2017年07月03日

7月第2週 ウィデュマペール週報

先週の週報、さっき見なおしたらバクスター博士を
デクスター博士と書いてますが、全然推敲しないの介。
いい加減ぶり、相変わらずです。


地獄週報を見る時は、これをキモに銘じておいて欲しいぜ。

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さて、先週はキン肉関係がいろいろ発表になってまして
超人総選挙の結果だけでなく

カーメンが進んでるとか

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ブロッケンJr発表とか

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委員長の発表とかありました。

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これらのキャラの御贔屓筋にはいろいろ思うところありましょうが
まずは大丈夫、とだけ言っておきます、はい。
当然ながら現段階がすべてではなく、別のご期待に応える部分もまたいずれ。



ちなみにゆでたまご先生関係で先週見て面白かったのはこれ。

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違った。これはアメコミドラマ史上最高と思った
デアデビルのシーズン2だった。

いやー、愛情溢れて作ってあったなー。
心の底から見たかったカットがいくつもありました。
ローガンに優るとも劣らない出来で感動しましたぜ。

じゃなくてこっち。

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漫画家のゲスト出演なので軽くお茶濁す程度かなと思ってたら

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セリフは多いわ、芝居は多いわ、サービス紙芝居だけでなく等身大の
赤フンバッファローマン絵出てくるわ、それに生卵をぶつけまくるわ、

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まーよくここまでやったなと驚く内容でした。
漫画家がこんなガッツリ芝居してんの見たことないす。
楽しんでやってるのが伝わってきて非常に微笑ましかったです。


それとは別に、嬉しかったのはこちら。

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ULTRAMAN公式サイト
【フィギュア】2017年上半期、清水先生をうならせた最強トイ★トップ5!【コラム】



買っていただけたと聞いただけで嬉しいもんですが
なんかこう損得癒着なしで順位つけたところに食い込めているのは
マジで嬉しく誇らしい限りです。彩色、生産のスタッフ含め代表して
御礼申し上げます。ありがとうございます!てへ。



アメコミ以外でマンガを読むことはメッキリ減りましたが
それでも買ってないわけではありませんで、最近だとこんなのを。

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発売を知らずに気づいた時はプレミアついてしまい、ながらく
4000円してたのが増刷されたのか、定価で買えたんでゲット。
っても普通のマンガながら2000円ですが。

俺が作者名で新刊出たか検索かけてチェックしている漫画家の筆頭が
岡崎二郎。ところが、まー、出ない。どうしたもんか全ッ然、出ない。
と思ったら、商業的な方向性に対してだいぶ苦労してたらしく
そのへんの心情吐露も含まれた複雑な1冊です。


そして惰性で買ってたかな、と最近感じつつあったところで
一気にその溜めが爆発した感あったのが、これ。

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いよいよ夏の陣に入り、さんざか解釈がされた日本史屈指の大イベントに
作者が真向から挑む巻。

実にお見事でひさしぶりにIFの興奮を味わう。

歴史物をいじくる場合、(知ってれば知ってるほど、という条件付ですが)
絶妙の「もしも」が史実に肉薄するギリギリ感が売りになると俺は信じてます。

ダルタニヤン物語で、英国王チャールズ1世が処刑される際、
三銃士が救出に向かい、必死の作戦の末にようやく現場にたどり着き
地下から手を伸ばしあと一歩で助けられる!というところで間に合わず、
ポタリと血が落ちてくるという展開に、歴史に肉薄するというのは
こういうことか!と学んだのが原因なんですが、そういう方が断然燃える。

史実ではこうなる、とわかっているところで、粋を感じさせつつ
運命を受け入れつつなお己が矜持を楽しむ人々の姿は
けっしてただの敗北ではない側面が見える。

意地や尊厳を感じさせる作劇は解釈でありつつ願いであり、
創作でありつつ救いでもあり、正しく娯楽であります。

勝ち負けだけ知りたきゃジャンケンでも見ておけ、と言ったのは
ノンフィクション作家佐瀬稔ですが、たった1発、試合の流れを
ひっくり返す拳の裏にどんな思いが宿っていたのか、それを見るから
ボクシングは面白い。(もう俺はボクシングを見てませんが)

社会的生物である人類にとって最強の武器と美徳は思いやりであり
人の気持ちに思いを馳せられるかどうかは、常に社会どころか
人間そのものと密接に関係してます。
それが欠落している作品は見ればわかるし、欠落している人間の
放つ悪臭もすぐわかる。

強くてカッコいい男になりたかったら、相手を思いやれなきゃダメ。
作者が思いを込めたページと作劇の裏にある熱量を感じられるならば
その作品は一生、あなたの支えになってくれる。

そういう作品と出会う努力をしないってんなら、ずいぶんと
つまんねえ野郎なわけです。

いい作品に触れようぜ。
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2017年06月26日

6月最終週 ZOUROCK週報

ほんと、マジでこんな事に心を動かされたかーないんですが
今度のサンディエゴのコミコンエクスクルーシブで
もっと良い亀セットが出るそうですよ。

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TMNT 30th Anniversary Cartoon Action Figure Box Set

フット団もバッチリの決定版セット。ネカこのやろう。

ただ問題はそれだけではなく、肝心カナメの限定品が

こちら

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色違いインチキエイリアンコレクターの皆さま、
お待たせいたしました。

「Sewer Mutation Warrior Alien」の登場です。


直訳だと「下水ミュータントエイリアン」なわけですが、
意訳だと「ピザモンスターエイリアン」なわけです。

ピザモンスターと聞いて、こんなのしか思い浮かばない

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ニッポンポンのイモにーちゃんどもがほとんどなはずですが
教えてやらねばなりますまい。

この忙しいのに

怒涛の元ネタ完全レビュー。

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ミュータントタートルズ「恐怖のピザモンスター」の巻!

原題はこちら

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カッコいいぜ。


さて、
シュレッダーの企みで、無料ピザ配布の罠にひっかかる亀4匹。

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普通の宅配ピザのイベントだったんですが、タダで配ればあの
イヤシいカメ連中がホイホイ貰いに来るだろうという作戦。

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だがそれはデクスター博士によってディメンションXから
送られてきたモンスターの卵がセットされたピザだったのです。

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レンジでチンすると孵化するモンスター卵。

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ピザの上で誕生した謎の生物は

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ピザを食って

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成長し

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外に飛び出し暴れ始める!

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間違ってピザ2枚を配達された子供も、知らずにチンして

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また2匹モンスターが生まれてしまった!




タートルズに連絡し、怪物退治してもらおうとするが

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チェストバスター並みに、逃走。

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そして下水にドボン!

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するとその中で突然変異を起こし、どんどん成長!

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絵によっては6mくらいまで、笑っちゃうくらいに成長

とは知らず、
チビモンスターだと思って追いかけてきた亀に忍び寄る
ピザモンスター完全体。今風に言えば、ピザモーフか。

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かくしてシュレッダーたちも手に負えなくなり

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下水道の中で大暴れ

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いやもう、作画も内容もひどいったらない。

それを中継で見ている、ディメンションXのクランゲ達。

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なんつークダラネー絵でしょうか。素晴らしすぎてますよ。

アニメってのは常にこうあって欲しい。


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かくして死闘の末に、ピザモンスターを退治して…
という話なんですが、それを踏まえた上でネカが発表したのを
もう一度見てみましょう。

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すげーな。どこに踏み込んでんだ。

手に入ったらもう、俺



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目、描いちゃう。

しかしそうなると、チェストバスター並みに活躍した
幼生状態の方も欲しくなる。


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探してみたら、ミニメイツで赤エイリアンが
いい感じのディフォルメであったんですが・・・


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トコトコ恐竜の方がピタっとくるかもしれない。



っつーわけで、コミコン限定、狂気の悪ふざけ商品の
チマタの反応が気になるところです。

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ところで、毎日カメカメ騒いでる俺ですが
カッコいいカメっちゃー、これですよね。


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違った。

こっち。

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超スーパーウルトラカッコいいカメバズーカ

人間よりもサイボーグ。
恐竜よりもメカザウルス。
オリンピックよりもパラリンピックの方が
1000倍面白いというのは当然で、カメにバズーカ足すという
天才的センスを見ると、やっぱライダーは本物だなと思うわけです。



が、

実はもっとカッコいいのがいる。


その名は「ミセスT」



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四肢欠損、車輪補助カメ界でもいろいろいますが
一番ビッグなホイールで攻めてるのが彼女です。
車カメ業界でのマッドマックス。

作ってやったヤツ、ちゃんと食う高さとか、回転半径とか
計算してやってるのか若干不安を感じなくもないですが、
御達者で生きてるそうですよ。メデタシ。
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2017年06月19日

6月第4週 クランヤシダ週報

先週、ようやくローガンを見てきました。

思えば、最初にヒュージャックマンがキャスティングされた時
俺はかなりガッカリしたもんです。フォッ糞のシリーズの
メーメンがっかり論に関してはいちいち書かないすが、まとめて言うと
チンガーコノヤロウ、に尽きます。イモチンガー。
このイモが足引っ張ったおかげで、とてもコミックファンには
納得が行かない部分が多かったわけですが、紆余曲折の果てに
ローガンは素晴らしく良く出来たコミック映画になってました。

どのへんがいいか書くとネタバレにしかならないんですが
(ネタバレを遠慮するとは俺も丸くなったもんすが)
とにかく、三省堂の洋書コーナーでジムリー表紙のアンキャニーを
初めてリーフで買った90年の衝撃以来、本物の戦いを見たかった夢に
ついに到達し、俺のハートは無事成仏出来たのです。
大泉の東映で見てきたんですが、帰り道、駅まで無言だったもんね。
いろいろ去来して。
不満は最後の曲、字幕つけるべきだった、というくらい。
If I could start again A million miles away
I would keep myself I would find a way
最後のフレーズ、救いだと思うんだけどな、とはあくまで日本版の話。
ってことはやっぱりよく出来てた、と。


で、話は変わりますが
久々に朝、築地にも行ってきまして。

海苔とかだと近所の市場でも買えるんですが、鰹節はなかなか
築地じゃないと買えないとかありますからね。

それにしても食い物関係抜きにして、行くたびに
どうしても欲しいものがある。
毎回買うか買うまいか迷って買わないまま、まだ気になってる。

今回も場内で一度はあきらめたんですが、場外で再び見かけたら
その品を扱ってる店で、なんとこんなポスターを配ってました。

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ずえー

そうだ日本の刃物業界がこの映画を面白がらなくてどうする。
こういう諧謔あってこそのニンジャの国だろ。

で、このポスターを分けていただいたついでに、気になってた品も
買っちゃったわけです。



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手鉤。

一番ちっちゃいの。

買っちゃダメだと言われてたのに、ツレアイが他の店で
買い物にしてる間に、チャチャっと買っちゃったんですが、
そしたらもう怒る怒る。

どうしてそんなもの買ったんだ!

「はぁ?ずっと欲しかったんですけど?」(ハナホジ)

危ないだろ!

「別に道具なんで使い方ちゃんとしてれば危なくないですけど?」

でもそんなもの必要ないだろ!

「えー、資料として必要なんですけど?」(どこ吹く風)

じゃ、結局武器じゃん!

「べ、別に武器じゃないですけど・・・」(動揺)

ならサンディエゴで買ったあの鞭どこやった!
16フィートの!

「・・・・・・・・・」(記憶なし)

店員にお前には長すぎるって言われたのに
いいからよこせって、買ったヤツ!

「・・・・・・・・・」(2.3回振り回した自分を思い出し中)

と、若干論破されたものの、とにかくもう買っちゃったもんね。


そもそも、

手鉤という道具は大きく言うと荷鉤という種類に分類され

漁業で使われる以外、砂糖鉤だ氷鉤だといろいろ
先端にバリエーションが存在するわけです。

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同じ荷鉤でも林業や消防の場合は、鳶口(トビグチ)となり

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引っ掛け使用だけでなく、破壊具としても活用

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忍術で使用される場合は、手甲鉤となり

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壁登りに使ったり

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人の顔面を狙ったり。



ちなみに

海外においては、この手鉤に近いものは林業だと
「Hookaroon」もしくは「Pickaroon」と呼ばれており

フィンランドの有名ブランド、フィスカーズ製の最新フッカルーンだと

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アメリカでド有名ブランド、ログライト製のフッカルーンだと

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味気ねーな、メリケンはよ。

面白いのは、漁業における手鉤はフッカルーンよりも
「Pike pole」と呼ばれてるのが多いそうで。

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そして、あちらの消防も鳶口として使ってるツールの呼称はパイクポール。

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まあ、効率を考えるとみんな考えることは同じなのかも。


ちなみに日本で鳶口の有名な使い方はこれですが

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まさかと思って探してみたら

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このへんはやっぱお国柄の違いですな。安全に対する心構えが違う。


で、信頼と結束を持って鳶口で支える出初め式画像を検索してみると

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ずえー!多い!   バカ!

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ずえー!コドモ!  干しガキ!

もう何考えてんの!っつー画像ばっか出てきて、メデテーったらねーす。


いずれにしても、俺の世界観には必須アイテムなわけで

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今度どっかで鳶口売ってるのに出会ったら、必ず買うぞ!
オモチャや武器ではなく、もちろん資料としてだ!
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2017年06月12日

6月第3週 ハーフシェル週報

先週は材料探しついでに、手帳を探す。

若干仕事が落ち着きつつあり、いよいよ半年もお待たせしまくっている
トロフィー関係にも手が伸ばせそうという感じが来ましたよコノヤロウ。
加えて次のステップへの様々な構想を書き留めるべく、まず手帳が必要だ
ということで銀座は伊東屋に行ったはいいが…

どうなってんだ伊東屋!全ッ然ダメじゃねーか!イトゥーヤ、テメー。

なんつーかプロフェッショナルの文具屋ではなく、ファッション文具屋。
専門店かと思ってわざわざ足を運んだのにもー、ガックシ。
ブランド皮カバー並べて名入れサービスでご満悦の前に、まず中身充実させろ。
まさしくウワッツラだけ揃えれば満足という客層しか相手してなさすぎ。
結局ハンズで調達したんですが、よっぽどハンズの方が品揃え確か。

という怒りの日、ソフトクリームを3個食い

さらについでにこれも探して買う。

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数年前に  何度か   引き合いに出した

ヒキガエルの幼生問題の解答が入ってます。待ってたぜ。

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(偏ったお買い物)

買って完全にご機嫌で、ギヤ太もにーくーいー!と歌い続ける俺に
まだあきらめてないの?ソレ、などと外野の意見がありましたが
どこ吹く川辺にそよ風、ウィンドインザウィロウズ。
テメーネギと煮られてえのか、あきらめるわけねーですよ。

(ちなみにこれがそのソレ)
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キチガイカエル主演作としての最右翼

ウィンドインザウィロウズこと「たのしい川辺」は

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本国英国でTVムービー化された際にはこうで

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なんとテリージョーンズが実写化したこともあると今回判明(未見)

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おおー、飛ばしてます。見たい。

で、言わずもがなの日本で処理されるとこれ

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カーキチ設定をここまで伸ばす国風文化が火を噴いてます。

と、俺の頭がそんな両生類でいっぱいだと思うでしょ。

バカヤロウなにが両生類だ。
乾けば死んじゃうヘナチョコに用なんかねえ。
ファックザアンフィビアン。


数週我慢してたけど、ついに先週よせばいいのにもうどうしても
我慢出来ず買ってしまったのは



これだ!




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ヘイルレプティリア。

いやー、今、CG版の新しいカメ流してんですけど
なかなかこう、なんというか、しっくりこない。

もう昔のテーマ曲と吹き替えアニメが見たくてしょうがなくなり
VHSを買ってしまったという次第。

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緑ケースってのが、いい。もうインテリアにさえなる。


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しかし1本2話収録。話数あたりの空間占拠率がひどい。


ところが

このVHSでカメをわざわざ見たことなかったんですが
東和ビデオのロゴが出てくる段階で、ロゴのSEとかが
まったく入ってない。

あれ?おっかしいな、最近Vのデッキあんまり使ってないから
ボリューム壊れたかな?とグングン音を大きくしたけど

なんも入ってない、

と思った瞬間、タイトルすら出てないこの段階なのに

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いきなり大音量で「カワバンガ!」(+50)で叫ぶ亀たち。

吹き飛ぶ俺。


急な大声でTVが怒鳴ったのを聞いて、玄関にいたのに
「うるっさい!」と怒るツレアイ。

「音、でかい!」とカンカン。

いや、東和ロゴの段階で急にカメが叫ぶとは俺も思ってなくて、
ついデッキが壊れたのかな、とボリュームを・・・

「どんだけボク大好きな亀見てますアピールだ!子供か!」

違います、すいません・・・


で、萎縮しつつとにかくヘッドホンで見始めたはいいが・・・

ん?

俺の知ってる声と違う

調べたら

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ナニー全然違うじゃねーか。ビデオ版コノヤロウ。
俺の記憶はなんだBSか?テレ東版か?

でも大塚芳忠レオは新鮮でこれはこれでいいので
まったく新しい気分で見られます、嬉しいぜコノヤロウ。

しばらく幸せ。

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2017年06月05日

6月第2週 エクスタシーオブG週報

ここしばらくで圧倒的に俺の心を掴んで離さない作品
「ブックオブライフ」(以下マノロ)

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ギレルモデルトロがプロデュースして、日本公開するのかなと
思ってたらDVDスルーだったのでまったく気付かなかった作品。
ちなみにその時の情報は、メキシコが宇宙の中心って話って事。

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で、これがプロデューサーと監督。

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違った、これは食い殺されそうになったヒロインの
ペットの子豚、チューイのキャラクターポスターだ。




じゃなくてこっち



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この2匹は食い殺されそうになってません。


ちょうど5月頭の追い込み時、見損ねてたCGアニメ作品を
まとめて流してたんですが、失望するばかりにディズニーや
各社テキトー仕事が乱立する中、圧倒的すぎたのがマノロ。

きちんと子供に向け、独自の視点を持ち、主張をしっかり備え
マンガらしい気楽さと、大人向けサブカル風味を上手に混ぜ込み、
それでいて過去に敬意を払った上で、今を生きる者が成すべき仕事
(現代にやる意味)をキッチリこなしたもので、
もう30回以上見てますがまだ流せる。全然まだ新鮮に胸に来て泣ける。
吹き替えもクソ芸人やクソタレント抜きのプロフェッショナルオンリー。
素晴らしすぎてます。聞きごたえあり。

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各シーンごとに、いちいちどこが素晴らしいか語りたいくらいですが
大きいポイントはというと「地元愛」です。メキシコ愛。
ナショナリズムとはちょっと違う。まさに地元愛。
子供たちにメキシコの善と美徳の本質を伝えようという愛。

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それが本流にも支流にも随所にあふれているわけですが
その中で、ちょっと理解出来なかった楽曲の使い方が。

劇中で、オリジナル曲は決め時に、ありもののヒットナンバーは
サクっと盛り上げる時に使ってますが、他の映画のサントラを
そのまま流用したシーンがある。

使用曲は「続・夕陽のガンマン」のエクスタシーオブゴールド。
エンニオモリコーネの曲です。

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ガキの頃、我が家ではマカロニウェスタンやヤクザ映画を
極端に嫌ってました。ほぼ禁止ってくらいに。
理由は卑怯だから、だそうですが、当然親にそう言われたら
反発するのが男の子ですから、何本か見てみたわけです。

そしたらなるほど。卑怯。カタルシスなし。克己心なしの
開拓精神なし。矜持もなければジェントルハートもなし。
これは俺の好きな西部劇ではないな、と。
クリントイーストウッドも、若い時分がひどいのはともかく
年とった作品見てもダメだなこの親父はチンチンついてねーな、
としか思えないし脚本見る目もないし、普通に生理的な嫌悪感しかない。

ので夕陽のガンマンもイーストウッドもサンダー男道にとっては
まったくの認識の外。

ゆえにマノロの製作者がメキシコ愛としてこの曲を持ち出す
理由がまったくわからなかったわけです。
曲はいい。素晴らしくいい。
でも曲がいいってだけで使用したのではなく、理由があるはず。
そもそもマカロニウェスタンはスペインとかで撮影されてるし
特にメキシコ人が主人公でもない。モリコーネはイタリア人だし
なんでかなーと。

でその続夕陽のガンマンを見てみたらこれが・・・長い!
3時間あるんだけど、内容があって長いんじゃなく、
たとえば3人のガンマンの睨み合いのカットバック連射に
10分かけちゃう、無駄な長さ。もう完全に悪ふざけ。

でもエクスタシーオブが流れるまで我慢しようと期待してたら
まさかの汚い親父が無言でただ墓地を走り回るシーン(3分!)に
流れる曲。

https://youtu.be/ubVc2MQwMkg?t=45s

シーンはほぼうんこでも音楽は凄い。モリコーネの仕事は
否定のしようがないほど素晴らしくキャッチーで骨太。
画面を音楽が支えている。これぞ映画。の1シーン。


その後、マカロニウェスタンにも造詣の深い、ビデオの師匠に
話を伺う機会があり、メキシコ人にとってマカロニがどういう
位置づけなのか尋ねてみたら、納得。心の故郷説。


ちなみに、その師匠が以前、その方面で指示して出来たのはこれ。

https://youtu.be/tm78ml-OkEg

わかってる人がわかってる人に発注したお見事な仕事です。

というのを全部含めた上で、ひたすらその曲だけを聞きまくってる
時に見てきたわけです、ミュシャ展。

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言わずもがなの画家ですが
商業にまみれきってパワーを発揮してた画家が、人生の後半
地元愛に目覚めて、別方向に舵を切った作品群がまとめて見られる。

イラストレーターを意識した時、初めて名前を憶えて
ささやかな画集を買ったのがミュシャでした。
高校くらいだったと思いますが、その後、もっとグっとくる
たくさんの絵描きを知ってからは、特にそんなに意識することも
なかったんですが、後年、スラブ叙事詩の話を知るわけです。

地元愛、民族愛に目覚めた彼が描いた絵だとは知ってましたが
細かい事情を知る頃には、俺も大人になってまして。
そうはいってもこれくらいの仕事、愛情だけで出来るわけもなく
聞けばちゃんとパトロンついてたから出来た、とか。

なんだ、じゃあ恵まれてたんじゃん、と思ってました。

でもそれだけの仕事、この目で見て体感できるのであれば
必ず、と思って見てきたわけですが

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こ、これは・・・想像以上にデカイ。

しかもコントロールされた見事な仕事。
まず俺が発注されたら、どうする?
少しでも気を抜いたら完成までモチベーションすら保てない。
まず単純に内容を考慮しないとしても、このサイズの攻略方法を
確実なものにするだけでも、相当賢くないと無理。

加えて、絵具もこの量、維持するのは大変。その後の取り扱いも
含めて先読みして持ち運び可能に作らないといけない。

精密な元絵を基準に弟子に指示したところで、手直し量も半端あるまい。
さてどうやって攻略したもんか。
とまず、物理的な壁を前に圧倒されるわけです。

とにかく情報は受け付けず、体感できる感覚をフルに発揮して
存分に受け止めようと、本気で見てきた後、情報を知ってさらに驚愕。

一人で描いてたし、最初の1年では3作納品した。
そもそものパトロンも自力で見つけてきてた。マジで?

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 「マジだ。ナメんなよ」


現在の自分にとってミュシャは優れたデザイナーとしては
脅威を感じますが、描きたい方向性は俺の目指す頂とはまったく違うので、
やろうとしている事への作家的アプローチに関しては、
ああミュシャだな、というくらい。ご婦人受けしそうだなと。

しかし、外部に働きかけようとする男の仕事としては
括目する部分が随所にある。なかなかどうして男だぜ、と。

たぶん、かなり孤独感、孤立感と戦う時期があったと思います。
途中でチェコが独立した後、この作品に関しては居心地悪かっただろうな、と。
それでも国に尽くそうとし、協力を惜しまなかった。
誰に伝えようとしたのか。何を残そうとしたのか。

圧倒的な力量や技量とは別にその意気地に、男だね!と思えるわけです。

意味がある仕事が出来るのか、という問題は
仕事に意味を持たせられるのか、だけでなく
意味がある人生を歩もうとしているかどうか、という事にも。

消費だけで十分満足できる豊かな世の中です。
追従だけで十分満足できる。

しかし、それでも満足できない人々がいる。
より良くしようと、人生に意味を持たせようと
世界を前に進めようと、誰かに何かを伝えようと
善を足掻く人々がいる。果敢に挑む人々がいる。
たぶん、地元愛の本質は、クソ以下の選民思想みたいなものではなく
美徳の継承だと思います。正しく優しいことは、主張も維持も
難しい。それでもどうにかつなぎとめる努力をしたい。
自分の代で途切れさせないよう、踏ん張りたい。
その気持ちよくわかる。

マノロは大手映画会社に持ち込み、全社断られたそうです。
それをデルトロはメキシコにとって重要な作品になると
即決で支援を決めたとか。

その断った全社の作品より、マノロの方が良かったってのは
どういうことだ。

足掻く人々はカッコいい。
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2017年05月29日

5月最終週 トゥハブ週報

今回は文字だけ。
つまんないので面白いのを期待している方はスルーで。


ちょっと落ち着いた上に新たなTシャツも買わなかった先週、
納品ついでに出かけたのはプライズフェア。
まーレベルの高い、刺激的な造形がたくさんありました。

最近はデジタルでも凄いのが出てきて驚くばかりですが
そっちは精度たけーな、という驚きであって嫉妬や焦燥を
感じるのとはちょっと違う。

ところがバンプレスト関連の原型師の中には
俺が「死んで欲しいリスト」と呼ぶ、そうそう努力ごときじゃ
勝てねーなという焦燥感をがっつり食らわせてくる凄腕が多数いるわけです。

この「凄い」の中には仕事として早いというのも含まれてます。
上手な造形の中には、スゲー時間かけてて上手いのもありますが
よほどの大作家か大企業でもない限り、仕事でそういう時間ってのは
許されるもんではなく、いやいや、ちょっと無理でしょという
スケジュールが普通。

プロとしてやる場合、そうした無理なんつーものを飲むのも普通。
飲まなきゃ次回はないですからね。

でもそれが早いけどヘタだったらこれも当然、次はない。
手が早い上に、期待に応えられる程度に上手くないといけない。

と言うと、ずいぶんハードル高そうですが実はここまでは当然レベルで
そこそこ生き残れてる原型師はみんなこの能力ありき、です。


問題は、だ。

その上手いの中に、一般的に見てそこそこ形が出来てて上手いのと
「表現として上手い」という差があるわけです。

手が早い上に、ちゃんと企画に沿って造形出来て、さらに
おおそう来たか!というのをこなせる人が存在するわけです。
しかも複数。もうゾっとしますぜ、マジで。

手が早くてそこそこ出来ても、造形表現として優れてないのであれば、
安心できる。アタマの悪い造形は全然脅威じゃないですからね。
ずいぶん手間かけてるけど1mmもすごくねーな、ハハハ大うんこ
ってのも多いすからね。

要はスキルに加え、センスあるかねーかなんですが、
こればっかりは主観でも違うし非常に判断が難しい。
どう伝えても一生センスねーなこりゃ、って人もいるし
経験ないのになんでこんなにセンスあんの?という人もいる。

天性の勘みたいなもんだったら手の打ちようがねーぜ、とも
思いそうですが、俺はそうじゃないと思ってます。

より良いものを見せたいとか、より良いものを届けたいと
作り手がきちんと願っている時、興味をもって相応の努力をしている時
それは出るもんだな、と。強い好奇心に近いかもしれない。

現行の業界や趨勢をきちんと勉強していれば、いまどきそりゃねーだろ
という表現にはならないから、自然と工夫をするわけだし、
己が身に着けるべき個性や特性にも強い関心や努力が生まれる。


と、ここまで書いてきてなんですが
俺が進みたいというか、そうすべきだと考える造形の条件は
さらにその先にあります。

無茶なスケジュールに対応出来て、企画のリクエストに応える技術を備え
さらに現行商品の中で目を惹くだけの付加を与えられる造形をこなしつつ



感情を伝えられる、共感を呼べる造形にする。



結局表現ってのはコミニュケーションであって、コミニュケーションってのは
伝達だけではないわけです。

熱いものを作ったならば「これ熱いものですよね、わかります」ではなく
「うお!熱いぜ!」ってならなきゃダメなわけです。
そう出来ないならテメーがやる意味あんのかっつー話です。
共感させられないなら、そもそも表現する意味ねーだろっつー。
ウワッツラでピーピー言うのは3年目までにしとけ。

ここしばらくで、ずいぶんいろいろ考え、焦燥感や敗北感を感じつつ
どうしても目を背けられないものの意味をよく考えてます。
興味を惹いてやまない愛すべき作品群について。

ジャンルが違えどそのどれもに共通するのは、伝えるものがあるってこと。
伝えるべきものを備えている、というのが正しい表現かも。
その一直線さが、やっぱ届くわけです。俺のハートに。

持つ者と持たざる者。俺はどっちだ。何を迷うのか。

そういうわけで、凄腕たちの作品を見ても、凄面白映画を見ても
もうへこまないぜ。

腕と度胸と知恵と勇気で荒野を生き残ってやる。もう俺の中の太陽は曇らない。
ヌルくて優しい癒着とオッパイに囲まれる生活なんか、もう憧れない。
カサカサに乾いても、笑って死んでやる。

って思ってるって話。
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2017年05月22日

5月第4週 サイドショー週報

引き続きそこそこ命を削るだろうなと思ってた先週、
無事削り終わってまたしても死にかけ状態だったのに

翌日、

あろうことか朝6時半起きで出かけてきたのは

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国立歴史民俗博物館。

房州は佐倉まで片道2時間。遠い。ふざけんな。駅から15分歩くし。

でもなんで無理して行ったかというと、

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そして20日には特別上映があったからです。

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しかし結論から言いますと、大阪でやってた
みんぱくこと国立民族学博物館での展示がこれだったのに対し

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れきはくこと国立歴史民俗博物館の展示はなんとこの小さな1室のみ。

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見世物展示を期待して行った人がいれば、間違いなくインチキだ!と
なりかねない、ショボ展示。大阪に行きたかったなー。

しかも見世物文化というより完全に人間ポンプ安田里美を大フィーチャー。

里美の根性を主に見せられるというまさかの大カオス。

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(ブーーッ!じゃないっつーの)

どうやら人間ポンプは3人存在したそうで、その中でもっとも新しく
最後のポンプがこの安田里美氏だそうで。

小さな特集展示の部屋でまず里美VTR(ひさびさにガビガビのV)を
10分見られます。


内容は、
●コインを飲んでから紐を飲んでコインの穴に紐を通して吐き出す。
●生きた金魚を3匹飲んで出し、そのうち1匹は釣り針をつけた
糸を飲み込んでそれで釣って出す。
●鼻に鎖を入れて口から出す。
●碁石を飲み込んで指示された順番で出す。
●ガソリンを飲み込んで火を噴く。
●目に紐付きボタンを入れてバケツを吊り下げて本人が回転する。
などを見せられるわけです。


そもそもなんですが、俺が見たかったのは悲しい見世物の歴史。

親の因果が子に報い、奇怪な鱗が全身に・・・みたいな
緑の手書きの襦袢を着た娘を、カーテンシャっと開けて
シャっと閉めるみたいな、本当は見ちゃいけない
悲しいインチキを期待してたわけです。6尺の大イタチとかね。

ところがそんなのはタコ娘の「台」の展示くらいで

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とにかくなにがなんでもの、人間ポンプ推し。

そして目当ての13時半からの講演と上映
90年の「浅草木馬亭公演」の里美映像を講堂で流すわけですが
260名の定員に対し、ほぼ満席!どっから集まってきたんだ?

そして始まったのは、かなりきれいな映像になったものの
さらにお年を召した安田里美が登場し

いきなり
●鼻でハーモニカを吹く。
そして碁石や鎖を飲み込んだ一連の後
●カミソリの刃を飲み込む。
●鈴を飲み込んで体内で鳴らす。

さらに気合術なるパートに入ると
●紙でバケツを吊り上げる。
また目にボタンを入れバケツを吊り、さらに高速回転。
●腕に針を刺してバケツを吊り、さらに水を入れて回転。
●頭で瓦を割る。
●割ったビール瓶の上に寝て、腹の上の石にハンマー。
最後に、またガソリンで火を噴く。

など、実際は実に90分にもわたるワンマンショーだったらしい。

のを、見せられる俺。

途中、何度か気絶。

エレファントマンみたいなことになるのかと思ってたら
軽快な鼻ハーモニカから始まり、これほど多彩な芸を一人の人間に
詰め込むのかという、期待してた見世物ではなく
見事な芸人の生きざまを見せられた感じでフクザツ。
注文した料理と違うの出てきたけど、チョー美味ぇ!みたいな。

そもそもアルビノとして生まれて、4歳で興行に売られた彼は
最後ほとんど失明状態でありながら舞台で芸を披露し続けたわけです。
記録映像の段階で、ほぼ手探りでやってました。

一歩間違えば、というギリギリの芸は現在の我々が見ても
うおお!マジで?お爺ちゃんヤメてー!と思うようなものから
鼻ハーモニカの抜け具合かつ、軽妙な上手さとか、見せる為に
不快にならない明るさと工夫の素晴らしさに、安田里美最高!という感じに。


こっからマジメな話になりますが、

見世物の歴史は映画の歴史の前身でもあり、障害者の歴史でもあります。
俺はずっと障害者の中で生きてきましたから、光も闇も見てきて
とても他人事ではないという部分があるわけです。

根性の曲がった障害者もいれば、極めて知的な障害者もいる。
根性の曲がった健常者もいれば、極めて愚鈍な健常者もいる。
ここの線引きは、身体上の特徴でしかなく、笑われて平気な人と
そうじゃない人がいるくらいで、身障者も健常者も区別はないわけです。
笑わせたい人は笑ってやるべきだし、そうじゃない人は守られるべきというだけ。
そこを利用しようとするクソどもは断固憎まれてよし。

実際、ウチはバリバラ見て爆笑するけど、アメトークの3流やらせ芸とかは
吐き気がするくらいイヤなんで見ないようにしてます。
どっちが客をナメてるかは一目瞭然で、俺は単純にナメてる野郎は耐えられない。

ただどちらも歴史上は事実であり、どちらも同じ時間に放送されてる。
その内容を正しく記録し、提示することによって後世に判断を任せるのが
学問のとるべきスタンスであって、公平な立ち位置と言えます。

その点で、今回のれきはくの展示は通常展示と同様、実に腰砕けの
偏ったもので、がっかりでした。人の生み出した闇から目を背けてては
光の価値がわからないっつーの。だからこそ、今をより良くしようという
勉強のタネにならないっつーの。お前らがいる安全清潔な部屋から
気遣うケチな気遣いごときでは、全然救えないくらいのハードな傷を
バシバシ負ってそれでも毎日生きてるんだみんな。人間ナメんなよ、マジで。

そういう複雑さの他、テキヤの知識としての見世物興行の立ち位置とか
いろいろ興味深い点があったんですが、全部が全部食い足りなく、残念でした。


しかし!

安田里美は凄かった。正直、これを見世物というカテゴリーに入れるには
間違いなんじゃないかと思うくらい、芸。

上映の後の講演では専門家であり安田里美一代記本の著者でもあり
人間ポンプについて探偵ナイトスクープからの問い合わせも受けたという
本物中の本物の先生が説明してくれるわけですが結局
人間ポンプがどうやってるか、わからないという結論に!

マジデ!?わかんねーの!イマドキ??研究してたんじゃねーの???

碁石を分けて吐くのに那智黒石を水につけて温度差によって体内で識別して
吐き分けるとか、理解不能な話も出てたんですが、とにかく今もって謎。
そういう意味では神秘、そのまんま。

あんまり素晴らしかったので、

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記念にペナント買いました。


あとTシャツ。

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バカだから毎週Tシャツ買ってる気が。
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2017年05月15日

5月第3週 ガッキー週報

これは本格的に命を削ると思ってた先週、無事削り終わって
死にかけ状態でどうにか新宿で原型を手渡し、その足で
そうだ紀伊国屋の洋書と映画本コーナーに行って、
ササクレ立った心の表面に知的好奇心というニベアを
塗りこもうと思ったら・・・


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紀伊国屋・・・なくなってんじゃねえか!看板あんのに???

いくらなんでも、新宿でこのレベルの本屋までなくなっちゃうの!?
クソみたいに人がウロチョロしているのに!?
バスターミナルも出来て、ますます繁盛しそうなもんなのに!?

誰かが人生を賭けて書いた濃密な本や、成長を願って思いを込めた絵本や
その他いろいろ、何階にもわたってぎっしりと詰め込まれてた
膨大な人類の叡智が、ゴッソリなくなってるという衝撃。

そんで代わりに入ったのが、

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お値段以下、ニトリ!

このビルには俺が一生かけても読めない量の本が詰まってたんだぞ?
多様性を失った代わりが、粗悪品のクソ安家具?ご冗談でしょ?

マジであぶく吹いて失神するかと思った。完全に理解不能。

いくらなんでも駆け込みの本屋経営ならともかく、新宿で
紀伊国屋がそんな事になるなんて考えてもみなかったもんで
突きつけられた現実に30分くらい放心状態になる。
それにまつわるいろんなものも見えてきて、ますますショック。


その後、浅草で(わざわざ)ラーメン食って秋葉原でアメコミ買ったあたりで
完全に体力を消失。

しかし今日のメインは渋谷。まだ移動しなきゃいけない。

死んだ体はかろうじて俺の指令に応えているがもう

こんな感じ。

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今日を逃せばもうチャンスはない。
リザーブタンクにわずかに残った気力を消費しつつ向かったのは

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『ロッ研ギターショー at Amrita Custom Guitars』

最初に断っておきますと、音楽に関して俺は何もわかりません。
バンドやったこともないし、ライブにもほとんど行ったことがない。

しかし誰でもそうだと思いますが、人生において絶対に音楽は欠かせない。
スゲー好きな歌手もいますが、その一人が忌野清志郎。

そのギターが飾られてると知ってどうしても見に行きたかったわけです。

ちょい前、写真家埴沙萠氏の撮影道具を見た時は、その人と会話しているかと
思うくらい人となりが伝わってきました。傷の位置やナレ具合、道具から
人物そのものが浮かび上がるかのよう。

男が使った道具をこの目で見れば、必ず何か感じられるものがあるに違いない、と
完全な門外漢ながら自信をもって出張ってきたという次第。


先日、清志郎のギター本が出ましたが

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この展示会をやると聞いて先に読んで答え合わせをしたくなく、
見るまで買うのを我慢し、己の感性だけを頼りに見たいと願ってたわけです。


以前、清志郎人形を作った時、

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ギターを何にするか悩んだ事がありまして。

エレキではなくアコギにしたかったのと最終的に中野六区からの出馬姿を
作りたかったので、いろいろ調べたあげくギブソンのJ200というのに
たどりつきまして。
(当然ギブソンも知らなければギターにそんなに種類があるとさえ
思ってないレベルが調べるわけですから、難航)


それを1/6で買えればラクでいいなと調べたら、エルビスの人形が
それを使ってる。夢助のレコーディングの時に現地で買ったのは
たしかこんな感じだったので、いいんじゃないの?
サンバーンは後で吹けば楽勝だろうし

と思って買ったら、全然小さい。

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ちなみに本物のサイズ感はこう。

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使おうと考えてるサイズと比較したらこう。

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これはネックだけ流用して他は自作するしかないということで、
いずれマジメに作る前の仮モデルとして、これを製作。

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結局、仮のまま、全然ほったらかしなんですが
そういうわけで、少しは作ろうと思って見た分、
何か実物を見ればビビっとくるものがあると信じてたわけで






全然来ない。

というか、ギター、全然わからない。やっぱしわからない。

抱えている姿の想像すらできない。傷を見ても人間が浮かんでこない。
絵や彫刻を見て感じられる怒涛の情報が、沸いてこない。

これほど音楽は、いや楽器とは俺から遠いもんなのか・・・

と改めて思い知らされた次第。

でも、そういうのとは別にペタペタ貼られたシールの
ミンキーモモからプリプリベイビーモモちゃんが貼ったのか、とか
会場におられた山本キヨシ氏のご説明で、グロールシュビールの
ストラップロックはこうだったとか、

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お気に入りギターの裏面の写真を見せてもらえたりとか、
クロッパーのサインを見せてもらえたりとか、
アットホームな感じで少しだけロッ研の匂いは嗅げたような気がします。

ちなみに入場するとバッジを貰えて入場しなくてもTシャツが買えます。

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展示部屋以外のスペースは写真撮影可能で、ギターケースなどが。

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あの

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SAKUマシン人形もあり。


なんにつけ、本物を見る機会は逃しちゃいけないと思います。


じゃ、スゲーバカみたいだけど原画あるならマーベル展も行くかなあ。
でもスパイダーマンのとこでマクファーレンの原画が見えたからなあ。
そのズレっぷりにまた行く気が失せるんだよなあ。

で、ヘロヘロの帰り、ソフトクリームが食いたくなりヒカリエの地下で
しょうがねえジェラート買って食ってると、荷物番してて後から買いに行った
ツレアイが通路の向こうで

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????

そしたらこっちに向かって、すごい勢いで走ってくる。

バツのまんま! コエー!

これは


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フライングクロスチョ・・・

「それ豆乳入りだって食べちゃダメー!」

と、ジェラートを取り上げられる俺(←男涙の大豆アレルギー)

いやこれ、マンゴーとオレンジのだから全然・・・

「全部豆乳入ってるって!」

入ってるわけねーって、だってジェラートってのは

「お姉さんが全部入ってます、って!」

バイトのねーちゃんのタワゴトなんかアテになんねーって。
だいたい一口食って俺のセンサーが反応しねーんだから
入ってねーよ。ヒャクパー気づくもん、含まれてたら

「全部入ってますって・・・言ってた!(怒)」

というわけで、反論むなしくやっぱりアイスを取り上げられる。

結局、結果豆乳反応はなし。微量だったのか入ってなかったのか
バイトのねーちゃん情報の真贋はともかく、
俺のペプチドセンサーなめんなよ。
こと大豆に関しては勘が超スルデーんだぜ?

そんな事より疲れた体でせっかく求めたアイスを奪われたショックで
この弱った俺が死ぬっつの。というわけで、その後お爺ちゃんは
16時間、昏々と眠りましたとさ。おしまい。
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2017年05月08日

5月第2週 エビ汁週報

お前の落とした斧は金の斧かそれとも・・・

って、金なんか落とすわけねーだろテメー神様コノヤロウ

金で斧つくるバカがどこにいるんだ


俺の斧は、

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石だ!

つべこべ抜かしてると湖にションベンしちゃうぞ!

という感じでゴールデン無用な今週。

TVをほとんど流さず映画ばっか流してたので
チマタがゴールデンなのかどうかはほぼわからないまま。

余りに暑くなった作業場で氷を消費しまくってたら
ツレアイが出かけたついでにスタバのアイスコーヒーを買ってきてやるなどと
生意気を言いだす。

いろいろ飲み飽きてたので、仕事場に届くならなんでもいい。
じゃらじゃらと氷を鳴らしてたっぷりとベンティでも
届くのかと思ってたら

持って帰ってきたのが


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プロメテウスの黒汁程度じゃねーか。少ねーな!

どういうことだ!

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引っこ抜かれてーのか、首!
と無駄に噴き出す暴力衝動を飲み込みつつ話を聞いてみれば

持ってくる間に氷が溶けちゃうからアイスアメリカーノの
グランデを氷抜きで頼んだらアメリカーノはエスプレッソを
お湯で割ったもので、氷を抜きにするとアイスグランデアメリカーノは
結局ただのエスプレッソ3ショット分。

それをお持ち帰り用真空ボトルに入れてもらってきたら

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ま、プロメテウス汁よりは少し量が多いけど、そうは言ってもせいぜいが
ディストリクト9のエイリアン汁程度。

これ薄めて飲むのかよ。SFだな。

というのが今週最大の事件。

それ以外はずっと仕事。

もう今週は放っておいてください・・・。
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2017年05月01日

5月第1週 サンダリン週報

先日のキン肉マントイフェスティバルにてトークショーにお越しいただいた皆様
ありがとうございました。
だいぶ時間が押す中、強烈なライトの向こうを見る限り結構な人数に残って
いただきまして本当にありがとうございました2。

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左から天下一稲坂、サンダー俺、ダイナマイト延藤社長そろい踏み。

企画や調整を稲坂君がして、俺が作って魂宿し、延藤社長が生産管理した結果の
アシュラマン2.0。実は彩色した製品を見たのは、俺も稲坂君も昨日が初めてで
パッケージに入った状態を見たのは延藤社長も初めてと言ってました。
全員、初めて見て、おおー!と感動。原型段階で取りこぼした要素も
製品時にきっちりカバー(腕輪とか)2重3重の愛情体制。こうでなくっちゃ。
いやー、いい商品で一安心です。

さて

当日まで俺の方がどういう動きだったかと言いますと
トイフェスで6騎士サンシャインを展示したいという話が出てたので
それに合わせて超特急で作業してまして、当日展示したのがこちら

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完成度80%。

サンシャイン話、いずれ書くかもしれませんが
今回のトイフェスを外したくなかったのは、アシュラ2.0を買った人も
サンシャインを欲しがってくれるように、というアピール場所として
理想的だろうな、という事から。

技発動前、キャラの内面、忠実な再現度など、2.0としていろいろ考えて向き合うと
6騎士サンシャインというのは、実は出番が少なく、絵も情報も安定もしてない。
でも、ものすごいインパクトがあったわけですから「何か」があるわけで
それを今回出さねばならない。2.0として。

その答えがこの砂地獄。

後の友情を思えばこそ、この2人は一緒に飾ってやりたい。
もちろん単体で立ちポーズにもなりますし、単体での砂地獄も
十分絵になるようにしてあります。

しかし、加えて、もしもアシュラと並べるなら
当時アシュラと一緒に戦線に出たとすれば原作にはないけど絶対に
サポートしたかったろうなとの判断での砂竜巻台座つき。
(ちなみに砂竜巻台座は数日前まで延藤社長も稲坂君も知らない
完全俺判断なので製品化するかどうかはまったくの未定。)

そう思って作って、まさしく作業場を砂地獄にしながら作ったわけです

が!

前日

明日についての連絡は一切来ない。仮にもイベントスケジュールに名前を載せてる
それなりにその場にいないといけない人物であるはずの俺に、明日の情報が全然来ない。

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しかし原型の進行具合がマジでそれどころではないので、マジメにサンシャインに
砂をまぶし、その後考えることにする。



当日

自己判断で現地集合という流れだな、と理解した大人の俺ですが
一応開場1時間前に行ってみればすでに稲坂君到着。

準備をする延藤社長率いるCCPスタッフと合流し、いざ開場。

となったのはいいんすが、俺、物販イベントは初めて。
売る気マンマンの場所にいたことがないんすが、開場してみて驚愕。
CCPくじの列がすごい。結論から言うとそれから数時間
くじの在庫がある中、まー、人が途切れない。最後まで途切れない。

俺が出るイベントは「作品を見てもらう」を前提のイベントがほとんどで
「買う」という気のある人よりも「見たい」人についてしか考えてません。
だから買う気がある人々がブースに押し寄せる状況に、繊細な原型を
並べるのはあまりに危なすぎる。くじが終わるまで展示を見送ることに。

俺は展示するために来てるわけですから、そうなるともうやることがない。
売り子の手伝いは出来ないし、椅子もないので会場をウロチョロするしかない。

おかげでスパイスシードの原型やってる松浦さんとも久々にゆっくり話せて
それなりにエンジョイできましたが。
ちなみに松浦さんは俺が尊敬する原型師の一人で、稲坂君の師匠筋にも
当たる言うまでもないレジェンド級の腕前。稲坂君にも言ってますが
軽く俺の6倍上手い。胸を借りる相手としては文句なしの大物凄腕原型師。
その原型師同士の間では、スパイスとCCPはまったく問題なく楽しい関係が
結べているので、交流戦みたいなこともしてみたいですね、なんつー
話をしたりします。人気超人だけでなくマイナーでも味のある超人を
補完するのであれば、どうしても独力では無理ですからね。
立場は違えど楽しくお互い切磋琢磨やりましょうという話でした。

で、ようやくくじが終わって、一般販売が余裕が出てきて2時過ぎになって
そろそろ原型出せますかね、なんて感じでやっと展示出来た次第。

ツイッターにいい写真が出たんでお借りしますが

こんなイメージで作ってました。
アシュラ側から見たらこんな感じ。

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しかし今回の主役はあくまでサンシャイン。アシュラさえもかばってやるくらいの
圧倒的包容力とパワー。彼が後ろにいるから、安心して前に出られる、みたいな
感じが出るよう、原作の砂地獄発動ポーズに準拠しつつ一工夫。

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ジェロニモ戦1試合のみの6騎士サンシャインに思いを馳せた結果
こういう判断になった次第であります。
後のパワーアップ進化や製品化時の成型も考え、体形にはかなり苦労しました。
でも、文句なく6騎士時代が出来たんじゃないすかね。
みんなが見た最初のサンシャインはこれだろうぜ!って感じで。
いずれタッグ編の2人が出たとしても、この時代の2人も愛情込めて
並べられるのは間違いなし。青春の1Pなわけです。

で、砂粒も本物選んで使用しているわけですが
砂っつってもいろいろありまして建築模型や情景模型用に各種サイズがある。
その中から0.2から0.7mmくらいまでのサイズで6種くらい厳選し
テストしつつ使用しております。

たとえば本体から崩れた段階と、広がるに従って粒子が細かくなっていくのを
表現したり。

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で、いよいよトークショーになりますが

この段階で進行が押しすぎてて、ちょっと裏側は焦ってます。
開始時間を過ぎてもまだチャリティ販売の発表が30人分残っており
会場の時間はケツが切られている。もう顔出して挨拶だけで終わっても
しょうがないんじゃないの?という状況でのスタート。

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このトークショーを行うにあたって、実は事前に俺は質問事項を
稲坂君の方から文書でいただいてます。

というのも

稲「あの原型のあの部分、どうやって作ったんですか?」

俺「ん?えー、どうだったかな。覚えてねえな」

稲「じゃああそこのテクスチャーはどうやって」

俺「ん?あー、それは君の気のせいじゃねーの?」

ということで記憶力が弱い分際で、さらに説明を面倒臭がる
アホ原型師にトークさせるという危険を察知した稲坂君が
こういう質問しますよ、ちゃんと読んでくださいね、と
送ってきたのであります。稲坂偉い。


メールを受け取った俺は「オホー、マジメ!」くらいの半笑いでしたが
トークショーはきっちりその内容に従って進行することに。

そして彼が朝からホワイトボードだ、マグネットだと騒いでいた理由が
開始早々明らかに。

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キャラクター造形とは何か?

と突如書きだす稲坂先生。

人が変わったかのような流暢な喋りから、ほらこの黒板見ろ!的な
豹変具合に、俺びっくり。

どーしたんすかあれ、と延藤社長に小声言うと、彼は教員免許を
持ってるんだとの事。

ええ?先生だったのか!


じゃあ・・・







敵じゃねえか!

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(先生と呼ばれる存在に対しての基本的な俺の態度)

焼き入れられてえのか先生コノヤロー!
ちょっと早く生まれたくらいでエバってんじゃねーぞー!

という本性はおくびにも出さず、他人のつば臭いマイクに耐えつつ
それなりに答えましたぜ。大人になったな、俺も。

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途中「マジメか!」とか「ホメすぎやめろ!」とか3回くらい
叫びそうになりましたが眩しいライト越しに会場をみる限り
「ふざけんな稲坂先生よぉー!」という仲間はいない感じだったので、
お行儀よくしてました。

なんか会場ならではの蔵出し画像みたいなのはないか、ということで
顔造形の変遷写真や、パーツ分割写真とかを出したのと
会場でのネジケンの発表とかがサプライズ。

どうにか無事、急ぎ足で終了。
たぶん予定してた内容の半分くらいになっちゃってたと思います。
細かい説明とか全然できなかったし。
わざわざこの為に足を運んでいただいた皆様もいたようで
ありがたい限りです。次回あれば、余裕をもって行けるよう
今回の反省を生かしたいと思います。

しかしそれにしても喋れる男稲坂には驚きました。
立て板に水だったじゃん!と褒めときました。

そして本日から俺は真の地獄に突入します。
まず、砂の片付けか・・・
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2017年04月24日

4月最終週 チャンマコ週報

告知することがあるかと思ったけど、まだなし。
CCPアシュラの発送とトイフェスに合わせて…と思ったんすが

割と今それどころじゃない感じだし、情報明らかになるまで
全然どうでもいい話を、


先日、TVでプロ野球を録画しておく。


俺は書き初めに一球入魂なんて書いたりしてた野球少年でしたが
当時から野球にはまったく興味がなく(コラ)、その後も一切興味なし。

プロ野球なんか深夜番組の録画の邪魔、くらいにしか思ってない。

のに

なんで録画したかというと、鮎川誠が始球式やるっつーのを聞いて。

番組ではダイジェストで少しだけ映っただけでしたが、後々いろいろ情報を
仕入れて概要が判明。

聞きかじりでもあるんで、確実性は若干怪しいですが聞いた情報を列挙すると


ミュージシャンとして肩の心配はなくはなかったが、せっかく引き受けたので
家でやわらかいボールを投げて練習を始めた。

人の家の壁に向かって投げてるのはどうかと思い、娘がキャッチボールの
相手をしてくれたけど、女の子相手にはなかなか思うように投げられない。

タオルを振るといいよ、という話を聞いて全部試してみようとやってみる。

実際球場に立ったら、あまりの現場の凄さにもう腕がちぎれていいとさえ思った。


その結果がこれ。




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サザエさんが相手というのは聞いてたらしいすが、こんなこととは
思ってなかったそうです。

家族での観戦風景とか大型ビジョンに映し出され、実に楽しそうでした。
俺も話を聞いてる間、シーナの歌が頭の中に自然と流れて、
依然2人は一緒でしたぜ。
posted by サンダーロードスタイル at 16:23| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月17日

4月第3週 サルイジョー週報

先週は、久々に映画を劇場で見る。
納品明けの打ち合わせ明けで眠すぎて目が砂だらけだったので
見ないつもりだったんだけど、ここで逃すとチャンスないし
さすがにこれなら眠くならないかも、ってことで

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コング見る。



内容的には、星の王子ニューヨークへ行くの強盗役の時から

サル以下だと思ってた

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サミュエルLジャクソンが、

期待以上に


サル以下だったので一安心

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無駄な東宝リスペクト爆発も、なかなかスマッシュ。

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無事タコも食えてめでたい限りです。

途中CG見たら、ウジにたかられてるか毛穴からニルーってなんか
出てきたみたいでキモち悪いすが

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そんな不快感なんか、東宝コングの笑顔があれば吹っ飛びますな。

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こんなやっつけ仕事が大スクリーンで主役って、おおらかにもほどがあるだろ。

いずれにしてもしばらく怪獣映画には事欠かなそうな感じで結構なのはいいんすが
予算分、中国人入れるなら入れるでもっとちゃんとした役を与えてやって欲しいす。
意味なさすぎでさすがにあれはひどい。中華版だと出番が…あるわけねーか。

最終的に、パシヒックリムなんかいいから東宝金属三羽烏を投入して欲しいですね。

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メカっつーかロボっつーか。とにかくこういうの見たいわけです、みんな。

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ちなみに最近感動したメカっつーかロボはこれ。

ナイトライダーNEXTのカール。

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今さら見たんですけど、このシリーズ全然面白い。

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17話打ち切りだけどもったいない。



あと話は戻りますが、コングで惚れ直したのは彼



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健康的でいい男だわー。
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2017年04月10日

4月第3週 リバリバ週報

先週、念願の並河靖之展に行く。七宝工芸。

漫画ばっか読んでオモチャばっか買って口開けっぱなしで
全然工芸に興味のない人に説明しますが、
何を見たかったかというと要はこれです。

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琺瑯。ホーロー。

田舎の病院ホラーには不可欠な洗面器とか、ホーロー加工の典型。

もしくは田舎の廃村ホラーには不可欠な看板の加工処理とか。

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つまりは金属にガラス質の釉薬をかけてコーティングしたもの。

なんでも一番古いホーロー加工品は、紀元前1425年頃と推定される
エーゲ海文明のものらしく、青ガラスを用いたものはミケーネ文明とも
つながりがあるらしいすね。


ってことはミケーネ文明のこれにも

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ホーロー部分があると推定していいでしょう。


で、同系統の技術を工芸品としてくくったのが七宝。


有名な古い七宝と言えば、これですね。

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窯に入れたのか炙ったのか知らないすが、よくまあこんな
大きいのを、と思ったけどピラミッド建設に比べれば
楽勝プロジェクトか。

この有名な造形をモチーフにしたのがおそらく


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ゲンゴロウ怪人ではございません。


こちらでだいたい紀元前1300年頃ってわけですから、

ホーロー技術が如何に古くから確立されていたかはともかくとして

こないだアゴが折れてエポキシはみ出し接着で直した画像はこれ。

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ちがった、

これ

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時価300兆とも400兆円とも言われるマスクの修復に対しておそらく
使われたエポキシの値段は700円じゃねーかな。すげーな。
担当者、指10本切り落とされても文句言えないと思うけど。
俺なら足の指もついでに切り落としちゃうけどね。
ナメてんのか、って。


というわけで、世界中に古くからある技術、七宝が日本では明治になって
名古屋中心に発達したらしいすが、その中でも有名な七宝家が並河靖之。

その作品が目黒の庭園美術館で見られるっつーわけで、足を運んだわけですが

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並河靖之の作風というと、こんな感じ。

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作品を5個も見ると、んん?あれおかしいな。

俺こんなのを期待してたっけな?

超スーパーこまけーけど、全然グっとこねーな。
完全にこれ、金儲け用のチマチマ仕事でしかねーじゃんか。

というわけで、凄いんだけど完全に首をひねりまくる。

で2階の展示に行くと、同時代の別作家の作品があり
そこで濤川惣助(ナミカワソウスケ)の作品を見て思いだす。

ああ、俺が見たかったのこっちのナミカワだった・・・


西のナミカワこと並河靖之の有線七宝に対し
東のナミカワこと濤川惣助は無線七宝。

要は線で区切って釉薬を落とし込む有線に対し
釉薬の境目をなくしてグラデをかけるのが無線。

結果、無線だとこんな作品が出来る。

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細密な並河も素晴らしいすが、よりワンオフ感、作品感が
あるのは濤川作品。

どっちがどうということもなく、2人はいいライバルだったそうで
並河作品を見て濤川は七宝の道を決意し、濤川作品を見て並河は
奮起して新たな作風を導き出したとの事です。

明治初期の外貨獲得の商品として、並河作品が担っていた
責任や規模を考えるとそうだろな、と思うし、まずそれありきで
後から技法を発想出来た濤川作品の方向性もそうだろな、と。


商品的意味合いの強い工芸作品も、ワンオフの芸術色が強い工芸作品も
印象派もベルニーニもデンチューもゾンビプラモもですが
基本、見る基準ってのは一緒。

テメ、何がしてーんだ、です。

こまけえ作業を見せてーんだ、であればそこを見るし、
新しい表現してーんだ、であればそこを見るし
笑わせてーんだ、であればなるべくニコリ部分を探すし
同じ感覚を受け取って欲しーんだ、であれば出来るだけ偏見なく
それを感じ取るようフラットな気持ちで接するようにしてます。


同じ超絶細密なものも、ただ細かいだけの病的な繰り返しを
するようなものの場合、俺は「チマチマ」と分類して興味の範疇外に置きます。

その労力は凄いんすけどね。
超こまかいジオラマや造形もそうですが、スゲーんすがそのスゲーは
胸に来るスゲーと、全然来ないスゲーがある。
全然来ない場合は、たいてい手癖に近い、考えてない細かさの場合が多い。
ただひたすら偏執的に手を動かす。
悪いけど、そういうのは見てて気持ち悪い。わざわざ表現する意味がない。
ただの程度の低い執着を見せられ、悪趣味という言葉しか浮かんでこない。
サイズも技法も既存の「ありき」の要素に乗っかるだけで
一切意味を考えず作ってるものを見てしまうと、目が腐っちゃうわけです。

その逆に、細密さがビシっと決まった時の快感ったらない場合もある。

その境界線は表現したいものがあるかどうか、に尽きるわけで
作品を通してやりたいことがあるのかどうか、に帰結するわけです。

やりたいことが明確で仕事が丁寧なら、こんな素晴らしいことはない。

好き!や、こうしたい!が出てる仕事は本当に面白い。

後半の並河作品は、ライバル濤川技術を消化した上で、見事に自分の
方向性を発展させてて、ちょっと泣けるくらい良かったです。

なんつーか、踏ん張ったんだなーって感じ。


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1回行った事あるんですが、ちゃんと記憶出来てないので
迎賓館にはもう1度足を運んで、濤川惣助作品もちゃんと見てくる予定。

ちなみにやっぱりまだ一番感動したのは
尾張七宝で透き通った赤、赤透(あかすけ)を開発した
太田甚之栄作品で、それが一番まとめて見たい作家。


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明治前半、金を混ぜ溶かした釉薬をさらに重ねて低温で焼いたりして
透明な赤が出せる事を発見したそうですが、
形やサイズで焼成時間が微妙に変化し、数秒でも窯出しタイミングがずれると
釉薬が溶け出して色がくすんじゃうんだとか。

ちなみに赤透とはこんな感じで、海外ではピジョンブラッドと呼ばれているそうです。

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さらにちなみにですが、こちらのシシキュータマは

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1個1000円で入手可能です。

日曜日に口開けて子供番組見て、タマタマキューキュー踊ってないで
たまには明治工芸の技術開発と、表現の努力に想いを馳せるといいぜ。
posted by サンダーロードスタイル at 18:27| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月03日

4月第2週 オヒルネスッキ週報

先週はひさびさにCCPにてキン肉打ち合わせ。
いよいよ懸案の企画も形がはっきりしてきて、全員がやりたいことも合致。
まったく手つかずの今からもう、出来上がった商品を俺が手に取りたいくらい。
進行が実に楽しみです。相当愛情を持って立ち上げますんでご期待下さい。

で、透明シリコンあたまノビのスケ問題のおかげでまったく遅れに遅れ
疲れ切った状態ながらも貴重な外出なのでいろいろ片付けるしかない。
本当にやばい時しか使わないドリンク剤を飲みつつ、打ち合わせを終わらせ
その足で雨の中、渋谷は暁斎展へ。

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嬉しいけどさすがに暁斎展続きすぎだろ、と思ったけど見たことないの多い!おお!

アイデアってのは思いついた段階は基本、着眼点がいい程度で普通の事。
それを1段階進め、膨らませてやっと興味深いというか人目を惹けるかどうか。
膨らませたものを、ヒネって伸ばせたらやっと面白いという領域で、
基本的におお面白いな!ってのは、気づき、膨らませヒネって仕上げた3段階以上を
経たものであるわけです。
それをやすやすとやってのけるには、脳が常時回転してないと難しい。
思い込み(発展)と客観視(俯瞰)のバランスが重要だと思うんですが
暁斎はそれが出来てるのが素晴らしい。
普通にマジメな絵描きとしてもすごいし漫画家的浮世絵的な遊びもすごい。
応挙や国芳の先に現れた人だな、と頼もしいやら誇らしいやらで。

これとこれが同じ脳から出るもんですかね。

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昔はマニアックな妖怪画描き程度でしか扱われず資料もなかなか手に
入らなかったのにこんなに簡単にたくさん見られて嬉しい限りです。
行けてよかった。

ただポスターの通りのセンスのなさが爆発していたグッズや図録は
買いませんでした。

確認し損ねた1つに、「鷹に追われる風神」がジョサイアコンドルに贈られたものと
書いてあった気がするんすが、そうだとするとこれは琳派云々の遊びというより
もしかしてコンドルを喜ばせてやろうとしたお遊びだったのか、という話になったけど
確認する方法なし。誰か調べられたら結果を教えてください。

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作品はカルテみたいに数字ばっかり突き合わせるんじゃなく、文化的側面から
交友や時期をきちんと見た上でないと意味わかんないですかんね。




そしてその足で、高円寺は豆魚雷へ。

取り置きをお願いしてましたショウリンカウボーイ邦訳版の引き取りに。
なんでわざわざ通販ではなくここでお願いしたのかというと
最初に教えてくれた情報元だからです。
どこで買っても同じだし、安かったりポイントが付いたりした方が
いいのはわかりますが、俺はちゃんとアンテナ立てて情報を教えてくれた事に
ちゃんと評価と御礼をしたいわけです。今後の信頼度も上がりましょう。

待望の翻訳はどうだったかというと、
今回邦訳されたのは言ってみればシーズン2であって面白いのはシーズン1。
この話の前のブっ飛びぶりがあっての今回のゾンビ斬り放題なので、
そこ訳してねーのかよ、というがっかり感はなくはないですし、そもそもの
今さら感もなくはないですが、そういう複雑な個人的胸中を差し引いても
感慨無量であります。ちなみに渋谷の本屋でアメコミコーナー見たら
マーベルDCの新刊ラッシュの中、ショウリンカウボーイはありませんでした。
売り切れたのか、場所争いに負けたのかいずれにしても本国と同じく
マーベルDC天国相手に弱小出版社打つ手なしって感じで寂しさ一抹。


それはそれとして豆魚雷に話は戻りますが
本を受け取った俺を呼び止めるメルビン桑沢氏。

差し上げたいものがあるとおっしゃる。

もう持ってるかもしれませんが、と言うので
なんだかわかんないけど「持ってません!」
病気と請求書以外ならなんでももらうぜ。ちょーだい!

これはアメコミかSF系かステキでさぞマニアックなものを
俺に用意してくれたに違いない。ありがたく頂戴いたします、と
口をパクパクする乞食俺。メルビン氏、裏に引っ込んで持ってきたのが






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ポッケ!のぬいぐるみ。

すぐアメコミSFモードが吹き飛んで、教育モードの俺、大喜び。
ありがとうございます。振り幅がでかいぜ豆魚雷。
一応、消費者全員になりかわって「ミニ四駆仕入れたヤツ正座」
という総意は俺が代表して伝えておきました。

そんなわけでホクホク家に帰ってゆっくり開けてみたわけですが・・・・



似てねえ!

劇中がこれで

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タグがこれで

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どーしてこうなるのか。

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版権仕事ナメてんのか!ぶっとばすぞ!


しかしわざわざサンダーのバカが喜ぶだろうとメルビン氏が
ご用意してくれたこのクソポッケを(言うな)
このまま死なすわけにはいかない。
俺の手元に来たオモチャは、本懐を遂げてから死んでもらう。

よーし、一時間だけお前に時間を割く。俺が救う。


くらえ







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ダメージ加工。


おおー、ちったーマシになった気がする。

この食いしんぼめ。


ちなみに本物はこんなだ。

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みんなも自分だけのポッケ、作りな!

作ったらマジメに仕事しろ。約束だぞ。
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2017年03月27日

3月最終週 ドーデモ週報

このところ考えることが多く、いろいろまとまらーず。

仕事が忙しいのはともかく、トロフィーに着手出来ないのもともかく
そういう事とは関係なく、夏のWFは申請しませんでした。

イベントに振り回されてる事自体俺の中ではもう疑問がマックスで、
それが冬で爆発。頭冷やす為にもちょっと1回休もうかな、と。

ちなみに全然関係ないすが、こないだのWF当日朝5時、

駅の券売機の異様な光り具合を見てマジで驚く、ピュア俺。

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なんだこの光は、ロボットレストランか。

じゃ、完全に頭おかしいじゃねーか。

つーわけで、夏WFは遊びに行くだけにする予定。



さて、先日ちょっと考えさせられる文章を目にする。

男性はモノに優劣をつけて主観を語る、という内容。
いいとか悪いとか傑作とか駄作とかつけて面倒臭いという女性側からの意見。

なるほど、考えたこともなかった。

確かに偏った主観を押し付けられるのは、幼稚でうっとうしい。
俺は他人と作品の話をほとんどしないけど、それが理由だと思います。

でも同時に、強烈に、作品に優劣はあると感じてもいるし信じてもいる。
見るだけで泣けてくる、恋心を抱くような感情が湧き出してくる作品があるわけだし。
作り手の本気を感じた時、輝きが数倍になり眩しくて見てられないほどの
作品が存在するわけです。

今期、3回見逃してた漫勉。先日やっとながやす巧の回を見ました。2回。

その中で、ちばてつやに対する憧憬を口にし、数ある作品の中から
ジョーが最高だと言う。
議論の余地はない、その人の主観による最高。

くだらん相手だと、何が最高論とか無駄な話になるのかもしれないけど
そういうことじゃない。
これは相対的に何が最高に位置する作品かという話ではなく
この人物が心の支えや規範としている基準が何か、理想や目標が何か、
つまりこの人の魂が見上げているものが何か、という話です。

そうなると、もう圧倒的に聞きたい。知りたい。

何を考えて作ってたのか、作ろうとしているのかを強烈に知りたい。
自分にとって傑作と感じる理由、恋心を抱く理由を知りたい。
人が、何かに魅了される話は本当に面白い。そこに人間の魅力がある。
だからそれを知りたい。

ブルースウェインも言ってた。「私は謎が嫌いだ」

俺も自分の内部に謎が存在するのが嫌い。
なぜそんな感情を抱くのか理由を見極めたいと強く思うわけです。

そしてそれはなぜ俺が作ろうとするのか、という理由の探索でもあります。

時間潰しの手慰みなのか。過去からの蓄積がそうさせる惰性なのか。
他人の気を惹きたいツールとして利用しているのか
それとも、目を潰され、手を失ってもなお挑みたい本懐なのか。

今なお、そういう事で猛烈に悩むわけです。
ほぼ答えは出た、俺はもう仕上がりつつある、揺るがない、と思えたような
気もしましたが、まだビュンビュン揺らぐ。大木には程遠い小枝のまま。


もうけようと思って始めたことじゃない、とながやす巧は言ってましたが
確かに。

社会通念や習慣でついつい自分の進む道を既存路線に設定しがちですが、
それは正しくない。
自分が本当にやるべきと信じる道はなんだ、という話であり
俺の大地は俺の足元から広がってるのであって、世界の広さや知識に流され
今の足元や一歩をもっと強く、確かに感じなきゃいけないわけです。
じゃないと前に進めない。目標を睨めない。
情報の波に心地よく身をゆだねて翻弄されて、さもその情報が価値あるような気に
させられてますが、俺のポイントは波じゃなく、そこに流されてる俺なのに
波がさー、とか平気で言ってる狂気。テメーを見失ってるにもホドがある。

一点の曇りもない結晶になるのは、どうすればいいのか。

ちょっと最近、世間に流され続けてたけどそれを思いださせてもらいました。
そんなこんなで、最近すごく考えているという話。

そして当然、結論は作品で出す。俺を問うぜ。
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2017年03月20日

3月第4週 メンフィス週報

1950年代、アメリカは人種差別が激しく現代から見れば
狂気とも言える風潮が根付いてました。
知らない人は公民権運動で調べるがよし。

そんな中、アメリカ社会は特需景気の影響で少年少女の小遣いが増え
新たな欲望と市場を生み出したわけです。新たな購買層、いわゆる
ティーンたちは新鮮で強烈な刺激の元を、社会が否定しようとしている
黒人文化の中に見出し始める。黒人文化の持っていたリズムです。

しかし、それを素直に受け入れられる若者はまだまだ少なかった。
若者の奔放さ闊達さをもってしても偏見の壁は厚かった。

そんな頃、黒人のリズムで歌える白人のシンガーが現れる。
ラジオで彼は黒人と思われたくらい、本物のリズムを持っていた。
それでいてカントリー&ウェスタンの匂いも備えている不思議な若者。
彼は軽々と人種の壁を乗り越え、偏見も差別も意に介さず、
やりたい音楽をやってのけた。
些末な事に騒ぐ世の中に、彼の歌は突き抜けて届いた。

その成功例にあやかって、ショービジネス界は黒人文化を取り込んで
白化させようと策を打つ。黒人のリズムは金になる。
だから白人による黒人ナンバーのカバーを出せばいい、と。

しかし白が歌えばOKというクソみたいな流れに、当時の若者たちは
きちんとNOをつきつける。白でも黒でもどうでもいい。
ただ、本物が聞きたいと。その結果、ヒットチャートに黒人が上がり、
もはや若者の間で人種差別は激減。
彼らは大人の思惑と関係なく、新しいリズム、新しいメロディーを求めた。
激しいものから甘く優しいものまで、リズムパターンではなく
文化としてのロックンロールの繚乱がそこに生まれていた。

大人達は容易に御せないそんな風潮に恐怖し、ロックンロールを
悪魔の音楽として糾弾、非難し、メディアごと封殺しようとする。

数々の不運も重なりやがてグッドオールドロックンロールの時代は終わる。
偽物の代替品である粗悪なポップスが乱造され、市場は満たされた。
だが、ロックンロールは扉を押し開いて倒れた。
そのエネルギーには生まれる意味がちゃんとあった。

その後、世間に対する反骨心の象徴としてロックという言葉が残るが
ロックンロールの本質は反骨じゃない。
心の弱い人間が社会に対して意地を気取る為に使う道具じゃない。

形を成す必要がないくらい、幼く、まぶしく、素直にリズムを
ただただ明るい未来を求める純粋な気持ち。

さあ行こうぜ!ってのしかない。

ゴツイ黒人ドゥワップから優しいメガネの青年や可愛い少年まで
すべてひっくるめてロックンロールだった。
恋する気持ちに共感し、湧き上がるパワーの扱いに悩み、見えない未来と
行き先に迷う気持ちに対して、せめて明るく立ち向かう元気を勇気を
与えようとしてくれるのがその本質だった。

ロックという言葉に破壊的な衝動や意味合いを感じる人もいるけど
違うんだな。ロックンロールってのは。


社会的生物、人類の手に入れた文化的な美徳として
義理、人情、ロックンロールはとても重要。
その素晴らしさは一生かけて俺が体現する。


善くあれ。

その通りだぜ。

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2017年03月13日

3月第3週 ザエモン週報

先週土曜、仕事が一息つけたので念願だった弥生美術館は平田弘史展へ。
あまりの忙しさに前期を逃し、しかも今回行けるのが人の多そうなサイン日。
本当は誰もいないところでゆっくり見たい自分には、なかなか腰が引ける。

そもそもサインが微妙。

もちろんサインをもらうのは超嬉しいす。
ただ仕事をやるようになって、そう単純に「ファン」の姿勢を出すのは
難しくなるようになってまして。

というのも、同じく仕事している立場である先人相手に、ファンという
享受一方の立場を表明することは(そんなことを考えるのは俺だけかもしれませんが)
先人が開いた地平にオンブにダッコで甘えたガキのままです、という
宣言にも思えるわけです。
憧れを表明するのは全然いいです。しかし同じ土俵を目指す現代の俺らは
先人からよくやったな、と肩を叩かれねばいけないのであって
目を輝かせて尻尾ブンブン振ってるけど、まだ仕事は全然出来てませんでした、
では許されないと思うのです。つーか完全に許されない。

だから尊敬している人には、どうしてもファンではなく同じ志を持つ
「人」として会いたいというのが俺の願い。

しかしそれとはまったく別に、人生そっちにドップリ浸かるくらいに
作品が好きでたまらないからカタギじゃない生活しているわけであって
世間一般よりも遥かに巨大なファン部分ってのが芯にあるわけですから、
そっちはもう犬状態で尻尾ブンブン、クレクレクレクレクレクレと
サインがもう、超欲しくてたまらない。
使ったペン先もらえたら一生笑顔でいられるもんな。わかるでしょ。

なので
創る側が負うべき責任と矜持 VS 通常を遥かに超える病的なまでの愛情。

そのせめぎあいの中、先日の谷口ジローですよ。



俺がプロになるべく最初に作品を持ち込んだ一人が高柳祐介さんでした。

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以来、上京してから何度も仕事でご一緒させていただく機会があった
俺の中では永遠の師匠に当たる人物です。天才の一人。

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その工房に谷口ジローの事件屋稼業の深町の絵が入った名入りの色紙が
あったんですよね。「うわすげえ!」と本気でうらやましがる俺に、
最高だよな事件屋稼業、いいだろこれという話はずいぶん盛り上がったもんで。

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当時、失敗するとファーック!と言ってたのは高柳さんと俺とサイバーブルーだけで
アメコミと同時にブランカの話ができたのも高柳さんだけ。
ナックルウォーズが如何に胸に来るか話せたのも。
俺も原作者関川夏央の講演会聞きにいったりしてましたが周囲で
そんなジロー最高話で盛り上がれたのは高柳さんだけでしたから、
やっぱサインの意味と価値が違う。
しかも宛名も高柳さん江というよそよそしいものではなく、確か高柳君へとあって
それがまた近しい感じがあって、東京ってスゲーなーって感じでした。
こんな作家と知り合えるんだ、書いてもらえるんだーって。



その高柳さんだけでなく、谷口ジローさえもこの世にいない。

あれだけ盛り上がった自慢のサインは、あれほど喜ばせた主を失ったサインは
今頃どこでどうなっているのか。

人が死ぬのは自然なことで、別に悲しむ必要はないけど
とても寂しくはあります。

一度でいいから谷口ジローの人となりを、この目で見て感じたかった。
高柳さんはずいぶん一緒にいたんで、死んでも死んでない。
会ったからこそ、声が聞こえるようで俺の中ではそんなに寂しくない。
いまだに造形のダメ出しをよく食らう。

でも谷口ジローはもう知るチャンスないのか、もう作品を読めないのかと思うと
体調に響くくらいショックと喪失感がある。マジで泣けてくる。
稲見一良の作品やシートンを同列に扱える作家が如何に稀有か。
失ったものが大きすぎて、まだ受け止められないくらい。


作品が出れば必ず買う漫画家。
それくらい惚れ込める作家ってやっぱり貴重なわけです。

だからその人を生で感じ取れるチャンスがあるなら、そう簡単にナシにしちゃいけないと
痛感した矢先のこの平田弘史サイン会。

俺のクソみたいな面子なんざともかく、平田弘史だもん。やっぱ行くしかない。
ファンでミーハーでいいじゃないかと決意。
伊豆への土産に、こんなに人が集まったんだぞとご家族に誇れる数字の一つとして
そこにいさせて貰おうじゃないか、と思ったわけです。


まず

前日夜2時に、サインってどうやってもらうのかなー、色紙とか用意していかなくちゃ
ダメなんかなー。筆は向こうが用意するだろうけど、ペンとかも用意した方が…と
ブツブツ言ってる俺に「サイン会の概要チェックしてないの?」と驚くツレアイ。
ウソでしょ?と言われながらHP見てみると、確かにいろいろ書いてある。
基本、そこで買ったもんじゃなきゃダメなんだって、と言うと
「普通そうだって普段自分で言ってたくせに、なんで自分の番になると忘れる!」
と呆れられる。なんだよコノヤロウ、それくらい俺だって

「指摘してなかったらバカみたいに自前の色紙持って駆けつけて、
書いてもらえない色紙持って、一人だけションボリって事になってたぞ!」と脅される。

さ、サイン会怖ぇ・・・!

わざわざ足を運んで貰えない可能性がある!?  チョーこえー!

しかし冷静に考えればそりゃそうだろうよ、そんな脅かしが俺に効くかよ。
貰えるように早めに行けばいいんだよタリメーだろ。
とにかく俺のテンションを邪魔する一般論をのたまうウルセー外野(こら)は無視するとして、
雲の上の人に会うのに帽子は失礼なので散髪して身なりを整え、現場に向かう。

会場到着は整理券配布開始の30分前だったけど、もう列が出来てる。
おじさんの列が。(後でわかったけど最初の人は朝7時からいたそうで)

9時半到着の俺で30番。で、美術館入ってサインもらうための
画集かポスターを購入するんだけど、

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一番欲しいこのポスターはもう持ってるし、実はそこにサインももう入ってる。

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画集も、もう持ってる。

持ってないのは武者ポスターなので、それを買うけど、これどこにサイン書くのかな。

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で、もろもろ手続き済んだので、いざ念願の作品を見始めると・・・ん?

んんん???

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まったく胸に響いてこないぞ?おかしいな、あれほど大好きな作家の原画なのに?

前日原画を見る意味について少し話してたんすが、以前にも書いたかもですが
原画って、すげー浮かびあがってくるんですよね。その筆致や傷から創作の苦労が伝わる。
ペン先の抜重や運びに、作者の感情を感じられる。やっぱ原画じゃないと伝わらない
事ってスゲーあるんだな、と思うのが常ですが、それがない。
本来すごく最強に原画にパワーがあると思える作家なのに。

来る前にマンガを読み直して、本当に平田弘史は凄い!信じられない!と思ったばかりで
この感覚が出てくるのはちょっと不思議で、いまいち受け止められない。
先日のオサム展の方が手ごたえあったぞ?

今となって落ち着いて考えてみると、漫画原稿の展示や回顧という点では
ちょっと食い足りない感じだったのかも。

どうも平田弘史の周辺は、この人を侍アイコンか何かと思って軽々しく扱う
俺とはまったくソリの合わない輩が実に多い。
実際の表現云々を問わず、その価値や発想を問わず、不勉強な自分基準の
ただただ凄いのモノサシ、技巧や姿勢の尺度としてしか扱わない連中す。
展示の構成にそういうのがハバ効かせてたんかなあと。
だから漫画家としての技術や姿勢よりも文化的な背景込みで展示しちゃって、
作家の息遣いや汗や涙に無頓着だったのかなあと。
あと展示の距離もある。物品向けの距離。
でも伊藤彦造ん時はそうでもなかったしなあ。つくづく響かないのが不思議。

もしくは原画が印刷に変わっても、平田画のパワーは損なわれてないという事か。
損なわれづらく書いているのか、ちょっと今回の展示だけでは俺には
わからなかったですが、そんな感じもしました。
いずれにしても大好きな作家の原画を前に、輝きを感じられない
しかしパワーは感じるという新鮮な経験で不思議体験に近かったっす。

ちなみに北島サブちゃんが目の前で歌って、1mmもハートに響かなかったのは
音楽というもののとらえ方が違うからだとすぐわかりました。
ああ、この人は根本からダメだという爆発的失望というか異人種感とは、
今回のはちょっと違う。不思議ではあっても失望はない。ほんと不思議って感じ。

で、11時には見終えてしまったので14時まで仕方なく時間潰しがてら
秋葉原まで出張って色を買い、戻って来たらもう説明開始中。

先生はご高齢なので無理はさせられない。ご本人はやると仰ってるけど
その辺りはお察しください、サインは名前だけで、と。

そしていよいよ先生ご登場。

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思ったよりお年を召されておられます印象でしたが、80だもんな。当然です。

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まず震災への黙祷があり、それから準備開始、サイン会が始まりますが
サラサラ、ポイ!じゃなく、一筆一筆、唸り声さえ上げて書かれております。

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30番の俺の順番が来るまでサイン会開始から約1時間。
その間、ツーショット写真から握手に応じ、気合を入れて書く先生。
もうこれは時間がかかってもしょうがないけど、体が心配。

だって整理券だけで80枚配ったって言ってたけど、これから数時間この調子で
やるわけ?ウソでしょと。
スタッフは墨書なのでドライヤーで乾かしたり、進行番号貼ったり、写真撮ったり
落款押したりと大回転で頑張っており、先生もずっと座らない。
ある種こんな状況をそれなりに的確に捌いている弥生美術館もすごい。
特殊なサイン会ぶりが、これまた新鮮で不思議。


いよいよ俺の番になり、無事サインをいただきましたが

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目の前で動く、筆運びから生み出される情報量に衝撃。

ああ、これだ。これが平田弘史だ。

老いて、しかも痛めた右手に筆を持ち、しばらく場所を見据えて
一気に筆を下げる。たっぷり含んだ墨が、みるみるその世界を生み出す。
弘の弓ヘンで一瞬つまづくように見えたところから見事に流れが生まれ、決着。
史の払いが長い!カッコいい!落款の位置を指示して、そこに打てと!
ああ俺のもらったサイン・・・一番いいかも!!(バカ)

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まさに魔法のような、しかし濃密な数秒でした。

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基本、書だなんだと言ってる連中は興味の範疇外。
TVで出てくる書道家見ても、中学生みたいな自己顕示欲以上の要素は
感じられないしあれだけ騒がれた榊バクザン先生だって、俺から見たら
別に字に人生賭けてないけど上手く取り入った高級メロン。
仏像の中にそれ入れる?後世で開いて笑われんじゃねーの?って感じ。

しかしこれほど雄弁に弱々しくも力強く、ゆっくりながらも勢いのある
文字を生み出す様を目の前で見せられ、己の狭量と不勉強を恥じるしかなく
平田筆の濃密な背景に、猛烈に感動しました。
これは表現に値する1ジャンルだな、と。なるほど、みんな望むわけです。

そしてなんとその後130名近くもサインされたとか。
終わったのが18時過ぎだそうで。

実際、傷めてないご健在な左手で握手していただいたけど、その力強さは
生命力というか、生物としての芯の強さが感じられ、実に頼もしかったです。

なんつーか、想像通りスゲー爺いって感じ。カッコいい。
俺らがガキの頃に見た老人たちはこんなだった気がします。
年を重ねることをマイナス情報として喧伝する現代ですが、そうじゃねえ。
上手くジジイになることはこんなにも尊敬を集め、こんなにも手に負えない感じで
こんなにもカッコいいんだと。

朝から、今日はファンに徹する、ミーハーに徹するぞと言い聞かせて
行ってきましたが予想以上の収穫と衝撃に感謝感激でしたぜ。

サインはそれに意味があるんじゃなくて、もらってる瞬間こそが
大事なんだなー、と今更学んだ次第であります。
いやー、一つ大人になっちゃった。
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2017年03月06日

3月第2週 マメギョタ週報

先日1日、ついに地獄のゾンビ黙示録「コンペ・オブ・ザ・デッド」の結果発表。

各部門の優勝は以下の方々となりました。

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WF会場での票から、関係者票を加えたところで、サウンドトラックオブザデッドが逆転。
実は合算しなくても関係者票だけでも優勝となってたので、底力を発揮してましたね。
作られたドモンさんとはリアルフィギュア応援団の留守番で一緒に並んでたんですが
顔作ってもらいてーなー!自分の人形もっと欲しいなー!と言っており
(この時点で自分の人形売ってんですが)まだタケシ人形が欲しいそうで、ナイス煩悩。
どうなるか俺もまったくわからなかったんですが、結果見事優勝を勝ち取りましたね。
改造レベルや塗装もそうですが、着眼点からの展開のさせ方とまとめ方が見事。
おめでとうございます。念願通り、俺が殺して差し上げますぜ!

そして彩色ではQ−KONさんのウェイトレスさんがごぼう抜きで優勝。
実はWF会場での票はギリギリというか普通でしたが関係者の評価が高かったですね。
模型業界の人の評価も高かったんでこちらは玄人受けした、という感じでしょうか。
自分から見てもさすがのまとめ方で、お見事と思いました。おめでとうございます。

実際、会場で見るのと写真で見るのでは作品の印象はかなり違い、実物ならではの
アピール力をもった作品というがあるんだな、と他人事のように痛感しました。
凄く精緻で細かくても賞レースという点ではさほど問題にならない場合もあり
その辺りは微妙ですよね。運不運も大きくあります。ま、世の中そんなもんす。

自分が賞レースに出た時は、正直自分が一番スゲーと思ってはいても
賞や票の顔色を伺うのは恥と思っちゃうわけで、俺が今回出場してたら
すごい出落ちで笑われて終わり、という感じだったんじゃないかと思います。

その意味では、優勝作品に独特の華がありますよね。
賞を狙って取るのもよし。納得を狙って我が道行くのもよし。
みなさんそれぞれの楽しみ方で気楽に結果を見てもらえばと思います。
予選なんつー生意気な感じでくくりはしましたが、そこに選ばれなくても
評価が高かった作品もあるんですよ。
そのあたりはほんとに寸評ながら、全作品にコメントさせていただきましたので
後程、地獄のゾンビ黙示録イベントサイトなどで御覧くださいまし。


さて、先日は打ち合わせで久々に出張るついでで、優勝トロフィーの
準備というか材料を買いに。
そんなんアリモノで十分じゃねーのか?と思われましょうが、

バカは黙ってろい!

7個もあるんだぞコノヤロウ。しかも既製品木製台座探したらそれだけで
ウン万円かかっちゃうっつーの。さらにその上にはVHSだぞ。
加工も含めたら自作が最短だろうがい!いやもう言うな。考えるより手を動かす。
頭使って効率よくやってやらい。仕事に合間にだけど。

ちなみにニコ生での優勝者発表用のこの封筒。

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前日朝4時に、幼稚園児よろしく真っ赤な絵の具を手に塗ったくってパターン考えつつ
4種の手形封筒作って厳選した結果の(アングラ臭を出すなというダメ出し食らいつつの)
使い捨て一発封筒だったんだからな。
期待している人がいるならなるべく応えたいと考えるのが男。
一瞬の煌めきに常にフルパワーで挑む。男の生き方ってのは、そういうことよ。
無駄にバカ度で勝負するならまだまだ全然戦えるんだからな。


さて、そんなこんなの先週。

ついに、

つーいーにー

ファンコのクイントが豆魚雷より到着しましたぜ。
ニコ生ん時はまだ入荷してませんでしたからね、わざわざ送ってもらったわけです。
どこまで世間に迷惑かけるんだクイント。

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言っちゃなんですが、たかがこんなモンに一体どれだけ無駄に待たされたか、
一体だれが悪いのかよくわかんないすがとにかくご到着。
もう後ろのオルカ号タオルの方が1万倍価値があります。マジで。


しかしブリスターパックファッカーズ主催としましては、写真撮ったら1秒で




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出しちゃう?



って



てめーを注文して届くまでの間にー!


我が家にどんだけのー!


インチキエイリアンがー!


届いたとー







思ってんだー!!

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すぐ遊んでもらえると思うなよ!遅刻野郎が!

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気持ちよくサメの口の中に入ろうなんて、10か月遅せえ!!




だいたいもうサメの中には先客がいるんじゃい!


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つーわけでもうブロディ署長が海に撒いたワタ樽の中身扱いですクイント。

予定してた遊び方をしない、こんな複雑な思いになったオモチャもねーな、まったく。


で、そんなにオモチャを買うわけじゃないんで豆ギョポイントシールはいらないと
言ってあったんですが、ちゃんと入れてもらってました。

ツレアイが貼っていい?というので、いいぜと言うと
向きは可愛いコックさんみたいな方?と言うので
本当は豆って字の形だから違うけど、そうだ可愛いコックさんの向きだ、
と言ってやりました(悪)。

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結果、これはこれで可愛く並んだのでやっぱマジメにポイント集めてみるか、と思い中。

なら、もっとインチキエイリアンをハイペースで出すがよい。ネカ。
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2017年02月27日

2月最終週 ヒトダンラク週報

まず、先日のニコ生2時間特番「豆魚雷のアメイジングコマンドースペシャル!」を
御覧いただいた皆様、ありがとうございました。

始まる1時間前から作品を出しはじめ、1時間喋って、1時間梱包という
なかなかにメンドク…じゃなかった、ま、とにかく大変でしたが、特に問題もなく
終えることが出来てホッとしております。

画面や書き込んでいただいた文字は、目の前にモニターでもあればわかったんでしょうけど
とにかく作品をギリギリまで詰めねばならず、そういうものを置くスペースは一切なし。
少し離れた大型モニターに映ってるんですが、文字が流れてるのを見損ねると
書き込みログはよく見えず、かなりだいたいで進んでた感じでした。

帰って来てキャプチャーした画像みたら

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よかったーテッペンハゲ見えてなくて。櫛で丁寧に埋めた甲斐があったぜ。
という個人的薄毛問題はともかく、いい雰囲気の写真でよかったよかった。
惜しむらくは、後半のヤタケさんの音声がまったく聞こえなかったんで
なんか彩色の楽しそうな話してるなあ、と思いながらひたすら梱包してました。

というわけで、当日発表されたのはWF賞の上位3つと、審査員のお気に入り賞。

栄えあるグランプリなどは3月1日にOne-StepさんのHPや
ゾンビコンペのHPで発表される予定ですが、

とりあえずWF賞はこんな感じ。

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現地での一般投票の結果はこうでしたが、ここからクセモノの票が加算されます。
それぞれのお気に入り賞を急遽発表しましたが、各自4段階で配点しつつ順位を決め
それを加算して算出しますので、結構動くはずです。最終結果をどうぞお楽しみに。

かくして人前に出る仕事は終わったので一段落、とんかつ食うし、チョコも食う。
早速翌日土曜日には、ホットファッジサンデー食って体がガンガンに冷えたので

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すぐ家帰って昼間に風呂沸かして
これ読みながらのんびり入って男泣きし

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出たら、バキバキの背中をほぐすべく
ずっと落ち着いて聞きたかったタミーテレルとマービンゲイを聞きながら男泣き

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久々にスライブのタッピー引っ張り出して凝り固まった背筋をたっぴらかす。

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おかげで、数時間でリフレッシュできた気が。
安いボディだぜ。

さて、WFでの忘れ物と言えばチョー美味いからわざわざ取り寄せて
配ろうと思って買い込んだけど配り損ねたこれ

六花亭のひろびろ。

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この地味なパッケから想像もつかない美味さを誇っておりまして、なかなかの
逸品となっております。六花亭のお菓子に関しては、一回日報が書けるくらい
いろいろ凄くて語れるんすが、中でもこのひろびろは最近のホームラン。
取り寄せる価値が、あるね。ネーミングはともかく、品は最高。
おかげでしこたま買い込んだのを我が家で消費する嬉しい地獄中。

そういや本日、当日のショゴ寿司の写真をもらいました。

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これが、電池で回るミニ回転寿司台だったんですが
5分も回すと、ギギ、ギギギ!と引っかかりはじめ、ガギッ!と
急に動くと上の皿ごと野良ショゴスがピョーンと飛び出し、落下して
腕が折れる、とかを数回繰り返し、やむなく停止したままにしました。
もういいや、ってんでゴミ箱版も置いちゃったしな。
ま、いずれ他ショゴは塗ります。それ楽しみに作ってたんだから塗るぜ。


で、ついでに話が戻りますがサンダー卓で発売されたミヤジー製カスタムシール。

ただでさえトンガったパッケージを、さらにカスタムしようという
実はプラモパッケージの世界では誰もやったことのない試みだと思いますが
こんな感じでした。

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そもそもレンタルビデオの歴史をひもとけば、最初はワーピロで字幕を入れて
手書きで伝票書いてた2500円くらいの不法時期がありまして。

そこからメーカーが正規品を出してきたのが紙箱時代。

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で、各社プラ箱に突入。

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この頃は、この箱ごとレンタルしてましたよね。

しかし大手レンタルチェーンの誕生などにより画期的に管理しやすい
共通のレンタル箱が登場。

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同時にVHSレンタルは過渡期を迎え、DVDレンタルにその座を
明け渡すことになるわけですが、つまり少なくとも送り手のセンスがまだ
かろうじて維持されていた紙箱時代と違い、このレンタル用ボックス使用だと
末期を彷彿とさせる、愛情もへったくれもない、派手で無責任で猥雑だけど
ちょっと楽しい供給過多なあの時期ね、になるわけです。

というわけで、俺もカスタムした。

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んー、ゲスい!

この愛情を踏みにじられる感じ、ちょっといいぜ。
燃費や走行性能を必死に向上させて開発した車を、クルパータレントの三文芝居で
宣伝されるあのがっかり感というか、命削って作った映画を、4流芸人の茶番で
宣伝させられるあの絶望感みたいな、大事にされてない感じが過酷でいい。

そもそも地獄のゾンビ黙示録というタイトルなんかも、配給会社の
センスのなさを入れようというタイトルですから、こういう予想外の
ガチャガチャ感に翻弄される場末な感じが、味ですよね。
大人になるとさー。キラキラピカピカじゃ、満足できねーんだよなー。
味わい深いもんにドラマを感じるんすよねー。

というわけで、ミヤジーシールは豆魚雷高円寺店で扱うかもしれません。
在庫僅少らしいので、ほしい人は問い合わせるしかねーぜ。



最後に、先週、スタジオ24こと稲坂君の初ソフビ、
「COMPLEX LAND」第1弾「And1」が到着。

そもそも、会った時から原型だけでなく生産体制を備えた状態まで行きたいと
言ってた彼ですが、ついに初ソフビ。原型から見てましたが
正直どうなるか俺には想像がつかなかったです。

CCPでソフビ原型やる場合も、基本はすべて稲坂君にお伺いを立てます。
この角度で抜けんの?ここ埋める?ここは厚く?みたいな。
その後ダイナマイトチェックが入っても俺のわかんないレベルで
ここの湯口をこうしてこうすればこう抜けます、みたいな相談をしてる。

そんなノウハウを入れてオリジナルをやりたいって言ってたけど
オリジナルソフビって、ハッキシ言ってとっつきづらい世界じゃないすか。
基本、俺はヒいてます。ほぼダセーし。よくわかんない。
でもソフビそのものは可能性をすごく感じるし、高い技術で
想像を超えるクオリティやセンスに衝撃を受けることもある。
ACROさんの焼きだしとか、RESTOREさんの造形とか。

だから、ヘタクソなゴミ同人造形だけじゃない、きちんと
志を持って向かえばすげー可能性があるんだろうけど、どう出る
イナサカ、と思って結果を待ってましたが

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やっぱソフビは原型じゃわかんないな。
デザイン云々はさておき、この手心地は怒涛の説得力あり。

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しかも無彩色ながらのこの妙な密度感。
なんだ、ずいぶんスゲーなと思ったら

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顔とかパーツをいちいち分けてありました。頭おかしいす。
でもその分、ソフビのダル甘な部分とコントラストが出てていい。
なるほど、いろいろ考えていろいろ挑んだんだな、ってのがよくわかる。
ちょっとした青春を感じますぜ。
一発目にしてはなかなか手強いアプローチで感心しました。
なるほど、ソフビか。これは楽しそうす。

って、今俺やってんの、ソフビの原型か・・・。
はい、頑張ります。
posted by サンダーロードスタイル at 00:57| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年02月20日

2月第4週 WF週報

無事WF終了しました。

8の端から2の端までたぶん500mくらいあったような気がしますが
それを走って往復を2回。その途中までを数回。数kmは走った気が…
ガソリンを狙う近未来ハリボテミュータントみたいに、WF運営スタッフの
チャリを強奪してやろうとギラギラしながら走ってましたがいねーんだな、
そういう時に限って。

っつーわけで、すげー走り回りましたが、今回は俺なんかより
関係者の皆さまにご尽力には多大なるお世話になりました。
いやもうホントありがとうございました。

実名出すと問題ありそうな気もするので、細かくは言いませんが
サンダーロードスタイル卓でのゾンビコンペの展示。
ランラーローロスタイル卓での展示と運営。
リアルフィギュア応援団卓での展示と運営。
すべて、その場で頑張ってくれた関係者のご協力があってこそ
俺も走り回って任務を果たせたという感じで、感謝しかないです。
皆様、ありがとうございました。

前日、まだクトゥルフ造形ですったもんだしている俺でしたが
どうにかサフに入って、販売用の複製を作れるようになったのが夜9時。
そこから複製できる時間は5時間。その間、
プロビデンス全身、そのバスト、脳ショゴ、マグショゴ、海ショゴ
野良ショゴをだいたい5,6個ずつ抜いたところでタイムアップ。

原型の梱包含め、大荷物まとめて家を出たのが朝4時半。

7時過ぎに会場に到着して、宅急便受け取ってサンダー卓に
ゾンビコンペ用の台の設置ができたのが8時過ぎ。

天竺と呼ぶ会場の反対側、2ホールのアークライトモデルズ卓まで
えっちらおっちら行ったものの、入り口で止められる。
企業ブースパスないと、入れないんだって。知らねーよ、そんなの!
と今書いててちょっと思いだしたけど、なんかショウリンカウボーイの時も
そんな騒ぎをしてたような気がする・・・くそ、じゃ俺が甘かったのか。

とにかくそこで止められ、多少の時間をロスするが、どうにか設置完了。

当日の様子はギガジンさんにてレポートされてます。

クトゥルフ神話に雨宮慶太・寺田克也・竹谷隆之・大山竜・大畑晃一ら日本の誇るクリエイターが挑む「クトゥルフ・エヴォリューション!」

まったく取材を受けてないけど、まるで俺がそこでコメントしたかのような
生の声が書かれてます。そこはサンダー臭くなくていいんだけど
本性ってのは隠せねーんだな、これが。

その時アークライトさんと連絡がつかず、朝っぱらから大畑さんに電話かけて
連絡つけてください!といい年こいて泣きついたのは内緒です。泣きついてる間に
アークライトさんと偶然出会って、入れてもらえたんですが
一刻を争ってたとはいえ、くだらない電話かけてホントすみませんでした・・・。


というわけで、どうにかクトゥルフ設置してサンダー卓に戻ったら、
作品の展示が始まってたので、それはそのままお任せして(って簡単に
書いてますが、最終的に62点になる作品を並べたOne-Stepさんの苦労は
スゲーなんてもんじゃなかったですがやり遂げておりました。お見事。)

で、ランラー卓に移動。設置&抜きっぱのレジンの梱包開始。
特侠ジャケットに身を包んだ、上州神農會厚生課の全面協力により
どうにか販売可能なところまでこぎつける。
これも俺一人だったらどうにもなりませんでした。

そして開場してからだけど梱包が出来たのでリアルフィギュア卓に
納品に向かうと、もうパニックってくらいの人だかり&売れっぷり。
そこにいるスタッフに声をかける余地なんかないくらい。
どうにか場所を開けて置いて、商品預けて、ランラーに戻る。

ちなみにプロビデンス全身像はこんな感じ。

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背景はボツにしたものですが(展示してたのは宇宙。だから台座は星)
抜きっぱのグレーレジンそのまんまでこの佇まい。いいね。

どうにか落ち着いたので、ランラーで接客。

その間、サンダー卓は凄い盛況ぶりだったそうで投票のボードが足りず
人手も足りず、大変だったそうです。御礼シールはだいたい予想してた
3倍刷ってったんですが(紙余ったからいいや刷っちゃえ的に)
その3倍分がほぼはけてたと驚いてたら、3時までの人の多さの時に
ちゃんと出来てたら全然足りなかった、との事。
ここでは豆魚雷スタッフにご協力いただいてたんですが
さすがの接客ぶりで対応されてたそうです。
なんとも結果が楽しみです。

で、13時からリアルフィギュア卓で接客するも、計算や対応は
ほぼ一緒の留守番の土門さんにやっていただいて、俺は袋出す係。
参加者中一番バカだったような気がするけど、まあしょうがない。

それが終わっていよいよサンダー卓で接客だ!と向かうものの
投票ボードを渡され、
「今、投票を行っております。お好きな作品の番号をご記入いただいて
投票していただけますと、御礼にミニステッカーを差し上げます。
英語と日本語ロゴどちらかお好きな方を・・・」
ということを、言うんだそうですが、いざ見てる人を捕まえて
そう案内しろと言われ、よしわかった!と

「し、シール・・・」とカタコトでボードを差し出す俺。

全然接客できねーじゃねーか!と驚くツレアイに
もういいランラーに行ってて、と一発でクビを宣告されました。

で、ランラーに戻ったところでついに電池切れ。

寝落ちしていると「お休みのところ申し訳ありません」と
声をかけられる始末。ホント申し訳なかったです。

で、どうにか終了したので、またアークライトまで走って戻って
クトゥルフ撤収。

途中リアルフィギュア応援団に寄って、役立たずだったことを
お詫びしつつ、ランラー卓に戻って、片付け。

ランラー卓を終わらせ、サンダー卓に行って片付け。

会場を離れたのが7時過ぎくらいで、その後打ち合わせを兼ねた
食事をしつつ、ほぼ終電で帰宅したら、電車を乗り過ごし終点に
連れていかれる。

その時の電車にあった広告がこれ。

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ふざけんな、よりみちなんかしたくねーっつの。
まっすぐ帰らして・・・

しょうがねえマンガ喫茶に入るか、と入り口まで行くものの
やっぱりイヤなので泣きながらタクシーで帰る。

という感じの1日でした。

まずもって、クトゥルフ関係のことをすげー書きたいんですが
これはいずれ機会があるだろうということで割愛。

次にゾンビコンペ関係のことをすげー書きたいんですが
これは集計含めいずれ機会があるだろうということで割愛。

ミヤジー氏が売り出したグッズに関してもすげー書きたいんですが
これはもうすぐニコ生で一緒に出演する予定なので
その時に話す機会もあるだろうということで割愛。
ちなみに今週中だと思うので、それは近々告知します。

キン肉関係は、途中、プライム1のブースを横目に移動してたので
大型スグルとロビンを見て、いい意味でまったく被らないので
一安心。こういうのを欲しがる人がいるのもわかるし、商品としても
素晴らしいし、他のジャンルだとわかんなかったけど自分が作ってる
キャラクターで見て、初めて俺には一切興味が出なかった理由も
よーくわかった。いいね。頑張れプライム1。
CCPキン肉マンはヒャクパー受けて立てる!さあ来い!って感じ。

そんな忙しさだったので、ブースの写真はまったく撮影出来ておりません。

まあ、そんな回もあるんではないか、と。
で、夏のWFはたぶん参加しない予定。

今後の動きはちょっと考えます。当然いい方にだぜ!
posted by サンダーロードスタイル at 17:42| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする