まります。

先ほど書いた本物の超人のポーズ(技)と小学生のポーズ(真似)の違いを
一見して感じさせられるような表現のハードルを、いかにして超えるか。
いかにして単純なポーズに説得力を持たせるかのハードル。高い・・・。


で、


そこを超えるべく出した結論というか方法論は

「俺が肉のカーテンを攻略する」


この辺は、稲坂君に説明した時も一瞬で理解されなかったんすが
要は、3日間攻撃を耐えられたこのポーズ。

169194.JPG

(スグルが脇腹を即ドボっとやられたのはご愛敬として)基本的にまず
攻略不可能な鉄壁の防御でなければ肉のカーテンではない。

ので、ポーズつけた原型に対し、ヘラでひたすらペチペチと
いろんな角度から攻撃を加えながらスキを探し続けるという造形方法を
編み出しました。

まさかの人間VS粘土。直撃格闘造形により正解を模索したわけです。

そうすると、少し顎を引く、少し脇を締める、でも敵の動きを
見ないわけにはいかないからガードは閉じすぎない、
でも最初の絵はヒジを締めてるな。てことは可動する腕で
カバーできるのはどこまで?前からの攻撃の勢いをどういうスタンスで止め、
どこで下半身に力を入れる?横からの揺れには、半歩開かないと。
腹筋にこう力を入れないと、前攻撃は耐えられないけど
そうすると背中はこう丸くなる。でもただ丸めただけじゃなく
力が入ってないといかん。肩甲骨は前に出るけど、隙間が出来たら
弱点になるから筋肉を固めたまま前に動かすと、アレこの部分も力が入るな

などと見えてくるので、粘土相手にひたすらヘラで攻撃を加え、
ガードポジションや足の開きを説得力あるところまで調整したわけです。

169195.JPG

しかし理論武装は頭デッカチになって本質を見失う事も多い。
基本、どんだけいじっても原画に立ち返って、そのイメージを
補完する形で進める。
イメージとしては真弓に教わったばかりのスグルそのもので
こうか!こうか?あれこうかな?いやこうかーっ!とひたすら。

おかげで最終的にスキは埋まって、俺には攻略できない
鉄壁のガード感がやっと出た気が。

169196.jpg

169197.jpg



さらにこっから造形説明というより個人的な感想ですが

作ってる最中、これはただのポーズフィギュアじゃねえ
キン肉マンの魂が宿るものにならなきゃいけないと考えてまして。
これが誰かの枕元にあれば不幸や逆境も吹き飛ばす
勇気を思い出させてくれるあの少年漫画の熱意や、
奇跡の逆転ファイターと信じさせる可能性が宿るものに
ならなきゃいけない、絶対!と真剣に考えてました。

他の超人の場合、ここまで考える必要はないんですが
やっぱり主人公ですからね。造形側としては一歩たりとも
退くわけにはいかんと。

俺らオモチャ業界は、世の中に不可欠なわけではない職業であります。
環境汚して、資源消費して、他人様に迷惑をかけて仕事してるなと
思う事は多々あります。
でも人間が生きていく場合、娯楽は不可欠でもあるわけです。
心の救いや癒しであったり、勇気や元気の源であったり。
過酷な現実に立ち向かう、ちょっとした燃料になるわけです。

他人様に迷惑かけてる分、わざわざやる限りは、よくやった!と
思われたい。
無責任な消費に加担するんじゃなく、やる意味があった!と
思われる仕事を目指すべきだし、キャラを預かる限りは
作者の思いを引き継げなければスタート位置に立つ資格もない。

何度も言ってますが、数ある少年漫画の中で俺が次の世代に
読ませたい、読ませるべき内容を備えた漫画の一つが
キン肉マンだと思ってます。現行の新章を読めばその意味は
言わずもがなでしょう。

そう思わせる作品の主人公の不屈さと闘志を立体にするわけですから
そりゃ力も入るっつー話です。

結果、170円握りしめて本屋に走った少年の時の俺の目を
輝かせるに足る、10歳児が、すげえ!カッコいい!って
思ってくれるような人形が出来たんじゃねーかな、と思います。

たぶん肉のカーテンを作るのは一生に一度と思いますが
この真剣さと本気が、俺がキン肉マンから学んだ物でもあり
ゆでたまご先生への恩返しとも思って、マジメにやりましたぜ。
大人はちょっと元気のない子供に、このカーテンスグルを
プレゼントしてやって欲しいす。こんな顔だけど、ここから
耐えて逆転するんだぜ、なんて教えてあげてくんねーかな。
歯を食いしばって耐えているこの時は、防御だけじゃなく
攻撃でもあるんだぜ、という事を教えてあげてくんねーかなと。


つーわけで入れ込みの甲斐あってか、俺の手ごたえとしては
誰でも出来るポーズフィギュアじゃなく、ちゃんとした
肉のカーテンの立体化として成立したんじゃないかと思います。
ケチ臭い小細工造形ではなく、俺が望む「備えた造形」と「伝える造形」に
どうにか届いたんではないかなー、と。

今月中の予約らしいすから、ぜひ買ってねコノヤロウ。
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2016年09月12日

9月第3週 チャンスイ週報

今週は人と会う週で珍しく外出が続く。

という話の前に、だ。

椅子。イス問題発覚。

コノヤロウ。

ずいぶん前に背もたれがポッキリ折れた椅子に
無理やりミニ机をくくりつけ、どうにかしのいできたものの
ついに限界。
そして精査に精査を重ねたまさに選りすぐりの椅子を購入。

ほぼ600$。

これが買えますよ。

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それなりの散財だからもちろん自分でも試しに座ったし、
同じ椅子の使用者の話も聞いた。綿密なリサーチをしたつもりだった。

のに、だぜ!

忙しいのに予告なしでいきなりクソデケー荷物が届いて、しょーがねー
ヒーコラ2階に上げてエッチラ組み立てて、さあ作業すんぞと座ってみて
40分したら、


致命的欠点発覚。


早いぜ、早いったらねーぜ。


これは今後、作業椅子購入の検討をしている人の為に説明してやります。

若い原型師たちよ。俺の屍を越えていけ。


俺が買ったのはこれ。

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いろいろ多機能かつ、リーズナブルという点で選択しました。

だが、まったく見逃していた点がひとつ。(←偉そうだが基本、ザル)

それは




座面がメーーーッシュ。

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要は、金属枠に網張って、そこにお尻をのっけてるわけです。

一枚の網に座ってるわけ。

どういうことかと説明してやりますぜ。



そもそも空間というものは、だ


重力の影響をうけてゆがむわけです。


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アインシュタインも言ってるかんな。

創作意欲に燃える俺の熱いケツがそのメッシュの
座面中央に長時間居座る。

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すると、空間の歪みとも言える座面における「無理」が
尻縁を直撃してくるわけです。尻のふち。シリブチ。

金属枠近くの伸びないメッシュ部が、この月軌道上のラインで

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尻の外側に圧をかけてくる。真ん中が低くなれば当然圧も上がる。


本来高級、いや中級椅子であればフワッフワの良い革でカバーしたり

そうでないならこれくらい科学的根拠で俺のお尻を優しく包んでくれるはず。

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しかもオジサン原型師ときたら、自宅作業ですからゴテゴテのズボン履いて
作業するわけもなく、短パンイッチョで気軽に座るわけですから

現実問題として科学無縁の

これくらいの無防備さで


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ほぼムキダシの尻を椅子に預けてるわけです。信頼だ、信頼。



で、そのまま40分も座って集中してたら、可愛いマイオシリは


こんな状態に



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ディストリクト9のパワードスーツスタチューと同じ価格で

人体工学ウンヌンを抜かす椅子ですぜ?どうして俺を苦しめる?


人体ウンヌンならこれくらいのケツディフェンスがあって当然なところ

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使用した俺の状態といえば



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その結果、素晴らしい原型を作ろうという

創作意欲あふれる俺の40分後の姿は




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マージーでー・・・

ふざけんな!!

イテーんだよメッシュコノヤロウ!テメーちゃんと座ったのか開発者!

ヘラヘラ2.3回座って、おおいいね!とか言ってただけじゃねーのか!

がっちり体重が真ん中に集中して、生地が伸びない
フチ周辺に乗ってる尻がイテーったらねーっつーの。

で、調べたらこの商品、評判悪いじゃねーか。メッシュ座面は嘲笑の対象。
かーーー、マジかよ。

しょうがねえ、だったらここはもう可愛い尻が痛くないくらいの
クッションを入れるしかない。


んだけど、座面に芯がないもんだから薄いクッションでは結局
真ん中にどんどん吸い込まれていく感じで、足りない&足りない。

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にっくきブラックホールをふさぐべく、

どうにか痛くならない分までクッションを積み重ねてみたら・・・


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座面がスーパー高くなっちゃったじゃねーかコノヤロー!
座布厚がすげーから、お呼ばれ感がすげーっつーの。
自分の作業場なのに。毎日が誕生日か。
ザブアツとか考えさせるんじゃねーよ。


そしたら今度は新たな弊害発覚。

机の作業位置が低くなっとる!かつての膝かってくらい!


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そらそうだ、椅子だけ高くなっちゃってるかんね。

原型作りづらいったらねーでしょが。集中できねっつの。


ん・・・





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あ”ーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!


仕方ないので、机の作業台を15cmほど高くする
作業テーブルを作るハメに。イス買って組み立てるだけでも
クソめんどくさかったのに、さらに余計な仕事が増えたじゃねーか。

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ちょっとフンパツした買い物くらいに思ってたけど
もう椅子は2万くらいのを、どんどん買い直すことにする。

つーか座面メッシュを選ばなきゃいいんだな。くそ、学んだぜ。

本当は今週、亀人形祭りをアップしようと思ってたのによー。

もういいぜ。
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2016年09月05日

9月第2週 タトパ週報 

先週はこの夏最も期待していた、亀2を見に行く。

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前作は亀そのものがあまりに巨大化したショックで劇場で観損ねたものの
DVDで見たら全然面白かったので、2作目にスゲー期待してたんですが

劇場に入ってみると…

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どういうことだ。

東京でこんなことあんのか。

信じられん。


信じられんと言えば、このカワイイ未成年突然変異忍者亀
ツレアイは生理的に無理などと、ふざけた事をぬかす。

確かに、0課の女を見せた時嫌がったのは理解できた。

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拷問シーンとか酷かったしな。


宇宙猿人ゴリとラーに対する嫌悪感も理解できる。

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人間踏み潰して、頭を胴体にめり込ませたりするからな。



だが、亀を嫌うのはどういうことだ。まったく理解できん。


実際、映画冒頭で大スクリーンに映し出された
可愛い末っ子甘えんぼ亀、マイキーの顔は



こうだ。

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さらに、こうだった。

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いや、確かに亀はキモすぎたとしても、今回一気に寄せてきた
敵キャラはそんなでも・・・

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まあ、手下はキモくてもしょうがないとしても、ボスキャラなら・・・

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というわけで、生理的嫌悪感180%で構成されてる亀2でしたが

小さい頃は可愛かったんだぞ。

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という視覚的難点はさておき、映画としては500点。
もう、泣いて笑って拍手して、最後盛り上がり過ぎて俺の血、逆流。


俺の周りでもあんま、亀イエー!ってのはいないんで
静かに喜んでますが、いちおう大人の為に

こんなコスプレ商品もあるぜ。


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ハロウィンも近いしな。


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みんなでこれ着て、プラのバットで殴り合いしようぜー
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2016年08月29日

8月最終週 サマーメモリー週報

終わっちゃうっつーので、非常に気になってたこれに行ってくる。

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ガキの頃から何度も見てた絵を生で見られるかと思うと
結構密かに興奮。稲生物怪録見るの初めてなんすよね。

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稲生物怪録:お化けとの30日間サバイバル話。


初めて読んだ時、俺が平太郎(主人公)の立場になったら
お化けどれくらい怖がる大人になるのかなーなんて考えたもんですが
いまやお化けや霊など屁とも思わず、そんなんより満員電車で
おじさんの汗腕がくっつく方が全然怖い大人になってしまいました。

どうひいき目に見てもスーパーくだらない妖怪絵の微細なタッチは
やっぱり絵である限り本物を見ないと伝わらない部分ってのもあり
目の周りの赤いグラデとか全開怖がらせたがってるなー、と
昔のテクと気概にキュンキュンきましたぜ。

あれほど本で見た絵の上に、覗き込んでいる自分の影が落ちるのは
もう滅相もないって感じで影が落ちないよう身を引くくらいの
崇敬状態で見てる俺の隣に、ぶつかるように子供が飛び込んで来て
ノッペラボウ!と叫んでガラスをバンと叩いて次に行く。

おうおう、これはついに子供捕まえコラシメて生き胆抜いて食って
俺が鬼と化す日がきたんだな、よし一匹食おうと思ったら、怒りながら
追いかける親と共に疾風のように去り、残念ながら生き胆食い損ねる。
さすが夏休み。


展覧会のお土産に、タンバササヤマヘッコロ谷に棲むという
謎虫のアップリケなどを購入。どこに貼ろうかな。

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で、その後、せっかくなので花やしきでやっているという

期間限定、亀やしき(公式HP)に行く。

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おー!

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おー!

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こないだ買ったこち亀ジャンプ(500円)

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の後ろに

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この広告が出てたんですが、中にこち亀本を持参したら
タダだか割引だかと書いてあったので、けっこうクソ重い
この雑誌を片手に、ファン向け入口をくぐって
ニッコニコでこち亀ジャンプをお姉さんに見せる。

すると

「いえ、ジャンプでは入れません」





いやいやいや、勘違いさせちゃったかな。
これは、ただの週刊少年ジャンプじゃなく近所のコンビニで
軒並み売り切れて探すのに苦労した『こち亀ジャンプ』です。
これこそ我々こち亀好きに捧げられた特別号のこち亀ジャン…


「こち亀ジャンプでも入れません」


!???

あれ?確かこの雑誌の中に、こち亀本を持ってくると・・・


「コミックスじゃないと入れないんです」


ちょっと待ってくれお姉さん。
まずこのこち亀ジャンプという雑誌はこのイベント合わせの
タイミングで発売されたタイアップ雑誌みたいなもんで
言うなればご祝儀的なお遊び満載の、まさしくこち亀ファンの
パスポートにふさわしく、コミックスというのはあくまで
この各所で売り切れてたこち亀ジャンプを買えなかった
「出遅れた人々」への便宜的救済策であって、本来
優遇されるべきは…当然、ねえ?的な顔で見る俺に対し

「コミックスじゃないと入れないんです」とあっさり。

自慢げにただの雑誌ちらつかせて必死に食い下がってるけど
アタマおかしいんだわこのおじさん、早くあっち行って
きちんと料金払って入ってくれないかしら、的な目で
俺を見るなよ、お姉さんよ。泣くぞ!

とにかくしょうがねえので、一旦引いて、中身を確認してみると

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確かにこち亀JC(ジャンプコミックス)持参と書いてある。

そうだ思い出した。これを見た時、まったく迷わず
「こち亀J(UMP)持参で入場無料・・・なるほどこれは割引券も兼ねた
タイアップ雑誌だったのか!よしじゃあ行ってみるか」
なーんて思ったんだった。くそ、またゼレンカ現象か!


振り返れば、確かに看板に偽りなし。

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亀やしきぬかりなし。


抜けてんのは・・・俺か!


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別に割引がどうこうじゃねえんすよ。
ただもっとこうなんつーかせっかくの地元イベントで
「おお!買いましたねこち亀ジャンプ!」的なお祭り感というか
「おお!同志、来た!」的なウェルカム感で出迎えられるとばかり
思ってたのにあっさり事務的に門前払いされた、この祭りの前の

出鼻くじかれ感


そういや昔、SW帝国の逆襲の入場100円割引券を12枚集めて
タダで行けるって言って喜んでるタカギ君の手からそれをもぎ取って
バーカバーカ!行けるわけねーだろが!と校庭にバラまいたことが
あったが、今だから心の底から言える。タカギくんごめんなさい。
素直に割引を信じた君の心を俺は踏みにじった。
キミは帝国の逆襲公開に心躍ってただけだったんだね。
俺なんかあのとき死んでりゃよかったんだよな、マジで。

今回も一緒に行ったツレアイやツレアイの弟とかにサ
「この雑誌持ってりゃさー」とかタカギ君みたいに超自慢しちゃってサ
「いいからちょっと読みな」とか電車の中で読ませちゃったりしてサ
「俺らはこっちだな」とかエラそうに入口を選んだ結果の門前払いでサ
アカッパジのコキッパジでサ、いい年こいて遊園地の入口で。

なんつー入場騒ぎがあったものの、普通に入場料払って入って
問題なく亀やしきを堪能。

すぐに、ゴキブリを探すが、見つからず。
係の人に聞いたら、さっき門前払いを食らった入口の横にあるという。

またあそこに戻るのかよ!お姉さんに合わす顔がねえよ。
と思ったけど、戻る。

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一応電動でカサカサ動くゴキブリが

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文字になる。

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壁にはヨウコソ カメヤシキの文字も

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中もいろいろ展示物に工夫がしてあり

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細かいことは公式ページを見てもらうとして意外に堪能できました。

何年かぶりに乗ったジェットコースターはさらに
ネジのゆるみが増したような、クリアランス大きめに
ガタンがガッタンになったような気がして、スリル増。

なかなかどうして素晴らしい夏の思い出になりましたぜ。

ちなみに俺のこち亀好き度は、神様が出てくるあたりまでは
(たぶん60巻くらい)キッチリ読んでましたがアニメは
主役の声とかキモチ悪いので1度も見てません。
それくらいが普通だと思う。実際。
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2016年08月22日

8月第4週 ネバー茶房週報

今週は相変わらず仕事に追い込まれつつも

甘酸っぱい尿が出てたら非常にまずい俺の股間が
セミに懐かれたり、

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ルノアールに頭悩ませたり

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キャスティングがまーひどい実写エイポを見たりしましたが、
映画そのものは、非常にいびつで破綻だらけながら
妙なところで爆発的にコミックファンの琴線に触れる
金バーグ脚本で、いろいろ相殺されて複雑な感じ。
コミック知ってる人は混乱しないけど、初見の人はどう?
てところがありすぎ。あとバトルの構成に興味なさすぎ。
ほぼバーナーの当て合いみたいなのを延々見せられるのは
まったくもって退屈でした。

でもカメラ目線のウェポンXで全部OKです。

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フルチン逃亡で全然よかったですけどね。

ちなみに理想のエイポ面はガマチン度の高いマーベルレジェンズ。

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これ出せっつーんだよ。あんな小さいヘビ人間みたいなのでOK出すんじゃねえ。


という先週でしたが、一番アタマの中をうろちょろしたのは実はルノアール。

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これは造形におけるタッチ論とも共通すると思うんですが
俺は個人的に印象派が好きではありません。
ただ印象派が当時やろうとしてた事には好感もてます。

その中で、ルノアールが気付いた事はこれまた非常に共感できて
もうクッキーの缶のパッケ画家ルノアールではなく、
骨のある画家として認識するようになってます。

しかしこないだ横浜でルノ展やった時は、列がありすぎて断念。
今回は朝イチで行くしかねえ、と徹夜のままロッポンギへ。
そしたら30分前なのに、もう列。ぬうう。黙って列に並ぶ俺。ぬぐぐ。
こんなんで絵、見られんのかよ。

それから中でも並んで、どうにかギリギリ鑑賞できるくらいの
混雑で見られはしたんですが、感想は複雑。

と、

ここからスゲー絵画論を書き散らかしたんですが、

捨てました。

最近発生した原画トレス問題、魂問題ともからめていろいろ書いたんですが
結局このテの結論は俺らの場合、立体で出すしかねーですしね。
クチャクチャ小理屈コネてるヒマあったら粘土コネろい、です。

それにハッキシ言って俺の周囲にはルノアールうんたらの話よりも
ゴジラうんたらの話の方を聞きたがる人がほとんどであるのが現実で
俺も絵画方面は個人的に理解しさえすればいいと思うので
ゴジラについての話に切り替えますが、アニメやるらしいすね。

アニメのゴジラザシリーズ大好きの俺としては、だ

ついでの勢いで、このお蔵入りになったトレンドマスターのオモチャの復活を願う。

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イエティの試作だってあったんだからな。

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メカっつーかサイボーグゴジラの試作もあったのに。

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あーあ、このコモチガエルの沼怪獣、立体化してほしかったなー。

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というわけで、ファインアートくそくらえ。

何がルノアールだぜ。

ちなみに初めて行った新国立美術館のミュージアムショップで買ったのは

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どんぐり消しゴムだ。

楽しいぜミュージアムショップ。
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2016年08月16日

浪花道中記+

大阪遠征3日目にワンステップさんを訪問した時、
矢竹さんと赤尾さんが来るってことで、いろいろ話が出来るのを楽しみにしてました。

YATA−LOGにてその時の様子

先日のWFでヤタケさんに聞けなかったのがマブタの処理。
もともと個性的な造形をするなと思ってたヤタケ造形のマブタ。
コスモスのマブタ処理がさらに特殊になったような気がして
意図を聞きたかったわけです。

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自分は色を塗らないので、商業においてもオリジナルにおいても
確信をもって彩色後のイメージしつつ造形する力が弱いと思ってます。

そこで命が決まる、という大事な部分でありながら商業では
主にタンポ打つからガイドすら造形しないで、という注文がほとんど。
当然タンポ目は俺にはウンコ以下にしか思えないので、可能な限り
原型段階で命が宿るようにしてますが、それが邪魔になる場合があるのも
わかります。さあどうしたもんだかな、と思ってる時、当代随一の
ペインターはグイグイ癖を発揮する。

マスプロ製品でないのに、ある種簡略化の方向を選択するのは
そのやり方が実はペイントを活かし結果原型も活かすと確信したからか?
塗りのイメージありきで攻め込む方法の一つの答えなのか?
それを聞いてみたかったわけです。

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そしたら返ってきた答えは意外や意外。
同じ造形してたら面白くないでしょ、でした。
正解は他にあるかもしれないけど少なくとも自分の造形に関しては
なんでそんなアプローチするの?と思われた方が面白いでしょ、と。

いやー、そうだったか。まんまと反応してたわけすね。


というわけで、WFで買い損ねてた「マイワイフ」を購入させて
いただきました。

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以前のヤタケ造形ホラー系「F」とウチのオッサンとの比較。

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全員死体じゃねーか。


で、常圧手流しだそうですが、髪の構成とか実にキモチいい。

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赤尾さんとはそんなディープな話は出来なかったんですが、今度
ヘラを片手にじっくりゆっくり話が出来ればと思ってます。
だいたいまだカエルデーモン買ってないし。

赤尾さんとはちょうど5年前の神戸で初めてご挨拶したんですよね。
お互い最近は会うと、デジタルどうします的な挨拶話が多いすかね。
タナベさんともそういう話になったりしましたが、基本的にみんな
ツールに関しては使い勝手がよけりゃなんでもいいという話で
特にデジタルもアナログも気にしてません。

素材や手法で良し悪しを語る原型師も多いすが、俺に言わせりゃ
泥だってカッコいいのを作れるのが原型師だよバカ、てなもんで
早く手法が一般化確立してくれれば道具が1個増えてラッキー、程度。
結局粘土いじってもヘタな奴はヘタだし、上手いヤツは何の材料だって
上手く作れるから心配してねーって感じで、もっと簡単に精度高く
安価で出力出来れば全然すぐ移行してもいいわけです。

デジタルの夜明けは近いんすが、気持ちよく朝を迎えるには
新品のはきやすいパンツと、もうちょいステキなモーニングセットが
欲しいとこすね。

その後皆さんはホライジングさんに行かれたらしいすが、
俺も行ってみたかった・・・


さてそういうわけで、他の大阪戦利品はというと



なんつっても見ごたえありすぎで失神しそうなほどの

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竹中大工道具館の常設展示図録と、神戸名古屋でしかやらなかった
近代建築ものづくりの挑戦展の図録。

資料としてもバッチリで、チョーいい物です。

そして国芳国貞展で回した、猫ガチャ

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アストロゾンビーズさんで買った、骨蜘蛛

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なんばグランド花月で買った


桑原和男、神経ない乳タオル

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冗談はここからや扇子

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個人的に新喜劇でマジでスゲー感動したのがこの言葉。
あんだけ悪ふざけした後、まだここからふざけるという気概。

お楽しみはこれからだ、は和田誠の名著で俺らは偉大な先人の姿勢を見て
映画の見方を学んだもんですが、もとは映画のセリフです。
世界初のトーキー映画、ジャズシンガーでの「You ain't heard nothin' yet!」の
意訳に近いんですかね。
俺の造形も仕掛けもまだまだこれからで、ゾンビプラモにおいてさえ
やりたいことの5%もやってません。

当座の個人的な目標で言えば、皆さんにそれぞれゾンビプラモを作っていただき
こちらで用意したジオラマにそれを一斉に置いてもらって、一発で地獄ジオラマが
出現するというイベント。ゾンビは集まってナンボですからね。

打倒鉄道ジオラマ。

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打倒シルバニアファミリー。

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目指せ100体ゾンビ、参加者100人で頑張る所存です。

さあ、ゾンビ遊びはここからだ。
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2016年08月15日

8月第3週 浪花道中記

分けようかと思ったけど面倒なんで一撃で終わらせます。
ナゲーですぜ。


先週は4日に渡る大阪遠征。

まず初日、到着と同時に目指したのは仁徳天皇陵古墳。

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世界一デケーって話である程度は想像して身構えていたものの

実際に見えた光景は

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想像の4倍はデカかったです。山じゃねーか。

ただそこはほら感動というよりも、俺は古墳の時代をヒジョーに
バカにしているもんで、バカにしている度も4倍にハネ上がった感じで、
なんつーかすいません。わざわざ観光客に説明してくれるボランティアの方も
いたんですがこれしかないと韓国語のパンフを見せられ、いやもう
ショッパナから何がなんだか。悪気はないんだろうけどいろいろスゲーな、と。

どっちにしてもここに限って言えば周囲への顕示欲や支配欲みたいなもんしか
感じられず、構造や発想に知性のチの字もなく、適当に時代ごとに利用されている
アタマワリー感の割には無駄に超デケーな、どんだけ迷惑かけてこしらえたんだよ、
という意味で面白かったです。
昔も今もケチ臭い価値観を求める連中は総じてダッセーす。完全イモ造形。

堺市博物館もほとんど見どころはなく内容希薄。

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わざわざ見させられた10分くらいの映像は、催眠映像かっつーくらい
ノー内容のアホ映像。発注したヤツと許可したヤツ、死んでよし。
現代においても知性のチの字もないっつーのはどういうことか。類友か。
堺界隈は群を抜いて賢いと思っていただけに残念。

しょうがねーなとマスコット土産購入。大阪戦利品第1号。可愛くなさ100点。

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一番面白かったのは真緑の汚い池で浮かんでは沈むカメくらい。
展示よりもカメ見ている時間の方が長かったんではないか、と。
こいつスゲー池底で暴れる割に浮いてくると、成仏すんのかっつーくらい
完全脱力で立て浮きのまま横にスーっと流れて行ったりと、チョー面白いヤツでした。

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その後、なんばに戻って新喜劇を見たのはいいんですが
新喜劇以外の演芸パートがこれまたひどすぎる。
もう2度と見たくないと思わされる芸人もあり、とにかくキツイ。
最初に若手の縄跳び見せられたり、もうとにかくひどくてキツイ。
打率で言えば出演者の8割がハズレ。ウソでしょ?そんなことある?
なのに5000円も取る。ぬうう。

睡眠不足も含め、どうにもこうだんだんと不機嫌になってきたぞ。


そんな中

この人がすごかった。

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こんな賢くて洒落がきいていながら平たい無理のない、
しかし高い笑いのレベルとは全然知りませんでした。自分の立場を
認識しつつも、一番とがってる若手でもこの攻め方はないんじゃないかっつー
モンティパイソンと坂田利夫が混ざったかのような恐るべき面白さで、
もう絶句。バチーンと目が覚めた。もうハネ起きるくらいに。
子供も大人も心底笑って劇場が一瞬うねるくらい面白かったですぜ。
TVではバカにされてるみたいな扱いだけど、こういう凄い人が
いるんだから素晴らしい。マジで天才かと思いました。
このショージ村上から関西のターンが始まります。

で、上がったテンションで新喜劇でしたがこちらももうバッチリ。
劇場でなければ味わえない感じも素晴らしく、ほんと満足でした。
TVだとトリミングされている、すち子のアメちゃんの下りも
観客の繰り出す手が、ドーンオブ並みにブワっとシルエットで伸びて圧巻。
一瞬のゾンビ感がありましたぜ。
そして前半の芸人枠と違って、きっちりと笑わせようという努力が常に満ち溢れてる
新喜劇に改めて惚れ直す感じ。職人すよね。



そして翌日、2日目は朝一番で神戸へ。

というのもまたこれを見たかったわけです。

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いやー、素晴らしいとしか言いようなし。
展示作品もけっこう東京と入れ替えがあり、見たことない絵も多くフルパワーで
楽しめました。東京ではなかった展示方法も頑張ってたと思います。やる気出る出る。
やっぱこういうの好き。見に行ってない人は不幸ですよ。
日本の大衆文化の奥深さと確かさを知るべきです。
まだ間に合うからとっとと行って来い!

そして毎度何食ってもうまい神戸でメシ食ったあと

開館前から期待してた念願も念願、大念願の竹中大工道具館へ。

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いやもう素晴らしい。ここだけで1日使いたい。

昨日の古墳じゃないですが、特定の宗教や政治に利用されている背景は
大嫌いなんですが、技術そのものは好き。

前にも書いたと思いますが、法隆寺の建造物の技術は素晴らしい。素晴らしすぎる。
でもその修理材料の為に樹齢2000年の木を切り倒すくらいなら、坊主全員死ね!です。
だから日本の寺が台湾の山ごと買い付けてその木を材料にするというアホ計画が崩れたのは
拍手喝采でした。お前らごとき出入りすんのはコンクリとペンキで十分だっつの。寺コノヤロウ。
腐れ妄想コスプレハゲ頭どもと、自生し途方もない年月を生き抜いてきた立派な古木の
どっちに価値があると思ってんだバカ。弱者だまして小銭集めてる分際で
石でも銅でもたいして変わらねーで適当にホイホイ拝む程度のオツムのくせに、
山ごと金で買うだぁ!?利益重視の悪徳企業程度の判断力しかないなら
自然に手を出すなこのクソ野郎ども、というのがその件に対する自分の意見。

でもそういう力持ってる人のアホ発注を受けつつも、材料である木を大事にして木を理解し、
敬意をはらってきちんと残そうと必死の努力をした人も昔からいるわけです。
同じ材料でも加工次第で、数百年は素材としての寿命が延びる。
千年残る木造建築であればその千年の間に木もちゃんと育てられる。
元来、そういう思想でお寺も宮大工もやってきたはずであって、その努力を怠ったから
他人の土地を金で買うという本来あるべき信仰と外れたクソタレどもはともかくとして、
俺が敬意を払っているのはそういうきちんとした人々の姿勢や努力や発想や技術になわけです。

縄文から連綿と受け継がれる日本の木材加工の歴史。
その根底にあるものは資源豊富な土地ながら、モノを大切にし愛でるアニミズムであって
感謝と尊敬に裏打ちされた思想体系なわけです。


それが!

たっぷり詰まっているのが竹中大工道具館。大工ラブ!

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歴史、加工技術の発達、道具の変遷と進化、海外との比較や素材に対する説明から、
果ては道具を作る鍛冶職人の悪ふざけ俳句まで実に楽しく、かつ勉強できます。もうパラダイス。

規矩術の体験とか、知らない人がやったら凄く驚くんじゃないすかね。
いやほんと大工さん、スゲーんだから。

中でも継手という木材を組む技術があるんですが、どうしても理解できなかったのが
この四方鎌継。

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曲げても押しても捻っても、どうやっても外れない。4面この状態。

表面構造的には外れるはずがないものの、組めてるんだからその判断は
間違いなわけですが、どうやっても外れない。理解不能。

係員の方に正解を尋ねると

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うおー!そう来るか!完全にパズル!っつーか遊んでたのか!

聞けば実戦用の技術ではなく、技量を教え指し示すものだそうで、
四十程度ある基本技術だけでなく、面白さで追及した組み方としては
二百以上あるそうです。こういうとこ、いちいちすげーな。
和算の算額とかもそうですが、遊びとして練磨向上するマニアックさは
現代でも同じすよね。高い技術の面白半分の無駄遣い。最高。

ガラッガラに空いてましたけど、モノを作ることに興味がある方は
行くべきですぜ。人類の努力と進化が一発で体感できます。

その後大阪に戻って、0時過ぎまでの1大イベントをもって2日目終了。
実はここがメインの肝となるものだったんですが、書くに書けないので割愛。

肝心な3日目を前にしてもう疲労の極致。

で、3日は朝イチで 中央区糸屋町 Craft spot One−Stepさんへ。

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映り込む俺も微笑ましいウィンドウにがっちりゾンビプラモも展示していただき、
すっかり地獄のゾンビ黙示録祭り状態。直射日光でパッケが退色してくれれば
さらに味わい深いビンテージ感が出るはず。頑張れ日光!

で、おじさん同士の撮影会があったり、店内は完全な古ソーセージ祭り。

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店長の小川さんとパチリ。

正直なところ、原型師の立場としてはあんまり複製や販売はしたくないってのが
あります。作るの楽しいけど、量産して売るのはスーパーめんどくせーな、と。
なので、まだお互いお試し段階ではありますが、One−Stepさんに
サンダーロードスタイルのキット販売のご協力をお願い出来ればという
ご相談もあり伺ったわけですが、まずはシガーマンをお願いできそうです。

この辺は進行次第、こちらで報告出来ると思います。
イベント含め、いろいろ提携出来ると楽しそうすね。
他の地方の工房なんかとも連携して、One−Stepさんを軸に
簡単にモノが手に入り、楽しく作って楽しく遊べるシステムが
構築できればと思ってます。

現在、WFでも展示したゾンビプラモの作例や第2弾の彩色見本を展示して
ありますので、お近くの方はぜひどうぞ。

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そしていよいよ、南堀江にあるPLUSWIN STUDIOに移動し、収録の準備開始。

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かなりオープンな収録現場で、出番は30分程度ということなので
のんびり構えてたんですが、いざ始まると割と緊張するもんでして。

東京に戻ってきてから放送を見ましたが、声ちいちぇーなこのクソ野郎。
やー、少し大きい声出してるつもりだったんだけどなー。

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後は常々自分は話が下手だと思ってたんすが、やっぱ下手だなーと。
マジメにやろうとすればするほど無理みたいな感じで、
グイグイ行くのか待つべきか逡巡しているうちに終了。早いな30分。
役に立たなくて自分にがっかりです。完全に借りてきた猫状態。

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でも現場はとても元気いっぱいで、仲谷さんやKEN2さんや
スタッフさんにもゾンビプラモ自体はかなりの評価をいただいており
それだけで満足感がありましたぜ。あんましホメてくれるのを他人事のように
後ろからボーっと見てましたが、やっぱ胸張れるいい商品だなーと思ってました。

関係者の皆さんありがとうございました。特殊メイク絡みでもぜひまた
何かできればと思っております。今度は実力発揮できそうな裏方で。


で、あんまし見てもらいたくないのが正直なとこですが
俺以外の部分を見ていただくっつーことで今回のリンクを貼っておきます。

「 ARTisTV 」役立たずサンダー借り猫回のご視聴はこちら

哀れなハゲかけ原型師を鼻で笑ってやってください。

かくして一応ミッション終了。3日目も終了。



そしていよいよ最終日。荷物も送って帰り支度を整え
若手のやってる新喜劇を見にまたNGKに。

今度は前から2列目で、余計な演芸もなく新喜劇オンリー。
価格も適正、時間も無駄なく、文句なしにビシっと楽しめました。

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関東だと芝居なんつーと、ちょっとキモいというか貧乏な自己陶酔の
頭おかしい表現の逃げ場所みたいな印象がありますが、新喜劇は
素直に面白いんだよなー。普通に笑わせよう!というが安心するのかな。
もし中学くらいでこういうのを見てたら、人生の選択肢に新喜劇が
あったかもしれないくらいに、満足出来ましたぜ。

で、ウソみたいにクソ暑いのに、肉吸いを食って汗だくになり
あれほどクソ暑かった外が涼しく思えるくらい。

それから前日教えてもらった、ゾンビプラモを扱っていただいているという
アストロゾンビーズさんに。

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許可を得て写真を撮らせていただきました。

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なんだかんだで東京はこういうGKまで扱ってるショップ少ないですもんね。
うおー、それあるんか!?というものがポコポコ見受けられましたが


迷わず手に取ってレジに出したのがこちら。

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蜘蛛の骨って、この発想はなかった。素晴らしい。

で、そろそろ時間になったということで中古DVDを漁りつつ空港へ。

基本的に飛行機は乗ったら寝るクセがついてて、ドアツードアじゃないですが
離陸前に寝て、着陸後に目覚める事も多いわけです。あれ発進してない?みたいな。
でも今回は最初から最後まで起きて、窓の外見てたんすが、飛行機オモシレー!

フラップ可変をじっくり見学できる位置で、

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上空からの大阪城に始まり、この変化を30分くらいで堪能。空最高。

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UFOでも飛んでこねーかなとけっこうマジで観察。

無事帰還することが出来ました。

今回書けなかった人的体験部分が実は一番ウェイトがでかかったんですが
それを差し引いても非常に実りの多い遠征でした。

というわけでこれにて今回の道中記

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posted by サンダーロードスタイル at 00:04| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月08日

8月第2週 ゾンビ特急浪花行き週報

まず告知ですが、

特殊メイクスタジオ、KID'S COMPANY代表の仲谷進さんがお送りしている

生放送のUSTREAM番組『ARTisTV』にて、

来たる 8月12日(金)18:00〜
ちょっとゾンビプラモの宣伝をさせていただくべく、恥ずかしながら出演する予定です。

30分くらい、なんか喋る予定なんですが、ちっとくらいは面白い事言えるよう頑張ります。



で、その出演にかこつけて、前乗りも前乗り、2日も前乗りして大阪入りし
37度予想の猛暑の中、古墳や博物館や新喜劇を見まくって、大阪を堪能したあげく
お世話になってる関西方面の方々にもご挨拶しようという今週。

10年は旅行してない、とツレアイが言うのでそうだそうだと
思ってたんすが、調べたら2011年に神戸に行ってました。
というわけで、実は5年ぶりの旅行。
前回はゴズミサイルを展示に行ったんだなー。


人生なんて何があるかわかんないので、あんま深くは考えませんが
いつも肝に銘じていることが1個だけ。

今がどうかはともかく、10年後の自分に対し恥ずかしくない今であれ、
と、考えてたりはします。

10年後の自分に、お前あん時甘えてたろとか、ひよったよなとか思われたくないっつーか
とにかく先が見えてなくても過去未来関係なく、胸を張って誇れる選択をする自分であれ、
ダッセー選択はゼッテーしねーかんな、というのをキモに銘じてますけども、
そういう意味ではなかなかどうして、この5年の俺の選択はいちいち
納得が行くもんだったと思うぜコノヤロウ。

好きなアメコミ、商品化実現した。造形王、他人の評価はともかくベストは尽くせた。
キン肉マン、実力で信頼関係を勝ち得た。ゾンビプラモ、望んでいたレベルの
カッコいい商品でスタートが切れた。負け戦も何度かありましたけど
その選択において、媚びずによく戦ったと。我ながらホメてやりたい。
よし、俺、もう椅子買ってよし!ってまだ買ってねーのか!


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(肘掛けにミニ机を縛り付けて背もたれにして急場をしのぎ中)



毎月毎月、来月入金ないと死ぬというのを繰り返す明日をも知れぬ浮草稼業の割には、
なかなか愉快な日々を送らせていただいてると思います。これもひとえに
支えてくれる関係者皆さまのおかげです。マジで感謝しております。


俺は結果的に特殊メイクから模型の方に人生がシフトしましたが
たぶんこの先、どっぷり模型を武器にいろいろ表現していくんだと
こうして人生振り返り気味に感じておりますが、そんな事を言ってる割に
13日に大阪でやってるアメージングフィギュアエキスポの開催を知りながら
そっちは行かずに、こちらを選択したというこの反模型的選択。


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その日その時、その場にいて全然行かないというその性根!不勉強!
自らの娯楽、快楽を優先するというクソのような姿勢
座長レベルのいない若手の成長を見たいというどうでもいい欲望!


裏切り者!

俺に模型を語る資格、一切なし。




あの野郎原型師としての自覚ねーのか!と疑われそうなので、オモチャ的話を最後に。

先日、久々に都心に出る機会があり、ガチャを回しまくったんですが
藤子F玉みたいな300円の顔面が出てくるヤツがスーパーいい商品で

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ついにパオパオに匹敵する整理されたラインのFアイテムの登場です。

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すげー良い。


俺のチンプイワールドも無駄に充実。

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と、ささやかなオモチャ話をしたところで、来週は大阪旅行記だと思います。


それでは、いってまいりましゅ!

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posted by サンダーロードスタイル at 01:36| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする