2016年10月31日

10月最終週 コズミックホリブル週報 

まず告知。


アークライトモデルズさんが仕掛ける大型企画

「Creators × Cthulhu Mythos “クリエイターズ×クトゥルフ神話”シリーズ」

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に、参加させていただくことになりました。

大畑晃一監督のデザインを立体化させていただくことになります。

大畑監督と言えば、有名なロボデザインや特撮怪物デザインなど
されておりますが、自分にとっては映画の兄貴であり、古い映画から
最新作まで、唯一映画の話をリミッター解除でできる超映画好き大先輩。

以前、お仕事でも何度かご一緒させていただきましたが
今回お声がけいただき、超嬉しいす。なんつーか、今なら
大畑デザインを見事に形に出来るくらい俺も仕上がってる気がする。

こちらでデザインも発表されてますが

クトゥルフ世界を理解した上でのこの大胆アプローチを
キッチリ形にできればと思ってます。
原作ファン納得の、それでいてまだ見たことない、それでいて
これを見たかった!今日本が発表するならこれ!ってのを
やらせていただく所存ですぜ。

日本最強クラスのビッグネーム達相手の俺の死に・・・いや
戦い様見とけ!



そして、地獄のゾンビ黙示録、第2弾パッケサンプルが到着!

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さすがのミヤジーワークス。もう素晴らしいったらない。

顔圧ニコケイナイトもチラシばっかりはけて、チケットが苦戦という
デザイン人気先行の無暗やたらな宣伝効果を生み出す男
ミヤジー・スコリモフモフスキ氏の本領発揮のパッケージとなっております。

憎いところは随所にあり、たとえば、

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紙箱ってビデオを引き抜いたら、潰されやすく、背表紙に縦折れが入るんですよ。
ダメージとして。レンタルでプラカバーが出来たんはだいぶ後ですかんね。
その傷が今回少し長めになってたんで、第2弾は回転率がよかったって
ことかなと想像してたんですが、ウェイトレスの7泊8日部分が破れてるのは
ちょっと理由が一瞬わからなかった。アクセントにしては今回の目玉である
女の子の顔を消すというのもちょっと置き所が違うのかなとぼんやり考えてたら
「この女の子の顔を確認するために、よくお客さんに手に取られるから
そこから破れたんじゃないの?実は人気の証拠」と言われ、なるほどそれか!と。
1作目のヒロインでそれやったらやりすぎだけど、2作目だからこそできる
攻め!いやー、憎いぜ。そんでレベルが高いぜミヤジーワークス。
いつかデザイン秘話もきっちり聞きたいですね。

にしてもなんかもう、いい仕事ばっか関わらせてもらって俺、幸福。

そしてさらに幸福なことに、現在発売中のアメイジングフィギュアモデラーでも

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また取り上げていただいております。

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俺の説明も書かれてるんですが、やっぱクレイジーだそうです。

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おうおうクレバーの間違いじゃねーのか、と思いますが、
完全にクレイジーサンダーロード。



で、クレイジーサンダーロードと言えば

これが届きましたぜ。本物の

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クラウドファンディングでデジタルリマスタリングしたブルーレイ。

だが、ブルーレイのディスクは何枚も買っているが
俺んチにはまだブルーレイプレイヤーが・・・

ない!(コラ)

だって壊れたDVDデッキが溜まってて4台処理しなくちゃいけないし、
現行でVHSはまだ2台現役だし、エッチデーデーも入れると
映像機器が8台稼働しており、新機種の入る場所なんかねーの。
というわけで、しばらくはまだDVDで見るんでございます。
(狂い咲きDVDはTシャツ同梱のスペシャル版持ってるし)



さて、ここからは告知ではないんですが、
造形天下一武道会7に稲坂君が出場するそうです。

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これは一般応募枠で、己の判断で出場を決意し、
枠を勝ち取ったそうで、俺はすべてが決まった後に
報告を受けて驚いたっつー感じ。

先輩として俺はちゃんと言ったぜ?

なぜ、自分から死にに行く!?と。

でも本人が行くっつーんだからしょうがない。
男子たるもの遊びでも死ににいくもんだし
腕試しを避けて通るようでは男子たりえず。

頑張るだろうから頑張れとは言わず
死ぬだろうから、骨は拾ってやるとは言いました。

とは言うものの、どこにも所属しない野良・・・いや一匹狼の
原型師である俺にとって造形王出場経験は、結果的に原型師人生を変える
出来事でありました。その経験はオススメできる。

重要なのは、自分ベースの発信ではなく他人のペースで
情報発信される中に組み込まれる事だと思います。
ある意味、自分発信だとどうしてもうまく補正がかかる。
ところが他者の手にかかると、自分補正が容赦なく取り払われて
思いもよらなかった自分をさらけ出される事と向き合うハメになる。

そんな立場に追い込まれた時、人間性がよく出ます。
企画を理解するもの、しないもの、自由な立場がとれるもの、とれないもの
商品で語る人もいれば、原型で語る人もいるし、プロセスを重視する人も
いない人もいる。それらをすべてひっくるめて、こういうコンペってのは
出場者の立場と性根がよく出るもんです。それが面白い。発見がある。

そしてそこを通過することで、新たな立ち位置や視点が獲得できる。
間違ってなかったと思えることや、認識が甘かったと思い知ることなど。

野狐禅になりがちな俺にとっては、いい冷や水となり、今後の
自分の立ち位置を確認するいい機会となりました。

なので、大会はどんな形であれ盛り上がって欲しいし、継続して
欲しい。やる気のある人にそんなチャンスがたくさんあれば
いいなと思ってます。

応援してやってくださいなんつーのは、超キモチわりーので
絶対しなくて大丈夫。

参加者や、男稲坂の挑みっぷりをとくとご覧じろ。
造形物は、言葉以上にその人物を物語りますぜ。楽しみに見るぜ。
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2016年10月24日

10月第5週 モアジタキョウエイ週報 

先週、太田記念美術館の国芳展の後期に行ってきたんですが、素晴らしい。
後期の方が展示内容が好みだったかな。今回図録も素晴らしいし
状態のいいのも多く、かなり満足度の高い展覧会。ビバ、太田記念美術館。

最近は、混むのが嫌で開館と同時に入るようにしているので
午前中には見終えてしまい、特に他の展覧会も映画もないので
なかなか行く機会がない美味いピザ屋、王子のラッコズまで出張る。

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基本的に食い物のことはツベコベ言いたかないんですが
ここはねえ、美味いんですよね。派手じゃなくシンプルながら
ジャンクじゃなくきちんと美味い。ちゃんと小麦粉の味がする。
粘土会の時にこのピザをみんなに食わせてやりてーなと思うんですが、
面倒だからいつも見送り。

というわけで滅多に来られないので、たらふく食ってしまい
腹ごなしに散歩でもすべく、駒込で見かけた六義園に行ってみることに。

どういう場所か知らないけど、街ブラよかマシだろ程度のつもりで
行ってみたら、入口にこんなポスターが!

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なに!?

こないだ東海道五十三次をやっと通しで見て納得行ったけど
名所江戸百景の方が好き。高校の時読売新聞の全図オマケ欲しさに
泣いて頼んでサンケイから乗り換えてもらった覚えあり。

というわけですぐ近くにあるらしい謎の東洋文庫に行ってみたんですが、

なんかその名前に聞き覚えはあり。
昔、本をだいぶ買った記憶がある。そこの親玉か?


で、到着してみれば

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おおー、スゲー建物!なにこれ、全然知らなかった。

で、中に入ったら900円。ということは、だ!

結構な展示数あるぜ!状態がいい名所江戸百景をやっと見られる!

今まで黙ってたけど俺は浮世絵にはチトうるせーんだぜ。

よーし、とテンション上がりまくって入ったら





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冗談抜きで、名所江戸百景、展示これだけ。

いやほんとに。


あとは文化祭みたいなカラーコピーのパネルと、
デジタルでペラペラめくれるどーでもいいディスプレイのみ。
いや、マジで。他にもあるにはあったけど目当てに関しては
この1冊だけ。


って、ウソでしょ?

クソみたいなトリックアートみたいなクソ展示や、
クソみたいにヘタクソ漫画の説明映像流して実物はなし、とか、
クソに次ぐクソ。全体数もミミクソレベルで激少ない。
おかしいな、確か普通に金取ってたよな?
俺まだエントランスの無料エリアで迷ってるわけじゃねーよな?
ここマジメな施設だよな?
現存最高峰の美しさを誇る江戸百景のがあるんじゃねーのかよ!
なのに飾るのはカラーコピーのパネルって、これ完全に

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六尺のオオイタチじゃねーか!

インチキ!このインチキ!


こんな金かけて、材料揃ってんのにバカマルダシな施設に
ウソ看板で俺は誘いこまれたってーのか!!

そんな道理が




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ベトナムで通用すると思うか、胸に聞いてみろ!
東洋文庫コノヤロウ!



つーかここ、なんの息がかかってんの?展示もロクスッポねえのに
自由に読んでいいと置いてあるのが、よくわかる儒教?ナメてんのか。
テメーの東洋は特定東洋かよ?バカ!

調べたら俺が買って世話になってた記憶の東洋文庫は、

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平凡社のシリーズ名。

じゃ、全然関係ねーじゃねーか。


で、施設の沿革を読んで納得がいきました。

どうもここは岩崎(三菱)財閥のもの。

俺は、岩崎弥太郎からの三菱の性根が


大ッッ


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ッッッ


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ッッッ嫌い。

宇宙開発における三菱重工の努力は好きですよ。
でもそれは三菱の性根とまったく違うもので、宇宙開発に挑む
技術者特有の努力が眩しいだけで、基本、三菱は敵。

もうそのさもしい根性が気にくわん。任侠道の真逆。
金にいやしく社会に無責任。
テメーん家さえ潤えば他はどうなっても構わず、政府や戦争を
利用できるだけ利用する。アクセサリー程度のミニ金玉だって
ブラ下がってねーんじゃねーのかっつー男度ゼロの堂々たるクソ系譜。
だから俺は渋沢のエーちゃんを支持してんだ。


なるほど、この施設経営における知性や感性の欠落ぶりは
そういう事か、とすっかり幻滅しましたが、外に出てもまだ腹はパンパン。
そりゃそうだ、カロリー消費するような展示じゃなかったもん。

しょうがねえ、六義園散歩して帰るか、と行ってみたら
ここも徳川将軍の庭を岩崎弥太郎が買った場所だっつーじゃねーか!
テメーこのやろう。

散歩はしたいけど、もうクソ方面にビタ一文払いたくねえ。

と、

くるっとソッポを向いたら、そこに


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ふ、フレーベル館!

日本のマーベルがここに?六義園の真正面!?

しかも


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バカヤロウ!それを早く言え!

とにかくここのチェックが最優先事項だ!と一直線。



で、買ったぜ、ダイキャストもぐりん!

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さすがプラ製とは塗装が違う。
完全鋳造粉体塗装版出して欲しい。

あと、これも買った。

紙芝居。

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最後のオチ画像は、額縁に入れそのまま飾っておける。

ありがとうアンパンマン。

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ありがとう、やなせたかし。

こないだ復刊ドットコムで出た、月刊いちごえほん版の
アンパンマンは、店頭にはなかったです、買っといてよかった。

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ありがとう、復刊ドットコム。

ちなみに、中はこんな感じ。

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ファンならマストバイだ。



そしてやっぱり、ブタみたいに食ったから動かねばならないし
すっかりご機嫌にもなったので、しょうがねえ六義園に入る。

で、荷物預けようとロッカーの近くの
チラシ置き場を見たら、このチラシが

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おおー!JIGOROU−SENSEI全身!
講道館での嘉納治五郎生誕祭のもの。

最高格闘ジジイ資料!この立ち姿、作りたい!





あんまり嬉しいからもう



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額に入れちゃう。

俺もう、すぐ額入れちゃう。

ついでに線香も上げて話かけちゃう。

打撃も含めた方向に柔道を進化させられなくて
残念でしたけど、最近、ロシアで銅像立ちましたよ。

先生、いや師範から黒帯を授与される姿をイメージしたそうで
愛情タップリの見事な像でしたよ。

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スポーツとしても総合格闘技としても柔の道は
まさしく縦横無尽に世界に行き届いておりますよ、と。

「柔道とは、心身の力を、最も有効に使用する道である。
その修行は、攻撃防御の練習により、精神身体を鍛錬し、
その道の真髄を、体得する事である。そして、是によって、
己を完成し、世を補益するのが、柔道修行究極の目的である。」

世を補益するのが目的!お見事!そうでなくっちゃ。

おかげで道端のイヌグソ文庫の事は忘れられるぜ。
あんたらにはそれが足りねーんだよ、岩崎!
あと毛も三本足りてねーよ。まったく。マジメにやれバカ。
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2016年10月17日

10月第4週 ハーダーホースカム週報

先週は、この忙しいのに実家の群馬に帰省。
無駄に出かける時は仕事をやり貯めなくちゃいけないので
移動時間が貴重な睡眠になるものの、ここに来て読まなきゃ
いけない本がありすぎるので、気合入れて目を振り絞って読みながら移動。

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とはいうものの、やはり眠いと読書はキツイ。



実際はほぼこんな状態で移動。

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頭に入ったのか全然自信なし。
眠気が消える方法はないもんか。ポンか。ポンしかねーのか。



それはともかく、当然ながら遠出した場合、可能性さえあれば
ご当地博物館にはぜひとも足を運びたい。

というわけで夏にリニューアルしたっつー
群馬県立歴史博物館に行ってきたわけですが

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博物館は大別して、冷静に歴史を俯瞰出来ている所と
ハッキリ言って売国的展示に終始してるところとがあり
さてグンマはどっちかいな、と思ってたんですが
完全に後者でガックシ。ある程度は覚悟してたものの
そこまでバカとはお笑い草。その状況からのチクリという返しもない。
宝の持ち腐れもいいとこです。



大体、高崎に降りてすぐ駅前を大規模開発してたんですが
まずそこで見たのが

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この素晴らしいネーミングセンス。
千葉は流山の会社だそうですが、なんでこれが出来ねーんだグンマ。

八州とは相模、武蔵、安房、上総、下総、常陸、下野、上野の
8カ国からなる関東八州を指し、八州廻りというのは関東取締出役の通称。
房州や武州よりも上州は八州廻り取り締まりの影響を濃く受けてます。

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というのも当時の文献にハッキリ残ってるそうですが、すぐ勝負に打って出て
人生を博打としてマジメに百姓をやらない上州気質。
質素倹約を奨励して民衆管理をすべく広域警察として機能していた
八州様のいうことを、全然聞かないのがクソ上州。
基本的に癒着や賄賂で腐敗の温床であった八州廻りに対して、
いろいろと関わり深い状況になっちゃってたわけです。つまり八州は敵。
で、それに真っ向から抵抗してた勢力が侠客達でありその代表が
仮面ライダーの起源のひとつチュージクニサダなわけです。

幕末から明治の動乱の中、薩軍に抵抗し、明治政府にも抵抗した世直し運動の
上州の博徒達は概算で200集団、実に10万人いたそうで、関東の中でも
極めて異質で御し難いという報告があったそうで。
そしてこれに手を焼いた政府は新たに据えた県知事にフィリピンの大統領並みに
強硬策をとらせ、親分衆の首をハネまくり河原に並べたそうです。
証言をそのまま載せれば「チョキンチョキン」と首切って並べられたんだそうで。

なもんで、宿場町街道沿いとして最先端文化流入があるけど
マジメに働きたくない連中が多い土地としてのグンマは数々の
時代劇、任侠映画の舞台とされて、英雄的にしろチンピラ的にしろ
とにかく言う事聞かないヤツの宝庫とされてきたわけですが、
そうした反抗的な気質が…全然出てねーんだよ歴史博物館。犬かよ。

玄関トコで電子音鳴らしてプロジェクションマッピングじゃねーよコノヤロウ。
発想が博徒じゃなくて水呑み百姓だっつの、矜持がねーのか矜持が。
大前田栄五郎と相澤先生に土下座しろバカ。そっち方面に尻尾振るなら学問名乗んな。

という意味をすべて含めた上で、駅前の開発と称して弱った土地に入りこむ
イオンが出来上がるという現場に八州名前の土建屋がガンガンに働いているという図式。

歴史は繰り返す、というか、簡単にナゲーものに巻かれやがって
骨のあるヤツはマンナンライフしかいねーのかグンマという面白さがありましたぜ。
ゆえに燃えるんすけどね。



しかし


良い展示もあり。

なんと上毛かるたの原画展示!

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10年以上前、鯉口シャツを自作プリントした際もまず
これだと思った柄が、上毛かるたの「ら」

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その原画ですよコノヤロウ。
アメコミの原画見られるのかっつーテンションの上がり具合です。

初めて見た!!!

かつて米軍の統治により、思想統制に近い状況でGHQから日本の歴史や
地理を教えぬようと制限されてた時に生み出されたのが上毛かるた。
郷土の偉人や地名を組み込んで、日本人、上州人としての意地と誇りを
失わないよう、情操教育が途切れぬよう、メリケン指示に対しこれまた
極めて反抗的に普及されたもんです。
そして第1回のかるた大会は、なんと敗戦の3年後。
よくまあその混乱期に退かず挫けずやったもんだと心の底から敬服します。

まさしく侠客の時代から連綿と受け継がれる、骨のあるヤツがいた証拠であり、
そうとは知らず俺の性根を育ててくれたもの。

で、飾ってあったのがこれ

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他県の方には完全にナンジャソリャですが、群馬県人にはこの原画
たぶんモナリザ以上にポピュラー。
もう感動しちゃった。小さかったのね。原画。

旧版も初めて見た。

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帰りに絵葉書買っちゃったもんね。

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ちなみに「よ」は小学生が触れられる数少ないヌードとして
とても「俺」に大切にされ、勝敗に興味はないが試合において「よ」は渡さず
「よ」さえ取れば、俺の中では「よ勝ち」であって、あとはもう
バカみたいにカルタしてろや、的な思考しかしておらず、みんなが
必死で覚えた配置を邪魔する為にカルタの上を転げまわるとかしか
してませんでしたが、30年経ってもまだ温泉のネーチャンを
作ろうとしてるんだから、当時から正しい判断だったわけですな。
(同数勝負の場合「つ」を取るものが「つ勝ち」となるのが本当ルール)


ちなみにその後ろにあるゴッホの夜のカフェテラスのはレンチキラーで
なんかすごく出来がよかったもの。
奥行きのあるこの絵は抗いがたい魅力がありますな。


で、ついでに海洋堂のご当地ガチャを見つけたので回してみたら

群馬じゃなくて長野は松本城が出る。

欲しかったのは、これなんだけどなー。

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イカスぜ温泉猿。斬新。俺も作ってみたい。


しょうがないので、出た松本城は我が家の千年雨蛙に襲わせてます。

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というわけでまた来週。
posted by サンダーロードスタイル at 00:03| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月10日

10月第3週 ジンノエ週報 

まずNYCCにて、Geccoブースでは
ゾンビプラモ第1弾〜第3弾まで展示されましたぜ。

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第1弾と第2弾にはジオラマ風台座が!

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原型の進行は知ってましたが、完成品は俺も今回初見でちょっと驚き。
俺が関わったのは…ウェイトレスの台座のポスターのデザインだけ!

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やはりモノがモノなだけに情景となると、グっとドラマが感じられますな。
どういう形で販売するのか不明ですが、GKでという話もあるので
決まりましたらこちらでもお知らせします。楽しみ。


で、第3弾も無事展示。

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実は一番悩んだのがこの弾で、たぶん一番時間かかった気が。
いろいろな細かい設定や判断をお知らせするのが楽しみ。


他にもGeccoブースでは、赤尾さんタナベさん山岡さんの
俺が正規軍と呼ぶ恐怖の凄腕達の鬼原型が展示。

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そこにポールコモダもプラス。サンディエゴではエリックソーサだったし
もうマジで勘弁して欲しいす…

詳細なレポートはこちらの 豆ブログ にてご確認を。



そんなNYCC真っ最中の時、遠く日本の空の下
ゾンビプラモのイモ原型師は、危機感もどこ吹く風で




花粉ガチャを回して喜んでました。

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こんなスーパーくだらねー商品を出されて、回さないわけがない。

ちなみにブタクサ花粉が出ましたが、電飾入れてもそんなに
面白くならず、まだ遊び方保留。

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ボイジャーに出てきた巨大ウィルス的に遊びたい。


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という無知性話はともかく、先週はこれらを見てきました。

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明治工芸展は、金工にほんのり期待で行ったものの
陶芸の輝きの前にはまったく見せ場なし。焼き物凄い。

中でもまさしく息が止まるほど吸い込まれたのがこれ。
ちょっと理解の範疇を超えてました。

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調べたらこれを作った太田甚之栄(おおたじんのえ)は
明治13年に赤透(あかすけ)の釉薬の開発に成功した人。 
金を混ぜ溶かしたガラス質の原料をさらにもう一度低温で焼く事で
透明な赤が出せる事を発見したんだそうですが、写真ではまったく
伝わらない、一種異様なレベルの美しさにクラクラきましたぜ。



仙高ヘもっと作品多くていいんじゃないのと思うくらい
あっという間で見応えあり。人間がマジメでありきたりの
発想から自らを由とする思考を入手して化ける過程を
まざまざと見せつけられました。
なんつーか、やっぱ作品は技巧ではなく、人なんだな、と。
一番衝撃的だったのがこれ。

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小共(こども)

ここまでディフォルメを進めておきながらチンチンは残すという英断。

70過ぎたジジイの仕事としては、エッジが効きすぎ。


そういう意味では明治の技巧も、人柄を感じる技巧は
心技体一致というか、知行合一というか、きちんと伝わるもんに
なってるけど、意味なく表現と乖離した技術は、やっぱ見てて退屈。
しかし越えるべき壁を前にした技術は、やっぱどう見ても勇猛果敢。
作ったもんはよく語るなあと再確認。


そして、これにも行く。

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楽しみにしてたグッズを買い

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世界でひとつの、らん丸Tシャツも作る。

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なに、らん丸を知らない?

10年前の俺の日報を見ろ。
まったく成長しない人間もいるっつってるだろ。



そして敬愛する猫目小僧大好き大先輩の為に

プレゼント用のTシャツも作る。

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トモダチ!ボクタチ、トモダチ!

こりゃ喜ぶに違いない。要らないって言われても渡す。



そして自分用には当然、これをゲット。


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んー、あんま反射しない・・・自分で反射塗料塗っちゃおうかな。




真悟展でなぜか係員の人が話かけてきたんですが
よりにもよって、この俺に、警戒色を出しているつもりで
ノーフレンドリー感爆発のとっちゃん坊やのはずなのに

「みなさん、わたしは真悟は傑作と言いますが、自分には
その面白さが理解出来ないのですが…」という話をし始める。


知らねーよコノヤロウ。なんだ、殺されてーのか。それとも死にてーのか。

たぶん、恰好や振る舞いから察するにあくまで仕事で
そのイベントの担当を任されただけで、それほど人気があるような
作品なら読んでみるか、と読んではみたもののまったく理解できず
気の弱そうなKAZZファンを見つけてはヒマつぶしに
半分バカにしつつ質問している感じがしましたが、俺は善人なので
ちゃんと相手しましたぜ。意外と殺さねーんだ、俺。

俺、イノチ、ダイジニ、スル。

デモ、ツギハ、コロス。
posted by サンダーロードスタイル at 00:00| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月04日

10月第2週 紐育漫画祭週報 

まず告知ですが

ゾンビプラモ第2弾
「地獄のゾンビ黙示録 - Day 1, 午後1時27分 ダイナー 」
の予約がまず、GeccoDirectより開始です。

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今回のパッケージも素晴らしい。

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安心のミヤジーワークス。

混乱のフリーウェイから脱出した彼女が、助けを求めて向かった先は
フリーウェイ沿いのダイナー。しかし当然そこで待っていたのも・・・
という第2弾ですが、発売は12月予定。
長いぜ。もうサンタさんに届けてもらうしかねーな。


ちなみにサンタの原型となったクランプスはこんな感じで

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これほど届けてもらうにピッタリの人材もいまいという
そんなクランプスが活躍する去年公開されてクリーチャー山盛りの
映画クランプスもやっとこ本日発売だそうで。



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遅いっつーの。もうバカ。ずっと待ってたんだぞ。


続きまして

ゾンビプラモ第3弾、
「地獄のゾンビ黙示録 - Day 1, 午後4時42分 ショッピングモール」

その原型をニューヨークコミコン2016(10月6〜9日)
ゲッコウブース#1768にて展示予定です。

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詳しくはこちら。Facebook

第3弾ではパンデミックを甘く見たストリートギャングが自業自得のゾンビ化、
住民を避難誘導しようとしたマジメな警察官もゾンビ化。
阿鼻叫喚の地獄と化したモールにたどり着いたヒロイン。
生存者と接触し、事態が展開しますぜ。


第2弾がようやく予約開始で、それも出てないのに
もう第3弾かい、と思われましょうが、出来ておるのでありますし、
飾ってしまうのであります。

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いやーそうなると都合9体の可愛いマイミニゾンビ達がNYCCご出席。
なんだかんだでいろいろ感慨深いです。
去年の今頃はなにやってんだろーなー、とか思ってましたが
いろいろまさかな状態になってるもんで、来年がどうなってるのか楽しみ。

というわけでまずはNYCCのレポートを楽しみに漁るとしましょう。




さて、
先週と打って変わって今週は一切外に出ず。

というわけでインプット不足の週でしたがその分

フラッシュにどっぷり。

ここから先は毎度不評のアメコミ話なので

・・・とフラッシュ論をだいぶ書いたんですが、カット。
いやいいんだ別に。

最近、こういう事を言ったり書いたりすることが
自分の整理のためには有効でも、他人に聞かす意味はあんまねーなと
思うようになってしまいまして。

俺が泣いたり怒ったり真剣に接する温度と、他人が大事にする
温度の差がありすぎて、なんかもうどうでもいいやと思っちゃうように
なってきております。
アルティメットルミナスとかもそうだけど、ダメなもんを
ベタボメするドテカボチャどもを見ると、こいつらうんこでも
宣伝してたら食うんじゃん、とか思っちゃうというか。

つまり個人の解釈を日記的な意味で他人に伝えるのはなー、と。
俺らは作品が言語ですかんね。そっちに重きを置きたい。

ただそれは俺の温度が冷めたのではなく、他人に説明するパワーを
こちらの作るパワーにしといた方がナンボか意味あるな、って
温存話でもなく(実際、ヒかれるくらい書き散らしましたし)
距離感ってことですかね。なんか変わりつつあるのかもしれないすが
まだよくわからんす。

というわけで、股来襲。
posted by サンダーロードスタイル at 17:11| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月03日

後回し

そんな書くこともないので、ささやかな告知も含め、明日週報更新。
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2016年09月26日

9月最終週 出たり見たり買ったり週報 

まず、One-Stepさんより、シガーマンの受付が始まりました。


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改めてご説明ですが、シガーマンはGeccoさんより発売されております
ゾンビプラモ「地獄のゾンビ黙示録」の第1弾3体と連動している、
組み合わせ可能な台座にして胸像のガレージキットです。

で、今回量産と販売をOne-Stepさんにお願いしております。

価格はWF販売時と同じ5000円。ご購入に関してはこちらへ




そもそも完全に好き放題やらせていただいてるゾンビプラモでありますが
こちらはGeccoさんのブラックラベルというカテゴリーで販売されているもの。

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今後、ブラックラベルはGeccoプラモレーベルとして発展する予定ですが
元来ゾンビなんてもんは、集めてなんぼ、数あってナンボの世界なので
プラモもGKも垣根を越えて、この世界観でいろいろ出来るといいですね
なんてー話が持ち上がってました。

そこで、同じ世界観のガレージキットをわかりやすくする為に
提案したのが、これ、ブラッドラベル

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ブラックラベルの路線と組み合わせて遊べる、兄弟レーベルみたいなもんです。

たとえば、1/16スケール、もしくは同じ世界観のオリジナルゾンビや台座や
ストラクチャーなどを、皆さんもやってみませんか、という参加マーク程度の
意味合いで考えてます。

その第1弾ということで、ゾンビプラモ原型師である俺が提示したのは
素組プラモのままでも飾れるコンパクトな台座となるこの連動バスト
シガーマンだったというわけです。

今後、サンダーロードスタイルとしてもブラッドラベルとして
バストシリーズや同スケールのキャラをオリジナルGKとして出していきますが、
俺もやってみたいなんつー方がいましたらこのレーベルを使用していただいて
連動してもらったりすると面白いかも、という試みすね。

別にそんなマークなんてなくてもいいっちゃいいのかもですけど
あったら今後まとめやすいかもしれないので、一応設定してみましたという話。



さて、続きましてですが、

それらを売ったりする主戦場のひとつたる
WF2017Wへの参加も確定しました。

いろいろありましたが、全部リセット。元気に参加するぜ。

しかも今回は2カ所用意します。

ゾンビオンリーとなるであろうサンダーロードルイタス


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ではなくサンダーロードスタイル卓(2卓)




ゾンビ以外のオリジナルをやる場所としての、新たなる2卓

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での参加となります。

ついでに言うと、リアルフィギュア応援団にも参加するんで
テメーまた3卓掛け持ちで、ウロチョロすんのか!ということに
なってしまいそうですが、前回は不測の事態がいろいろあったが
今回は万全で仕掛けますんでダイジョウビ。


そしてランラーローロ卓は、
オリジナルクリーチャー系サークル『Sculborns』さんと共同出展となります。
後々ご説明はしますが、知る人ぞ知る腕利き造型集団。

奇しくも今回は、自分ももともとクリーチャーを1体作る予定だったので
若い衆に負けずにカッコいいの作るぜ。

ちなみになんでランラーローロかというと
こいつだったらそう呼ぶだろな、と思っただけで他意はなし。

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アメリカ名物にして地獄日報名物の、狂気の舞台化画像はこちら

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タイツが生々しい。



さて、

というわけでやっと先週の話。

このところ、仕事のスキみて展覧会に足を運んでますが
今週はこの4件。

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中でもアンビリーバボだったのが、ウサギ展。

俺のナショナルトラストへの信頼と、湖水地方への憧憬と
ポターのセンスに対する崇敬は、筆舌に尽くしがたい。

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レイクディストリクト。ああ、アコガリの湖水地方。


俺のイギリスったら、愛憎渦巻き過ぎてよくわからんすが
女王陛下のユリシーズ号と衝角駆逐艦サンダーチャイルド
あとは切り裂きジャックとヘリオット先生でほぼ全部。

そこにドクターフーとのねずみチュウチュウ奥さんが入る。

本質的に英国人に根差す感謝のなさと横暴さにはうんざりですが
ヒルトップ農場からウィンダミア湖まで、美味いチーズと紅茶持って
のんびりピクニックなんかにトラヨン流しながら行けて
人生の今後とか一切考えずに鳥の声聴きながら、3日4日
ゆっくり読書できたりしたら、俺、全然英国に文句ないね。

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行くの無理ならジオラマ作ったろかい。



そんな俺のあこがれを一気に引き受ける象徴がアニマルギジンカー、
ポター。天才おばさん。

原画もそうすが、ラフの絵とか悲鳴が出るくらいに感動的でしたぜ。
特に、自分が好きな動物への優しい目線は、素晴らしい。
観察ってのは愛情そのもので、たぶんこれ、造形も同じだと思う。
ウサギや池の生物に対する愛情と比べ、猫への興味なさも凄い。

いろいろグッズがある中、散財してきましたが立体物としては

これ購入。

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2人いるのがいいすね。ボーイミーツガールの基本話です。



だいたい、本国にあるポター記念館のピグリン展示はこれで

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お土産品がこの始末

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ポター以外、可愛いっつー感覚が全員欠落してんのかエゲレス。



つくづく全部そろえといてよかったぜ、ダカラのピグリン。

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オサムグッズは、特に思い入れはないんですが、そうは言いつつ
毎日使ってるミニマグはオサム柄。気にすることなく血肉に
なってるんでしょうね。この人の面白いのは、さほどデザインに
愛情が感じられない点。全部が全部借り物臭く、ニセ臭いけど
絶妙なところでファンシーグッズの王道で、オリジナル。
一人でコントロールしている分、根っこがなくても一本スジが
通っているって感じ。その可愛さの本質は、収斂進化の結果なのに
爆発的にツボを直撃してくることがあるんだよなー。不思議。
というわけで、そんな思い入れないとはいえ、たぶんオサム論を
かなりハイレベルで語れるくらいですが、全然、思い入れないぜ。

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国芳ヒーローズは前期と後期でほぼ全点入れ替えってことなので
まず前期。水滸伝にもまったく興味がないので、純粋に浮世絵として
のみ楽しんできてますが、武者絵ほどスイッチは入ってないです。
仕事感がけっこうあって、まあしょうがねえのかな、と。
久々の太田記念美術館図録は、大変頑張ってますので水滸好きもしくは
国芳好きにはオススメです。


六大絵師の競演は、保栄堂版の初刷りを揃いで、しかも題字も含め
東海道五十三次を一気に正しく俯瞰できるチャンスであり・・・
ましたが、状態悪すぎ。というか、こないだのボストン美術館所蔵を
見てしまったらもう後に戻れない。あれが正しい発色かと思うと
もう、素直に絵を見るより古物としか見えないのが悲しいところ。
でもこないだの六本木の広重展よりは、よかったかな。
おかげで気が済むまで見られたような気がします。
本当は名所江戸百景を通しで見たいんだけどなあ。


そして、これを書いている日曜

10年ぶりくらいでスーフェスに行ってくる。
仕事がてらも含めつつ、実は駅数個しか離れてないと知った
緒方さんと一緒に行ってきたわけですが、こんなのを貰ってしまいました。

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サンダー造形に興味を持っていただき、前回のゾンビプラモの塗りを
お願いさせていただいたんですが、まさかの塗りで返してきた
本業イラストレーターの方なんですが、またしても見事なこの塗り。

ビビッドな色の配置の妙が実に面白いんですが、正直この塗りを楽しむには
キャンバスが小さい。というわけでいろいろ相談した結果、次回WFでは
緒方塗りでもう少し大き目のものが見られると思います。


スーフェス会場では、スゲー気になってたけどなかなかお話する機会が
なかったアクロさんやスパイスシードさんと話してきましたぜ。
入ってすぐ、同じく前回ゾンビプラモの塗りをお願いした土門さんと
バッタリ会ったり、アクロさんブースではゾンビプラモパッケ塗りの
アンドウさんとバッタリ。知り合いにばったばったとまー、せわしなかったです。

CCPブースでもバッファやアシュラ、スグルやイワオ、キン骨マンなど展示してあり、
次回は腹くくってこのブースの中にいた方がいいんじゃねーかと
ダイナマイト延藤社長とも相談してきましたので、次回も顔出すかも。

で、戦利品はこちら。

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アクロさんの高木ドラゴンとサンガッツさんのブヨブヨ。

今月は椅子だなんだと出費が重なって無駄遣いを一切できなかったので
もし普通の状態だったら5万くらい平気で散財できるっくらいに
欲しいものがあった。あれ、スーフェス、こんなに面白そうだったかな?
とにかく俺にソフビの可能性を見せないで欲しい。
どんどんそっちに惹かれて行くのが怖い。
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2016年09月19日

9月第4週 カーテン週報 

まず、先週大騒ぎした、椅子問題。
若干改善されましたが、その功労者は無印良品の低反発シート。

以前近所にニトリがあって、低反発ってどんななの?と思って選んだものの
さすがお値段以下ニトリ。悪気はなく安かろう悪かろうでまったく無意味。
・・・だったので低反発?無駄だろと思ってたんですが、無印のを教えてもらって
買いに行ったら、全然触り心地が違う。値段も違う。
これならいけるかもと使ってみたら・・・いける!
2晩使ったけど全然いける。

問題はサイズが小さいのでいちいち位置調整が必要ですが
能力はまったく他の低反発とは違いますね。というかこれが
普通の低反発なのかな。よくわからんすがまずはこれで
しばらく作業してみようと思ってます。
尻、気にならないで作業できるってのは改めてすごく重要。


そして次にワンステップさんより、シガーマンのテストショットが
上がってきましてパッケのシールやら取説やらをやっております。
俺が販売したのより、若干豪華になるかもです。箱入りになるんで。
こちらは後程改めて告知します。


さて、ここから

肉のカーテン製作記。

えー、今回は書かなくていいかなと思ったんですが、先日漫勉を見て
やっぱり創作現場を覗けるのは俺にとってすごく面白いから、
情報出せる立場にいるならちょっと出しておくか、と心変わりしましたので
軽く書きます。途中経過写真はほとんどないので、文字ばっかですが。



今回の肉のカーテン。造形的には今までと一番違うのは
キャラではなく「技」を表現するという事になりますね。
これ同じようで全然違います。ポーズの立体化ではなく、技の立体化。

技となると「決め絵」だけでなく、技が始まる前や、技が決まる瞬間、
決まった後まで含めて技のイメージはできてます。
それを表現できなかったら、ただのポーズ人形になっちゃうわけです。

ある意味「動き」を立体化するってことなのかもですが
動きってのがいわゆる「躍動感」かっつーと、それまたちょっと違う。
ジャンプしてピョーン、派手ー!ってんじゃ、なんつーか、ねえ。
そういう意味での「技」は前後の流れを感じさせるもので
ポーズというよりはシーンの立体化に近いかもしれません。


肉のカーテンはあまりに有名な、それでいてシンプル極まりなく、
誰でも作れそうなポーズでもあります。どころか、たぶん誰でも出来る。

設定上でも、修練が必要な高度な技ではなく、真弓がこうだと見せたものを、
一目見てこうか!と(血族的本能のサポートがあったとしても)
真似できた単純なもの。小学生も真似できるものなわけです。

しかし、

例えば素人がファイティングポーズとったところで、一目見て
これはダメだとすぐわかるのと同じように、同じ格好だとしても
小学生のポーズじゃダメなわけです。
本物の超人のポーズ(技)と小学生のポーズ(真似)の違いを
一見して感じさせられるようなのが、理想。

と頭ではわかってますけどね、動かせるパートはわずかしかない。
曲げた前腕ガードと背筋、立ち方・・・くらい?

簡単だけど、簡単ゆえに説得力を持たすのは難しい。

しかしそれゆえに挑み甲斐もある。
ということで、シンプル技相手のゴングはなったわけです。


まず第1のハードルは初期ゆで絵の落とし込みです。
これが出来てないと、技もくそもない。
しかし毎度のことながら難しいわけです。

例えば肩。原画では丸く印象的。ですけど、リアルを追及すると
その形状にはならない。

リアルに寄せるのは簡単です。
正しい人体にそのポーズをとらせればいいし、人体をトレスすればいい。

でもそれではキン肉マンにはならないんすね。ただの人体が出来上がる。
なので正しい人体を作ることはハッキリ言えば不正解です。短絡的。
俺がCCPの造形に興味が出なかった理由の一つがそこにあります。
美しいしカッコいいけど、キン肉マンじゃねえだろ、マンガの立体化じゃねえだろっつー。

でもリアルさを真っ向からキン肉フィギュアに落とし込んだのも
CCPの英断であり、そうして蓄積したものは、まさしく功績であり
敬意を払うに足る要素でもあります。
こうだ!という解釈を真正面からたたきつけるという方法は
本来商品に不可欠な要素であり、本当なら形はできて当たり前なので
「その独自の解釈、姿勢にこそ金を払う価値がある」ってもんです。

だから買った人が今回の肉のカーテン買っても「ほらCCPすげーだろ」と
人に自慢できるような仕上がりじゃなきゃ、これまた失敗。


というわけで、頭部のバランスや表情の情報。
CCPが積み上げたものの上に乗せつつ、積み上げたものを破壊する。

そうしてフォルムが完成したら、いざポーズをつけて技に昇華させます。

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というわけで、だいたいのポーズをつけたところから
悩む時間が始まります。

先ほど書いた本物の超人のポーズ(技)と小学生のポーズ(真似)の違いを
一見して感じさせられるような表現のハードルを、いかにして超えるか。
いかにして単純なポーズに説得力を持たせるかのハードル。高い・・・。


で、


そこを超えるべく出した結論というか方法論は

「俺が肉のカーテンを攻略する」


この辺は、稲坂君に説明した時も一瞬で理解されなかったんすが
要は、3日間攻撃を耐えられたこのポーズ。

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(スグルが脇腹を即ドボっとやられたのはご愛敬として)基本的にまず
攻略不可能な鉄壁の防御でなければ肉のカーテンではない。

ので、ポーズつけた原型に対し、ヘラでひたすらペチペチと
いろんな角度から攻撃を加えながらスキを探し続けるという造形方法を
編み出しました。

まさかの人間VS粘土。直撃格闘造形により正解を模索したわけです。

そうすると、少し顎を引く、少し脇を締める、でも敵の動きを
見ないわけにはいかないからガードは閉じすぎない、
でも最初の絵はヒジを締めてるな。てことは可動する腕で
カバーできるのはどこまで?前からの攻撃の勢いをどういうスタンスで止め、
どこで下半身に力を入れる?横からの揺れには、半歩開かないと。
腹筋にこう力を入れないと、前攻撃は耐えられないけど
そうすると背中はこう丸くなる。でもただ丸めただけじゃなく
力が入ってないといかん。肩甲骨は前に出るけど、隙間が出来たら
弱点になるから筋肉を固めたまま前に動かすと、アレこの部分も力が入るな

などと見えてくるので、粘土相手にひたすらヘラで攻撃を加え、
ガードポジションや足の開きを説得力あるところまで調整したわけです。

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しかし理論武装は頭デッカチになって本質を見失う事も多い。
基本、どんだけいじっても原画に立ち返って、そのイメージを
補完する形で進める。
イメージとしては真弓に教わったばかりのスグルそのもので
こうか!こうか?あれこうかな?いやこうかーっ!とひたすら。

おかげで最終的にスキは埋まって、俺には攻略できない
鉄壁のガード感がやっと出た気が。

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さらにこっから造形説明というより個人的な感想ですが

作ってる最中、これはただのポーズフィギュアじゃねえ
キン肉マンの魂が宿るものにならなきゃいけないと考えてまして。
これが誰かの枕元にあれば不幸や逆境も吹き飛ばす
勇気を思い出させてくれるあの少年漫画の熱意や、
奇跡の逆転ファイターと信じさせる可能性が宿るものに
ならなきゃいけない、絶対!と真剣に考えてました。

他の超人の場合、ここまで考える必要はないんですが
やっぱり主人公ですからね。造形側としては一歩たりとも
退くわけにはいかんと。

俺らオモチャ業界は、世の中に不可欠なわけではない職業であります。
環境汚して、資源消費して、他人様に迷惑をかけて仕事してるなと
思う事は多々あります。
でも人間が生きていく場合、娯楽は不可欠でもあるわけです。
心の救いや癒しであったり、勇気や元気の源であったり。
過酷な現実に立ち向かう、ちょっとした燃料になるわけです。

他人様に迷惑かけてる分、わざわざやる限りは、よくやった!と
思われたい。
無責任な消費に加担するんじゃなく、やる意味があった!と
思われる仕事を目指すべきだし、キャラを預かる限りは
作者の思いを引き継げなければスタート位置に立つ資格もない。

何度も言ってますが、数ある少年漫画の中で俺が次の世代に
読ませたい、読ませるべき内容を備えた漫画の一つが
キン肉マンだと思ってます。現行の新章を読めばその意味は
言わずもがなでしょう。

そう思わせる作品の主人公の不屈さと闘志を立体にするわけですから
そりゃ力も入るっつー話です。

結果、170円握りしめて本屋に走った少年の時の俺の目を
輝かせるに足る、10歳児が、すげえ!カッコいい!って
思ってくれるような人形が出来たんじゃねーかな、と思います。

たぶん肉のカーテンを作るのは一生に一度と思いますが
この真剣さと本気が、俺がキン肉マンから学んだ物でもあり
ゆでたまご先生への恩返しとも思って、マジメにやりましたぜ。
大人はちょっと元気のない子供に、このカーテンスグルを
プレゼントしてやって欲しいす。こんな顔だけど、ここから
耐えて逆転するんだぜ、なんて教えてあげてくんねーかな。
歯を食いしばって耐えているこの時は、防御だけじゃなく
攻撃でもあるんだぜ、という事を教えてあげてくんねーかなと。


つーわけで入れ込みの甲斐あってか、俺の手ごたえとしては
誰でも出来るポーズフィギュアじゃなく、ちゃんとした
肉のカーテンの立体化として成立したんじゃないかと思います。
ケチ臭い小細工造形ではなく、俺が望む「備えた造形」と「伝える造形」に
どうにか届いたんではないかなー、と。

今月中の予約らしいすから、ぜひ買ってねコノヤロウ。
posted by サンダーロードスタイル at 00:17| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月12日

9月第3週 チャンスイ週報

今週は人と会う週で珍しく外出が続く。

という話の前に、だ。

椅子。イス問題発覚。

コノヤロウ。

ずいぶん前に背もたれがポッキリ折れた椅子に
無理やりミニ机をくくりつけ、どうにかしのいできたものの
ついに限界。
そして精査に精査を重ねたまさに選りすぐりの椅子を購入。

ほぼ600$。

これが買えますよ。

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それなりの散財だからもちろん自分でも試しに座ったし、
同じ椅子の使用者の話も聞いた。綿密なリサーチをしたつもりだった。

のに、だぜ!

忙しいのに予告なしでいきなりクソデケー荷物が届いて、しょーがねー
ヒーコラ2階に上げてエッチラ組み立てて、さあ作業すんぞと座ってみて
40分したら、


致命的欠点発覚。


早いぜ、早いったらねーぜ。


これは今後、作業椅子購入の検討をしている人の為に説明してやります。

若い原型師たちよ。俺の屍を越えていけ。


俺が買ったのはこれ。

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いろいろ多機能かつ、リーズナブルという点で選択しました。

だが、まったく見逃していた点がひとつ。(←偉そうだが基本、ザル)

それは




座面がメーーーッシュ。

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要は、金属枠に網張って、そこにお尻をのっけてるわけです。

一枚の網に座ってるわけ。

どういうことかと説明してやりますぜ。



そもそも空間というものは、だ


重力の影響をうけてゆがむわけです。


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アインシュタインも言ってるかんな。

創作意欲に燃える俺の熱いケツがそのメッシュの
座面中央に長時間居座る。

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すると、空間の歪みとも言える座面における「無理」が
尻縁を直撃してくるわけです。尻のふち。シリブチ。

金属枠近くの伸びないメッシュ部が、この月軌道上のラインで

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尻の外側に圧をかけてくる。真ん中が低くなれば当然圧も上がる。


本来高級、いや中級椅子であればフワッフワの良い革でカバーしたり

そうでないならこれくらい科学的根拠で俺のお尻を優しく包んでくれるはず。

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しかもオジサン原型師ときたら、自宅作業ですからゴテゴテのズボン履いて
作業するわけもなく、短パンイッチョで気軽に座るわけですから

現実問題として科学無縁の

これくらいの無防備さで


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ほぼムキダシの尻を椅子に預けてるわけです。信頼だ、信頼。



で、そのまま40分も座って集中してたら、可愛いマイオシリは


こんな状態に



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ディストリクト9のパワードスーツスタチューと同じ価格で

人体工学ウンヌンを抜かす椅子ですぜ?どうして俺を苦しめる?


人体ウンヌンならこれくらいのケツディフェンスがあって当然なところ

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使用した俺の状態といえば



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その結果、素晴らしい原型を作ろうという

創作意欲あふれる俺の40分後の姿は




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マージーでー・・・

ふざけんな!!

イテーんだよメッシュコノヤロウ!テメーちゃんと座ったのか開発者!

ヘラヘラ2.3回座って、おおいいね!とか言ってただけじゃねーのか!

がっちり体重が真ん中に集中して、生地が伸びない
フチ周辺に乗ってる尻がイテーったらねーっつーの。

で、調べたらこの商品、評判悪いじゃねーか。メッシュ座面は嘲笑の対象。
かーーー、マジかよ。

しょうがねえ、だったらここはもう可愛い尻が痛くないくらいの
クッションを入れるしかない。


んだけど、座面に芯がないもんだから薄いクッションでは結局
真ん中にどんどん吸い込まれていく感じで、足りない&足りない。

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にっくきブラックホールをふさぐべく、

どうにか痛くならない分までクッションを積み重ねてみたら・・・


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座面がスーパー高くなっちゃったじゃねーかコノヤロー!
座布厚がすげーから、お呼ばれ感がすげーっつーの。
自分の作業場なのに。毎日が誕生日か。
ザブアツとか考えさせるんじゃねーよ。


そしたら今度は新たな弊害発覚。

机の作業位置が低くなっとる!かつての膝かってくらい!


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そらそうだ、椅子だけ高くなっちゃってるかんね。

原型作りづらいったらねーでしょが。集中できねっつの。


ん・・・





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あ”ーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!


仕方ないので、机の作業台を15cmほど高くする
作業テーブルを作るハメに。イス買って組み立てるだけでも
クソめんどくさかったのに、さらに余計な仕事が増えたじゃねーか。

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ちょっとフンパツした買い物くらいに思ってたけど
もう椅子は2万くらいのを、どんどん買い直すことにする。

つーか座面メッシュを選ばなきゃいいんだな。くそ、学んだぜ。

本当は今週、亀人形祭りをアップしようと思ってたのによー。

もういいぜ。
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2016年09月05日

9月第2週 タトパ週報 

先週はこの夏最も期待していた、亀2を見に行く。

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前作は亀そのものがあまりに巨大化したショックで劇場で観損ねたものの
DVDで見たら全然面白かったので、2作目にスゲー期待してたんですが

劇場に入ってみると…

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どういうことだ。

東京でこんなことあんのか。

信じられん。


信じられんと言えば、このカワイイ未成年突然変異忍者亀
ツレアイは生理的に無理などと、ふざけた事をぬかす。

確かに、0課の女を見せた時嫌がったのは理解できた。

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拷問シーンとか酷かったしな。


宇宙猿人ゴリとラーに対する嫌悪感も理解できる。

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人間踏み潰して、頭を胴体にめり込ませたりするからな。



だが、亀を嫌うのはどういうことだ。まったく理解できん。


実際、映画冒頭で大スクリーンに映し出された
可愛い末っ子甘えんぼ亀、マイキーの顔は



こうだ。

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さらに、こうだった。

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いや、確かに亀はキモすぎたとしても、今回一気に寄せてきた
敵キャラはそんなでも・・・

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まあ、手下はキモくてもしょうがないとしても、ボスキャラなら・・・

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というわけで、生理的嫌悪感180%で構成されてる亀2でしたが

小さい頃は可愛かったんだぞ。

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という視覚的難点はさておき、映画としては500点。
もう、泣いて笑って拍手して、最後盛り上がり過ぎて俺の血、逆流。


俺の周りでもあんま、亀イエー!ってのはいないんで
静かに喜んでますが、いちおう大人の為に

こんなコスプレ商品もあるぜ。


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ハロウィンも近いしな。


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みんなでこれ着て、プラのバットで殴り合いしようぜー
posted by サンダーロードスタイル at 05:19| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする