2017年07月03日

7月第2週 ウィデュマペール週報

先週の週報、さっき見なおしたらバクスター博士を
デクスター博士と書いてますが、全然推敲しないの介。
いい加減ぶり、相変わらずです。


地獄週報を見る時は、これをキモに銘じておいて欲しいぜ。

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さて、先週はキン肉関係がいろいろ発表になってまして
超人総選挙の結果だけでなく

カーメンが進んでるとか

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ブロッケンJr発表とか

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委員長の発表とかありました。

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これらのキャラの御贔屓筋にはいろいろ思うところありましょうが
まずは大丈夫、とだけ言っておきます、はい。
当然ながら現段階がすべてではなく、別のご期待に応える部分もまたいずれ。



ちなみにゆでたまご先生関係で先週見て面白かったのはこれ。

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違った。これはアメコミドラマ史上最高と思った
デアデビルのシーズン2だった。

いやー、愛情溢れて作ってあったなー。
心の底から見たかったカットがいくつもありました。
ローガンに優るとも劣らない出来で感動しましたぜ。

じゃなくてこっち。

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漫画家のゲスト出演なので軽くお茶濁す程度かなと思ってたら

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セリフは多いわ、芝居は多いわ、サービス紙芝居だけでなく等身大の
赤フンバッファローマン絵出てくるわ、それに生卵をぶつけまくるわ、

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まーよくここまでやったなと驚く内容でした。
漫画家がこんなガッツリ芝居してんの見たことないす。
楽しんでやってるのが伝わってきて非常に微笑ましかったです。


それとは別に、嬉しかったのはこちら。

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ULTRAMAN公式サイト
【フィギュア】2017年上半期、清水先生をうならせた最強トイ★トップ5!【コラム】



買っていただけたと聞いただけで嬉しいもんですが
なんかこう損得癒着なしで順位つけたところに食い込めているのは
マジで嬉しく誇らしい限りです。彩色、生産のスタッフ含め代表して
御礼申し上げます。ありがとうございます!てへ。



アメコミ以外でマンガを読むことはメッキリ減りましたが
それでも買ってないわけではありませんで、最近だとこんなのを。

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発売を知らずに気づいた時はプレミアついてしまい、ながらく
4000円してたのが増刷されたのか、定価で買えたんでゲット。
っても普通のマンガながら2000円ですが。

俺が作者名で新刊出たか検索かけてチェックしている漫画家の筆頭が
岡崎二郎。ところが、まー、出ない。どうしたもんか全ッ然、出ない。
と思ったら、商業的な方向性に対してだいぶ苦労してたらしく
そのへんの心情吐露も含まれた複雑な1冊です。


そして惰性で買ってたかな、と最近感じつつあったところで
一気にその溜めが爆発した感あったのが、これ。

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いよいよ夏の陣に入り、さんざか解釈がされた日本史屈指の大イベントに
作者が真向から挑む巻。

実にお見事でひさしぶりにIFの興奮を味わう。

歴史物をいじくる場合、(知ってれば知ってるほど、という条件付ですが)
絶妙の「もしも」が史実に肉薄するギリギリ感が売りになると俺は信じてます。

ダルタニヤン物語で、英国王チャールズ1世が処刑される際、
三銃士が救出に向かい、必死の作戦の末にようやく現場にたどり着き
地下から手を伸ばしあと一歩で助けられる!というところで間に合わず、
ポタリと血が落ちてくるという展開に、歴史に肉薄するというのは
こういうことか!と学んだのが原因なんですが、そういう方が断然燃える。

史実ではこうなる、とわかっているところで、粋を感じさせつつ
運命を受け入れつつなお己が矜持を楽しむ人々の姿は
けっしてただの敗北ではない側面が見える。

意地や尊厳を感じさせる作劇は解釈でありつつ願いであり、
創作でありつつ救いでもあり、正しく娯楽であります。

勝ち負けだけ知りたきゃジャンケンでも見ておけ、と言ったのは
ノンフィクション作家佐瀬稔ですが、たった1発、試合の流れを
ひっくり返す拳の裏にどんな思いが宿っていたのか、それを見るから
ボクシングは面白い。(もう俺はボクシングを見てませんが)

社会的生物である人類にとって最強の武器と美徳は思いやりであり
人の気持ちに思いを馳せられるかどうかは、常に社会どころか
人間そのものと密接に関係してます。
それが欠落している作品は見ればわかるし、欠落している人間の
放つ悪臭もすぐわかる。

強くてカッコいい男になりたかったら、相手を思いやれなきゃダメ。
作者が思いを込めたページと作劇の裏にある熱量を感じられるならば
その作品は一生、あなたの支えになってくれる。

そういう作品と出会う努力をしないってんなら、ずいぶんと
つまんねえ野郎なわけです。

いい作品に触れようぜ。
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2017年06月26日

6月最終週 ZOUROCK週報

ほんと、マジでこんな事に心を動かされたかーないんですが
今度のサンディエゴのコミコンエクスクルーシブで
もっと良い亀セットが出るそうですよ。

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TMNT 30th Anniversary Cartoon Action Figure Box Set

フット団もバッチリの決定版セット。ネカこのやろう。

ただ問題はそれだけではなく、肝心カナメの限定品が

こちら

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色違いインチキエイリアンコレクターの皆さま、
お待たせいたしました。

「Sewer Mutation Warrior Alien」の登場です。


直訳だと「下水ミュータントエイリアン」なわけですが、
意訳だと「ピザモンスターエイリアン」なわけです。

ピザモンスターと聞いて、こんなのしか思い浮かばない

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ニッポンポンのイモにーちゃんどもがほとんどなはずですが
教えてやらねばなりますまい。

この忙しいのに

怒涛の元ネタ完全レビュー。

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ミュータントタートルズ「恐怖のピザモンスター」の巻!

原題はこちら

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カッコいいぜ。


さて、
シュレッダーの企みで、無料ピザ配布の罠にひっかかる亀4匹。

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普通の宅配ピザのイベントだったんですが、タダで配ればあの
イヤシいカメ連中がホイホイ貰いに来るだろうという作戦。

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だがそれはデクスター博士によってディメンションXから
送られてきたモンスターの卵がセットされたピザだったのです。

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レンジでチンすると孵化するモンスター卵。

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ピザの上で誕生した謎の生物は

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ピザを食って

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成長し

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外に飛び出し暴れ始める!

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間違ってピザ2枚を配達された子供も、知らずにチンして

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また2匹モンスターが生まれてしまった!




タートルズに連絡し、怪物退治してもらおうとするが

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チェストバスター並みに、逃走。

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そして下水にドボン!

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するとその中で突然変異を起こし、どんどん成長!

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絵によっては6mくらいまで、笑っちゃうくらいに成長

とは知らず、
チビモンスターだと思って追いかけてきた亀に忍び寄る
ピザモンスター完全体。今風に言えば、ピザモーフか。

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かくしてシュレッダーたちも手に負えなくなり

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下水道の中で大暴れ

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いやもう、作画も内容もひどいったらない。

それを中継で見ている、ディメンションXのクランゲ達。

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なんつークダラネー絵でしょうか。素晴らしすぎてますよ。

アニメってのは常にこうあって欲しい。


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かくして死闘の末に、ピザモンスターを退治して…
という話なんですが、それを踏まえた上でネカが発表したのを
もう一度見てみましょう。

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すげーな。どこに踏み込んでんだ。

手に入ったらもう、俺



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目、描いちゃう。

しかしそうなると、チェストバスター並みに活躍した
幼生状態の方も欲しくなる。


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探してみたら、ミニメイツで赤エイリアンが
いい感じのディフォルメであったんですが・・・


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トコトコ恐竜の方がピタっとくるかもしれない。



っつーわけで、コミコン限定、狂気の悪ふざけ商品の
チマタの反応が気になるところです。

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ところで、毎日カメカメ騒いでる俺ですが
カッコいいカメっちゃー、これですよね。


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違った。

こっち。

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超スーパーウルトラカッコいいカメバズーカ

人間よりもサイボーグ。
恐竜よりもメカザウルス。
オリンピックよりもパラリンピックの方が
1000倍面白いというのは当然で、カメにバズーカ足すという
天才的センスを見ると、やっぱライダーは本物だなと思うわけです。



が、

実はもっとカッコいいのがいる。


その名は「ミセスT」



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四肢欠損、車輪補助カメ界でもいろいろいますが
一番ビッグなホイールで攻めてるのが彼女です。
車カメ業界でのマッドマックス。

作ってやったヤツ、ちゃんと食う高さとか、回転半径とか
計算してやってるのか若干不安を感じなくもないですが、
御達者で生きてるそうですよ。メデタシ。
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2017年06月19日

6月第4週 クランヤシダ週報

先週、ようやくローガンを見てきました。

思えば、最初にヒュージャックマンがキャスティングされた時
俺はかなりガッカリしたもんです。フォッ糞のシリーズの
メーメンがっかり論に関してはいちいち書かないすが、まとめて言うと
チンガーコノヤロウ、に尽きます。イモチンガー。
このイモが足引っ張ったおかげで、とてもコミックファンには
納得が行かない部分が多かったわけですが、紆余曲折の果てに
ローガンは素晴らしく良く出来たコミック映画になってました。

どのへんがいいか書くとネタバレにしかならないんですが
(ネタバレを遠慮するとは俺も丸くなったもんすが)
とにかく、三省堂の洋書コーナーでジムリー表紙のアンキャニーを
初めてリーフで買った90年の衝撃以来、本物の戦いを見たかった夢に
ついに到達し、俺のハートは無事成仏出来たのです。
大泉の東映で見てきたんですが、帰り道、駅まで無言だったもんね。
いろいろ去来して。
不満は最後の曲、字幕つけるべきだった、というくらい。
If I could start again A million miles away
I would keep myself I would find a way
最後のフレーズ、救いだと思うんだけどな、とはあくまで日本版の話。
ってことはやっぱりよく出来てた、と。


で、話は変わりますが
久々に朝、築地にも行ってきまして。

海苔とかだと近所の市場でも買えるんですが、鰹節はなかなか
築地じゃないと買えないとかありますからね。

それにしても食い物関係抜きにして、行くたびに
どうしても欲しいものがある。
毎回買うか買うまいか迷って買わないまま、まだ気になってる。

今回も場内で一度はあきらめたんですが、場外で再び見かけたら
その品を扱ってる店で、なんとこんなポスターを配ってました。

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ずえー

そうだ日本の刃物業界がこの映画を面白がらなくてどうする。
こういう諧謔あってこそのニンジャの国だろ。

で、このポスターを分けていただいたついでに、気になってた品も
買っちゃったわけです。



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手鉤。

一番ちっちゃいの。

買っちゃダメだと言われてたのに、ツレアイが他の店で
買い物にしてる間に、チャチャっと買っちゃったんですが、
そしたらもう怒る怒る。

どうしてそんなもの買ったんだ!

「はぁ?ずっと欲しかったんですけど?」(ハナホジ)

危ないだろ!

「別に道具なんで使い方ちゃんとしてれば危なくないですけど?」

でもそんなもの必要ないだろ!

「えー、資料として必要なんですけど?」(どこ吹く風)

じゃ、結局武器じゃん!

「べ、別に武器じゃないですけど・・・」(動揺)

ならサンディエゴで買ったあの鞭どこやった!
16フィートの!

「・・・・・・・・・」(記憶なし)

店員にお前には長すぎるって言われたのに
いいからよこせって、買ったヤツ!

「・・・・・・・・・」(2.3回振り回した自分を思い出し中)

と、若干論破されたものの、とにかくもう買っちゃったもんね。


そもそも、

手鉤という道具は大きく言うと荷鉤という種類に分類され

漁業で使われる以外、砂糖鉤だ氷鉤だといろいろ
先端にバリエーションが存在するわけです。

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同じ荷鉤でも林業や消防の場合は、鳶口(トビグチ)となり

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引っ掛け使用だけでなく、破壊具としても活用

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忍術で使用される場合は、手甲鉤となり

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壁登りに使ったり

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人の顔面を狙ったり。



ちなみに

海外においては、この手鉤に近いものは林業だと
「Hookaroon」もしくは「Pickaroon」と呼ばれており

フィンランドの有名ブランド、フィスカーズ製の最新フッカルーンだと

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アメリカでド有名ブランド、ログライト製のフッカルーンだと

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味気ねーな、メリケンはよ。

面白いのは、漁業における手鉤はフッカルーンよりも
「Pike pole」と呼ばれてるのが多いそうで。

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そして、あちらの消防も鳶口として使ってるツールの呼称はパイクポール。

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まあ、効率を考えるとみんな考えることは同じなのかも。


ちなみに日本で鳶口の有名な使い方はこれですが

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まさかと思って探してみたら

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このへんはやっぱお国柄の違いですな。安全に対する心構えが違う。


で、信頼と結束を持って鳶口で支える出初め式画像を検索してみると

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ずえー!多い!   バカ!

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ずえー!コドモ!  干しガキ!

もう何考えてんの!っつー画像ばっか出てきて、メデテーったらねーす。


いずれにしても、俺の世界観には必須アイテムなわけで

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今度どっかで鳶口売ってるのに出会ったら、必ず買うぞ!
オモチャや武器ではなく、もちろん資料としてだ!
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2017年06月12日

6月第3週 ハーフシェル週報

先週は材料探しついでに、手帳を探す。

若干仕事が落ち着きつつあり、いよいよ半年もお待たせしまくっている
トロフィー関係にも手が伸ばせそうという感じが来ましたよコノヤロウ。
加えて次のステップへの様々な構想を書き留めるべく、まず手帳が必要だ
ということで銀座は伊東屋に行ったはいいが…

どうなってんだ伊東屋!全ッ然ダメじゃねーか!イトゥーヤ、テメー。

なんつーかプロフェッショナルの文具屋ではなく、ファッション文具屋。
専門店かと思ってわざわざ足を運んだのにもー、ガックシ。
ブランド皮カバー並べて名入れサービスでご満悦の前に、まず中身充実させろ。
まさしくウワッツラだけ揃えれば満足という客層しか相手してなさすぎ。
結局ハンズで調達したんですが、よっぽどハンズの方が品揃え確か。

という怒りの日、ソフトクリームを3個食い

さらについでにこれも探して買う。

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数年前に  何度か   引き合いに出した

ヒキガエルの幼生問題の解答が入ってます。待ってたぜ。

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(偏ったお買い物)

買って完全にご機嫌で、ギヤ太もにーくーいー!と歌い続ける俺に
まだあきらめてないの?ソレ、などと外野の意見がありましたが
どこ吹く川辺にそよ風、ウィンドインザウィロウズ。
テメーネギと煮られてえのか、あきらめるわけねーですよ。

(ちなみにこれがそのソレ)
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キチガイカエル主演作としての最右翼

ウィンドインザウィロウズこと「たのしい川辺」は

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本国英国でTVムービー化された際にはこうで

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なんとテリージョーンズが実写化したこともあると今回判明(未見)

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おおー、飛ばしてます。見たい。

で、言わずもがなの日本で処理されるとこれ

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カーキチ設定をここまで伸ばす国風文化が火を噴いてます。

と、俺の頭がそんな両生類でいっぱいだと思うでしょ。

バカヤロウなにが両生類だ。
乾けば死んじゃうヘナチョコに用なんかねえ。
ファックザアンフィビアン。


数週我慢してたけど、ついに先週よせばいいのにもうどうしても
我慢出来ず買ってしまったのは



これだ!




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ヘイルレプティリア。

いやー、今、CG版の新しいカメ流してんですけど
なかなかこう、なんというか、しっくりこない。

もう昔のテーマ曲と吹き替えアニメが見たくてしょうがなくなり
VHSを買ってしまったという次第。

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緑ケースってのが、いい。もうインテリアにさえなる。


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しかし1本2話収録。話数あたりの空間占拠率がひどい。


ところが

このVHSでカメをわざわざ見たことなかったんですが
東和ビデオのロゴが出てくる段階で、ロゴのSEとかが
まったく入ってない。

あれ?おっかしいな、最近Vのデッキあんまり使ってないから
ボリューム壊れたかな?とグングン音を大きくしたけど

なんも入ってない、

と思った瞬間、タイトルすら出てないこの段階なのに

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いきなり大音量で「カワバンガ!」(+50)で叫ぶ亀たち。

吹き飛ぶ俺。


急な大声でTVが怒鳴ったのを聞いて、玄関にいたのに
「うるっさい!」と怒るツレアイ。

「音、でかい!」とカンカン。

いや、東和ロゴの段階で急にカメが叫ぶとは俺も思ってなくて、
ついデッキが壊れたのかな、とボリュームを・・・

「どんだけボク大好きな亀見てますアピールだ!子供か!」

違います、すいません・・・


で、萎縮しつつとにかくヘッドホンで見始めたはいいが・・・

ん?

俺の知ってる声と違う

調べたら

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ナニー全然違うじゃねーか。ビデオ版コノヤロウ。
俺の記憶はなんだBSか?テレ東版か?

でも大塚芳忠レオは新鮮でこれはこれでいいので
まったく新しい気分で見られます、嬉しいぜコノヤロウ。

しばらく幸せ。

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2017年06月05日

6月第2週 エクスタシーオブG週報

ここしばらくで圧倒的に俺の心を掴んで離さない作品
「ブックオブライフ」(以下マノロ)

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ギレルモデルトロがプロデュースして、日本公開するのかなと
思ってたらDVDスルーだったのでまったく気付かなかった作品。
ちなみにその時の情報は、メキシコが宇宙の中心って話って事。

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で、これがプロデューサーと監督。

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違った、これは食い殺されそうになったヒロインの
ペットの子豚、チューイのキャラクターポスターだ。




じゃなくてこっち



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この2匹は食い殺されそうになってません。


ちょうど5月頭の追い込み時、見損ねてたCGアニメ作品を
まとめて流してたんですが、失望するばかりにディズニーや
各社テキトー仕事が乱立する中、圧倒的すぎたのがマノロ。

きちんと子供に向け、独自の視点を持ち、主張をしっかり備え
マンガらしい気楽さと、大人向けサブカル風味を上手に混ぜ込み、
それでいて過去に敬意を払った上で、今を生きる者が成すべき仕事
(現代にやる意味)をキッチリこなしたもので、
もう30回以上見てますがまだ流せる。全然まだ新鮮に胸に来て泣ける。
吹き替えもクソ芸人やクソタレント抜きのプロフェッショナルオンリー。
素晴らしすぎてます。聞きごたえあり。

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各シーンごとに、いちいちどこが素晴らしいか語りたいくらいですが
大きいポイントはというと「地元愛」です。メキシコ愛。
ナショナリズムとはちょっと違う。まさに地元愛。
子供たちにメキシコの善と美徳の本質を伝えようという愛。

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それが本流にも支流にも随所にあふれているわけですが
その中で、ちょっと理解出来なかった楽曲の使い方が。

劇中で、オリジナル曲は決め時に、ありもののヒットナンバーは
サクっと盛り上げる時に使ってますが、他の映画のサントラを
そのまま流用したシーンがある。

使用曲は「続・夕陽のガンマン」のエクスタシーオブゴールド。
エンニオモリコーネの曲です。

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ガキの頃、我が家ではマカロニウェスタンやヤクザ映画を
極端に嫌ってました。ほぼ禁止ってくらいに。
理由は卑怯だから、だそうですが、当然親にそう言われたら
反発するのが男の子ですから、何本か見てみたわけです。

そしたらなるほど。卑怯。カタルシスなし。克己心なしの
開拓精神なし。矜持もなければジェントルハートもなし。
これは俺の好きな西部劇ではないな、と。
クリントイーストウッドも、若い時分がひどいのはともかく
年とった作品見てもダメだなこの親父はチンチンついてねーな、
としか思えないし脚本見る目もないし、普通に生理的な嫌悪感しかない。

ので夕陽のガンマンもイーストウッドもサンダー男道にとっては
まったくの認識の外。

ゆえにマノロの製作者がメキシコ愛としてこの曲を持ち出す
理由がまったくわからなかったわけです。
曲はいい。素晴らしくいい。
でも曲がいいってだけで使用したのではなく、理由があるはず。
そもそもマカロニウェスタンはスペインとかで撮影されてるし
特にメキシコ人が主人公でもない。モリコーネはイタリア人だし
なんでかなーと。

でその続夕陽のガンマンを見てみたらこれが・・・長い!
3時間あるんだけど、内容があって長いんじゃなく、
たとえば3人のガンマンの睨み合いのカットバック連射に
10分かけちゃう、無駄な長さ。もう完全に悪ふざけ。

でもエクスタシーオブが流れるまで我慢しようと期待してたら
まさかの汚い親父が無言でただ墓地を走り回るシーン(3分!)に
流れる曲。

https://youtu.be/ubVc2MQwMkg?t=45s

シーンはほぼうんこでも音楽は凄い。モリコーネの仕事は
否定のしようがないほど素晴らしくキャッチーで骨太。
画面を音楽が支えている。これぞ映画。の1シーン。


その後、マカロニウェスタンにも造詣の深い、ビデオの師匠に
話を伺う機会があり、メキシコ人にとってマカロニがどういう
位置づけなのか尋ねてみたら、納得。心の故郷説。


ちなみに、その師匠が以前、その方面で指示して出来たのはこれ。

https://youtu.be/tm78ml-OkEg

わかってる人がわかってる人に発注したお見事な仕事です。

というのを全部含めた上で、ひたすらその曲だけを聞きまくってる
時に見てきたわけです、ミュシャ展。

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言わずもがなの画家ですが
商業にまみれきってパワーを発揮してた画家が、人生の後半
地元愛に目覚めて、別方向に舵を切った作品群がまとめて見られる。

イラストレーターを意識した時、初めて名前を憶えて
ささやかな画集を買ったのがミュシャでした。
高校くらいだったと思いますが、その後、もっとグっとくる
たくさんの絵描きを知ってからは、特にそんなに意識することも
なかったんですが、後年、スラブ叙事詩の話を知るわけです。

地元愛、民族愛に目覚めた彼が描いた絵だとは知ってましたが
細かい事情を知る頃には、俺も大人になってまして。
そうはいってもこれくらいの仕事、愛情だけで出来るわけもなく
聞けばちゃんとパトロンついてたから出来た、とか。

なんだ、じゃあ恵まれてたんじゃん、と思ってました。

でもそれだけの仕事、この目で見て体感できるのであれば
必ず、と思って見てきたわけですが

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こ、これは・・・想像以上にデカイ。

しかもコントロールされた見事な仕事。
まず俺が発注されたら、どうする?
少しでも気を抜いたら完成までモチベーションすら保てない。
まず単純に内容を考慮しないとしても、このサイズの攻略方法を
確実なものにするだけでも、相当賢くないと無理。

加えて、絵具もこの量、維持するのは大変。その後の取り扱いも
含めて先読みして持ち運び可能に作らないといけない。

精密な元絵を基準に弟子に指示したところで、手直し量も半端あるまい。
さてどうやって攻略したもんか。
とまず、物理的な壁を前に圧倒されるわけです。

とにかく情報は受け付けず、体感できる感覚をフルに発揮して
存分に受け止めようと、本気で見てきた後、情報を知ってさらに驚愕。

一人で描いてたし、最初の1年では3作納品した。
そもそものパトロンも自力で見つけてきてた。マジで?

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 「マジだ。ナメんなよ」


現在の自分にとってミュシャは優れたデザイナーとしては
脅威を感じますが、描きたい方向性は俺の目指す頂とはまったく違うので、
やろうとしている事への作家的アプローチに関しては、
ああミュシャだな、というくらい。ご婦人受けしそうだなと。

しかし、外部に働きかけようとする男の仕事としては
括目する部分が随所にある。なかなかどうして男だぜ、と。

たぶん、かなり孤独感、孤立感と戦う時期があったと思います。
途中でチェコが独立した後、この作品に関しては居心地悪かっただろうな、と。
それでも国に尽くそうとし、協力を惜しまなかった。
誰に伝えようとしたのか。何を残そうとしたのか。

圧倒的な力量や技量とは別にその意気地に、男だね!と思えるわけです。

意味がある仕事が出来るのか、という問題は
仕事に意味を持たせられるのか、だけでなく
意味がある人生を歩もうとしているかどうか、という事にも。

消費だけで十分満足できる豊かな世の中です。
追従だけで十分満足できる。

しかし、それでも満足できない人々がいる。
より良くしようと、人生に意味を持たせようと
世界を前に進めようと、誰かに何かを伝えようと
善を足掻く人々がいる。果敢に挑む人々がいる。
たぶん、地元愛の本質は、クソ以下の選民思想みたいなものではなく
美徳の継承だと思います。正しく優しいことは、主張も維持も
難しい。それでもどうにかつなぎとめる努力をしたい。
自分の代で途切れさせないよう、踏ん張りたい。
その気持ちよくわかる。

マノロは大手映画会社に持ち込み、全社断られたそうです。
それをデルトロはメキシコにとって重要な作品になると
即決で支援を決めたとか。

その断った全社の作品より、マノロの方が良かったってのは
どういうことだ。

足掻く人々はカッコいい。
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2017年05月29日

5月最終週 トゥハブ週報

今回は文字だけ。
つまんないので面白いのを期待している方はスルーで。


ちょっと落ち着いた上に新たなTシャツも買わなかった先週、
納品ついでに出かけたのはプライズフェア。
まーレベルの高い、刺激的な造形がたくさんありました。

最近はデジタルでも凄いのが出てきて驚くばかりですが
そっちは精度たけーな、という驚きであって嫉妬や焦燥を
感じるのとはちょっと違う。

ところがバンプレスト関連の原型師の中には
俺が「死んで欲しいリスト」と呼ぶ、そうそう努力ごときじゃ
勝てねーなという焦燥感をがっつり食らわせてくる凄腕が多数いるわけです。

この「凄い」の中には仕事として早いというのも含まれてます。
上手な造形の中には、スゲー時間かけてて上手いのもありますが
よほどの大作家か大企業でもない限り、仕事でそういう時間ってのは
許されるもんではなく、いやいや、ちょっと無理でしょという
スケジュールが普通。

プロとしてやる場合、そうした無理なんつーものを飲むのも普通。
飲まなきゃ次回はないですからね。

でもそれが早いけどヘタだったらこれも当然、次はない。
手が早い上に、期待に応えられる程度に上手くないといけない。

と言うと、ずいぶんハードル高そうですが実はここまでは当然レベルで
そこそこ生き残れてる原型師はみんなこの能力ありき、です。


問題は、だ。

その上手いの中に、一般的に見てそこそこ形が出来てて上手いのと
「表現として上手い」という差があるわけです。

手が早い上に、ちゃんと企画に沿って造形出来て、さらに
おおそう来たか!というのをこなせる人が存在するわけです。
しかも複数。もうゾっとしますぜ、マジで。

手が早くてそこそこ出来ても、造形表現として優れてないのであれば、
安心できる。アタマの悪い造形は全然脅威じゃないですからね。
ずいぶん手間かけてるけど1mmもすごくねーな、ハハハ大うんこ
ってのも多いすからね。

要はスキルに加え、センスあるかねーかなんですが、
こればっかりは主観でも違うし非常に判断が難しい。
どう伝えても一生センスねーなこりゃ、って人もいるし
経験ないのになんでこんなにセンスあんの?という人もいる。

天性の勘みたいなもんだったら手の打ちようがねーぜ、とも
思いそうですが、俺はそうじゃないと思ってます。

より良いものを見せたいとか、より良いものを届けたいと
作り手がきちんと願っている時、興味をもって相応の努力をしている時
それは出るもんだな、と。強い好奇心に近いかもしれない。

現行の業界や趨勢をきちんと勉強していれば、いまどきそりゃねーだろ
という表現にはならないから、自然と工夫をするわけだし、
己が身に着けるべき個性や特性にも強い関心や努力が生まれる。


と、ここまで書いてきてなんですが
俺が進みたいというか、そうすべきだと考える造形の条件は
さらにその先にあります。

無茶なスケジュールに対応出来て、企画のリクエストに応える技術を備え
さらに現行商品の中で目を惹くだけの付加を与えられる造形をこなしつつ



感情を伝えられる、共感を呼べる造形にする。



結局表現ってのはコミニュケーションであって、コミニュケーションってのは
伝達だけではないわけです。

熱いものを作ったならば「これ熱いものですよね、わかります」ではなく
「うお!熱いぜ!」ってならなきゃダメなわけです。
そう出来ないならテメーがやる意味あんのかっつー話です。
共感させられないなら、そもそも表現する意味ねーだろっつー。
ウワッツラでピーピー言うのは3年目までにしとけ。

ここしばらくで、ずいぶんいろいろ考え、焦燥感や敗北感を感じつつ
どうしても目を背けられないものの意味をよく考えてます。
興味を惹いてやまない愛すべき作品群について。

ジャンルが違えどそのどれもに共通するのは、伝えるものがあるってこと。
伝えるべきものを備えている、というのが正しい表現かも。
その一直線さが、やっぱ届くわけです。俺のハートに。

持つ者と持たざる者。俺はどっちだ。何を迷うのか。

そういうわけで、凄腕たちの作品を見ても、凄面白映画を見ても
もうへこまないぜ。

腕と度胸と知恵と勇気で荒野を生き残ってやる。もう俺の中の太陽は曇らない。
ヌルくて優しい癒着とオッパイに囲まれる生活なんか、もう憧れない。
カサカサに乾いても、笑って死んでやる。

って思ってるって話。
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2017年05月22日

5月第4週 サイドショー週報

引き続きそこそこ命を削るだろうなと思ってた先週、
無事削り終わってまたしても死にかけ状態だったのに

翌日、

あろうことか朝6時半起きで出かけてきたのは

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国立歴史民俗博物館。

房州は佐倉まで片道2時間。遠い。ふざけんな。駅から15分歩くし。

でもなんで無理して行ったかというと、

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そして20日には特別上映があったからです。

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しかし結論から言いますと、大阪でやってた
みんぱくこと国立民族学博物館での展示がこれだったのに対し

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れきはくこと国立歴史民俗博物館の展示はなんとこの小さな1室のみ。

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見世物展示を期待して行った人がいれば、間違いなくインチキだ!と
なりかねない、ショボ展示。大阪に行きたかったなー。

しかも見世物文化というより完全に人間ポンプ安田里美を大フィーチャー。

里美の根性を主に見せられるというまさかの大カオス。

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(ブーーッ!じゃないっつーの)

どうやら人間ポンプは3人存在したそうで、その中でもっとも新しく
最後のポンプがこの安田里美氏だそうで。

小さな特集展示の部屋でまず里美VTR(ひさびさにガビガビのV)を
10分見られます。


内容は、
●コインを飲んでから紐を飲んでコインの穴に紐を通して吐き出す。
●生きた金魚を3匹飲んで出し、そのうち1匹は釣り針をつけた
糸を飲み込んでそれで釣って出す。
●鼻に鎖を入れて口から出す。
●碁石を飲み込んで指示された順番で出す。
●ガソリンを飲み込んで火を噴く。
●目に紐付きボタンを入れてバケツを吊り下げて本人が回転する。
などを見せられるわけです。


そもそもなんですが、俺が見たかったのは悲しい見世物の歴史。

親の因果が子に報い、奇怪な鱗が全身に・・・みたいな
緑の手書きの襦袢を着た娘を、カーテンシャっと開けて
シャっと閉めるみたいな、本当は見ちゃいけない
悲しいインチキを期待してたわけです。6尺の大イタチとかね。

ところがそんなのはタコ娘の「台」の展示くらいで

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とにかくなにがなんでもの、人間ポンプ推し。

そして目当ての13時半からの講演と上映
90年の「浅草木馬亭公演」の里美映像を講堂で流すわけですが
260名の定員に対し、ほぼ満席!どっから集まってきたんだ?

そして始まったのは、かなりきれいな映像になったものの
さらにお年を召した安田里美が登場し

いきなり
●鼻でハーモニカを吹く。
そして碁石や鎖を飲み込んだ一連の後
●カミソリの刃を飲み込む。
●鈴を飲み込んで体内で鳴らす。

さらに気合術なるパートに入ると
●紙でバケツを吊り上げる。
また目にボタンを入れバケツを吊り、さらに高速回転。
●腕に針を刺してバケツを吊り、さらに水を入れて回転。
●頭で瓦を割る。
●割ったビール瓶の上に寝て、腹の上の石にハンマー。
最後に、またガソリンで火を噴く。

など、実際は実に90分にもわたるワンマンショーだったらしい。

のを、見せられる俺。

途中、何度か気絶。

エレファントマンみたいなことになるのかと思ってたら
軽快な鼻ハーモニカから始まり、これほど多彩な芸を一人の人間に
詰め込むのかという、期待してた見世物ではなく
見事な芸人の生きざまを見せられた感じでフクザツ。
注文した料理と違うの出てきたけど、チョー美味ぇ!みたいな。

そもそもアルビノとして生まれて、4歳で興行に売られた彼は
最後ほとんど失明状態でありながら舞台で芸を披露し続けたわけです。
記録映像の段階で、ほぼ手探りでやってました。

一歩間違えば、というギリギリの芸は現在の我々が見ても
うおお!マジで?お爺ちゃんヤメてー!と思うようなものから
鼻ハーモニカの抜け具合かつ、軽妙な上手さとか、見せる為に
不快にならない明るさと工夫の素晴らしさに、安田里美最高!という感じに。


こっからマジメな話になりますが、

見世物の歴史は映画の歴史の前身でもあり、障害者の歴史でもあります。
俺はずっと障害者の中で生きてきましたから、光も闇も見てきて
とても他人事ではないという部分があるわけです。

根性の曲がった障害者もいれば、極めて知的な障害者もいる。
根性の曲がった健常者もいれば、極めて愚鈍な健常者もいる。
ここの線引きは、身体上の特徴でしかなく、笑われて平気な人と
そうじゃない人がいるくらいで、身障者も健常者も区別はないわけです。
笑わせたい人は笑ってやるべきだし、そうじゃない人は守られるべきというだけ。
そこを利用しようとするクソどもは断固憎まれてよし。

実際、ウチはバリバラ見て爆笑するけど、アメトークの3流やらせ芸とかは
吐き気がするくらいイヤなんで見ないようにしてます。
どっちが客をナメてるかは一目瞭然で、俺は単純にナメてる野郎は耐えられない。

ただどちらも歴史上は事実であり、どちらも同じ時間に放送されてる。
その内容を正しく記録し、提示することによって後世に判断を任せるのが
学問のとるべきスタンスであって、公平な立ち位置と言えます。

その点で、今回のれきはくの展示は通常展示と同様、実に腰砕けの
偏ったもので、がっかりでした。人の生み出した闇から目を背けてては
光の価値がわからないっつーの。だからこそ、今をより良くしようという
勉強のタネにならないっつーの。お前らがいる安全清潔な部屋から
気遣うケチな気遣いごときでは、全然救えないくらいのハードな傷を
バシバシ負ってそれでも毎日生きてるんだみんな。人間ナメんなよ、マジで。

そういう複雑さの他、テキヤの知識としての見世物興行の立ち位置とか
いろいろ興味深い点があったんですが、全部が全部食い足りなく、残念でした。


しかし!

安田里美は凄かった。正直、これを見世物というカテゴリーに入れるには
間違いなんじゃないかと思うくらい、芸。

上映の後の講演では専門家であり安田里美一代記本の著者でもあり
人間ポンプについて探偵ナイトスクープからの問い合わせも受けたという
本物中の本物の先生が説明してくれるわけですが結局
人間ポンプがどうやってるか、わからないという結論に!

マジデ!?わかんねーの!イマドキ??研究してたんじゃねーの???

碁石を分けて吐くのに那智黒石を水につけて温度差によって体内で識別して
吐き分けるとか、理解不能な話も出てたんですが、とにかく今もって謎。
そういう意味では神秘、そのまんま。

あんまり素晴らしかったので、

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記念にペナント買いました。


あとTシャツ。

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バカだから毎週Tシャツ買ってる気が。
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2017年05月15日

5月第3週 ガッキー週報

これは本格的に命を削ると思ってた先週、無事削り終わって
死にかけ状態でどうにか新宿で原型を手渡し、その足で
そうだ紀伊国屋の洋書と映画本コーナーに行って、
ササクレ立った心の表面に知的好奇心というニベアを
塗りこもうと思ったら・・・


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紀伊国屋・・・なくなってんじゃねえか!看板あんのに???

いくらなんでも、新宿でこのレベルの本屋までなくなっちゃうの!?
クソみたいに人がウロチョロしているのに!?
バスターミナルも出来て、ますます繁盛しそうなもんなのに!?

誰かが人生を賭けて書いた濃密な本や、成長を願って思いを込めた絵本や
その他いろいろ、何階にもわたってぎっしりと詰め込まれてた
膨大な人類の叡智が、ゴッソリなくなってるという衝撃。

そんで代わりに入ったのが、

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お値段以下、ニトリ!

このビルには俺が一生かけても読めない量の本が詰まってたんだぞ?
多様性を失った代わりが、粗悪品のクソ安家具?ご冗談でしょ?

マジであぶく吹いて失神するかと思った。完全に理解不能。

いくらなんでも駆け込みの本屋経営ならともかく、新宿で
紀伊国屋がそんな事になるなんて考えてもみなかったもんで
突きつけられた現実に30分くらい放心状態になる。
それにまつわるいろんなものも見えてきて、ますますショック。


その後、浅草で(わざわざ)ラーメン食って秋葉原でアメコミ買ったあたりで
完全に体力を消失。

しかし今日のメインは渋谷。まだ移動しなきゃいけない。

死んだ体はかろうじて俺の指令に応えているがもう

こんな感じ。

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今日を逃せばもうチャンスはない。
リザーブタンクにわずかに残った気力を消費しつつ向かったのは

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『ロッ研ギターショー at Amrita Custom Guitars』

最初に断っておきますと、音楽に関して俺は何もわかりません。
バンドやったこともないし、ライブにもほとんど行ったことがない。

しかし誰でもそうだと思いますが、人生において絶対に音楽は欠かせない。
スゲー好きな歌手もいますが、その一人が忌野清志郎。

そのギターが飾られてると知ってどうしても見に行きたかったわけです。

ちょい前、写真家埴沙萠氏の撮影道具を見た時は、その人と会話しているかと
思うくらい人となりが伝わってきました。傷の位置やナレ具合、道具から
人物そのものが浮かび上がるかのよう。

男が使った道具をこの目で見れば、必ず何か感じられるものがあるに違いない、と
完全な門外漢ながら自信をもって出張ってきたという次第。


先日、清志郎のギター本が出ましたが

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この展示会をやると聞いて先に読んで答え合わせをしたくなく、
見るまで買うのを我慢し、己の感性だけを頼りに見たいと願ってたわけです。


以前、清志郎人形を作った時、

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ギターを何にするか悩んだ事がありまして。

エレキではなくアコギにしたかったのと最終的に中野六区からの出馬姿を
作りたかったので、いろいろ調べたあげくギブソンのJ200というのに
たどりつきまして。
(当然ギブソンも知らなければギターにそんなに種類があるとさえ
思ってないレベルが調べるわけですから、難航)


それを1/6で買えればラクでいいなと調べたら、エルビスの人形が
それを使ってる。夢助のレコーディングの時に現地で買ったのは
たしかこんな感じだったので、いいんじゃないの?
サンバーンは後で吹けば楽勝だろうし

と思って買ったら、全然小さい。

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ちなみに本物のサイズ感はこう。

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使おうと考えてるサイズと比較したらこう。

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これはネックだけ流用して他は自作するしかないということで、
いずれマジメに作る前の仮モデルとして、これを製作。

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結局、仮のまま、全然ほったらかしなんですが
そういうわけで、少しは作ろうと思って見た分、
何か実物を見ればビビっとくるものがあると信じてたわけで






全然来ない。

というか、ギター、全然わからない。やっぱしわからない。

抱えている姿の想像すらできない。傷を見ても人間が浮かんでこない。
絵や彫刻を見て感じられる怒涛の情報が、沸いてこない。

これほど音楽は、いや楽器とは俺から遠いもんなのか・・・

と改めて思い知らされた次第。

でも、そういうのとは別にペタペタ貼られたシールの
ミンキーモモからプリプリベイビーモモちゃんが貼ったのか、とか
会場におられた山本キヨシ氏のご説明で、グロールシュビールの
ストラップロックはこうだったとか、

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お気に入りギターの裏面の写真を見せてもらえたりとか、
クロッパーのサインを見せてもらえたりとか、
アットホームな感じで少しだけロッ研の匂いは嗅げたような気がします。

ちなみに入場するとバッジを貰えて入場しなくてもTシャツが買えます。

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展示部屋以外のスペースは写真撮影可能で、ギターケースなどが。

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あの

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SAKUマシン人形もあり。


なんにつけ、本物を見る機会は逃しちゃいけないと思います。


じゃ、スゲーバカみたいだけど原画あるならマーベル展も行くかなあ。
でもスパイダーマンのとこでマクファーレンの原画が見えたからなあ。
そのズレっぷりにまた行く気が失せるんだよなあ。

で、ヘロヘロの帰り、ソフトクリームが食いたくなりヒカリエの地下で
しょうがねえジェラート買って食ってると、荷物番してて後から買いに行った
ツレアイが通路の向こうで

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????

そしたらこっちに向かって、すごい勢いで走ってくる。

バツのまんま! コエー!

これは


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フライングクロスチョ・・・

「それ豆乳入りだって食べちゃダメー!」

と、ジェラートを取り上げられる俺(←男涙の大豆アレルギー)

いやこれ、マンゴーとオレンジのだから全然・・・

「全部豆乳入ってるって!」

入ってるわけねーって、だってジェラートってのは

「お姉さんが全部入ってます、って!」

バイトのねーちゃんのタワゴトなんかアテになんねーって。
だいたい一口食って俺のセンサーが反応しねーんだから
入ってねーよ。ヒャクパー気づくもん、含まれてたら

「全部入ってますって・・・言ってた!(怒)」

というわけで、反論むなしくやっぱりアイスを取り上げられる。

結局、結果豆乳反応はなし。微量だったのか入ってなかったのか
バイトのねーちゃん情報の真贋はともかく、
俺のペプチドセンサーなめんなよ。
こと大豆に関しては勘が超スルデーんだぜ?

そんな事より疲れた体でせっかく求めたアイスを奪われたショックで
この弱った俺が死ぬっつの。というわけで、その後お爺ちゃんは
16時間、昏々と眠りましたとさ。おしまい。
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2017年05月08日

5月第2週 エビ汁週報

お前の落とした斧は金の斧かそれとも・・・

って、金なんか落とすわけねーだろテメー神様コノヤロウ

金で斧つくるバカがどこにいるんだ


俺の斧は、

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石だ!

つべこべ抜かしてると湖にションベンしちゃうぞ!

という感じでゴールデン無用な今週。

TVをほとんど流さず映画ばっか流してたので
チマタがゴールデンなのかどうかはほぼわからないまま。

余りに暑くなった作業場で氷を消費しまくってたら
ツレアイが出かけたついでにスタバのアイスコーヒーを買ってきてやるなどと
生意気を言いだす。

いろいろ飲み飽きてたので、仕事場に届くならなんでもいい。
じゃらじゃらと氷を鳴らしてたっぷりとベンティでも
届くのかと思ってたら

持って帰ってきたのが


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プロメテウスの黒汁程度じゃねーか。少ねーな!

どういうことだ!

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引っこ抜かれてーのか、首!
と無駄に噴き出す暴力衝動を飲み込みつつ話を聞いてみれば

持ってくる間に氷が溶けちゃうからアイスアメリカーノの
グランデを氷抜きで頼んだらアメリカーノはエスプレッソを
お湯で割ったもので、氷を抜きにするとアイスグランデアメリカーノは
結局ただのエスプレッソ3ショット分。

それをお持ち帰り用真空ボトルに入れてもらってきたら

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ま、プロメテウス汁よりは少し量が多いけど、そうは言ってもせいぜいが
ディストリクト9のエイリアン汁程度。

これ薄めて飲むのかよ。SFだな。

というのが今週最大の事件。

それ以外はずっと仕事。

もう今週は放っておいてください・・・。
posted by サンダーロードスタイル at 02:13| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月01日

5月第1週 サンダリン週報

先日のキン肉マントイフェスティバルにてトークショーにお越しいただいた皆様
ありがとうございました。
だいぶ時間が押す中、強烈なライトの向こうを見る限り結構な人数に残って
いただきまして本当にありがとうございました2。

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左から天下一稲坂、サンダー俺、ダイナマイト延藤社長そろい踏み。

企画や調整を稲坂君がして、俺が作って魂宿し、延藤社長が生産管理した結果の
アシュラマン2.0。実は彩色した製品を見たのは、俺も稲坂君も昨日が初めてで
パッケージに入った状態を見たのは延藤社長も初めてと言ってました。
全員、初めて見て、おおー!と感動。原型段階で取りこぼした要素も
製品時にきっちりカバー(腕輪とか)2重3重の愛情体制。こうでなくっちゃ。
いやー、いい商品で一安心です。

さて

当日まで俺の方がどういう動きだったかと言いますと
トイフェスで6騎士サンシャインを展示したいという話が出てたので
それに合わせて超特急で作業してまして、当日展示したのがこちら

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完成度80%。

サンシャイン話、いずれ書くかもしれませんが
今回のトイフェスを外したくなかったのは、アシュラ2.0を買った人も
サンシャインを欲しがってくれるように、というアピール場所として
理想的だろうな、という事から。

技発動前、キャラの内面、忠実な再現度など、2.0としていろいろ考えて向き合うと
6騎士サンシャインというのは、実は出番が少なく、絵も情報も安定もしてない。
でも、ものすごいインパクトがあったわけですから「何か」があるわけで
それを今回出さねばならない。2.0として。

その答えがこの砂地獄。

後の友情を思えばこそ、この2人は一緒に飾ってやりたい。
もちろん単体で立ちポーズにもなりますし、単体での砂地獄も
十分絵になるようにしてあります。

しかし、加えて、もしもアシュラと並べるなら
当時アシュラと一緒に戦線に出たとすれば原作にはないけど絶対に
サポートしたかったろうなとの判断での砂竜巻台座つき。
(ちなみに砂竜巻台座は数日前まで延藤社長も稲坂君も知らない
完全俺判断なので製品化するかどうかはまったくの未定。)

そう思って作って、まさしく作業場を砂地獄にしながら作ったわけです

が!

前日

明日についての連絡は一切来ない。仮にもイベントスケジュールに名前を載せてる
それなりにその場にいないといけない人物であるはずの俺に、明日の情報が全然来ない。

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しかし原型の進行具合がマジでそれどころではないので、マジメにサンシャインに
砂をまぶし、その後考えることにする。



当日

自己判断で現地集合という流れだな、と理解した大人の俺ですが
一応開場1時間前に行ってみればすでに稲坂君到着。

準備をする延藤社長率いるCCPスタッフと合流し、いざ開場。

となったのはいいんすが、俺、物販イベントは初めて。
売る気マンマンの場所にいたことがないんすが、開場してみて驚愕。
CCPくじの列がすごい。結論から言うとそれから数時間
くじの在庫がある中、まー、人が途切れない。最後まで途切れない。

俺が出るイベントは「作品を見てもらう」を前提のイベントがほとんどで
「買う」という気のある人よりも「見たい」人についてしか考えてません。
だから買う気がある人々がブースに押し寄せる状況に、繊細な原型を
並べるのはあまりに危なすぎる。くじが終わるまで展示を見送ることに。

俺は展示するために来てるわけですから、そうなるともうやることがない。
売り子の手伝いは出来ないし、椅子もないので会場をウロチョロするしかない。

おかげでスパイスシードの原型やってる松浦さんとも久々にゆっくり話せて
それなりにエンジョイできましたが。
ちなみに松浦さんは俺が尊敬する原型師の一人で、稲坂君の師匠筋にも
当たる言うまでもないレジェンド級の腕前。稲坂君にも言ってますが
軽く俺の6倍上手い。胸を借りる相手としては文句なしの大物凄腕原型師。
その原型師同士の間では、スパイスとCCPはまったく問題なく楽しい関係が
結べているので、交流戦みたいなこともしてみたいですね、なんつー
話をしたりします。人気超人だけでなくマイナーでも味のある超人を
補完するのであれば、どうしても独力では無理ですからね。
立場は違えど楽しくお互い切磋琢磨やりましょうという話でした。

で、ようやくくじが終わって、一般販売が余裕が出てきて2時過ぎになって
そろそろ原型出せますかね、なんて感じでやっと展示出来た次第。

ツイッターにいい写真が出たんでお借りしますが

こんなイメージで作ってました。
アシュラ側から見たらこんな感じ。

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しかし今回の主役はあくまでサンシャイン。アシュラさえもかばってやるくらいの
圧倒的包容力とパワー。彼が後ろにいるから、安心して前に出られる、みたいな
感じが出るよう、原作の砂地獄発動ポーズに準拠しつつ一工夫。

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ジェロニモ戦1試合のみの6騎士サンシャインに思いを馳せた結果
こういう判断になった次第であります。
後のパワーアップ進化や製品化時の成型も考え、体形にはかなり苦労しました。
でも、文句なく6騎士時代が出来たんじゃないすかね。
みんなが見た最初のサンシャインはこれだろうぜ!って感じで。
いずれタッグ編の2人が出たとしても、この時代の2人も愛情込めて
並べられるのは間違いなし。青春の1Pなわけです。

で、砂粒も本物選んで使用しているわけですが
砂っつってもいろいろありまして建築模型や情景模型用に各種サイズがある。
その中から0.2から0.7mmくらいまでのサイズで6種くらい厳選し
テストしつつ使用しております。

たとえば本体から崩れた段階と、広がるに従って粒子が細かくなっていくのを
表現したり。

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で、いよいよトークショーになりますが

この段階で進行が押しすぎてて、ちょっと裏側は焦ってます。
開始時間を過ぎてもまだチャリティ販売の発表が30人分残っており
会場の時間はケツが切られている。もう顔出して挨拶だけで終わっても
しょうがないんじゃないの?という状況でのスタート。

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このトークショーを行うにあたって、実は事前に俺は質問事項を
稲坂君の方から文書でいただいてます。

というのも

稲「あの原型のあの部分、どうやって作ったんですか?」

俺「ん?えー、どうだったかな。覚えてねえな」

稲「じゃああそこのテクスチャーはどうやって」

俺「ん?あー、それは君の気のせいじゃねーの?」

ということで記憶力が弱い分際で、さらに説明を面倒臭がる
アホ原型師にトークさせるという危険を察知した稲坂君が
こういう質問しますよ、ちゃんと読んでくださいね、と
送ってきたのであります。稲坂偉い。


メールを受け取った俺は「オホー、マジメ!」くらいの半笑いでしたが
トークショーはきっちりその内容に従って進行することに。

そして彼が朝からホワイトボードだ、マグネットだと騒いでいた理由が
開始早々明らかに。

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キャラクター造形とは何か?

と突如書きだす稲坂先生。

人が変わったかのような流暢な喋りから、ほらこの黒板見ろ!的な
豹変具合に、俺びっくり。

どーしたんすかあれ、と延藤社長に小声言うと、彼は教員免許を
持ってるんだとの事。

ええ?先生だったのか!


じゃあ・・・







敵じゃねえか!

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(先生と呼ばれる存在に対しての基本的な俺の態度)

焼き入れられてえのか先生コノヤロー!
ちょっと早く生まれたくらいでエバってんじゃねーぞー!

という本性はおくびにも出さず、他人のつば臭いマイクに耐えつつ
それなりに答えましたぜ。大人になったな、俺も。

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途中「マジメか!」とか「ホメすぎやめろ!」とか3回くらい
叫びそうになりましたが眩しいライト越しに会場をみる限り
「ふざけんな稲坂先生よぉー!」という仲間はいない感じだったので、
お行儀よくしてました。

なんか会場ならではの蔵出し画像みたいなのはないか、ということで
顔造形の変遷写真や、パーツ分割写真とかを出したのと
会場でのネジケンの発表とかがサプライズ。

どうにか無事、急ぎ足で終了。
たぶん予定してた内容の半分くらいになっちゃってたと思います。
細かい説明とか全然できなかったし。
わざわざこの為に足を運んでいただいた皆様もいたようで
ありがたい限りです。次回あれば、余裕をもって行けるよう
今回の反省を生かしたいと思います。

しかしそれにしても喋れる男稲坂には驚きました。
立て板に水だったじゃん!と褒めときました。

そして本日から俺は真の地獄に突入します。
まず、砂の片付けか・・・
posted by サンダーロードスタイル at 00:00| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする